異型細胞(正常の細胞とは顔つきが異なる細胞)が見られるが、異型細胞が上皮内にとどまっていて、上皮の外には浸潤していない。上皮内にはリンパ管・血管が通っていないため、転移している可能性はない。上皮内への浸潤も転移もないため、病変を取りきれば根治する。(例:皮膚のボーエン病、子宮頚部の上皮内がんと高度異形性・大腸粘膜がんなど) *大腸のみ腫瘍細胞が粘膜(上皮・基底膜・粘膜固有層・粘膜筋板)内にとどまっているものも「上皮内新生物」と定義されている。(WHO分類)