寄り添うボランティア

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がんを患った人には、体の痛みとともに、再発への不安や死と向き合うことの恐れといった苦痛ものしかかる。患者に寄り添うボランティアと、支え合うことで心のケアに取り組む患者会を取材した。生の松原を見晴らす西福岡病院(福岡市西区)の緩和ケア病棟(15床)の談話室を訪れると、エプロン姿で出迎えてくれたのは黒崎広治さん(84)と妻の靖子さん(75)だった。2人は患者ではない。病棟を月2回訪れるホスピスボランティアだ。病室に差し入れをするために、コーヒーを沸かしているところだった。そこに手押し車で体を支えながら、入院する池田澄子さん(88)がやってきた。「コーヒーにはお砂糖を入れますか?」。池田さんがテーブルに座ると、広治さんが声をかけ、靖子さんは隣に腰掛けて手を握った。池田さんは高齢の体には負担が重い積極的な治療を選ばず、昨年10月からこの病棟に入院している。そのことを知ってはいても、黒崎さん夫妻は、相手が口にしない限り病気のことには触れず、慰めの言葉をかけることもしない。(西日本新聞)

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このページは、管理者が2009年6月30日 08:26に書いたブログ記事です。

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