これまでの研究では、酵素の働きが弱いタイプだと重い白血球減少が8割ほどの確率で起きることが分かっている。強いタイプなら2割弱ほどにとどまるという。副作用の出やすさは、患者の年齢や肝機能などによっても違う。名古屋大病院化学療法部の安藤雄一准教授は「検査で酵素の働きが弱めだと分かれば、ほかの情報とあわせて薬の量を減らしたり、使用自体をやめたりすることを考えます」という。検査の費用は2万円。一般的な3割負担だと、患者が支払うのは6千円になる。検査薬を販売している積水メディカルはウエブサイトで、患者向け説明文書の案を公表している。(積水メディカル)(朝日新聞)