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インターフェロン治療には肝臓がん予防効果も
C型肝炎ウイルスはインターフェロン治療によって体内から排除が可能なウイルスです。ただし年齢などによる個人差があり、特に高齢になるとウイルスを排除できる確率は低くなります。だからといって、インターフェロン治療をあきらめてはいけません。たとえ肝硬変に進んでおり、ウイルスの完全な排除ができないケースでも、治療によってALTの値を正常に保つことができれば、発がん率を下げられるのです。肝硬変例でもインターフェロン治療によって約6割の例でALTを正常に保つことに成功しています。また発がんリスクのマーカーであるAFPも低下します。つまりインターフェロン治療は、ウイルスの排除だけではなく、肝硬変への進行を送らせたり、肝臓がんの発生を予防したりする二次的な効果もあるのです。特に肝炎の進行防止と発がん及び肝臓がん治療後の再発防止を目的として、インターフェロンを少量投与する維持療法は、副作用が少なく、高齢者にも優しい治療です。(西日本新聞)
Aug 31, 2009 08:38

C型肝炎から肝がんにならないために
肝機能の検査値の中で知っておいてほしいのは次の四つです。①ALT(GPT)=肝機能の破壊 ②血小板数=慢性肝炎の進行度 ③アルビミン値=肝硬変の重症度 ④AFP(αフェトタンパク)=肝臓がんのマーカー、発がんリスクのマーカー。新日鉄八幡記念病院で治療をしている肝臓がん患者の原因を見ると、C型肝炎が7割超、B型肝炎が1割超、つまり8割以上で肝炎が原因となっています。年齢的にはC型肝炎が原因の肝臓がんの平均年齢は70歳と高齢化が進み、さらに肝炎対策が発展していることを考えると数十年先には大幅に減少すると考えられます。現在、C型肝炎ウイルスに感染しているキャリアから将来、肝臓がんになる可能性は約3割といわれています。その予防のために、インターフェロンを中心とした適切な治療を受けることが重要です。(西日本新聞)
Aug 30, 2009 08:33

40歳以上の方は 一度ウイルス検査を!

肝炎の感染経路は不明な場合が多いのですが、最近では過去に輸血を受けた経験がなくても、例えば入れ墨やピアス用の穴を開ける際に不潔な器具を使ったため肝炎に感染したというケースも報告されています。インターフェロン治療費の助成制度は福岡県が行っているもので、B型・C型肝炎治療のためのインターフェロン、副作用を抑える治療などの費用について、自己負担額を月額1万円~5万円に抑えることができます。自己負担額は患者の所得によって決まりますが、これまでインターフェロン治療の壁となっていた高額な費用が事実上大幅に減額されることで、治療に踏み切る人が増えることを期待しています。助成の受付窓口は各区役所の保健福祉課で、2008年度は610人が制度を利用されました。C型肝炎は早期発見と適切な治療が重要です。将来の肝硬変や肝臓がんを予防するためにも、40歳以上の人はぜひウイルス検査を受けてください。(西日本新聞)

 

Aug 29, 2009 08:25

行政におけるC型肝炎対策
現在、国内の肝炎感染者数はB型が110万~140万人、C型が200万~240万人と推定されています。しかしそのうち治療を受けているのはそれぞれ約10万人、約50万人しかいません。こうした現状を改善するために、国は2008年度から新しい肝炎総合対策を実施し、肝炎治療の環境が一気に前進しました。予算面では2007年度までは年間60億円前後でしたが、2008年度からは200億円に急増しています。これを受けて北九州市でも①肝炎ウイルス検査(B・C型) ②インターフェロン治療費助成制度の受付窓口設置 ③広報・啓発 などに力を入れています。ウイルス検査は、市内564の医療施設と保健所で、無料で受けることができます。肝炎検査を受けていただきたいのは、①40歳以上 ②過去に肝機能の異常を指摘されてことがある ③大きな手術や出産などで大量に出血したことがある などの方々です。(西日本新聞)
Aug 28, 2009 15:39

治療法の進歩
知らないうちに感染して、自覚症状がないまま何十年も後に肝硬変や肝臓がんを引き起こす・・・。日本人で200万人を超す感染者がいるといわれるC型肝炎。新薬の開発も進んでいますが、有力視されている新薬はインターフェロンとの併用が必要です。インターフェロンを使わずにC型肝炎を治療できるのはかなり先の話になりそうです。C型肝炎は怖い病気ですが、治療法も進歩しており、治らない病気ではなくなっています。それでも年齢やウイルスのタイプなどによって、治療の効果に個人差があります。副作用も同様です。従って、個人の状況に合わせていかに副作用を克服して、必要な期間、治療を継続するかが重要です。(西日本新聞)
Aug 27, 2009 08:38

インターフェロン治療
C型肝炎のインターフェロン治療成績は近年、向上しています。2002年頃までは日本人に多いインターフェロン難治例(1群高ウイルス量症例)でのSVR率は5%程度でした。しかし、ペグインターフェロンの登場や経口抗ウイルス薬との併用によって、現在では難治例でも50%、難治例以外なら80%のSVRを達成できるようになりました。さらに、最近では治療開始後のウイルス陰性化時期により投与期間を延長させる試みがなされ、さらなるSVRの向上が期待されています。インターフェロン治療には副作用があります。治療初期には発熱などのインフルエンザに似た症状が出ます。これは次第に収まってきますが、症例により倦怠感、食欲不振、うつ、脱毛などが出現します。血小板や白血球の減少や貧血のために、薬剤を減少する症例もあります。インターフェロン治療は、長期にわたる治療ですから、専門医とよく相談し、副作用をうまく乗り切って行く必要があります。(西日本新聞)
Aug 26, 2009 08:22

C型肝炎の最新治療

ウイルスによる病気の中には、インフルエンザのように自然に治っていくものと、C型肝炎のようにウイルスが持続感染して最終的に重篤な病態の至るものとがあります。C型肝炎ウイルスは、肝硬変や肝臓がんを引き起こすウイルスですが、日本人の肝臓がんの8割はC型肝炎ウイルスが原因です。持続感染したC型肝炎ウイルスを排除する方法としては、インターフェロン療法があります。インターフェロン治療においてC型肝炎ウイルスが完全に排除できた場合を「SVR」(著効:Sustained Virologocal Response)といいますが、インターフェロン治療中にいったんウイルスが陰性化しても治療終了後に再燃する場合もありますので、治療終了後24時間経過観察して初めて、SVRと判定されます。(西日本新聞)

 

Aug 25, 2009 08:23

定期検診による早期発見
がん検診技術は年々高度化しており、早期がんの発見率は飛躍的に伸びている。同時に、手術療法や放射線療法、化学療法の発達に伴い、がんによる死亡率も低下している。特に胃がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん、大腸がんの5種は特定の検診で早期発見して直ちに治療を行えば、死亡率が低下することが科学的に証明されている。ところが我が国のがん検診受診率は20%にとどまっているのが実情だ。ちなみにアメリカの場合、受診率は80%近くに達しており、がん死者数も1990年代前半から減少に転じているという。日本でがん死者数の増加に歯止めがかからないのは、受診率の低さも原因の一つと言えるだろう。現在我が国で実施されているがん検診は、住民検診や職域検診などの「対策型検診」と人間ドックをはじめとする「任意型検診」の2種類。このうち前者を日本対がん協会も実施しており、本部及び全国の支部が企業や自治体の委託を受けて実施した検診の受診者数は、累計1億8千万人を超えた。今後も最新技術の導入による検診の充実や受診者数増加を図りながら「がん征圧運動」を推進する構えだ。(朝日新聞)
Aug 24, 2009 08:27

生活習慣の見直し
急速な高齢化や生活様式の変化によって、我が国におけるがんの状況も徐々に変化している。例えば、日本人に最も多い胃がん。現在も患者数の多さは1位だが、死因としては男性2位、女性3位に下降。変わって肺がんが、男女とも死亡者数第一位となっている。また前立腺がん、大腸がん、乳がんなど、かつて日本では少数派だったがんが顕著に増えているのも、ここ10年間ほどの特徴だ。胃がんは、食塩の過剰摂取を始めとする食生活との関連が以前から指摘されており、肺がんも、喫煙習慣と深く関わっていることが分かっている。前立腺がん、大腸がんなどに関しても、食生活の欧米化が増加原因の一つとする見方が主流だ。このように、がんと密接に関わっている生活習慣を改善し、がんの一次予防をはかるため、国立がんセンターは2005年「禁煙」「栄養バランスのとれた食事」「節度ある飲酒」「適度なスポーツ」などからなる「がんを防ぐための12カ条」を発表。(財)日本対がん協会も、がんに関する知識の普及をはかりながら、同12カ条に基づく生活習慣の改善や定期的ながん検診の重要性を訴え続けている。(朝日新聞)
Aug 23, 2009 12:34

がん征圧に向けて
がん征圧月間の行事として行ってきました「がん征圧の集い」も18回を迎え、今回は日本対がん協会福岡県支部(旧福岡県対がん協会)発足50周年と財団法人福岡県すこやか健康事業団設立を記念して開催されることになりました。この50年間、がん検診、がん予防に向けた啓発活動、がん調査研究、がん研究助成などを主な事業として市民の皆様とともにがん征圧に向けて努力をしてまいりました。いまや、がんの半数以上は治る時代となりましたが、逆に言えば半数近くが治らない。治らないがんを、今後いかに克服していくかが課題であります。医学の進歩によってがんの発生メカニズムが解明され、がんの70%は食生活、禁煙などの生活習慣を変えることで予防できることが明らかになりました。次なる50年は、がんにならない1次予防と2次予防(早期発見)を推進していくことこそ重要であります。新法人設立にあたり、「予防医学推進センター(仮称)」を開設し、がんを含む生活習慣病の予防をより一層推進してまいります。<福岡県健康すこやか事業団> (朝日新聞)
Aug 22, 2009 11:18

定期的ながん検診の受診を
がんの死亡率を下げるためには、早期発見・早期治療が重要なキーワードとなります。そのため、定期的にがん検診をお受けいただきたいのですが、日本における各がん検診の受診率は、20%前後に過ぎません。現在、がん検診受診率50%以上を目標に掲げ、国を挙げた様々な取り組みが進められています。その一環として今年度、「女性特有のがん検診推進事業」が実施されます。特定の年齢の女性の方に、市町村から、子宮頸がん検診と乳がん検診の無料クーポンが配布されます。医師会も各検診機関と協力して、この事業を後押しすることになりました。この機会に、対象者の方はぜひ検診をお受けください。今後も、福岡県すこやか健康事業団、日本対がん協会等関係団体と連携し、がん検診のより一層の普及を進めていきます。県民の皆様には、規則正しい生活習慣と疾病予防により、健康に生活をお送りいただきたいと願っております。定期的にがん検診を受けて、ご自身の健康を管理しましょう。(朝日新聞)
Aug 21, 2009 09:27

扁平苔癬
久留米大で治療を受けた口腔がんの方について、C型肝炎ウイルスの感染状況を調べてみると、4人に1人が感染していました。この感染率は食道がん、胃がん、大腸がんの方と比べても高く、全国調査でも証明されました。また、口の中にがんができる方の中には、例えば舌がんと胃がんのように、異なる臓器に同時にがんができる場合があります。これを多重複がんといいます。C型肝炎ウイルスに感染していると、多重複がんを発症する倍率が高いことも分かっています。肝炎の方は、肝硬変に病気が進んでしまうかも知れない、肝臓がんになったらどうしよう、と考えがちですが、ぜひ他のがんにも目を向けて、がん検診を受けましょう。口の中にあらわれる肝外病変の一つに、扁平苔癬(へんぺいたいせん)があります。この病気は治りにくく、長年にわたって炎症が続いた後、悪化してがんになることもあります。C型肝炎ウイルスに感染している型は、感染していない方よりも、扁平苔癬ががんになりやすいことも分かっています。扁平苔癬と診断されたら、口の中を清潔に保ち、薬物療法で悪化を防ぐこと、そして1年に3~4回は定期検査を受けることが大切です。(朝日新聞)
Aug 20, 2009 09:09

口の中のがん
口の中にも、がんができることがあります。もっとも多く見られる部位は舌がんですが、歯をささえている歯茎や、ほおの内側の部分、そして口の底の部分にもみられることがあります。口の中にがんができる頻度は、胃がんや肝臓がんに比べ、はるかに低い割合です。ただ、口という器官は、食べたり飲み込んだりする機能のほかに、しゃべったり、味わったりといった様々な機能を持ち合わせているため、がんになってその機能が大きく損なわれると、生きていく上で大きな障害となります。口の中のがんは、早く見つけて早く治療をすることが鉄則です。口の中にがんができる原因として、たばこの吸い過ぎやアルコールの飲み過ぎなどのほかに、肝臓病が関係する場合もあることが分かっています。肝炎ウイルスは肝臓病以外の病気も引き起こし、これらを総称して肝外病変といいますが、口腔がんもその一つだと考えられています。(朝日新聞)
Aug 19, 2009 08:59

乳がんの全摘手術
昨年乳がんの全摘手術を受けました。治療中は必死でしたが、終わってからは乳房をなくしたことや再発の不安などで落ち込んでしまいます。(山田邦子さん)私の場合は2年前、左右の乳房に三つのがんが見つかり手術となりました。最初はやはり落ち込みました。命にかかわる病気ですし、治療の大変さは目に見えている。しかも再発の可能性もあるわけです。幸い手術は成功して、温存手術により乳房も守られました。ただ薬により治療は今も続いていますし、成功したとはいえ左右のトップが微妙にずれてしまった乳房を見ると、ちょっと残念だと思う気持ちがないわけではありません。でも様々なイベントで「私もなの」という方にお会いすると、皆さんが生き生き輝いているのに驚きます。それは何かを受け止め、背負う覚悟を決めたことで溌剌とされたからだと思うのです。私も皆さんと同様、いま咲いている花の美しさを楽しむような、日々の楽しみを見つけるのが上手になりました。(朝日新聞)
Aug 18, 2009 12:57

抗がん剤の副作用
乳がんの手術を受け、手術後は抗がん剤治療を予定していますが、副作用で髪の毛が抜けるのが嫌でたまりません。髪の抜けない抗がん剤はありませんか。浸潤がんの場合は、その種が全身に飛んでいる可能性があります。その種が再発してしまってからでは完全に叩くことは難しいので、できる限り早く撲滅するために行うのが、手術後の抗がん剤治療です。抗がん剤治療にはいくつかあり、ご質問の場合はACという治療で、全12週、3週間に1回の点滴を4回行います。ただご指摘の通り、最初に点滴してから15日目頃に髪の毛が抜けます。再び生えそろうまでの間は、つらい思いをされるかも知れません。髪の毛の抜けない抗がん剤としてはテガフール・フラシルという薬があり、こちらは2年間毎日飲み続けることで治療を行います。どちらの方法がよいか主治医と相談してみてください。(朝日新聞)
Aug 17, 2009 09:06

細胞診
乳がんの疑いで細胞診という検査を受けたところ良性とのことでした。でも本当に良性なのか心配です。また良性の腫瘍が、悪性に変わってしまうことはあるのでしょうか。細胞診というのはがんが疑われる部位に小さな細い針を刺して、細胞をとって調べる検査のことです。かなり狭い範囲の組織をとるので、針先がその場所に当たっていなければ正確な診断を下すことはできませんし、ごく小さな検体なので良悪性の判断も難しいものです。つまりがんが出なかったからがんではない、とは言い切れないのです。不安な場合はセカンドオピニオンをおすすめしますが、細胞診より組織を大きくとって調べる針生検やマンモトームなどの検査をうけることのできる病院を探してみてください。良性の腫瘍が途中から悪性に変わることはありません。セカンドオピニオンの結果、良性が悪性に、逆に悪性が良性に変わることがあれば、最初の診断が不確定なものだった可能性があります。また良性の腫瘍がある人の場合、悪性の腫瘍もできやすいのではないかとご心配かもしれませんが、そういうことありません。ご安心を。(朝日新聞)
Aug 16, 2009 09:43

乳がん撲滅 自販機で協力

乳がん撲滅の一助にと、福岡商工会議所とキリンビバレッジ九州地区本部が協力して11日、福岡市博多区の同会議所ビル1階ロビーに「ピンクリボン支援自動販売機」を置いた。同会議所が清涼飲料水メーカー4社に、アイデアを凝らした自販機の設置を持ちかけたところ、乳がん撲滅の推進を手がけるキリンビバレッジ側がこの販売機を提案した。市内では始めての設置という。同会議所総合企画本部の藤川課長は「今年はちょうど創立130周年。社会貢献をしたいという、こちらの思いとマッチした」と語る。自販機はピンク色で統一され、リボンがデザインされている。「日本では女性の20人に1人が乳がんになるといわれています・・・・大切な人のため、男性にだってできることがあります」と記したプレートがはめこまれている。売上金の2%を同会議所と同社が半分ずつ、日本対がん協会に寄付。150円のジュースで計3円になる。同社九州地区本部の稲田課長は「ジュース類を買っていただく皆さんに、社会貢献をしているんだと思ってもらえたらうれしい」と話した。(朝日新聞)

 

Aug 15, 2009 14:51

正常細胞外し"狙い撃ち"
注入するウイルスは、口の周りなどに水泡をつくるヘルペスウイルスの三つの遺伝子を組み換えた。ウイルスが細胞に感染した際、がん細胞だけ増殖し、正常な細胞では増えることができないように工夫。がんを攻撃する免疫細胞を強める働きももたせた。これまで、ウイルスを運搬役にして、がん細胞増殖を抑える遺伝子を運ぶなどの方法はあったが、今回の治療法はウイルスそのもが増殖して次々にがん細胞を破壊する。欧米では同様の臨床試験が始まっているが、今回はさらに安全性や効果を高めたウイルスを使う。藤堂さんは「ウイルス療法は脳腫瘍だけでなく、前立腺がんや乳がんにも使える可能性がある。慎重に研究を重ね、放射線や抗がん剤などと並ぶ、新しい治療法の一つとして確立したい」と話している。(朝日新聞)
Aug 14, 2009 09:27

がん治療 ウイルスで
がん細胞を破壊するよう遺伝子を組み換えたウイルスを使って、がんを治療する臨床試験を今月中にも始めると東京大医学部付属病院が10日、発表した。再発した悪性脳腫瘍の患者を対象に、がん細胞だけを狙い撃ちするウイルスを注入し、安全性と効果を検証、新しい治療法の確立えお目指す。臨床試験を計画しているのは、東大病院の藤堂具紀特任教授(脳神経外科)らのチーム。2007年に学内の審査委員会で承認され、2009年5月、厚生労働省の承認を受けた。こうしたウイルス療法の臨床試験は国内初。臨床試験の対象とするのは悪性脳腫瘍の一種の膠芽腫(こうがしゅ)。手術後に放射線や抗がん剤治療を行っても、平均余命は診断から1年ほどで、2年生存率は30%以下とされる。国内では年間約10万人に1人が発症するという。頭部に小さな穴を開け、開発したウイルスを腫瘍部分に注入する。腫瘍が再発し、治療の手立てがない症例が対象で、2年をめどに21人に行う。脳の炎症やまひなどが起こらないかや、腫瘍の大きさの変化などを調べる。(朝日新聞)
Aug 13, 2009 09:16

石灰化

検診の普及にともなって、検査の結果「石灰化」を指摘される方が増え、多くなってきました。石灰化とは乳房内に見られるカルシウムで、マンモグラフィでは砂粒をまいたように見えます。ただ石灰化を指摘されたとしても、必ずしも悪性とは限りません。その形状や大きさは様々で、程度に応じてカテゴリー1~5までに分類されます。程度が軽く、石灰化の他に所見がない場合などは6カ月ごとに検査をして経過をみることも多いものですし、「石灰化=がん」ということはないのでむやみに焦らないことです。疑わしいものはさらに超音波検査をしたり、組織検査をしたりすることになりますが、診断の手順は症状によってかなり異なるので、よく説明を受けてください。(朝日新聞)

Aug 12, 2009 10:57

乳房温存療法での変形
乳房温存療法で小さく部分切除しても、変形に悩んでいる人は少なくないと聞きます。ある程度の変形は仕方のないことなのでしょうか。乳房温存手術にも様々なケースがあり、がんが広範に広がっていることで切除範囲が広くなる場合や、がんのできた部分によっては左右のバランスが崩れるなど、変形が避けられない場合もあります。多少変形しても温存療法で乳房を残す方がいいのか、最初から再建手術をすると決めて、より美しい形をつくっていく方がいいのかは、症状ともよく考え合わせて、主治医の先生と相談していただきたいと思います。今後は再建手術もより普及して、周囲の組織などを使ってうまく形をつくる技術もどんどん修練されてくると思います。(朝日新聞)
Aug 11, 2009 09:05

乳がんの確定診断
たとえばあなたが検診の結果を聞きにいって「乳がんです」と言われたらどうしますか。大切なのは、「本当にがんなの?」と調べることだと私は考えます。アメリカでは必ずこれをやるけれど、日本の女性はほとんどやらない。私にはそれが不思議でたまりませんでした。画像診断の段階ではまだがんが確定したとは言えません。疑われる部位の組織をとって病理診断でがんとされたときに初めてがんと確定します。しかしここで悪性か良性かを見極めるのは非常に難しく、間違えると患者の天地は引っくり返ってしまいます。難しい理由は様々ですが、一つには乳がんの症例をたくさん見てきた経験がなければ正しい診断は下しにくいこと。一般的には「形の良いものは良性、形が悪いのは悪性」と考えられてきたのですが、乳がんにおいては形が崩れていても悪性ではなく、小さくまとまったほうが悪いという逆のケースも珍しくないからです。いずれにせよ、良悪性の判断に少しでも疑問を感じたら、セカンドオピニオンを依頼することが最良の方法でなないでしょうか。その結果、がんと分かった時には、腰を据え、心を据えて治療を開始してほしいのです。
Aug 10, 2009 11:22

オーダーメイド治療
一口にがんといっても様々な顔があって、性格の良いがん、悪いがんが存在します。細胞の増殖が早く転移を起こしやすい全身型のがんもあれば、時間が経っても転移を起こさない局所型で、小さいままのがんもある。つまりがんの治療では、最初にこうした性格を見極め、それに応じた治療をすることが可能になってきたのです。昔はがん細胞はおしなべて無秩序無限の増殖をしてどんなものでも取り込んで大きくなる貪欲なイメージで捉えられていました。だから抗がん剤を使ってとにかくがん細胞をやっつけなければと、正常な細胞まで傷つけてしまうとこも不可避となっていました。とことが近年はがんの性格と同時に、その好物まで分かってきました。女性ホルモンを好物として取り込むがんには、ホルモンを取り込む口をブロックする薬を使う。またHER2タンパクというものが多数存在するがんには、このタンパクに縄をかけて働きを抑えるトラスツズマブなどを投与する。こんな風に一例ごとのがんの性格に応じた薬を使うことで、治療の方法もより患者さんの負担を軽減させる方向へ変化してきたと言えます。
Aug 09, 2009 08:51

小さく切除する「温存療法」の進化
乳がんの治療はここ20年で著しい変化を遂げています。現在ではまず画像診断でがんの大きさを測定し、がんの部分の組織をとって浸潤の有無を調べます。そしてそのがんは女性ホルモンの刺激に反応するのか、活発に大きくなる性質なのかなどを見極めます。その結果、たとえば抗がん剤が効くタイプのがんなら、先に抗がん剤治療を行ってがんを小さくしてから小さく切除するという、乳房をより美しく残す手術が可能となりました。今はこの乳房温存療法が一般的になり、私たちの病院における温存率も7割を超えています。ただ乳房全体に広がるがんの場合は大きく取らざるを得ませんし、極力小さくとっても左右のバランスが崩れることもあります。昨今は形成外科との協力により形成技術も進歩してきましたし、収束超音波を当ててがんを焼き切る方法など、切らずに治す方法論も研究段階に入っています。今後そうした様々な治療法を選択していく上でも、まず自分のがんの状態を把握することが大切です。主治医に任せるのではなく、本当に自分で納得した裁量の治療法を選択していただいきたいと私は考えています。(朝日新聞)
Aug 08, 2009 10:17

乳がんをみてみよう・・・ミクロの世界

私たち病理医は、顕微鏡でみるミクロの世界の中でがんの診断をしています。がん細胞は1個が約20ミクロンです。1ミリが1000ミクロンですから、1センチの塊の中の1個のがん細胞は人間1人が東京ドームの中にポツンと立っているようなものです。その小ささがお分かりいただけると思います。乳がんの病理診断の中で重要なことは、「浸潤がん」と「非浸潤がん」の見分けです。乳がんは主に乳汁を運ぶ乳管の中に発生し、そのがん細胞が長い時間をかけて乳管を破り、乳管の周りにある血管やリンパ管に入りこむことで命を脅かすようながんになっていきます。この乳管が破られた状態を「浸潤がん」、またまだ早期で乳管内にとどまっているものを「非浸潤がん」と呼んでいます。理論的には非浸潤がんであれば遠隔転移の可能性がないので、この二つを見極めることが治療方針に大きく影響してくるのです。病理診断のもう一つの重要なポイントは、針生検、細胞診などと呼ばれる検査です。これはがんの疑われる部位から細胞をとってきて行われますが、私たち病理医はこの乳房の中にある病変が良性か悪性かについても診断しています。ここで診断を間違えると患者さんの生活は天と地ほどにひっくり返ってしまいます。わずか数ミリの検体から良悪性を見極める病理医の役割は重い、といつも肝に銘じています。(朝日新聞)

 

Aug 07, 2009 10:53

知っておきたい乳がんの画像診断
乳がんの早期発見において大切なことの一つは、検診による画像診断です。しこりや皮膚の引きつれなど、自分の目で見て変だとわかる症状もありますが、表には出ないがん、小さながんなどの場合は検査しなければ早期に発見することはできません。またしこりに気付いても、それが良性か悪性かはきちんと調べなければ判定することができないのです。画像診断にはマンモグラフィ、超音波検査やMRI、CTなど様々なものがあります。それぞれ長所も短所もありますので、がんの症状を踏まえて裁量の検査方法を選択していくことになりますが、通常の検診ではマンモグラフィによる画像診断が多くなってきています。透明な板で乳房を挟み、できるだけ平らに広げて撮影をすることで乳管と呼ばれる乳腺の実質を見ていくものですが、このときがんが疑われる場合は周囲と異なる塊状のしこりや、乳管に沈着したカルシウムが砂をまいたように見える「石灰化」した状態が見られたりします。ただこうした症状があっても、すべて悪性とは限りません。専門医はしこりや石灰化した部分の形、広がり方など様々な角度から検証してさらに詳しい検査が必要かどうかを見極めます。ですからまずは検診を受け、自分の今の乳房の状態をきちんと確認していただければと思います。(朝日新聞)
Aug 06, 2009 20:51

良い治療は"対話"から
私は通院のときに、とにかくしゃべるようにしています。薬の副作用とか、体調とか。着替え中も話しています。短い診察時間にどれくらい話ができるかが勝負ですから。診察が終わって、喜びでいっぱいだったり、がっかりしたり。ちゃんと聞けたかなって、帰る途中になって考えることがありますよね。それを考える時間を診察室でつくるのが医療者側の役目の一つだと思います。短い時間の中で工夫が必要ですが。それに時々こう尋ねます。この前話したこと、説明してくださいって。本当に理解していないと説明できませんから。もう一つ、僕は何かあったら尋ねてくださいと言って患者さんにメールのsドレスを伝えています。あまりメールはありませんけど。いつでも主治医の先生に連絡がつく、というのは私たち患者にとってとても大きな安心になります。窓を開けておく、ということですね。声を出せば聞こえるよ、1人で恐れたり悩んだりしないで、って。(朝日新聞)
Aug 05, 2009 11:14

満足できる医療
がんのような病気になると、どの病院がいいのか、みんな必死で探します。でも目の前の医療者と良いコミュニケーションがとれていればけっこう良い医療を受けられる。そのことを知っておいて欲しい。セカンドオピニオンを受けると、そのほうがよく思えることがありませんか。その前に考えてください。目の前の医師とコミュニケーションがとれているか、と。良い情報が提供されても自分のものにしないと意味がない。一番はじめに教えられたのは座って患者さんの目をみて話しなさい、ということです。それと患者さんが、話やすい形で切り出すこと。それで1分位自由に話してもらうようにした。そうすると、患者さんはよかったと思う気持ちになれる。患者さんにお願いしたいのは、自分が本当に思っていることを正直に医師に伝えることです。ちょっとでも引っ掛かっていることがあれば必ず言う。診療の前にまとめておくといいでしょう。医療者は、患者さんが言ったことは簡単にあしらってはいけません。患者さんが本当のことを話せなくなってしまう。
Aug 04, 2009 09:47

管理栄養士
がん治療では、食べられなくなることがよくある。手術の影響、化学療法や放射線療法の副作用のほか、がんの症状や心の問題もからむ。たとえば、「食欲がない」 「においが不快」 「味がしない、おかしい」など。口内炎や吐き気、便秘、下痢などで悩む場合もある。そんなとき相談に乗ってくれるのが管理栄養士だ。静岡県立静岡がんセンター栄養室長の稲野利美さん(46)は5病棟150人ほどの入院患者を担当する。出勤後すぐ、治療の進行に沿って1日約60人のカルテを確かめ、気になることがあると病室を訪問。食べたいものや、食べられそうな形状、素材から、食事の考えた方まで、患者の話を詳しく聞く。病棟の食事は、かつて集団の栄養管理や効率性が優先されたが、近年は「人間栄養学」として個別事情に応じた対応に目が向けられている。「食事は治療を受けるための体づくりであり、楽しみであり、生きることにつながる」同県御殿場市在住で入院中の東るみ子さん(57)には流動食の指示が出たので、食事にはポタージュや重湯などが選ばれていた。だが、食欲がわかず、ほとんど手をつけない日が続いた。(朝日新聞)
Aug 03, 2009 09:07

乳がん検診の比較試験に参加しませんか
未来の女性の命を救う乳がん検診の比較試験に、参加していただけませんか。乳がん検診はマンモグラフィー(乳房X線撮影)検査が基本とされ、50歳以上に有効という科学的根拠もあります。ただ発症のピークの40歳代は乳腺濃度が高く、検診精度は低いといわれます。そこで国のプロジェクトとして「乳がん検診における超音波検査の有効性を検証するための比較試験(J-START)」が始まり、今年で3期目を迎えました。対がん協会は研究支援組織として参加を呼びかけ、4万人の協力が得られていますが、この3倍が必要です。超音波検査は通常の診療では欠かせませんが、無症状の方が対象の検診では有効性が確立されておらず、方法の標準化もなされておりません。試験ではマンモグラフィーと超音波を併用する群と、マンモグラフィー単独の群に分け検診を実施し、その結果とそれぞれの利益、不利益を比較して、超音波検査の検診精度と有効性を調べます。詳しくは日本対がん協会、またはJ-STARTのホームページをご覧ください。(朝日新聞)
Aug 02, 2009 09:18

KRAS検査
KRAS検査が普及すれば、いまは治療対象外の人が検査の結果、「効果が期待できない」として対象外になることも考えられる。「たとえ1%でも可能性があるなら使いたい」と考える患者は少なくないが、抗がん剤治療は高額化していて、すべてを受け入れるのに限界がある。さらに検査は治療の結果を保証するわけでもない。埼玉医科大の佐々木教授(腫瘍内科)は「日本でも科学的に質の高い試験をして、検査の有用性を検証するべきだ」と指摘する。薬の一般名:セツキシマブ(商品名:アービタックス)は、大腸がんで、検査対象はKRAS遺伝子、効果が見込めない人を探すのが目的。逆に、効果が見込める人を探す目的の場合は、検査対象は、EGFRたんぱく質になる。(朝日新聞)
Aug 01, 2009 09:32


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