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ブラシより綿棒が

新潟県新発田市の検査機関、下越総合健康開発センターの細胞検査士、赤松節さんは「綿棒を用いた検診は要注意だ」と指摘する。赤松さんは2005年、6年にかけて新潟県内で行われた検診で、液状検体法という方式で作られた約5万点の検体について、調べた。その結果、専用ブラシで細胞を採取したケースでは、検体に含まれる細胞の数が、欧米で多く用いられる国際基準を満たさなかった割合は0.6%にとどまった。これに対して綿棒では、5.8%と約10倍に上がった。基準に満たない検体では、がんの兆しを発見できない危険は高まる。日本産婦人科医会は2008年、細胞診の基準に、検体として適切かどうか判断するための国際基準の導入を決めた。だが検診にかかわる医師らによれば、専用ブラシでななく綿棒が使われるケースが今でも多い。綿棒が1本数円なのに対し、ブラシは100円程度のため、コスト面で嫌われるらしい。赤松さんは「受診する医療機関を決める際、検査方法を聞いて綿棒でないかどうか確認するのも、賢い受診方法かもしれません」と話す。(朝日新聞)

 

Sep 30, 2009 10:30

綿棒での採取 精度に疑問
「子宮頸がん検診は、確実に実施すれば死亡率を大幅に減らせる」と、東京の国立がんセンター診療支援情報室の濱島ちさと室長は強調する。名古屋大などの研究グループの報告(2006年)によると、国内45市町村で1988年~2003年の間、受診者と未受診者、計約6万人の子宮頸がんによる死亡率を比較した結果、受診者の死亡率は、未受診者より7割も少なかった。受診の継続も大切だ。濱島室長によると、検診の効果は3~5年に一度、受診する人で認められる。国は2年に一度の受診を推奨している。適切な検体の作成が、検診の成功には欠かせない。だが、細胞の採取法が、検査の精度にかかわることが問題視されている。・・・続く・・・ (朝日新聞)
Sep 29, 2009 08:52

早期発見なら部分切除
子宮頸がんは、膣の奥にある子宮の入り口で起こる。子宮の入り口付近を、医師が専用のブラシなどでこすって細胞を採取。細胞を薬品で処理した液体を検査士が顕微鏡で観察し、がんになりかかっている異形成の細胞の有無を点検する方法だ。正常な細胞ががん細胞になる際、細胞の形が変わったり細胞核の数が変わるなど、段階を経て変化する。この途中の段階を異形成といい、軽度、中等度、高度に分類される。軽度と中等度は8割以上が正常に戻るとされ、経過観察となる。高度なら、がんに進行する恐れが高いので子宮の入り口の一部を切除する円錐切除術をするのが一般的だ。日本婦人科腫瘍学会の子宮頸がん治療ガイドライン作成に副委員長として加わった八重樫信生・東北大教授は「円錐切除の場合、術後半年も経てば性生活を再開できるし、妊娠・出産にも支障はない。ただ病状が進むと、そうとも限らない」という。円錐切除ができるのは現在、子宮の上皮で生まれたがん細胞が、内部に浸潤し始めるごく最初の時期までだ。それでも、がんを見落として切り残す恐れがある。基本的に浸潤がんに進行した場合、子宮を全摘出することになる。(朝日新聞)
Sep 28, 2009 10:39

子宮頸がん 検診率2割
子宮頸がんの検診は、きちんと受け続ければ高い効果が期待できるが、全国の受診率は2割程度と低い現状だ。受診する人を増やそうと、検診を無料化する国のクーポンの配布が市区町村を通して本格化している。宮城県冨谷町の主婦、高橋真由美さん(42)は、11歳を頭に3人の子育てに追われる毎日だ。「検診を受けなかったら、三男には恵まれなかったかも」と振り返る。3年前、子宮頸がん検診を組み込んだ人間ドックを受診。40代を前に「そろそろ健康を気遣おう」と思ったから。健康診断のたぐいを受けるのは10年以上ぶりで、体調はどこも悪くなかった。ところが後日、子宮に高度異形成という前がん状態があることがわかった。3カ月後、高橋さんは東北大病院で手術を受け、子宮の入り口の一部を切り取った。手術の時間は30分ほどで術後の痛みもほぼなく、退院後の生活も今まで通り。昨年末には第三子も生まれた。・・・続く・・・ (朝日新聞)
Sep 27, 2009 08:49

9月はがん征圧月間
9月は「がん征圧月間」。全国大会は乳がん手術の先駆者である華岡青洲ゆかりの地、和歌山市で開催し、千人を超える参加者と和歌山県知事、和歌山市長、厚生労働省、医療関係者、協会のほほえみ大使アグネス・チャンさんらが、がん征圧を誓いあいました。10月は「乳がん月間」です。朝日新聞社などと共催でピンクリボンフェスティバルを東京都、神戸市、仙台市で開催。乳がんを正しく理解するシンポジウムと広く検診をアピールするスマイルウオークを実施します。11月は今年から「子宮頸がん月間」と位置づけました。首都圏でリボン運動を展開する学生たちの集まり「結」(YUI)が、若い女性に子宮頸がんが急増していることに気付き、小冊子やウエブを通じて啓発します。政権交代。民主党のマニュフェストには「がん検診受診率を引き上げる」「子宮頸がんワクチンの任意接種を促進する」「化学療法、放射線治療専門医を養成する」など、具体的施策がうたわれました。がん対策の一層の前進を期待します。(日本対がん協会から。朝日新聞)
Sep 26, 2009 09:25

国が検診無料クーポン
子宮頸がんと乳がんの検診が無料になるクーポン券の配布が本格化している。国費でまかなうクーポン券を各市町村が作成し、対象者に送る方式だ。クーポン券事業は国の5月の補正予算で初めて盛り込まれ、216億円を計上した。子宮頸がん征圧を目指す専門家会議(議長・野田起一朗・近畿大前学長)が8月に行った市町村担当者のアンケートでは、9月末までに約7割の市町村が終える。クーポン券の配布対象は、子宮頸がんで2008年度に20,25,30,35,40歳になった人。乳がんは40,45,50,55,60歳。対象年齢なら、今年度に市区町村の行う検診の対象者でない人も含めて全員、国費で受診できる。今年度限りの事業だが、厚生労働省は継続する方針。(朝日新聞)
Sep 25, 2009 09:04

生かしてもらった者の恩返し

今の病院で新人産科医として働き始めたのは、今年4月。合併症と闘う母親がいて、双子以上の多胎妊娠もある。絶え絶えの息で「赤ちゃんは大丈夫ですか?」と何度も尋ねられる。危険な状態で意識を失った妊婦とは手術室で向き合う。リスクの高いお産を専門に扱う周産期センターだから、夜中も休日も電話1本で呼び出される。少子化が進む、医大時代の友人に「どうして産科医に?」と不思議がられるが、信念は変わらない。「命を生み出すことにかかわることが、生かしてもらった者の恩返し」。目前まで迫った死を乗り越えたいま、そんな思いが強い。生まれたばかりの赤ちゃんは全身で震えながら、元気な泣き声を上げる。「生きて生まれてよかったなあ。いよいよ人生、これからだぞ」。いとおしさがあふれた顔で我が子を抱く母親を見て、天国の美知子さんを思う。(朝日新聞)

Sep 24, 2009 09:00

がんと母の死が導く
2年の研修期間も残りわずかの2008年2月、首に違和感があり、軽い気持ちで診察を受けた。「悪性リンパ腫だよ」。知人の担当医に告げられた。何でおれが?うそだろう?放置すれば余命は半年。説明されなくても、医師の卵だからわかった。「死」が現実味を帯びた。同時に母の顔が浮かんだ。「もっと生きたかっただろうな。人生これからだったのに」。自分は残された時間で何をしたいのか。病室で懸命に考えた。答えはすぐ出た。太陽が昇る前に出勤し、お産や手術に立会い、元気な母親や赤ちゃんの顔に接し、夜遅くに帰る。「休みたい」と思っていた日常が何よりの幸せだと気付いた。もう一度、白衣を着て病院に戻りたい。骨髄移植を受ければ、助かる望みがあった。骨髄バンクに登録して1カ月後、提供してくれるドナーが見つかった。静岡県の30代の男性とだけ聞いた。移植手術は2008年8月13日。美知子さんの三回忌の前日だった。「死んだら終わり。生きなさい」と、母に言われたような気がした。放射線治療の副作用にも、術後のリハビリにも耐え、11月に復帰した。(朝日新聞)
Sep 23, 2009 09:13

授かった産科医の幸せ
新しい命が生まれた。福岡新水巻病院(福岡県水巻町)の周産期センター。産声をあげる赤ちゃんを抱く母親に、産科医の倉員正光さん(31)は言葉をかける。「おめでとうございます」。いつも声が震えてしまう。母を亡くし、自分も命を失いかけた記憶が重なるからかもしれない。母美知子さんは2006年8月14日、肺がんで亡くなった。産婦人科の長女として生まれ、皮膚科医の父と結婚。3年間の闘病の末の51年の生涯だった。一人息子の倉員さんは幼い頃から、医師を目指すよう母に言われた。友人関係にまで口を出されることを、疎ましく思った時期もある。2006年春に医師国家試験に合格し、福岡市の総合病院などで研修医の生活が始まった。「これからがスタートだね」。病床の美知子さんは、そっけなかった。見舞っても「早う病院に帰りなさい」。知人に電話し、「正光も医者になったよ」とうれしそうに話していたと知ったのは、亡くなった後だ。もっと早く母の愛情に気がつけばよかった。母を亡くした日常は色あせ、つまらなかった。「お母さんがあっての、子どもなんだ」。母子の命を助ける、産科医の道を志した。<続く> (朝日新聞)
Sep 22, 2009 09:43

患者が望む医師との理想的関係は?
国立がんセンター東病院臨床開発センター(千葉県)の内冨庸介・精神腫瘍学開発部長に、患者としてどう望めばいいか聞いた。 東病院では、がんの告知後の患者の心のケアに当たっている。外来患者530人に、患者が望む医師とのコミュニケーションを調査した。その中で「自分が質問できるよう(医師の方から)促してほしい」という回答が全体の7割を超えた。治療方針を決める大事な段階で患者の気持ちを聞けていない。このため、患者が話しやすい雰囲気でがん告知するための手法「SHARE」(シェア)を開発した。逆に患者は、告知に望む際に質問を整理しておいた方がいい。病態や治療内容のほかにも、暮らしや仕事への影響も知りたいだろう。乳がん患者は20~50代で、普通のがん患者よりも若い年代がかかるので、そうした心配が強い。各地のがん拠点病院には患者や家族の相談支援センターがあり、ソーシャルワーカーや看護師がいる。そこに立ち寄って心配や不安を語ってほしい。告知後も人の心は揺れ動くし心配事も変わる。その都度、医師や看護師に伝えることが大切だ。(朝日新聞)
Sep 21, 2009 08:28

ピンクリボン・ネイルアートコレクション
NPO法人日本ネイリスト協会が、フェスティバルと連携して主催するチャリティー企画。大地真央さん、ベッキーさんらによるネイルデザインを、トップネイリストが作品化、10月1日~4日、表参道ヒルズで展示。作品は、同1~7日に「Yahoo!チャリティオークション」に出品、収益金は日本対がん協会「乳がんをなくす ほほえみ基金」に全額寄付。問合せ先:NPO法人日本ネイリスト協会事務局(03-3500-1580) *各イベントの詳細は、ピンクリボンフェスティバル公式サイトまで。電話0120-711-951)
Sep 20, 2009 09:46

ピンクリボンシンポジウム

乳がんの治療に携わる医師や看護師、闘病経験者を講師に、早期発見の大切さを考える。 <東京会場 10月4日> 東京都千代田区の有楽町朝日ホールで1部(一般向け)は午後1時~3時、岩瀬拓士・癌研有明病院レディースセンター乳腺科部長、アグネス・チャンさんらが講師として参加。 2部(体験者向け)同4時~6時、講師に中村清吾・聖路加国際病院ブレストセンター長、長谷川雅子・聖マリアンナ医科大学付属研究所ブレスト&イメージング先端医療センター付属クリニック看護師長らを迎える。 <神戸会場 10月18日> 神戸ポートピアホールで午後1時~4時、講師は岩田広冶・愛知県がんセンター中央病院乳腺科部長、渡辺亨・医療法人佳友会浜松オンコロジーセンター院長、山田邦子さんら。 (朝日新聞)

Sep 19, 2009 09:43

ピンクリボンフェスティバル

ピンクリボンフェスティバルの期間中は、乳がんの経験者や医師らが語るシンポジウムや、検診の大切さを訴えるウオーキングなどの催しが開かれる。◆東京都庁点灯式イベント:10月1日午後7時、ピンクリボンにちなみ、都庁舎がピンク色に照らされる。それに先立ち、6時15分には、アグネス・チャンさん、山田邦子さん、宮崎ますみさんらによるトークショーも。問い合わせは、東京都健康推進課(03-5320-4363) ◆ピンキリボンスマイルウオーク<東京大会 10月3日>東京ミッドタウンを出発、12キロ、6キロのコース。<神戸大会 10月17日>神戸市役所そばの東遊園地を出発、10キロ、5キロのコース。<仙台大会 10月31日>勾当台公園市民広場を出発、10キロ、5キロのコース。

*大会では、山田邦子さん、宮崎ますみさんら乳がん経験者や萩原次晴さん、大野靖之さん、医師ら迎え、トークショーやミニライブなどを実施。マンモグラフィーによる乳がん検診(事前申込み制、40歳以上対象)もある。

Sep 18, 2009 08:37

新しい自分

矢形:本当は僕らも聞いた方が患者さんとコミュニケーションが取れるし、信頼感が生まれるのだけど、一方で、1人に30分~1時間と、時間をとってしまうと外来が翌日まで続きかねない。だから僕らとのやりとりは味気ないものになりがちですよね。 アグネス:がんって終わらないじゃないですか。胸の大きさも肩の大きさも変わってくる。手術前の状態には戻れない。小さなことなんだけど、元の自分に未練を持っていると落ち込んでしまいます。それを割り切って、どう新しい自分をベストな状態に持っていけるかが大事になってくる。私も元気に見えるように化粧方法や運動方法を変えた。声も低くなった。でも命があるのだから、それ以外は小さな問題だと感じています。助けてもらって生きていることがすべてで、一番大事なこと。私も仕事を続けて家族がいて、食べたいものを食べることができる。 矢形:そう言ってくれると、多くの人が勇気を持ってくれると思います。患者さんをみていて思うのは、がんで変わってしまった自分の体は変えられないということ。治療を受けて新しい自分を見つけて、そこからまた再スタートを切ればいいんだと考えてもらうのが大事なんだと思います。

Sep 17, 2009 13:34

治療を受け、新しい自分みつけて
《手術から約1カ月後、放射線治療、抗ホルモン剤による治療が始まった》 アグネス:手術は治療のほんの入り口なんですね。次の放射線治療が大変でした。5分程度の放射線治療のために毎日病院に通いました。次の仕事に間に合わせるために、新幹線に走って乗り込んだことも。その次の抗ホルモン剤の治療も大変でした。副作用からか、たまに顔が3倍くらい腫れることがあるんです。一度、コンサート直前にそれが起きて、化粧でごまかして舞台に上がりました。でもいつもと違う顔だから、最初は客席も引きました。でも歌い出したら顔のことは忘れてしまったみたい。自分が気にするほど周りは気にしないということに気付きました。 矢形:こういう話を聞くたびに、皆さん、知らないところでかなり苦労していると感じます。僕らが外来で患者さんと会うと、それまでの数カ月間の出来事について「いかがでしたか」「どうでしたか」という聞き方になりがち。薬の副作用が出た、という出来事までは聞けるけど、心の中のことまで聞くには、30分はかかってしまう。<続く> (朝日新聞)
Sep 16, 2009 10:56

元の自分に未練があると落ち込む

《中国・北京の人民大会堂でのコンサートを約1カ月後に控えた10月1日に、手術で乳房の一部を摘出することが決まった》 矢形:手術は大イベントですが、実は治療の中で一番短い。その後の放射線治療は1カ月。抗がん剤をするなら半年。さらにホルモン剤を使った治療は5年。非常に長いスパンで治療を考えます。アグネスさんの場合、最初から本人が「必要な治療はすべてきちんと受けます」と言ってくれました。真剣な様子に、がんと闘うのだなと感じました。乳がんには、標準的な治療方法が確立されているのですが、患者さんにとっては未知の世界。乳房の摘出に迷ったり、抗がん剤の治療が必要と聞いて落ち込んだり、向き合うのに時間がかかることも多いです。 アグネス:手術をいつにするか話し合ったときに、10月末のコンサートは絶対にやりたいんだと伝えた。その前に手術するのかどうかは、私たちが選択しました。手術後、先生が、「僕はピンクリボンの日に手術をしたので、病室からピンク色の東京タワーを見せたかった」と。なんてすてきなことなんだろう、そんな日に手術できたなんてと思った。私はサバイバー(生存者)になるんだと。(朝日新聞)

 

Sep 15, 2009 09:22

乳がんと診断
《アグネスさんが胸の小さなしこりに気付いたのは、2007年9月だった》 アグネス:かかりつけの産婦人科医にかかったら聖路加国際病院を紹介されました。そのとき初めて矢形先生とお会いしたんです。 矢形:その日1日だけで、乳房X線撮影(マンモグラフィー)や組織の一部を取り出して検査する針生検のマンモトームなど、必要な検査は全部やりました。 《検査から約1週間後、早期の乳がんと分かった》 矢形:がんだと伝えるときは、いきなり「乳がんでした」とは言わない。本人や家族が心の準備ができるよう「思わしくない結果でした」と、必ずワンクッション置いて話をするようにしています。それでも固まって動けなくなる人もいるし、泣き出す人もいる。話す間に涙が止まらなくなる人もいる。 アグネス:私の場合、結果は夫が電話で聞いてくれました。それから病院に向かう途中、悔しいのか何なのかわからないけれど泣きましたね。何で私が乳がんなんだろうって。子どもも生んだし、乳がんにかかった家族もいないのに。そしたら夫に「先生の話も聞いていないのに何泣いているんだ。寿命がくれば人は死ぬ。来なければ死なないんです」と怒られました。泣きながら噴出しました。かえって納得したんです。泣いても意味がない、と。(朝日新聞)
Sep 14, 2009 09:29

早くみつければ きっと治る

早く見つかれば、高い確率で治るといわれる乳がん。一方で、検診を受けなかったばかりに発見や治療が遅れ、毎年1万人を超える人が亡くなっている。そんな状況を変えようと、「乳がん月間」の10月、全国でピンクリボンフェスティバルが始まる。皮切りの10月1日夜には、街や建物がシンボルカラーのピンク色に彩られ、ウオーキングやシンポジウムなど、早期発見の大切さを訴える催しが開かれる。乳がんが見つかったら、患者は何を思い、医師はどう治療に当たるのだろう。2007年10月、乳がんの手術を受けたアグネス・チャンさんと、主治医で聖路加国際病院ブレストセンターの矢形寛さんに、この2年を振り返ってもらった。以下・次号 (朝日新聞)

Sep 13, 2009 09:12

公開講座のお知らせ
◆がんと共に歩く「たんぽぽの会」 9月12日午後2時 福岡市城南区七隈の福岡大学文系センター15階。がんになった人や家族が病気や治療の疑問を医師に尋ねたり悩みを話しあったりする。抗がん剤についての講義も。100円。村上華林堂病院の柴田隆夫さん。092-811-3331 ◆リンパ浮腫ケア講習会 9月13日午前11時~午後4時 北九州市八幡西区黒埼3丁目の北九州市立子どもの館。2000円。申込みは住所、氏名、連絡先、浮腫の部位を明記して九州・山口リンパ浮腫医療従事者の会の生田志保さん 090-9589-3698 ◆長崎県がん診療拠点病院公開講座「がんについてよく考えよう」 9月26日午後1時半、長崎市茂里町のncc&スタジオ。講演=大腸がんの診断と治療(長崎大学病院光学医療診療部講師・磯本一氏、同腫瘍外科准教授・澤井照光氏)、特別講演=がんと向き合って(ジャーナリスト・鳥越俊太郎氏)。無料(抽選で500人) 申込みは往復はがきに住所、氏名、年齢、電話、参加人数(2人まで)、がんについての質問を書き、9日必着で。〒852-8501(住所不要)長崎大学病院がん診療センター 電話095-819-7779 (西日本新聞) 
Sep 12, 2009 09:19

政治に求めたいこと
夏が過ぎていく・・・。夏の終わりはいつも物悲しい思いになる。夕立に濡れたアスファルトのにおい、朝顔、風鈴、蝉時雨・・・。幼い頃の思い出が懐かしくよみがえってくる。今年の夏は夏らしい日が少なく、加えて新型インフルエンザ、総選挙とともに慌しく過ぎてしまった。それにしても、マニフェスト(政権公約)でがん対策を前面に打ち出す政党は見当たらず、暗い気持ちになった。私と同じく乳がんを患った横浜の友人が、夏休みに家族でカナダに行ったとメールをくれた。「お世話になったのが乳がんの経験のある方で、カナダではがんの治療費は全額かからないんだって!」 あらためて、この国と他国とのがんに対する認識と、闘うための医療・福祉政策の違いを考えさせられる思いだった。ドラッグラグも患者にとっては大きな問題だ。海外で新薬が発売されてから日本で発売されるまでの時間差は平均4年ほどと言われている。効くかも知れない薬が使えない。がん患者には時間がないのに・・・。高額な医療費に加え、使いたい薬は使えない。これでは八方ふさがりだ。私が処方されているハーセプチンも、今では再発抑制のための術後化学療法として使えるが、以前は再発してからの治療薬だった。再発を抑制するのに高い効果があるといわれていたにもかかわらず・・・。(略) どんな治療が効くかは誰にもわからない。あきらめてはいけない。完治しなくてもいい。少しでもQOL(生命・生活の質)が向上し、要は普通に生活できる状態が続いてくれればいいのだ。がんを暴れさせることなく、共存する。そうできれば、と思う。(西富貴子・西日本新聞"生きてる"より)
Sep 11, 2009 09:14

気持ちを病まないように
乳がんで両胸を全摘してから2年半になります。今は3カ月おきの胸部エックス線と採血による血液分析、それに6カ月おきの甲状腺がんのエコー検査を続けています。同病の友と「この病気は退院してからが本番ね!10年無事だったら完治と言えるのかな」と話します。術後、勧められて、あるところにお参りに行き始めました。お参りしていれば、一抹の不安から、再発から逃れられるかもしれないとの安易な思いからでした。本来信仰心が薄いせいか、徐々に気持ちが不自由になり、窮屈な思いにとらわれていきました。いろいろあり、悩んだ末にお参りにいくことをやめました。この経験も自分にためには良かったと思います。以来、日々つながっている命と周りでささえてくださる人々に恵まれ、感謝して、仕事もしながら楽しく暮らせています。この喜びが体の免疫力を高めてくれると信じて、気持ちを病まないように、心の置き場は楽に楽に、と思っています。(福岡県 大城由紀子さん 61歳) 西日本新聞
Sep 10, 2009 09:50

副作用

すべての薬には副作用があります。副作用は、薬がもたらす光に対する影でもあります。それでも薬を使う理由は、副作用より好ましい作用の方が勝っているからです。インターフェロン治療を受けるときは、自分の病気をよく理解し、これから受ける治療について十分説明を受けるべきです。専門医は副作用の予測と心構えをお伝えすることができます。昨年よりインターフェロン治療の副作用に対する治療費も、医療費助成の対象になりました。肝炎ウイルスは肝臓病以外の病気を引き起こすことがあり、その一つに扁平苔癬があります。C型肝炎の方がインターフェロン治療前から扁平苔癬を合併していると、扁平苔癬の症状が悪化することがあります。口の粘膜がただれて、痛みがひどくなり、食事ができないこともあります。治療を始めてから新たに扁平苔癬があらわれることもあります。症状によっては治療を最後までうけられない場合もあります。口の中の痛みを感じたら、治療うぃ受けている医療機関に早目に相談するよう心がけましょう。(朝日新聞)

 

 

 

 

Sep 09, 2009 09:24

歯周病に注意
私たち人間がウイルスに感染した際に、自ら作り出すたんぱく質の一つがインターフェロンです。免疫力を高めたり、腫瘍が大きくなるのを抑えたりする作用を持っています。インターフェロンは1954年に日本人が発見した物質です。この素晴らしい作用を人類の幸福に役立てるために多くの試みがなされ、現在では肝炎の一般的な治療薬として使われるようになりました。2008年4月からは医療費が助成されるようになり、患者の負担する費用がかなり軽くなりました。しかし、インターフェロン治療で肝炎が治る確率が高いことを理解していても、この治療を断る方がいます。その理由を私たちがある地域で調査したところ、一番多かったのは「副作用がこわい」という答えでした。副作用のあらわれ方は個人差がありますが、まず悪寒、発熱、倦怠感など風邪に似た症状があらわれます。しばらくすると、皮膚のかゆみや粘膜のただれ、不眠やうつ症状があらわれる方もいます。2~3カ月目に抜け毛が増えてきます。ただし、抗がん剤と違って、髪の毛がすべて抜けてしまことはありません。(朝日新聞)
Sep 08, 2009 12:58

ピロリ菌
「胃がんは感染症です。除菌と検診で大幅に減らすことができます」 毎年、約5万人が胃がんで死ぬ。でもにこやかにこう断言されると、がん征圧の希望が見えてくる。胃の粘膜にすみついて胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍をおこす細菌、ヘリコバクター・ピロリの研究で日本を代表する1人だ。北海道大病院長として新型インフルエンザ対策など多忙な中、研究の第一線に立つ。この細菌にとりつかれたのは1987年。シカゴの学会で米国の友人がこの細菌の最新検査法を発表。講演が絶賛されるのを目の当たりにし、「日本でも調べよう」と、感染状況や病気との関連を調査した。中高年層では約8割もの人が感染していることなど、実態を明らかにした。それでも、胃がんや潰瘍との関係に疑問を持つ医師は多かった。潰瘍の原因はストレスと言われていた。そんな逆風の当時、忘れられない男性患者がいる。7年前、十二指腸潰瘍の再発を繰り返して苦しんでいた。遠くの村から2時間かけて治療に通っていた。ピロリ菌を薬で除菌したらぴたりと治った。では除菌をすれば胃がんを防げるもカ。全国の仲間に呼びかけて研究の検討を始めたのが2000年。胃がんの内視鏡治療を受けた患者が除菌した場合と除菌しない場合を比べ、除菌をすれば胃がんの発生が3分の1になると、昨年発表した。「続けてきてよかった。ピロリ菌でこんなに成果が出るとは思っていませんでした」 (朝日新聞)
Sep 07, 2009 08:28

ウイルス感染について
日常生活や看病で感染しますか?⇒基本的には日常生活や看病では感染しませんが、かみそりや歯ブラシは共用しないようにしてください。 母子感染はありますか?⇒ありますが、比較的まれです。子どもでは感染しても自然に治る例もあります。厚労省の研究班報告によると母子感染は約10%ですが、最終的に子どもがキャリアになる可能性は5~6%です。 医療行為での感染か?⇒血液を扱う行為での感染で可能性はゼロではありませんが、ほとんどないと思ってください。現在の新規感染者の大半は、覚せい剤の回し打ちや不潔な器具を用いた行為、例えば、入れ墨、はり治療、ピアスなどによるものです。現在では新たなC型肝炎ウイルス感染はまれとなり、年間10万人当たり2~3人と推定されています。(西日本新聞)
Sep 06, 2009 08:53

インターフェロン以外の治療法

インターフェロン治療を過去2回受けて、現在は肝硬変初期です。これからはどのような治療がありますか?⇒ALTが正常でなければ少量のインターフェロン治療をお勧めします。そのほかにも瀉血や肝庇護剤でALTをできるだけ低い値に保持し、可能であれば正常化することが重要です。 食事で鉄分を取らないほうがいいということですが。⇒レバーとひじきは取らないでください。ほかにも鉄分が多い食品はありますが、気にし過ぎると食べるものがなくなりますので、いろんな食材をバランスよく食べることを心掛けてください。また一部の健康食品に鉄分が多く含まれているものがありますので注意してください。瀉血治療の方法を教えてください。⇒血液中のフェリチン値20以下を目標に、ヘモグロビン11g/d1以下の貧血にならないように瀉血を繰り返します。殆どの例でALTの値は下がります。(西日本新聞)

 

 

Sep 05, 2009 08:58

インターフェロン再治療2
インテーフェロン治療を過去2回受け、治療中は陰性になりますが、終えるとすぐ陽性になります。肝機能は正常ですが、再治療が必要でしょうか?⇒再治療でウイルスを排除できるかの予測には、過去の治療内容と経過の把握が重要になります。また、一見、肝機能は正常でも実は病変が進行している場合もあります。これらの点を総合的に検討する必要があります。 インターフェロン治療でウイルスは消えましたが、肝硬変に近い状態で発がんが心配です。⇒私どもの病院では肝硬変でインターフェロンで完治した例から10年後約25%が発がんしています。完治しても定期的な検査は欠かさず受けてください。 肝機能は正常ですが、今治療を受けた方がいいのでしょうか?⇒若いうちに治療したほうが良い治療成績が期待できますので、今、治療するのも一案です。また、数年後に発売される予定の新薬は副作用が強いものの治療期間は短くなる可能性がありますので、それを待つという選択もあります。(西日本新聞)
Sep 04, 2009 09:04

インターフェロン再治療
過去2回、インターフェロン単独治療を受けており、再治療を勧められています。効果予測はできましか?⇒併用療法の著効の確率は年齢や過去のインターフェロンの治療反応性などによって予測できますが、患者さんにとっては治るか治らないかですから、正確に予測することは難しいです。治療を始めれば1、2カ月でウイルスの減り方が分かりますから、それからならば著効の確率がある程度予測がつきます。悩まれているのであれば、まずは治療してみることをお勧めします。 インターフェロン治療を受けて陰性となった後、数年後に再陽性となることはあるのでしょうか?⇒まれです。さらに最近2年くらいの治療であればウイルス検査の感度も向上していますので、治療後6カ月以降に再陽性になることはないと思います。(西日本新聞)
Sep 03, 2009 09:20

インターフェロン治療
インターフェロン治療中、ウイルス陰性が何カ月続けば再燃(治療終了時ウイルス陰性が治療終了後陽性化すること)しないのでしょうか?⇒ウイルスが早く消えた人ほど短い陰性化期間でSVRします。ウイルス消失が遅いと陰性化期間をかなり長く取らないと再燃する可能性が高くなります。個別の状況によってその判断が難しく治療する側の課題でもあります。 再燃中で、2カ月後に陰性となりました。完治する可能性はどの位でしょうか?⇒最近の治療であれば、感度の良い検査による陰性化なので完治の確率は9割以上あると思います。ただ治療薬を減量すると再燃が起こる可能性が高くなりますので注意してください。 自己注射を週2回しています。最近腰が痛く、副作用かも知れませんが、このまま続けたほうがよいのでしょうか?肝機能は基準値内です⇒ある程度の期間続けられているのであれば、区切りを付けてやめてもいいかと思います。しばらく様子をみて、肝機能が悪化するようであれば再治療を考慮してください。(西日本新聞)
Sep 02, 2009 08:41

C型肝炎の診断
肝炎検査は一生に1回でいいのはどうしてですか?⇒C型肝炎は大きな手術を受けたりした場合の輸血や血液製剤による感染がほとんどですから、一度検査を受けてキャリアでなければこれから新たに感染する可能性は低いのです。 陰性になったら進行しないと考えていいのでしょうか?⇒ウイルスがいなくなれば進行はしません。ただ、肝炎がある程度進んだ状態でウイルスを排除した場合、肝臓自体の線維化は進んでいますから、発がんリスクはあると考えたほうがいいでしょう。C型肝炎が治っても、アルコールや肥満、糖尿病が原因で肝硬変や肝臓がんになることはあります。十分注意してください。(西日本新聞) 
Sep 01, 2009 08:48


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