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◆臨床研究
「臨床研究」とは、病気の予防法、診断法、治療法について、人を対象に研究をすることだ。その一つが臨床試験で、薬の安全性や有効性、副作用などを評価するためにデータを集める。特に、新薬や既存薬の新たな効用について厚生労働省から承認を得るための試験は「治験」と呼ばれる。臨床研究コーディネーター(CRC)は、それら臨床試験の開始から終了までスムーズに進むように、病院内の関連部署との調整や患者のサポートを担当する。日本では1998年に新設された。四国がんセンター治験・臨床試験管理室副主任の山際有美子さん(40)はCRCになって6年目。以前は薬剤師の業務をしていた。消化器内科と乳腺外科で、術後補助療法や進行・再発時に行う7種類の抗がん剤の治験を受け持つ。治験の参加には、新しい治療の選択肢が加わるというメリットだけでなく、未知の副作用出現というデメリットも考えられる。このため倫理的な配慮として、患者自身がその必要性を認めなければ断ることも、途中で参加をとりやめることもできる。(朝日新聞)
Oct 31, 2009 08:42

◆相談窓口の充実が課題
がん患者の利用が増えている鶴巻訪問看護ステーション(神奈川県秦野市)の和田洋子さんも「がんの痛みが強い人でも訪問介護などを利用すると自宅で暮らせる。自宅に帰ると力がわいて気分もよくなる人も多い」と指摘する。がん患者が在宅ケアを相談したい場合、主治医、あるいは病院の患者相談窓口や地域医療連携室などが応じてくれればいい。実際には、がん患者に対応する診療所や訪問看護ステーションを病院側が把握していない場合もある。角田さんも「相談窓口の充実が課題」という。地域によって差があるが、市区町村の地域包括支援センターや、がん診療連携拠点病院に置かれている相談支援センターが役立つ場合もあるという。(朝日新聞)
Oct 30, 2009 11:04

◆早めの準備が必要
「介護保険は活用できるのに使いこなされていません。介護を手厚くすれば、家にいられるがん患者が多いのに」。日本訪問看護振興財団の事業部長でがん看護専門看護師の角田直枝さんはこう話す。普通の介護保険の利用者というと65歳以上の人だが、2006年4月からは「がん末期」と医師が診断した場合には40歳以上65歳未満の人でも利用できるようになった。介護保険と訪問看護を利用すれば、さまざまなケアが受けられ、自宅で安心して療養できる。しかしがん患者の具合は数日で急に悪くなることもある。先のBさんの例のように介護保険を申請しても市区町村の調査が間に合わず亡くなると、利用できない。急いで対応してくれる市区町村もあるが、必ずしもうまくいっていない。がん末期ちいっても、申請のじてんでは歩ける人もいる。介護の必要度が分かりにくい面もある。訪問介護の申請では、ぎりぎりの段階でがん患者のケアに入ることもしばしばだ。(朝日新聞)
Oct 29, 2009 10:34

◆介護保険 末期で40歳から
Aさんは「看護師さんと話すことで安心できます。がんの治療上の不安があるときも、話相手になってくれて助かります」という。直腸がん患者で、8月に都内の自宅で亡くなった50代の主婦Bさんの場合は、対応にばたばたと追われた。四十九日を終えて少し心の整理がついたという60代の夫は、「あんなことのしてあげれば良かったという思いは残る。でも、最期は自宅に帰れて良かった」と振り返る。手術を受けたのは2年前。肝臓や肺への転移が見つかり抗がん剤治療を受けていたものの、医師からは「もう治療法がない」と言われていた。ほぼ寝たきりの状態だったが、病院から自宅に変える決意をしtのは7月。妻の言葉が不明確で聞き取りづらくなってきた。「病院では妻が何をしてほしいのか伝わらない。自宅でできる限りのことをしよう」と決めた。夫はすでに退職していたし、大学生の息子も助けてくれた。酸素吸入や点滴、痛み止めの薬も必要だったので、ほぼ毎日、訪問看護師に来てもらった。しかし介護保険は間に合わなかった。入院中に申請をして2週間後に役所の担当者が調査にくるはずだったが、調査の3日前に亡くなった。8月に亡くなった神奈川県秦野市の井関艶子さんの場合、介護保険が間に合った。80歳と高齢ながら近所の病院でボランティア活動をするほど元気だった。ところが膵がんが進行し、7月には立てなくなってしまった。介護保険を申請してから1週間後には調査に来て、要介護5と認定された。娘が看病し、医師が往診して痛み止めの薬を処方し、看護師が訪問した。介護保険で自宅で寝たまま入浴できるサービスも受けた。井関さんは亡くなる前、「痛みも消えて気持ちいい。他の患者さんも訪問看護のよさを知ってほしい」と語っていた。(朝日新聞)
Oct 28, 2009 16:08

◆がん患者の在宅療養
さわやかな秋晴れの朝、東京都北区に住む60代の主婦Aさん宅を看護師の滝井望さん(37)が訪れた。Aさんは4年前、大腸がんの手術を受けた。その後、肝臓に転移が見つかり、病院に通って抗がん剤治療を受けている。副作用が苦しい。吐き気や下痢。食欲がわかない。自宅に帰ってからしばらくは体を動かせないほどだ。「調子はどうですか」「先週は悪かったけど、今週は普通に食べられます」滝井さんは体温や血圧、血糖値などをチェックし、おなかに聴診器を当て腸の状態を調べる。マッサージを受けながら、「手のぬくもりが気持ちいいです」とAさん。訪問看護は週1回。このほか、週2回ヘルパーさんが入浴や家事を助けてくれる。医師から「がん末期」と診断され、介護保険で要介護1と認定されている。Aさんはがん患者が介護保険を使えることも、訪問看護があることも知らなかった。通っている病院から勧められたこともない。ただ夫が病気で以前から介護保険を使っていた。夫を担当するケアマネージャーが介護保険を利用できると教えてくれ、訪問介護も紹介してくれた。(朝日新聞)
Oct 26, 2009 09:23

◆張り詰めた心を放つ
自分ががんだと知ったとき、それまでに築いてきたもの、これから描いていた未来がガラガラと音を立てて崩れていった。しかし、生きていくためには早く気持ちを立て直さなければならない。治療が始まると「よし、頑張るぞ」という気持ちにはなる。しかしながらマイナーな思いは幾度となく訪れた。昔から物事をあまりくよくよと考える性格ではないのだが、がんに関しては、それがあてはまらないようだった。ひとたび陥ってしまうとサーっと顔から血の気がひいていき、手足がガタガタと震えるのだった。ほんとうに闘うべきは、がんではなく自分自身の心なのかもしれない。そして音楽療法の篠崎智恵子先生にとうとう言ってしまった。「先生、自分の葬儀のプランを立てておこうと思うんですが・・・」。すると先生は「分かります!その気持ち。いいですね、私もやりたいくらい」 このような答えが返ってくるとは想像していなかったので、少し驚いたのと同時に、変かも知れないが何だかうれしくなった。「好きでもないBGMを流されたりしたら、たっまたものじゃないですしね」 そんな話になり、気がついたら笑っている自分がいた。先生は、暗い深みにはまったときの私の気持ちをも否定せず、理解してくださる。否定されないということ自体に救いがあった。ほのかな明かりの部屋で目を閉じて鳥のさえずりや波の音を聴いていると、いつも硬く緊張している体からスッと力が抜けてくるのが感じられる。瞑想することが、いかにがん患者の張り詰めた心を解き放つことか・・・。(西日本新聞・「生きてる・・・」西富貴子 より)
Oct 25, 2009 13:55

◆貸し切り湯船で笑顔の花
大浴場ではリラックスしていた参加者だが、入浴前の講演会では、少しでも情報を得ようと、国立病院機構長崎医療センターの前田茂人外科医長の話を真剣に聞いていた。承認されたばかりの治療薬の服用方法や効果、乳がんの手術をした人になりやすいリンパ浮腫を防ぐにはどうしたらいいか、。なかでも印象深かったのが「乳がんは5年で終わりじゃない」という言葉だった。術後の薬物療法の一つであるホルモン療法の目安は最低5年とされているが、近年では10年継続した方が効果があるとの報告も海外ではあるという。前田医師は「10年たっても、10%未満ですが再発する人はいるんです」とも語った。「乳がんに卒業はないんだねえ」。お風呂ではそんな会話も交わされ、しんみりとした雰囲気にみなった。しかし、すぐ別の話題になり、また笑い声ー。高齢の女性が私に耳打ちした。「明るいやろ?けどもんな抱える不安は相当なもの。くよくよしたってしょうがなか、って踏ん張とるんよ」。(西日本新聞)
Oct 24, 2009 09:52

◆同じ悩み、ゆったり話し合う

佐賀県吉野ヶ里町から参加した女性(45)は2007年6月、テレビ番組の乳がん特集を見て、自分の左胸の腫瘍に気付いた。「肉まんの中に、梅ぼしの種があるような感触」だった。治療を受けたことで、腕の血管がつぶれ、20センチほどにわたり切り傷のようなくぼみが残った。ほっとマンマへの参加は2回目。再発の不安を打ちあけた友人から「不安定なのは更年期障害のせいじゃないの」と言われた。悪意はないにせよ傷ついた。同じ病で苦しんだ人が集うこの場なら、思いを共有できるのではと参加したという。先月、手術した左胸に3センチほどの新たな腫瘍が見つかった。私も触らせてもらった。表面がつるつるとした小石のようだ。病院では次回の診察時に検査すると言われたので急を要する事態ではないだろうが「やっぱり不安・・・・。みんなはどう言うかな、と思って」。「私は悪い腫瘍がわかってすぐ手術だった。しばらく様子をみるのだったら、まずは大丈夫よ」などと励ます声が掛けられていた。(西日本新聞)

 

Oct 23, 2009 10:32

◆乳がん患者 温泉に行く
湯船に体を滑り込ませた女性たちは「普段もこんな風に堂々と入れればいいのにね」と幸せそうにつぶやいた。参加者の半数以上は腫瘍と一緒に乳房を切除している。乳房の形をできるだけ残す温存療法を選択した人も、やはり傷跡がある。「私は大浴場ではいつも娘の影に隠れてますよ。お母さん、気にしすぎよ、って言われるけど、できなくてねえ」その言葉に周囲の女性たちはうなずいた。乳房がない、手術のあとがある、というコンプレックスが、温泉や銭湯ではどうしても人の視線を意識させる。普段は大浴場にいかない人も多いという。「気付かれないように深く湯につかった、のぼせたりね」。どっと笑いが起きた。同じ立場だからこそ、屈託なく笑いあえるのだろう。「ほっとマンマ・イン・嬉野」は、嬉野市と嬉野温泉旅館組合おかみの会(北川節子会長)が企画した。「マンマ」はラテン語で乳房を意味する。7年目の今回は福岡、佐賀、長崎各県から25人が参加、その7割はリピーターという。二つの大浴場が1時間貸切。今日だけは胸を隠すタオルは必要ない。風呂上り。脱衣所で、乳がん患者のための下着を見せてもらった。切除した乳房の代わりに、それに似た柔らかさや重みのある三角形のパッドを下着の中に装着せきるようになっていた。その女性は「年が経つと、本物の方が小さくなっちゃってね」と笑った。(西日本新聞)
Oct 22, 2009 08:34

◆長期的改善が課題に
国内初の生体肝移植は、1989年に島根医科大で胆道閉鎖症の1歳の男児に対して行われた。当初は、胆道閉鎖症などの子どものために、親が肝臓を提供するのがほとんどだった。その後、技術の向上や免疫抑制の開発などが進み、成人間の移植も広がった。1998年から保険適応にもなった。対象となる病気は、大人ではB型、C型肝炎ウイルスなどによる肝硬変、硬化性胆管炎などのうっ滞性肝硬変、劇症肝炎などが多い。がんも3割くらい占めると見られている。小児では、胆道閉鎖症などがある。提供者と血液型が合わなくても、免疫抑制剤や手術方法の開発により、いまでは血液型が合っている場合と同じ程度の生存率が得られるまでになった。生体肝移植全体では、患者の1年後の生存率は85%、5年後の生存率は75%と良好で、有効な治療法として確率されたといえる。今後は5年目以降の長期的な経過をよくすることが課題、と言われている。(朝日新聞)
Oct 21, 2009 09:12

◆京都基準
京都基準は「PIVKAーⅡ」と呼ばれる、肝細胞がんで特異的に上昇する血液擬固因子の数値をみる腫瘍マーカーの検査値を盛り込んだ。がんの大きさは5センチ未満という点ではミラノ基準と同じだが、個数を10個以内と増やし、さらに「PIVKA-Ⅱ」が一定の値以下であることを条件にしている。京都基準を満たした場合の5年生存率は86%、再発率は5%だった。基準を作った2007年以降の36例でも再発は1例のみで成績は良好だ。画像診断技術の進歩で、ミラニ基準ができた当時は見えなかった小さながんまで見えるようになった。京都大の上本伸ニ教授は「がんの数は以前より多く診断されがち」と、大きさや数での規定は限界が出てきたとも指摘する。現在、京大以外の施設でも、独自の基準が開発されている。上本さんは「腫瘍マーカーで、悪性度の高いがんを除去することにつながる」と新基準の意義を話す。(朝日新聞)
Oct 20, 2009 08:31

◆独自基準で成績良好
ミラノ基準は1996年にがん患者への生体移植の適応基準として、イタリア・ミラノ大学の研究者が発表した。2004年からは日本の保険適用の基準として用いられている。脳死移植が主流の欧州で、限られた移植の機会を生かすため、再発の可能性が少ない症例に絞って適用すべきだ、という考えが基準の下地にある。もとになった海外の移植データは、4年後の生存率は75%。京都大学肝胆膵・移植外科は、1999年2月から2006年12月に実施した肝がんの生体移植136例を調べた。ミラノ基準を満たした74例の5年後の再発率が9%だったが、基準外の62例は33%と高かった。日本人でもミラノ基準は妥当だと裏付ける結果だが、海道さんらはさらに、基準外で再発した例と、再発しなかった例を分析。腫瘍の大きさや数だけでなく、悪性度が再発に関係していることを突き止めた。このことが京都基準づくりにつながった。(朝日新聞)
Oct 19, 2009 08:40

◆肝がん、移植の垣根低く
「移植を受けたことで、それまで沈みがちだった気持ちも前向きになった」 2年前に生体肝移植を受けた滋賀県の女性(60)はこう話し、11月に迫った娘(31)の出産を楽しみにしている。女性は2007年8月、京都大学病院で娘から肝臓の提供を受けた。2003年にC型肝炎と分かり肝硬変が悪化、肝がんにもなり、医師から「移植のほかに助かる道はない」と言われた。何も考えられない自分に代わって、娘が提供を申し出た。「お母さんにはまだやることが残っているでしょ」 いま肝がんの再発はない。C型肝炎ウイルスも消えた。ただ、最初は、迷いもあった。「自分の条件が、基準から外れていたので、大丈夫なのか不安はあった」という。肝がんに対して生体移植をするかどうかは「ミラノ基準」と呼ばれる世界基準をもとにする。基準では「がんは5センチ以下が1つ、あるいは3センチ以下が3個以内」という状態でなければ移植できない。ところが女性のがんは、大きさが4.9センチと1.2センチの2つで、基準外だった。幸い移植経験の豊富な京都大が、ミラノ基準から外れた患者も移植の対象にしようと、独自基準(京都基準)をつくった年だった。主治医の説明に納得して手術を受けたという。(朝日新聞)
Oct 18, 2009 09:19

◆脳死肝移植と生体肝移植
健康な家族から肝臓の一部を提供してもらう生体肝移植が日本で始まって20年になる。症例はすでに5千件を超え、移植を受ける対象も広がっているが、再発の恐れがある肝がん患者では、適応基準の見直しが進む。現状と課題を探った。1997年に日本で脳死による移植を認める法律が施行されてから脳死肝移植は63例にとどまる。日本は親子や夫婦などの間の生体肝移植が主流だ。いつ現れるか分からない脳死の例を待つのに比べ、計画的に手術を進めることができる。一方で、肝臓の摘出などによる合併症など提供者に危険が伴う。健康な人の体にメスを入れる倫理問題もある。順天堂大学静岡病院の市田隆文教授は「移植がうまくいかなかったときの提供者の精神的なショックへの対応も課題」という。(朝日新聞)
Oct 17, 2009 11:05

◆増えている女性医師
現在、国内の総医師・歯科医師数に占める女性医師の割合は5分の1ほどですが、年齢が下がるほど女性の割合は高まっており、24歳以下ではほぼ同数になっています。現在では、新しく医師になる方の4割が女性で、産婦人科のように新人医師の約7割が女性である診療科もあるほど。女性の医療人が男性と同等に力を発揮しなければ、将来の医療は成り立たないわけです。現在、九州大学では、文部科学省の医療人養成プログラムの一つとして、女性医療人が生涯現役で勤務継続可能な環境づくりを目指して「女性医療人きらめきプリジェクト」が展開されていますが、こうした活動を通じて、女性医療人が働きやすい環境を整備していくことが今後重要になると思われます。「センチネルリンパ節生検」の検査方法が確立されたことで、乳がんの治療はより低侵襲な方向に進化しています。また一人一人の症状に合わせて、手術だけでなく、放射線療法、薬物療法などを併用する治療法を進んでいます。多くの女性に乳がんの早期発見の重要性について理解していただければと思います。(朝日新聞)
Oct 16, 2009 08:47

◆医療事故の低減
女性医師が増えれば、乳がん検診の受診率が高まるわけですね。乳がんばかりでなく、その他の女性特有の疾患に関しても、受診率と早期発見率が高まるでしょうね。乳がん検診で、がん以外の乳腺疾患が発見されるケースも少なくないのですから。女性医師が診療現場に定着することで、マンパワーに起因する医療事故等の防止も期待できると思われます。(財)日本医療機能評価機関では、病院の第三者評価、衣料事故やヒヤリ・ハット(事例)の収集を行っていますが、医療事故の原因としてマンパワーの問題は無視できませんので、出産・育児等でいったん離職した女性医師が安心感を持って復帰できる環境を整えることが重要といえます。必要な支援の中には育児や介護の支援もありますが,紛争リスクが高いといわれる診療科にも医師が定着するように、例えば今年1月に開始した「産科医療補償制度」のように、補償と原因分析、再発防止を組み合わせた制度の整備も必要と考えています。(朝日新聞)
Oct 15, 2009 09:02

◆定期的な自己触診を
乳がん検診の受診率が高まらない要因は? 乳がんに対する正しい認識が、まだまだ一般の方々に浸透していないことが最大の原因だといえます。乳房のしこりなどの異常を感じたら、マンモグラフィや乳腺超音波で詳しい検査を行い、その結果、がんが疑われるようであれば組織生検など精密検査を行うのですが、最初の「何らかの以上を感じる」というきっかけが早ければ早いほど、早期発見・早期治療に結びつくのです。定期的な自己触診を、より多くの女性に心がけていただきたいものです。男性の医師に乳房を診られたり触られることに抵抗がある方も少なくないようですが、最近は女性医師が検査を行う医療施設も増えていて、特に福岡県の乳腺外科では、専門医のおおよそ3分の1が女性です。同姓ですから、どんな風に違和感を感じるのかといった感覚的な部分まで理解しやすく、心理的な抵抗感も少ないはず。乳がん検診は女性医師に頼みたいという方は、最寄の入選外科に問い合わせてみてください。(朝日新聞)
Oct 14, 2009 10:19

◆乳がん検診の促進
マンモグラフィ検査はどこで受けられるのですか?都道府県が医療法に基づく医療機能情報公表制度としてWeb上で医療機関を紹介しているサイトから、「乳腺」の診療をしている最寄の医療機関を探すか、「ピンクリボン(NPO法人乳房健康研究会)」のホームページから乳がん検診が受けられる施設を探せます。また、(財)日本医療機能評価機構では「Minds(マインズ)」という事業の中で、色々な病気の診療ガイドラインを公表しており、乳がんの予防や検診、治療に関する情報も掲載されています。(朝日新聞)
Oct 13, 2009 07:13

◆増加を続ける乳がんは早期発見で根治可能
乳がんが増加しているそうですが、近年の傾向は?数年前に大腸がんを追い抜き、女性に最も多いがんになっています。これに伴って乳がんによる死亡者数も増加しており、現在は年間1万人以上が死に至っています。毎年約4万人の女性が乳がんと診断されていますから、日本女性のおおよそ20人に1人が乳がんになる可能性があるということです。年齢別に見ると、30歳代から増え始め40歳代後半~50歳代がピークですが、若い女性や60歳以上の女性が罹ることも少なくありません。「女性なら誰もがなり得るがん」と言えるでしょう。食生活の変化や女性の社会進出などライフスタイルの変化が、乳がんの増加原因と見られています。他にも閉経後の肥満、喫煙などでリスクが高まることが分かっていますが、効果的な予防法は見つかっていません。ただ、他の部位のがんと違い、自分自身でチェックすることが可能な「見えるがん」ですから、自己触診や「マンモグラフィ」というX線撮影検査の定期受診で早期発見することが大切です。(朝日新聞)
Oct 12, 2009 09:29

◆自分を取り戻す
しかし私たちの意識の中から死は遠ざけられており、あってはならないもの、今の自分には関係ないもの、とされている。こうやって自分の身にさし迫ってくると、動揺し、身動きが取れなくなってしまう。一歩先の人生など、何が起こるか誰にも分からないというのに。緩和ケアにも力を入れる宮崎市の外科医で、20年来の友人でもある藤木啓医師は、再発して自分ではどうしようもないほど取り乱していた私にこう言われた。「今日、再発を聞かされて、昨日までのあなたと何か違ってる?再発は昨日も、そして1カ月前からもあった。でもあなたは毎日変わりなく過ごしていたでしょ?明日もいつもと変わらない1日がくるよ」。何だか肩からスーっと力が抜ける気がした。ずっと見失っていた自分を取り戻すことができそうな気がしてきたのだった。(西富貴子・西日本新聞・「生きてる・・・」より) 
Oct 11, 2009 09:09

◆限りある命を生きる
2005年7月。38歳にして私は乳がんの告知を受けた。2人に1人ががんになるといわれる現在、がんは珍しい病気ではない。でも診断されるまで、まさか私ががんになるなどとは考えたこともなかった。もしなるとしても、もっとずっと年をとってからだろう、という漠然とした、それでいて本当にそう思っている自分がいた。しかし現実は、今から思えばなんてあいまいなともいえるそんな考えをいとも簡単に裏切った。そしてあらためて、誰もが年齢を問わずがんになる可能性があることを認識させられた。そもそも、この自分の体に対して妙な自信のようなものを持っていたのはなぜだろうか、と考えてみた。そしてやはり「死」というものがずっと遠くにあると思っていたからだ。もちろん命は有限であり、生まれてその時から、死に向かって歩いているようなものだ。けれども、がんになる以前、私は死を意識した生き方をしていただろうか。淡々と過ぎる毎日を、ただ忙しく過ごしていたのではないか。限りある人生の1日1日を生きているのだと実感し、今日を・・・"今"を生きているということに喜びと感謝の気持ちを持っていただろうか。・・・続く・・・ 「生きてる・・・」西富貴子 より (西日本新聞)
Oct 10, 2009 09:31

◆チェルノブイリ がん治療支援 ヘアカットぜひ来て

旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の影響でがんに苦しむ人たちを支援するチャリティイベントが苦戦を強いられている。NPOの「チェルノブイリ医療支援ネットワーク」(古賀市)が主催する「チャリティヘアサロン・スネガビーク(雪の精)」。プロの美容師に髪を切ってもらい、その収益を原発周辺で多発している甲状腺がんの検診、治療に宛てようとの取り組みで、今年で6回目。前回は150人が参加したが、今年は開催まで1週間を切ったのに予約が50人止まりという。同ネットワークは「宣伝不足だったかも知れない。120人を目標にこれからも呼びかけたい」と話している。同ネットワークは1990年に設立。事故の被害が大きかったベラルーシ共和国を中心に日本人医師団の派遣、移動検診車や医療機器、薬品などの支援を続けている。イベントは12日午前10時から午後3時まで。福岡市中央区大名2丁目の大村美容専門学校オムニス・スタジオで。料金は1500円(シャンプー・カット・ブロー)。(朝日新聞)

 

Oct 08, 2009 08:42

◆ピンクリボンフェスティバル全国3都市で開催

乳がんを毎日の生活の中で意識し、自己検診や定期検診への第一歩を踏み出してもらおうと、2003年から「街」と「人」をコンセプトにピンクリボンフェスティバルが開催されている。(朝日新聞社など主催)今年も街を歩くことでピンクリボンのメッサージを伝える「ピンクリボンスマイルウオーク」や専門家と乳がん体験者による「ピンクリボンシンポジウム」、検診の大切さを伝える作品を募集する「ピンクリボンデザイン大賞」を始め、地域の特色を生かしたイベントが行われる。これまでピンクリボンフェスティバル参加者からは「早期発見につながった」という声も寄せられている。これからもブレストケアの大切さを伝えるため、さまざまな活動を展開する予定だ。

詳しい情報はピンクリボンフェスティバル公式サイト

Oct 07, 2009 07:51

習慣づけて!月1回の自己検診
早期発見は、乳がんから身を守るうえでとても大切なこと。早期発見のための検診には、検診機関で受ける「マンモグラフィー」「超音波検査」「視触診」のほか、みずから乳房をチェックする「自己検診」がある。自己検診は、生理が始まって1週間後、閉経後の人は毎月、日を決めて行うのが理想的。しこりなど気になることがあったら乳腺外科、乳腺科などに相談を。 両腕を下げたときの、左右の乳房や乳首の形を覚えておく。両腕を上げて、正面、側面、斜めを鏡に映しながら①乳房にくぼみやひきつれたところがないか ②乳首のへこみや湿疹のようならだれがないか、チェックする。 あおむけに寝て右の乳房のしこりを調べる。右肩の下に薄い枕を敷いて乳房が胸の上に広がるようにしたら、右腕を上げて頭の下に入れる。次に、左手の指の腹で内側から外側に向かって乳房を圧迫しながらまんべんなく触れる。右腕を下ろし、左手の指の腹で外側から内側に向かって乳房を圧迫しながらまんべんなく触れる。 右の胸が終わったら、左の乳房も同じ要領でチェックする。左右の乳首を軽くつまみ、血のような異常な液がでないか調べる。(朝日新聞)
Oct 06, 2009 09:00

アメリカで始まった乳がんのキャンペーン
ピンクリボン運動がスタートしたのは1980年代。当時、8人に1人が乳がんをわずらうと言われたアメリカで、乳がんの早期発見、早期治療の大切さを伝える運動として広まった。乳がんは早い段階で発見できれば90%を超える高い確率で治癒すると言われている。そこで行政、市民団体、企業などが一丸となって乳がん検診を呼びかけた結果、アメリカでは乳がんへの意識が高まり、死亡率の低下につながった。アメリカでの活動を受けて、いまでは世界各国でピンクリボン運動が盛り上がりをみせている。日本では2000年ごろからピンクリボン運動が始まったが、残念ながらいまだに検診率が高いとは言えない。毎年新たに乳がんと診断される女性は約4万人、そして、毎年1万人以上が乳がんで亡くなっている。現在、日本人女性の20人に1人が乳がんにかかると言われている。女性ホルモンの乱れ、少子化、高齢出産の増加など、乳がんを引き起こしやすい環境にさらされている現代の女性たち。「わたしはきっと大丈夫」、そう思って検診をおろそかにするのではなく、自分の問題として考えていきたい。(朝日新聞)
Oct 05, 2009 15:31

海の中道で24時間ウオーク&催し
昨年11月に看護師、友人の患者と3人で始めた実行委員会は、職場や家庭などで共感を広げ、現在63人にまでなった。患者だけでなく家族、同僚、遺族らも加わった。博喜さんはいつ体調が暗転するかわからない妻を案じ、副委員長を買って出た。両日は、医師、看護師に常駐してもらうほか、救急態勢を持つ病院とも連携、食事の心配もしないですむようにさまざまな出店も手配した。その売上金の一部は、患者支援にあてる。趣旨に賛同した人たちによる踊りや詩の朗読などでステージはにぎあう。これまでに各地で行われたリレー・フォー・ライフでは、主催者さえ把握していなかった人たちが当日大勢参加しているという。「1人で参加されても大丈夫。孤独な思いはさせません。自分のペースで歩いて」と宮部さん。問い合わせは宮部さん(080-3998-6500)へ。 (朝日新聞)
Oct 04, 2009 09:36

生きる希望 がん患者に
がん患者や支援者たちが24時間たすきをつないで歩き、境遇を語り、励まし合うイベント「リレー・フォー・ライフ」が3、4日に、福岡市東区海の中道海浜公園・光と風の広場(1周400m)である。すでに320人以上が参加を申し込んでいるが、患者で実行委員長の宮部治恵さん(41)=同市東区三苫1丁目=は「誘える仲間がいなくても、個人で参加する人同士でたすきを渡せます」と、当日の個人参加も大歓迎するという。リレー・フォー・ライフは1985年、米国の医師が、がん患者の支援金を集める目的で始めた。日本では2006年の茨城県つくば市の開催が初で、九州では昨年の大分に次いで2カ所目となる。9月27日には最後の実行委員会を開き、50人ほどの出席者が「参加者全員と話をしたいな」「笑ろうていくばい」などと当日に向けての決意表明をした。宮部さんのがんは子宮頚部に始まり、甲状腺、大腸と転移したが、2006年9月につくば市でのリレー・フォー・ライフに参加し、生きることに前向きになれた。その前月に知り合った福岡市出身の博喜さん(41)にもがんを告白、結婚して神奈川から福岡市に移り住んだ。・・・続く・・・ (朝日新聞)
Oct 03, 2009 09:28

医師らに働きかけ、記録充実
「地域における疾病の調査や当院の治療の妥当性などについて、院内の第三者が科学的根拠をもとにチェックでき、結果として精度の高い記録として集積することもできます。これは病院の財産になります」と小島靖彦病院長は言う。情報登録は患者の退院後から始まる。稲垣さんが「診療記録の監視役」として、医療従事者に丁寧な記入を求めても、1日の入院患者数が560人にものぼることから、多忙な現場で理解を得るのは難しかった。そこで、稲垣さんは患者の治療方針などを決めるカンファレンス(会議)に積極的に出席して勉強するとともに、院内のコミュニケーションもはかった。「3年後のいまでは、『患者さんの生涯の病気記録』と、院内で認識されるようになり、記載が充実してきました」。稲垣さんは女性でも長く働ける仕事に就きたいと医療事務の資格をとり病院に就職した。働きながら13年目に通信教育で診療情報管理士の資格を取得。現在の病院ではその働きぶりが認められ、4年目に非常勤から常勤の正職員に採用された。「カルテを見るときは、自分が患者だったら大切な記録として納得できるかどうか、いつも念頭においています」。(朝日新聞)
Oct 02, 2009 10:50

カルテの記入漏れ・誤記を点検
かつて、診療時のカルテは医師の備忘録として用いられ、治療が終われば束ねて保管されるだけだった。、近年、カルテ開示が始まったことから診療録が見直され、さらに、電子カルテの導入に伴い、病院の診療情報(カルテ、薬の処方箋、検査数値など)はデータベース化されている。この日々の診療記録を点検して、記入漏れや誤記を各担当者に訂正してもらいながら完成させ、必要に応じていつでも使えるように管理しているのが診療情報管理士だ。国立病院機構金沢医療センター医療情報管理室に勤める稲垣時子さん(45)は、おもに、がんと循環器病(脳卒中・心筋梗塞)の登録を担当する。例えば、がんの場合、患者ごとに診断・初回治療・予後など49項目の情報を打ち込む。集積されると、年間の部位別・年齢別・男女別の罹患率・来院経路別(他の病院の紹介・がん検診・健康診断など)・治療前の進行度・手術症例の5年生存率などが出来上がる。このとき、情報は患者個人が特定できないよう、原簿から切り離される。・・・続く・・・ (朝日新聞)
Oct 01, 2009 08:45


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