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◆肝がんに腹腔鏡手術 5
東邦大学医療センター大森病院(東京都)の金子弘真教授は1993年に腹腔鏡手術を始めた。「患部を拡大して見ることができる。出血量や合併症も少ないことがわかってきた。患者の体に負担が少ない医療が保険適用で広まれば」と期待する。しかし必ずしも安全が完全に約束されているとは言えない。国立がん研究センターがん対策情報センターによると、肝がんの手術全体の死亡率は1~2%とされる。腹腔鏡は新しい技術で医師の力量が問われるだけに保険適用に慎重な意見もある。肝がん治療が専門の川﨑誠治順天堂大教授は「経験豊富な施設は問題ないだろう。ただ、経験の浅い医師と医療機関が準備不足のまま取り組んで事故を起こすことを懸念する」と話す。2002年に東京慈恵医大付属青戸病院(東京都)の患者死亡事件は前立腺がんの腹腔鏡手術で起こった。東京地裁は医師の経験の浅さや準備不足を指摘し、業務上過失致死罪に問われた3医師に有罪判決を下している。(朝日新聞)
Jun 28, 2010 09:15

◆肝がんに腹腔鏡手術 4

腹腔鏡手術は、モニターの映像を頼りに、腹腔内という狭い空間で器具を動かすため、大量出血の場合などでは高い技量が求められる。さらに肝臓には、動脈の一種で「門脈」と呼ばれる独特の血管が巡っている。そのため長年、肝臓を切る際は出血に備え、おなかを大きく切って開けて医師がよく見えるようにすべきだとされてきた。そうした中、2000年に左葉の「外側区域切除」と、それより小さくがんを切る「部分切除」が、入院や検査などは健康保険でカバーできる先進医療制度に認められてきた。止血器具も進歩。九州大、新潟大、大阪大、広島大、群馬大、琉球大など13施設に先進医療の取り組みが広がり、手術自体への保険適用に至った。(朝日新聞)

Jun 27, 2010 10:17

◆肝がんに腹腔鏡手術 3

腹腔鏡手術は、おなかを少し切って開けた複数の穴から管を入れてワイヤの先についたカメラや切除器具で肝臓を切除する。おなかに開けるのは1カ所が5ミリ~1センチほどで3~5カ所。中の様子を映し出すモニターの画面を見ながら医師が遠隔操作する。東京都内の40代の女性が受けたのは「腹腔鏡補助下手術」。穴のほかに、器具の動きを医師が目で確かめるため焼く7センチ切ったが、それでも15~20センチを3カ所切るような通常の手術より傷は小さく済んだ。また、がんが大きいと、切除する肝臓も大きくなり取り出すために7センチほどの傷跡が残る場合もある。執刀した若林剛教授は「女性にとって体の傷は大きな悩み。腹腔鏡手術はそうした悩みにこたえられる」と話す。

 

Jun 26, 2010 14:40

◆肝がんに腹腔鏡手術 2
東京都内の40代の女性は健康診断で受けた肝臓の検査で異常が見つかり、精密検査で2センチほどの肝内胆管がんと分かった。医師は肝臓の一部を切り取る手術を受けるよう勧めた。女性は手術が必要だと納得はしたが、「ボディービルが趣味で、おなかの筋肉を大きく切ることに抵抗があった」という。悩みながらインターネットで調べるうちに、腹腔鏡手術があるのを知った。国内有数の実績がある岩手医大を受診。途中で通常の外科手術に変更する場合があることを説明された上で入院し、肝臓の左葉と胆管を切除した。続く・・・・。(朝日新聞)
Jun 25, 2010 09:22

◆肝がんに腹腔鏡手術
肝がんの治療で、おなかに開けた小さな穴から入れたカメラや器具でがんを切る腹腔鏡手術が注目されている。血管が複雑に走る肝臓は安全面から、、おなかを大きく開けてよく見ながら手術するのが一般的だった。腹腔鏡手術は傷が小さく患者の負担が少ないのが魅力で4月から一部が保険適用された。器具の開発が普及を促したが、技術力が問われるだけに実績を確かめて慎重に病院を選ぶ必要がある。東京都内の40代の女性は一昨年に、肝内胆管がんで腹腔鏡手術を受けた。手術から11日目に退院。その2カ月後にはスポーツジム通いもできるようになった。いまは検査値も落ち着いてきているという。おなかの傷も「想像以上に小さかった」と喜ぶ。続く・・・。(朝日新聞)
Jun 24, 2010 18:10

◆終末期の緩和ケア
終末期の緩和ケアが必要になった場合に、患者に余命は話すべきですか? 緩和ケアに入る方には自分の病気を知ってもらうのが前提ですが、必ずしも余命は当たらない。会社の経営者など社会的責任を持っている方には、求めに応じて話すことがあります。QOLは「快適性」と「意味のある」ことで得られます。苦痛を取り除いて快適性を確保し、帰属意識、自己実現など「意味のある」ことを満足すれば、中身の濃い人生と言えるでしょう。患者さんに「グッド・イナフ、これで十分」と受け入れていただけるように支えていこうというのが緩和医療です。(朝日新聞) 
Jun 23, 2010 08:59

◆セカンドオピニオン
セカンドオピニオンをすると主治医に嫌われることは本当にないのですか?セカンドオピニオンは大歓迎。説明に納得していないということなので、積極的にご紹介しています。別の医師が同じ意見だとすごく安心されるが、先生によって微妙に治療方針が違うことは多い。納得してもらうことが大事です。がんの免疫療法はどうでしょうか?細胞を使う療法やワクチンなどがありますが、標準医療として認められているものはありません。高額なお金を取って、科学的に検証していない医療を提供しているものもある。臨床試験をやりながら将来の新しい医療を開拓していこうという一群と、ビジネスとしてやっている一群とがあります。多くの書店に並んでいる本は、ほとんどビジネスです。(朝日新聞)
Jun 22, 2010 08:16

◆中咽頭がん

中咽頭がんの手術をしたが再発。なぜですか?お気持ちは理解できますが、進行がんでは再発もあり得るので、退院後も定期的に診察をしています。再発した人の6~7割が半年以内、8割が1年以内に再発しています。がん幹細胞に有効な抗がん剤はあるのでしょうか>現状の抗がん剤や分子標的薬のなかで、どれが有効かは明確ではありません。がん幹細胞のニッチに対する薬は多くのデータが出ていて、数年でニッチに対する治療が臨床試験に上がってくると思います。(朝日新聞)

Jun 21, 2010 08:55

◆前立腺がんに抗がん剤は?
前立腺がんに抗がん剤は効きますか?一般に進行がんにはホルモン療法が優先しますが、効かなくなってくることが多い。一昨年認可されて新薬は相当効果が期待でき、今まで対処法がなかった人でも延命できるようになりました。PSAの値が4ナノ(1ナノは10億分び1)グラム以下なら安心できますか?4を超えるとがんの発見頻度が高くなるという目安。4以下だからがんがないということではありません。PSAで示しているのは危険の度合いです。抗がん作用がある漢方薬はある?中国では、抗がん作用のある漢方の開発が盛んなようですが、臨床試験をして有効性を検証されたものはまずない。副作用の低減に有効な薬剤があるということは分かっています。(朝日新聞)
Jun 20, 2010 09:39

◆前立腺がん
前立腺は男性にしかない臓器です。膀胱の出口辺りにあり、よく知られている前立腺肥大症は、前立腺の尿道の周囲の部分が大きくなり、排尿障害を起こすものです。肥大症と違ってがんには自覚症状がなく、そのため早期発見の重要性が叫ばれています。患者も増えており、その理由は寿命が延びたことや食生活の欧米化、がんになると分泌が増える蛋白質の量を調べるPSA(前立腺特異抗原)検査の普及も大きい。検査は採血で済みます。肥大症や前立腺の炎症でも数値は上がります。50歳で一度検査をしておいたほうがいいでしょう。がんのなりやすさは遺伝するので、近親者に患者がいる人は40代で検査を。がんが疑われると、肛門から指で調べる直腸診を受け、さらに超音波で観察しながら細い針を刺して組織を採って調べます。がんが見つかるとMRI検査で画像診断をし、骨シンチグラフィーで転移の有無を調べます。前立腺がんは高齢男性に多く、進行は比較的ゆっくり。早期ならばほぼ根治できます。
Jun 19, 2010 09:30

◆抗がん剤 「高くて効かぬ」は昔の話
以前は抗がん剤に対するイメージは良くありませんでした。わずかな延命効果しかなく、副作用は強く、薬は高いというものでした。しかし現状は変わってきています。2000年以降には、分子標的治療薬という新しいタイプの抗がん剤が出てきました。例えば、大腸がんの治療成績ですが、おそらく来年あたりに出るデータでは、転移のある大腸がんでも5年生存率は30%を超えると言われています。これには分子標的治療薬が大きく貢献していると考えられています。副作用についても、吐き気などを効果的に抑えるいい薬ができてきました。一方、精度は低いですが、分子標的薬には、これまでにない副作用が出てきました。対策は今後も日進月歩でやらないといけません。診断方法の開発も重要です。薬が効くかどうかわかれば、無駄な治療をやらなくなり、医療費が節約でき、副作用も回避できます。診断に重要な遺伝子検査が、肺がんや大腸がんなどで出てきて、日常診療で使われています。抗がん剤は決して「百害あって一利なし」ではないのです。(朝日新聞)
Jun 18, 2010 09:18

◆頭頸部がん
頭頸部がんは首から上、つまり口や鼻、のどなどにできるがんの総称です。顔かたちもコミュニケーションの一つ。生活の質(QOL)とのかかわりが深い分野です。たばことお酒に関係が深く、たばこを1日1箱吸う人は吸わない人より12~15倍、お酒をずっと1日3~4合飲む人は飲まない人より11~15倍、がんになりやすいとされています。さらに食道や胃、肺に重複がん、多重がんができやすいことがわかっています。がんを治すとこが一番ですが治療後も食べて話せて、顔かたちも保たれていたほうがいい。そのためには手術、放射線、抗がん剤、緩和ケアも含めたチーム医療をします。それを指揮する頭頸部がん外科医は日本に260人だけですが、治療のガイドラインがあり標準的な治療の手助けになっています。標準治療としてのお勧めは、早期がんなら放射線治療、進行がんなら手術となりますが、個々の状況や治療歴によって柔軟に治療法が選ばれます。(朝日新聞)
Jun 17, 2010 09:36

◆がん緩和ケア
これまでのがん治療は原因を取り除くことが最優先されました。患者は英語では「ペイシェント」と言います。これには我慢とか耐えるという意味もあります。我慢して耐えるのが患者だと私たちも、患者さんも思っていたわけです。今では、原因療法と対症療法の両輪がないと、患者さん中心の治療法にはならないのではないかというのが緩和ケアのコンセプトです。身体治療医だけでなく、精神科医やボランティアなど、多職種で支えることが緩和ケアには求められています。一方、人間の苦悩、苦痛は希望と現実の差にあります。QOLを良くするには、その差を縮めることです。治療の限界を知り、過大な希望は下げ、緩和ケアで痛みを取り除くなどして現実を上げることです。そのためには十分なコミュニケーションにより、納得してもらうことが重要です。(朝日新聞)
Jun 16, 2010 09:19

◆がん幹細胞 三つの戦略で根治狙う
がんは不治の病ではなくなってきました。しかし、まだ治療が難しいがんがあり、その原因が「がん幹細胞」であることが分かってきました。がんは同じ性質の細胞の集団と考えられてきました。しかし最近、がんを作る幹細胞が存在し、性質の違う細胞を作るとともに、幹細胞自身のコピーも作ることが分かってきました。さらにがん幹細胞がその性質を保つ「ニッチ」という環境があると考えられています。がん幹細胞は極めてストレスに強い。放射線治療や化学療法で死ぬのは主に子分の非がん幹細胞ばかりで、残ったがん幹細胞からがんが再発する。がん幹細胞を標的にした治療を考えないといけない。私たちは三つの戦略を考えています。一つは増殖が遅いがん幹細胞から、増殖の速い非がん幹細胞に移行するのをブロック。二つ目は、がん幹細胞を直接攻撃。三つ目は、がん幹細胞をニッチから追い出す。あるいはニッチを取り除く。2番目、3番目の治療法によって根治できると考えています。
Jun 15, 2010 10:29

◆子宮がんの区別を
子宮頸がんと子宮体がんの総称に使われる「子宮がん」について、日本産婦人科学界(理事長=吉村泰典・慶応大教授)は12日、この呼称の廃止を求める要望書を長妻昭厚生労働相に提出することえを決めた。頸がんと体がんは全く違う病気として扱うべきだという。子宮頸がんは子宮の入り口に生じ、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染から引き起こされる。子宮体がんは、胎児が育つ子宮内膜のがんで女性ホルモンのバランスの崩れが原因。学会は1987年から別々の病気として診断・治療を進めている。国の統計はあいまいで、「子宮がん」の総称しかわからず、頸がん、体がんそれぞれの正確な死亡数が不明。患者数や増減の傾向も分からない。学会によると、1950年代は頸がんが9割超を占めた。しかし学会調査では、2000年代に入り頸がんと体がんの比率は2対1になった。子宮頸がんワクチンは昨年に発売されたが、学会は今回と別に接種の公費助成が進むよう厚労省に要望している。(朝日新聞)
Jun 14, 2010 10:09

◆大勢のがん患者への応援に
「健康と病いの語り」の主担当者の射場典子さん(47)は看護大学の教官だった4年前に卵巣がんを患った。体験者にできるだけ多くの思いを語ってもらうよう慎重に耳を傾け、インタビューは合計で100時間を超えた。治療法は専門医に2年をめどに監修してもらい、最新の医療事情に合っているかチェックする。「一人ひとりの人生を預けてもらっているから、編集作業は丁寧にやりたい」という。乳がん体験をサイトで語っている女性は20代でがんを告知され、同じ境遇の人がどういう思いなのか知りたくてネットで情報を必死に探したことがあった。「このウエブの患者自身の語りには現実感があって、大勢の患者さんの応援になると思う」と話す。(朝日新聞)
Jun 13, 2010 09:24

◆前立腺がんの語り 公開に合わせ13日に講演
がん患者が直面した悩みを集めるウエブサイト「健康と病いの語り」で13日に、前立腺がんの語りの公開も始まる。将来は認知症や臨床試験も語りに加える。公開にあわせ13日午後3~5時半、東京大農学部弥生講堂・一条ホールで記念講演がある。一般は千円。申込みは電話050-3459-2059。ディペックスで活動する二人のブログ「患者の語り 医療者の気づき」を朝日新聞の健康・医療サイト「アピタル」で掲載している。http://www.asahi.com/health/ (朝日新聞)
Jun 12, 2010 10:24

◆乳がん検診 20~30代やめて
乳がんで24歳で亡くなった女性を取材した番組「余命1カ月の花嫁」をきっかけにTBSが展開している20~30代を女性を対象にした乳がん検診を中止するよう求める要望書を、医師ら38人が9日、同社に提出した。20~30代への乳がん検診の有効性に科学的根拠はなく、不必要な検査につながるなど不利益が大きいと指摘している。要望書を提出したのは、中村清吾・昭和大教授や上野直人・米MDアンダーソンがんセンター教授ら、乳がん治療の第一線で活躍する医師のほか、がん経験者、患者支援団体のメンバーら。「科学的根拠のない検診を、正しい情報を発信すべきテレビ局が行うことは倫理的に問題が大きい」として、検診の中止を含め活動の見直しを求めた。また検診を20~30代女性に限定している理由などを問う公開質問状を送った。国は指針で、乳がん検診は40歳以上を対象にマンモグラフィー(乳房X線撮影)検査と、医師が胸の状態を診る視触診の併用を推奨している。要望書は、20~30代女性への検診は、放射線被曝やストレスを増やし、がんを見逃す場合もあると指摘した。TBSは2008年から検診を実施。これまでに約7千人がマンモ検診を受けた。(朝日新聞)
Jun 11, 2010 11:02

◆乳がんの43人が動画で語る
乳がんの患者43人が動画で語る内容は、病気の経過や生活の変化に合わせて細かく分類されている。一つ一つの時間は1~3分程度。公開されているのは400を超す。動画とは別に内容は文字で読むこともできる。これとは別に、乳がん検診、診断のための検査、病院・医師の選択など、話題ごとに体験者の声を集めて整理もしている。たとえば「病院・医師の選択」を探ると、「自分の場合はこうだった」という語りが紹介される。主治医以外の医師から治療について意見を聞いた後、どちらの病院で手術を受けるかなど、体験者の選択はさまざまだ。闘病生活のあらゆることが語られる。術後の後遺症や脱毛だけでなく、生き方・お金・家族との関係に及ぶ。「抗がん剤が高価で、副作用のないときは費用を稼ぐため仕事に出なくてはならなかった」 「父も入院していた。先の治療を考えて、医療扶助をうけた」などの語りもある。(朝日新聞)
Jun 10, 2010 09:09

◆私のがん、ウエブで語る
がんと診断された。どんな治療が良いか、親や子へどう説明しよう、仕事や治療費は・・・。患者が直面した悩みを集めるウエブサイト「健康と病いの語り」が、乳がん体験者の声を紹介している。多くの患者に共感を得てもらい闘病の支えにしてほしいという思いが込められている。「アレルギー反応がひどくて、(乳房の)皮膚が破れてしまったんです」 パソコンの画面に映る30代の女性は、8年前に受けた乳がん手術や乳房再建の体験を話し始めた。告知直後に一人になったとき、恐怖感に襲われたが、看護師から淡々と入院手続きの説明を受けて拍子抜けした。特定の抗がん剤しか効かず、その後、健康食品や訪問販売の健康機器を購入した。「治療が終わった、よかった、とは思えなくて、自分は何もしないのが不安だった」と、この女性は思いを語る。ウエブサイトは、「健康と病いの語り ディペックス・ジャパン」(http://www.dipex-j.org/)が」運営。昨年12月に20~70代の乳がん体験者43人が語る様子を収めた動画の公開を始めた。1日に200~400人がアクセスし、1人当たりの平均視聴時間も9分と通常の平均とされる視聴時間より3倍ほど長いという。
Jun 09, 2010 09:38

◆苦渋伝えるのが使命
夜、部屋の明かりをつけたまま眠る。明かりを消せば、二度と目覚めないのではないかという恐怖からだ。2007年にミニドックで肝がんが見つかった。2001年の間に再発、再々発した。肝臓の3分の1を切除、がんに針を刺しラジオ波で焼く治療を続けた。二人の子どもが巣立ち、妻の薫さん(62)とのんびり暮らすつもりだったが、かなわなかった。枕に顔を押し付け泣く妻に「最後までやすらぎを与えることすらできない」と心の中で詫びた。「まさか自分が国を相手に裁判をするとは思わなかった」。昨年、余命3年と宣告された。病気を押して抗議行動の先頭に立つ。雨の中の厚生労働省前の座り込みでは、体調を崩してうずくまり、妻や仲間に介抱された。「患者の苦渋を伝えることが、国に命を区切られた自分の使命だと思う」。(朝日新聞)
Jun 08, 2010 09:11

◆息子の死、なぜ。 国との訴訟 解決待つ原告ら
11年前、32歳の長男毅さんが突然血を吐いた。「B型肝炎による肝がんで余命1週間」と診断され、25日後に亡くなった。夫はほどなく、うつ病になり入院した。「母子感染が原因と考えられる」と医師に説明された。毅さんもそう思い込んだまま亡くなった。「取り返しのつかないことをしてしまった」と自分を責めた。その後の検査で、自分も夫も感染していないことが分かった。息子はなぜ死ななければならなかったのか。苦しみながら、手探りで調べ、訴訟に加わった。墓参りのたび、「早く解決するよう後押ししてね」と話かける。「国の責任だったと息子に報告したい。裁判が長期化し、解決を見ずに亡くなる人がこれ以上増えないで欲しい」。提訴後死亡した原告は10人になる。
Jun 07, 2010 09:23

◆B型肝炎と闘う 国との訴訟 解決待つ原告ら
「勇気を持って明るく生きる」。昨年1月、がんの疑いが高いと診断され、日記に記した。翌月の手術の朝、「がんとの長い闘いが始まるが、決して負けない」と書いた。大学生協の専務理事として就職支援などを担当し、充実した日々だった。そんな生活が一変した。がんは再発し、1年間に84日間入院した。東京から横浜への通勤が難しくなり、転勤を願い出た。妻と2人の娘、愛犬との時間を大切にしたい。訴訟の解決を見届けたいと思う。国は、原告らが予防接種を受けたことの証明のため、母子手帳の提示を求める。「手帳の有無で命の線引きをしようというのか。大臣、あなた方は持っていますか」。5月18日、面談した長妻厚生労働相らに問うた。(朝日新聞)
Jun 06, 2010 09:40

◆複雑な高額療養費制度
医療費の自己負担額が多い場合、医療費が払い戻される「高額療養費制度」が利用できる。1カ月の医療費が30万円だった場合、この制度を利用すれば、一般所得の人(おおむね年収600万円以下)では、約22万円が払い戻される。だが、制度は複雑で、使いこなすには、仕組をよく知る必要がある。払い戻しは通常、窓口で支払った約3カ月後。そこで、事前に保険組合に「健康保険限度額適用認定証」をもらい、医療機関に提出すれば、自己負担の限度額分だけ払えばよい。だが、これは、通院治療には適用されない。(朝日新聞)
Jun 05, 2010 10:49

◆たくさんの希望の光を
肺がんになり、痛みに苦しみながら亡くなった友人の姿を思い出し、怖くなった。「まさか自分ががんなんて・・・」。しかし、気持ちの切り替えは早かった。その友人のために、がんについて勉強し、がんを克服した人の話を詠んだことを思い出した。闘病記などを買い込み、退院すると本の筆者らに会いに出掛けた。抗がん剤の副作用で抜けた眉毛を母親の眉墨で描き、出歩いた。どのようにがんと闘ったのか、患者から生の話しを聞くことで勇気付けられた。そんな経験から雑誌作りを思いついた。雑誌「メッセンジャー」編集長・杉浦貴之さん(38)は、最近は各地で講演し、体験をもとに自分で作った歌も歌う。「患者は絶望のなかで希望を探している。一人の力は微力で希望の光は小さくても、たくさんあれば見つけやすい。そんな世の中にしたい」
Jun 04, 2010 09:22

◆体験談から勇気受取って
がん患者の体験談、闘病記を集めた情報誌「メッセンジャー」を2005年1月から発行している編集長の杉浦貴之さん(38)。「がんを克服した人たちの思いを紹介することで、たくさんの患者が元気になるんじゃないか」との思いからだ。今年3月で30号目。当初は当時住んでいた宮崎県内だけだったが、現在は全国に発送。多い部は7千部を発行している。かつての自分が欲しかった雑誌だ。1999年10月、突然の腹痛に襲われた。左の腎臓のなかで、牛乳瓶2本分も出血していた。「がんでななさそう」と言われた病院で3カ月後に再検査を受けると、「腎臓がん」と診断された。すぐに摘出手術を受けた。国内では症例が少ないタイプの腎臓がんで、両親は医師から「余命は短くて半年。2年後の生存率はゼロ」と伝えられていた。続く・・・。(朝日新聞)
Jun 03, 2010 09:45

◆「負担大きい」7割
NPO法人日本医療政策機構が昨年末、がん患者約1600人を対象に行ったアンケートでは、治療費について「とても負担が大きい」「やや大きい」との回答は71%に上った。経済的な負担を理由に、治療を断念したり変更したりした人も13%に上った。東京大医科学研究所のチームが昨年、566人のCML(慢性骨髄性白血病)患者に行ったアンケートでも、医療費を負担に感じる人は73%いた。経済的な負担から、治療を中断したこともある人も3%いた。チームによると、グリベック(病気の進行を止める分子標的薬)発売前の2000年に発症した患者約100人に限ると、当時、負担を感じていたという回答は42%だった。当時の患者の平均所得は533万円。今回の調査では389万円に減った。複数の患者団体がCMLを、人工透析を受ける慢性腎不全や血友病、エイズの3疾病と同じ長期高額疾病に指定するよう求めている。指定されれば、負担は原則月1万円になる。(朝日新聞)
Jun 02, 2010 08:42

◆お金との闘い 2
埼玉県に住む大学院生の女性(23)は、昨年5月に慢性骨髄性白血病(CML)を発症した。入院後、病気の進行を止める分子標的薬「グリベック」を1日4錠飲みながら、研究を続けている。グリベックが2001年に発売され、患者の生存率字は大幅に上がった。だが、1錠約2750円の薬を1日平均4錠、飲み続ける必要がある。治療費は両親が出している。昨年は薬代だけで約96万円。今年は約120万円になる見込みだ。昨年の自己負担額は約60万円だったが、母親は「とても、老後の蓄えどころではない」と話す。今のところ体調はいいが、将来への不安が頭を離れる日はない。就職すると親の扶養家族から外れるため、自分で高額な医療費を払っていくことになる。結婚もしたい。「でも、経済的に相手の負担になるかも知れない。子どもも、持てるかどうか」。そう話しながら、涙ぐんだ。(朝日新聞)
Jun 01, 2010 10:29


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