がんは死因の第一位であり年間30万人以上が亡くなっている。増加するがんの死亡率を減少するため2007年4月「がん対策基本法」が成立した。がんの予防と早期発見、がん医療の均てん化を2本柱とし、個別目標として10年間にがん死亡率を20%減少することが明示された。具体的には、現状の喫煙率(男性38%、女性12%)を半減すること、検診受診率を現状(20~30%)から50%に上げること、全国どこででも理想的な5年生存率が得られること、これに年間1%のがん発生減が加われば目標を達成できると言われている。予防と早期発見こそ「がん撲滅」への第一歩である。(朝日新聞)