以前は第一位だった胃がんによる死亡者数が減少に転じる一方で、肺がん、大腸がんによる死亡者数
が増えています。また罹患率を見ると、男性は前立腺がん、女性は乳がん、子宮がんの患者数増加が顕著です。「血液のがん」である悪性リンパ腫も、高齢者に多い疾患であるため、高齢者比率の高まりに伴って患者数が増えています。高齢者の白血病も、同様の理由で増えていますね。胃がんの死亡率が下がっているのは、消化器内視鏡検査などによる早期発見が高まったこと、ピロリ菌除菌治療が普及し始めていることによるものと思われます。(朝日新聞)