人工肛門
絶食状態を脱するため、がんによってふさがれた小腸の閉塞を取ることが先決だった。2007年7月に開腹し、小腸がんと転移があった結腸と左右の卵巣を摘出した。手術後、消化器外科医が言った。「取りきれない部分はそのまま閉じました。進行を遅らせながら治療していきましょう」。最期のときを覚悟した。社長復帰の見通しが立たず、7年間経営していた店は、手術前にたたまざるを得なかった。20歳前後の従業員から、思いがけず届いた色紙やビデオレターを見て泣いた。苦楽を共にした職場を失い、彼女たちこそ苦労しているはずなのに。悔しくてたまらなかった。がんは直腸や子宮、腹膜にも広がっていた。化学療法のための入院と一時退院を繰り返し、3種類の鎮痛剤で、体中の痛みを抑える日々が続いていた。佐藤さんと同じように腹膜にがんが散らばっても、元気で暮らしている女性患者を紹介するテレビ番組を見たのはその頃だった。すがりつく思いで、テレビに登場した医師を訪ねた。医師は言った。「手術できる。でも人工肛門になります」。もっと生きたかった。せめて2人の子どもたちが小学校に入学するのを見届けたかった。(朝日新聞・患者を生きる・がんと就労・人工肛門 より)
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