アフラックの保険のご紹介と資料請求ができるe保険Shopのホームページブログです

アフラックがん保険 トップページサイトマップ勧誘方針 アフラック
がん保険 ご契約までの流れ 各種手続き よくある質問 会社案内
トップページ > 2013年4月

検査室 走る緊張に覚悟 3
過去に要精密検査とされた時は、結局問題がなかった。今回だって、大丈夫かも・・・・・。悩んでも仕方がないと、仕事に没頭することにした。翌週は上海出張。帰国当日の朝、滞在先のホテルで携帯電話が鳴った。「がん細胞が見つかりました」。悪い報告が上がってきたときこそ、冷静に事情をすべて聞き出す・・・・そんな仕事の習いから、必要なことを淡々と聞き取っている自分がいた。帰りの機内。出張報告には手をつけず、腕組みで目を閉じた。羽田空港の入国審査を終えて、妻(65)に電話をかけた。「座って聞いてくれるか。がんだった。とにかく頑張るから、心配しないで」。(4月16日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 胃がん より)
Apr 30, 2013 08:49

検査室 走る緊張に覚悟 2
大手総合商社に勤め、国内外を飛び回ってきた。接待で夕食が2度なんてこともざら。会社の検診で胃潰瘍の痕が見つかっても、商社マンの勲章くらいに思っていた。50歳になって赴任したニューヨークでは、胃カメラの検査を毎年受けた。5年後に帰国してからも、胃の検査は欠かさなかった。60歳を前に、胃がんの一因になるというピロリ菌も除菌した。一安心だと思っていた。ただ一昨年だけ、多忙のため検診をさぼっていた。人間ドックの休憩室から診察室に戻ると、医師が写真を示しながら言った。「ここがちょっと気になりますね」。胃の内壁が、複雑な形で盛り上がっているのが見えた。「悪性腫瘍ですか」と尋ねると「その可能性が、かなりあると思います」。採取した細胞の検査結果が1週間後にわかる、という。
(4月16日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 胃がん より)
Apr 29, 2013 17:22

検査室 走る緊張に覚悟
「あらっ。何かできてますね」。昨年12月「、定期健康診断で訪れた人間ドック施設で、胃カメラをのみ込んでいた東京都内の会社役員の男性(65)は、医師の一言で検査室内に緊張が走るのを感じた。「つまみます、よろしいですね」。事前に、必要なら胃の組織を採って検査することに同意していた。親指を立ててOKサインを送ると、医師は器具を操作し、「もう1回採ります。ちょっと我慢してください」と続けた。スタッフが慌しく動き回る気配がした。過去に経験した検診とは様子が違う。「これは覚悟せんといかんのかな」。目を閉じて思った。(4月16日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 胃がん より)
Apr 28, 2013 08:24

肝転移 難しい手術判断 2
ただし、効果が高い抗がん剤は副作用も強い。組み合わせも基本型だけで5パターンあり、薬の選択肢が多すぎて「どの組み合わせを、いつ使うか」という基準はまだ確立していない。「患者の病状に合わせて抗がん剤や手術のタイミングを見極めるには、経験や知識が必要だ」と、国立がん研究センター中央病院(東京都)大腸外科の金光幸秀科長。もう一つの課題が、再発を予防すること。がんは手術から5年たって再発しなければ根治とされるが、肝転移がんの再発率は7~8割にのぼる。主に、手術のときに見えなかった微小がんが増殖を始めたものだ。大腸がんでは手術後の化学療法で再発率が下がることがわかっている。一方、抗がん剤を使い続けると、いずれ効き目がなくなる。すべての薬の組み合わせで効果がなくなると、お手上げだ。肝転移がん手術後の化学療法に「延命効果があるか。どんな患者に使うべきか」を確かめる臨床研究が続いている。都立駒込病院の高橋慶一・大腸外科部長は「腫瘍マーカーの変化などを綿密に調べ、再発を早期発見するほうが重要でないか」と話す。(4月14日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 27, 2013 12:48

肝転移 難しい手術判断
大腸がんで亡くなる人は年に約4万6千人(2011年)。がんの中では肺がん、胃がんに続き3番目に多い。大腸にできた元の「原発がん」から離れたがん細胞が血流に乗り、肝臓で増殖するのが「肝転移」。患者の10%以上に起きるという。このがんがさらに、肺や全身に転移することも多い。肝転移がんの治療は、原発がんと同等に重要になる。根治が見込めるのは、手術による「切除」。大腸癌研究会の「治療ガイドライン(10年版)」によると、肝転移がんを切除する主な基準は、検査で発見したがんをすべて切り取れることと、手術のあとも肝機能が十分に残せることだ。がんの数が多すぎたり、肝臓を大きく損なう場所にがんがあったりした場合、手術はできない。しかし、新しい抗がん剤が次々に開発され、数種類の抗がん剤を組み合わせる「補助化学療法」でがんが小さくなり、手術できるようになった例が最近増えている。(4月14日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 26, 2013 08:34

「見えるがん」なくなった 2
35年前、最初で最後の人間ドックを受けた。バリウムで便が詰まってひどい便秘になり、指でほじってやっと出した。そのあと1年間、じんましんの症状が残った。しかし、もはや「まな板の鯉」。検査もちゃんと受ける。妻の清子さん(66)は「先生のいうことをよく聞いてますよ」。8月初めには、手術で人工肛門をふさぎ、大腸をつなぎ直した。1年半ぶりに、自分の肛門から排便した。2回ほど下痢をしたが、あつは普通にもどった。「体っちゅうのは、よく覚えているもんだね」と妙に感心した。昨年11月に届いたスポーツ車をたまに走らせる。走行距離は3千キロを超えた。大好きな運転ができるのがうれしい。50代になってサイドカーつきの大型オートバイを買い、清子さんらを乗せて毎年のように北海道をツーリングした。だが、7年前に下血が始まってからは、乗っていない。サイドカーの運転には、技術と体力が必要だ。「もう少し体力がつけば大丈夫。すぐに乗れますよ」。頭の中ではもう、北海道の山道を攻めている。(4月13日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 25, 2013 08:49

「見えるがん」なくなった
愛知県豊川市の金光良昌さん(70)は昨年8月17日、直腸から肝臓に転移したがんの手術を同県がんセンター中央病院(名古屋市)で受けた。肝臓の右奥、全体の3分に1ほどが切り取られた。「検査で見えるがん」はなくなった。5年たっても再発がなければ根治となる。「治癒切除」と呼ばれる状態だ。手術の翌日にはもう、集中治療室の中をすたすた歩いた。「こっちが元気で歩いていると、先生の顔も和らいでいた」。11日後に退院。おなかに力が入らない状態が続いたが、我慢して朝晩2キロぐらいの散歩を続けた。「何度もおなかを切ったので、腸閉塞はつきもの。運動、運動」という、看護師の言いつけをちゃんと守っている。「がんで死ぬかもしれない、と悩んだことはないが、腸閉塞はつらかった・・・・・」。家族や昔なじみから「ちゃんと検査を受ければ、もっと早くわかったのに」と言われる。でも、病院も検査も、本当に嫌だった。理由がある。(4月13日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 24, 2013 08:28

今しかない 手術を決断
手術を妨げていた肝機能と血小板の問題が解決しつつある一方で、2種類の腫瘍マーカーが高くなり始めた。過去の抗がん剤治療で、いったん下がっていたがんの指標だ。「いよいよがんの勢いが上がってきた」。8月。最終的な判断を迫られた。肺や腹膜、リンパ節などに、新たながんはできていない。「冷や冷やものだったが、これはいけるかもしれない」。肝臓に転移したがんの手術は今しかないと、千田さんは判断した。「8月15日に入院してください。切りましょう」。(4月12日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 23, 2013 08:36

続く血小板の破壊
5月中旬。「乗れるかどうかもわからんのに」、若い頃から欲しかったスポーツ車を買った。納車は年末だ。治療を頑張るいい目標ができた。まもなく小腸の入り口付近で腸閉塞が起き、20日間入院したものの、肝機能は少しずつよくなった。ところが血小板の数はさらに減り続けた。抗がん剤の影響で血液が「渋滞」して脾臓が腫れ、血小板を壊し続けていた。新しい抗がん剤を使った人に、ときどきある副作用だ。このままだと出血が止まりにくく、手術ができない。治療チームで検討し、脾臓の働きを止めるため、血流を遮断することにした。全体が腐らないよう、下半分の血行だけを止める。細い管を通して金属のバネを脾臓の血管に詰めると、血栓ができて血が通わなくなった。やがて、血小板の破壊は止まり、ほぼ正常値に戻った。(4月12日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 22, 2013 07:56

抗がん剤は両刃の剣
抗がん剤は両刃の剣だ。愛知県豊川市の金光良昌さん(70)の直腸がんと、肝臓に転移したがんを抑え込んだ。その代わりに、肝機能を下げ血液中の血小板を減らしてしまった。肝臓の手術を検討していた同県がんセンター中央病院(名古屋市)の千田嘉毅さん(44)は昨年4月、大きな矛盾に悩んだ。肝臓のがんを手術で取りきれば根治も望める。そのためには抗がん剤をやめて、肝機能などを回復させることが必要だ。ただし、がんが勢いを取り戻す恐れがある。もし全身に広がれば、根治は不可能だ。「抗がん剤をやめ、手術の方向でお願いします」。千田さんの説明を受け、金光さんはこういった。(4月12日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 21, 2013 08:30

副作用で肝手術を断念
ところが、手術から1カ月以上たっても、おなかにたまった水が消えない。主治医の金光幸秀さん(47)は、「検査で見えない微小がんが、腹膜炎を起こしている可能性がある」とみた。昨年2月中旬、抗がん剤治療を再開。効果があり、4月初めの検査では、腹水が消えていた。金光医師は抗がん剤担当の内科医らと相談し、肝胆膵グループの千田嘉毅医師(44)に肝臓の手術を打診した。手術の条件は主に2つ。「目に見えるがん」がすべて切り取れること。それと、切った後でも肝臓の機能が十分に残せることだ。抗がん剤の効果でがんは小さくなった。切り取ることができそうだ。4月中旬に入院し、さまざまな肝機能検査を受けた。しかし、有害物などを処理する代謝機能がとても悪く、血液を固める血小板もかなり減っていた。抗がん剤の副作用だった。「この数字では、手術ができません」。千田さんは手術を断念した。(4月11日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 20, 2013 08:14

消えた直腸がん
4カ月の抗がん剤治療で、愛知県豊川市の金光良昌さん(70)の直腸と肝臓のがんは小さくなった。2011年12月15日、まず直腸のがんを切り取る手術を受けた。直腸の上半分を埋めていたがんのほか、転移が分かっていたリンパ節なども取った。幸い、腹膜などへの新たな転移はなかった。手術は成功した。ただ、がんの治療を始める前に起きた腹膜炎の影響で、直腸とおなかの内側の膜が癒着していた。これをはがすのに時間がかかり、2時間ほどで終わる手術が6時間1分かかった。手術後しばらくおなかに力が入らなかったが、リハビリのため愛知県がんセンター中央病院(名古屋市)の中を懸命に歩いた。2週間ほどで退院した後も、自宅周辺をよく散歩した。ただ、病院に行くのを拒んでまで続けた仕事を再開することはできなかった。おなかの傷より、急にひまになったことが一番の苦痛だった。「なにせ、普通の日に外へ出て、歩いているのが恥ずかしいんですよ」。贅沢な悩みだ。直腸がんは消えた。次は肝臓に転移したがんだ。1、2カ月待って、新たながんがない場合、手術を検討する。(4月11日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 19, 2013 08:42

抗がん剤治療を計4回
担当の内科医は「6年前だったらできなかった。今はいい薬がある。頑張りましょう」と言った。よくわからず「他人の話をしているのかと思った」が、2週間おきに通院し、抗がん剤治療を続けた。副作用で手がしびれた。陶器の冷たさが痛いので、食器をすべて木の器にかえた。抗がん剤治療を計4回行ったことろで、がんの状態を検査した。すると、直腸のがんと、肝臓に転移したがんは、ともに小さくなっていた。ほかに気になる症状や体調の変化もなかった。「直腸と肝臓の両方とも、がんは確実に取れるようになっている」。10月25日。内科医と相談した金光医師は「完治」を目指し、手術で取りにいくことを決断した。(4月10日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 18, 2013 08:34

複数の薬使いがん縮小 2
当面の治療の主眼はがんではなく、腹膜炎や敗血症との闘いに切り替わった。強い抗生物質を使って悪化を抑えた。胆嚢手術のついでに、おなかの上部にある「横行結腸」を左のわき腹につなぎ、人工肛門を作った。弱った直腸を休ませつつ、食事も普通にできる。腹膜炎のダメージが加わり、がんの手術は先送りになった。代わりに、手術前に抗がん剤でがんを小さくし、切り取りやすくする「術前補助化学療法」を試みる時間ができた。複数の抗がん剤を組み合わせる治療が8月中旬、始まった。(4月10日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 17, 2013 08:10

複数の薬使いがん縮小
大腸のうち肛門に近い「直腸」にがんができ、肝臓へも転移した愛知県豊川市の金光良昌さん(70)は、同県がんセンター中央病院(名古屋市)で、まず直腸がんの手術を受けることになった。ところが、手術を1週間後に控えた2011年7月末、突然、激しい腹痛と発熱に見舞われた。「これまで腹の痛みはなかった。いったい何が・・・・」。訳がわからないまま、ベッドでうなるしかなかった。消化器外科の主治医、金光幸秀さん(47)=現在は国立がん研究センター中央病院(東京都)勤務=は腹膜炎を疑った。8月1日に緊急手術。胆嚢が炎症を起こし、腐っていた。胆嚢を取った後、金光医師は妻の清子さん(66)に説明した。「非常に危なかった。間一髪でした」。(4月10日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 16, 2013 08:28

下血5年 ようやく受診
大きくなったがんは直腸をふさぎ、腸閉塞を起こしていた。便がうまく排出されない。大腸全体に詰まっているようだ。「こうなると自分では手に負えん」。肛門科医院の医師はその場で紹介状を書いた。宛先は愛知県がんセンター中央病院(名古屋市)の消化器外科、金光幸秀医師(47)。「金光」という姓は珍しい。「同姓の大腸がん専門医がいるんだ」と運命的なものを感じた。3日後にセンターを受診し、翌日入院。がんは近くのリンパ節などのほか、肝臓にも転移していることがわかった。がんは「切りとれるものは、手術で取りにいく」のがセンターの治療方針。直腸のがんも、それが肝臓に転移したがんも、「頑張れば何とか切除できる」と決断。閉塞した部分の先に管を差込み、残った便を取り出した上で、8月5日に手術することが決まった。ところが、予想もしない激しい腹痛が起きた。緊急手術に追い込まれ、がんの切除は先送りとなった。(4月9日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 15, 2013 08:27

大腸がん
「こりゃいかん。大きながんがある」。肛門から入れた内視鏡のカメラが映し出す画像を見るなり、医師は思わず声を上げた。肛門近くの直腸の壁が、ボコボコした無数のこぶで埋め尽くされていた。2011年7月、愛知県豊川市の金光良昌さん(70)は、便器全体が真っ赤に染まるほどの下血に悩み、近くの肛門科医院を受診した。下血は断続的に5年ほど続いていた。「こりゃあ、がんに違いない」。自分でもそう感じていた。父が胃がんで、母は直腸がんで亡くなっていたからだ。多いときで74キロあった体重は48キロに減った。顔色もどんどん悪くなっていく。家族だけでなく、近所の人や友人からも「病院に行きなよ」と諭された。しかし、「病院で縛られるなら、死んだも同じだ」と受診を拒んできた。父から継いだ金属スクラップ回収会社の仕事を、休みたくなかった。それが1,2時間ごとにトイレに立つようになり、いよいよ仕事どころではなくなった。(4月9日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 14, 2013 08:50

乳房インプラント
自家組織移植と違い、現時点では乳房インプラントは保険は適用されず、福大病院でも約1週間の入院で70万円くらいかかる。だが昨年、乳がん患者向けの乳房インプラントが国内で初めて薬事承認され、保険適用が検討されている。保険が適用されれば患者の選択肢が増えるが、大慈弥教授は「乳房インプラントは気軽には使ってほしくない」と協調する。30年前に海外の美容整形で豊胸手術を受け、胸が赤くはれたため、摘出手術を受けに来た患者がいた。取り出した乳房インプラントは破れて汚れていた。近年は乳房インプラントの安全性は向上してきたものの、こうして袋が破れてシリコーンがしみ出す場合もある。また、皮膜が乳房インプラントの周りにできて硬く変形する症状が起きたりする人もいて、その原因や予防法は確立していないという。(4月3日 朝日新聞)
Apr 13, 2013 08:25

自家組織移植「長期的に安定」
「乳房温存という言葉には問題がある。変形が残る場合もある」とも。また、放射線治療と組み合わせた乳房温存療法の局所再発率が4~7%という研究報告もあるという。「むしろしっかり取って、後で再建することが大事」と話した。乳房再建は大きく分けて二つの方法がある。おなかや背中の組織を胸に持ってくる自家組織移植と、シリコン製の乳房インプラントを挿入する方法だ。自家組織移植は手術に約8時間かかるが、自分の皮膚と脂肪を使うので「長期的に安定する」。一方、乳房インプラントは手術時間が短いが、違和感や痛みが続く場合があるという。(4月3日 朝日新聞)
Apr 12, 2013 08:34

がん治療と乳房再建 両立を 2
「がんの治療と乳房再建を両立させる。専門医同士がチームを組んでそんな治療法を目指すべきだと思います」。患者やその家族ら約50人に大慈弥教授は語りかけた。スクリーンに2枚の写真が写し出されると、「ウワー」っと歓声が上がった。50代患者の再建前後の乳房だ。乳がんの切除手術で両胸をなくしたが、自然なふくらみと乳首を取り戻していた。その女性は泣きながら外来を訪れたが、術後は笑顔が増えたという。「痛いとか温泉に行きたいとかそれだけじゃない。乳房の状態は、ヒトの心に大きくかかわる」。乳がんの切除手術はここ30年で大きく変ったという。筋肉やリンパ節を根こそぎ取る手術から、乳房温存術が主流に。(4月3日 朝日新聞)
Apr 11, 2013 08:47

がん治療と乳房再建 両立を
乳がんの手術後に乳房の形を元に戻す「乳房再建」。形成外科医の大慈弥裕之・福大医学部教授が、福岡市城南区で先月、数多く手がける乳房再建術について講演した。講演は福大病院がテーマを変えてほぼ毎月開く「がんセミナー」の一環。乳がんを取り除く手術や治療は乳腺外科医や腫瘍内科医らが担当し、乳房再建は形成外科医があたる。(4月3日 朝日新聞)
Apr 10, 2013 09:16

高齢化社会へ向けて
超高齢社会をむかえつつある中、高齢者の方も多くインターフェロン治療を受けられています。しかしながら、高齢者のためのインターフェロン治療ガイドは、残念ながらまだ策定されていないのが現状です。KULDSで集計される多数の高齢者の臨床データが、我が国だけでなく、今後高齢社会をむかえる他の国々でも活用されることが期待されます。多くの新薬は欧米メーカーが開発していますから、使用ガイドラインも欧米人を基準に作られています。高齢の日本人の場合、薬の量をどれくらい加減すべきかといった『さじ加減』も重要で、実臨床データを集めることで明らかになるはずです。肝炎治療の成績が向上し、肝がんの発症が確実に減少するのに加え、画像診断技術の向上で肝がんの早期発見も可能になり、早期に発見であればあるほど患者さんの予後も良好です。
Apr 09, 2013 08:37

今後の課題
治療成績や副作用の現れ方などは、より多くのデータを集めなければ正確な情報が得られません。複数の病院が臨床データを共有することで、色々な点が分かるようになったのが意義深いですね。情報を共有することで、検査段階での正確さも生まれます。例えば、治療を開始してC型肝炎ウイルスが早く血液から消えた患者さんが有効である確率が高いこと、副作用のため薬剤を減量する場合、効果には影響を及ぼさない減量はどこまでなのかなど、私ども治療を行う医師にも、また患者さんにとっても重要な情報を得ることができました。そうした情報をもとに、C型肝炎ウイルスの消失が遅れている患者さんには、治療期間を延長したり、副作用で減量が必要な場合の量を決定することができました。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 08, 2013 08:50

副作用が問題視
3剤併用療法は、C型肝炎に対する治療成績が非常に良好である一方で、副作用が問題視されています。複数の副作用が報告されている中で、貧血、皮膚症状、腎障害などが、特に注意すべき副作用と言えます。そこで現在、3剤併用療法を適用する場合は、皮膚科や腎臓内科などの複数の診療科が連携し、副作用への迅速で適切な対応を図る医療体制が整えられています。高齢の患者さんに3剤併用療法を行う場合、感染症を誘発する危険性を指摘する報告もあります。そのため、患者さんの身体状態を慎重に観察しながら、何らかの副作用が現れたら薬の量を減らしたり、皮膚炎に対する治療も早めに行っていますので、私ども「KULDS」への参加施設では重篤な副作用は経験していません。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 07, 2013 08:03

C型肝炎ウイルス
有効という意味は、C型肝炎ウイルスが患者さんの体から完全に無くなるということです。その結果痛んでいた肝臓もほぼ正常に回復しますし、肝がんの発症もきわめて少なくなります。ですので、C型肝炎に悩んでいる多くの患者さんにこの治療をお勧めしたいのですが、まだまだ受けようとする方は少ないようです。やはり自覚症状の乏しさが、肝炎検査受診率の伸び悩みに結びついているのでしょう。C型肝炎は20~30年の経過で肝硬変へ、そして肝がんへと進行します。しかし慢性肝炎は高度に進行するまで自覚症状が乏しいため、「健康だから大丈夫」と考える人が多いようです。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 06, 2013 08:48

C型肝炎への3剤併用療法
慢性肝炎の治療法は着実に進歩しています。新しい治療薬も開発され、臨床応用されています。C型肝炎の治療は、ウイルスの増殖を抑えるインターフェロンが第一選択なのですが、10年ほど前、インターフェロンと抗ウイルス薬「リバビリン」を組み合わせる「2剤併用療法」が承認され、治療成績が向上しました。しかし、C型肝炎ウイルスの遺伝子2型に感染している場合、80%有効ですが、1型に感染している場合は50%とその有効性は満足できるものではありませんでした。一昨年末から、このインターフェロンが効きにくい遺伝子1型に感染している患者さんに対しては「テラプレビル」という新薬を加えた「3剤併用療法」が行われています。その結果、有効率は85%まで向上しました。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 05, 2013 08:46

肝がんを減らすために 2
B型肝炎についてはもう一つ新たな問題が起こっています。近年、強力リウマチ治療薬や抗がん剤が開発され、その効果には目を見張るものがあります。しかし、その強力性のためそれらを投与された患者さんの中で、いったん治癒したB型肝炎が再活性化することが判明しました。ですので、そのような治療を受けるときは、過去にB型肝炎に感染したかどうか血液検査を受けることが大切です。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 04, 2013 08:39

肝がんを減らすために
肝がんの原因の大半が、C型及びB型肝炎であることは、かなり前から知られていました。しかし、まだ的確な治療を受けていないウイルス性慢性肝疾患の患者さんは多いようです。C型肝炎は血液を介して感染しますので、血液中にウイルスが存在していることが分かっていなかった時代の輸血などの医療行為が、主な感染ルートとされています。現在では、十分な予防対策がされていますので、医療行為による感染はほとんどなくなりました。一方のB型肝炎ウイルスは、出産時の母子感染を中心とする家庭内感染が主な感染ルートで、乳幼児期に感染すると慢性化することが知られています。成人では性交渉による感染の危険があります。従来、成人が感染した場合は慢性化せずに完治するというのが定説でした。ところが近年、欧米に多い遺伝子型を持つB型肝炎ウイルスの感染者が国内でも増えています。この欧米型ウイルスは成人が感染しても慢性化することがあり問題となっています。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 03, 2013 08:46

遺伝子配列 違い特定
がんのリスクを高める配列の違いはこれまでも見つかっているが、がんが多い特定の家系に特有のものなどが多い。今回見つかった配列の違いは、生まれつきの比較的ありふれたもので、1カ所だけ見ると高まるリスクは数%程度。しかし、複数が組み合わさるとリスクは最高で4.7倍まで増加していた。欧米人の結果をまとめた研究だが、アジア人でも、乳がんでは、そのうちの半分ほどは同様の配列の違いが確認されているという。これらの配列の違いは血液検査で調べられ、費用は大幅に下がっている。将来、健康診断の一部に導入すれば、がんリスクの高い人を見つけて、がん検診の受診や生活習慣の改善を勧めたりできる。(3月28日 朝日新聞)
Apr 02, 2013 08:17

がんリスク検診でわかる?
英ケンブリッジ大などの国際チームは、ヒトの設計図に当たる全遺伝情報(ゲノム)から、乳房、卵巣、前立腺のがんになるリスクを予測できる遺伝子配列のわずかな違い(SNP)を特定した。「リスクが高い」とわかった人には、頻繁にがん検診を勧めるなど、早期発見や予防に生かす狙いだ。27日付米科学誌ネイチャージェネティクス(電子版)に発表された論文によると、欧州を中心とする34カ国のチームは、がん患者と健康な人10万人づつのゲノムを調べ、乳がんでは41カ所、卵巣がんでは8カ所、前立腺がんでは26カ所、がんになるリスクを高める配列の違いが起きる場所があることを確かめた。(3月28日 朝日新聞)
Apr 01, 2013 08:36


▲このページの上に戻る

カレンダー

2018年7月
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

アフラック がん保険
e保険Shop-blogカテゴリ

エントリー

リスト

資料請求
各種手続き
お電話番号は0120-888-685
アフラック募集代理店
ライフ・ケア有限会社
〒815-0042
福岡市南区若久4-24-18
TEL 092-405-1301
FAX 092-405-1302

<引受保険会社>
アフラック福岡総合支社
〒812-0018
福岡市博多区住吉1-2-25
キャナルシティ・ビジネスセンタービル10F
TEL 092-281-6716
FAX 092-281-7360
プライバシーポリシーサイトマップ勧誘方針
Copyright(C)2005 Life Care Inc, All Rights Reserved.アフラック がん保険