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有効性の調査始まる 2
術前治療の副作用で、体が弱り、手術が受けられなくなるデメリットを指摘する声もある。東京女子医科大消化器外科准教授の羽鳥隆さんは「客観的なデータが足りない現状では、患者さんには医師からよく説明を聞いたうえで、この手法を受けるかどうか判断してもらうしかない」と話す。今年、全国30近くの施設が参加してこの手法の安全性と有効性を調べる臨床研究が始まった。中心になる静岡県立静岡がんセンター副院長の上坂克彦さんは「(この療法が)本当にいいと言えるのかを明らかにしたい」と話す。(7月23日 朝日新聞)
Jul 31, 2013 06:49

有効性の調査始まる
三重大でも3年ほど前から、この療法を取り入れている。「膵がんは手術だけでは手に負えないことが多い。何とかしないと」。肝胆膵・移植外科教授の伊佐地秀司さんはそう話す。自動車技術者だった男性(65)は5年ほど前、三重大でこの療法を受けた。放射線に抗がん剤が加わることで食欲がかなり落ちたが、なんとか乗り切った。いまは朝と昼に30分ずつ歩くのが日課。「もう少し元気を取り戻して、若者に自分の技術を伝えたい」。三重大では最近、手術が難しそうなほどがんが広がった患者にも試みている。手術にこぎつけられれば、生存期間をより延ばせるという期待がある。ただ、この手法の評価はまだ定まっていない。膵がんの標準的な治療では手術ができる人にはまず手術をし、抗がん剤を使う。日本膵臓学界の指針はこの療法の有効性を判断していない。条件をそろえて他の手法と比べる形の臨床研究の結果がないからだ。(7月23日 朝日新聞)
Jul 30, 2013 07:49

診療科の連携がカギ
副作用で食欲などが落ちる場合もある。がんのせいで胆汁の通り道がつまったりした場合は、肝胆膵内科の医師が夜間でも処置をする。体調を保って治療をやり切るには、診療科どうしの連携がかぎになる。今春まで院長だった石川治さんが1980年代に取り入れ、少しずつ改良を重ねてきた。肝臓への転移を防ぐため、手術後には近くの血管を通して直接、肝臓に抗がん剤を注入する。高橋さんによれば、センターでこの療法を受けた患者が5年後に生存している確率は進行度にもよるが50%前後で、単純比較はできないが、10~30%とされる全国の平均と比べて高い。ただし、術前治療中に転移が見つかったりして、手術ができない人もいる。(7月23日 朝日新聞)
Jul 29, 2013 07:43

術前化学放射線療法
術前化学放射線療法は再発が起きやすい場所にあらかじめ放射線をあて、検査では見えないが、散らばっているかもしれない小さながん細胞を抗がん剤でたたいて、再発などのリスクを減らした上で手術に臨もうという手法だ。成人病センターでは、週末を除く毎日、5週間で計25回放射線をあて、4週間に3回の割合で計9回抗がん剤を点滴するのが基本だ。計3カ月ほどかかる。がんの進展が手術できるぎりぎの段階までにとどまっている人が対象だ。(7月23日 朝日新聞)
Jul 27, 2013 07:42

膵がん、術前療法広がる
治療が難しいがんの代表とされる膵がん。放射線と抗がん剤を使ってから手術に臨む「術前化学放射線療法」に取り組む病院が増えている。再発を抑えて元気な期間をすこしでも延ばすのが目的だ。複数の診療科が連携し、治療手段の総力をあげてがんに挑む手法だ。「放射線を、血管のこのあたりまであててもらうことはできますか?」。「大丈夫と思います。ただ、もう少し確認したい」。大阪府立成人病センター(大阪市)9階の会議室。週に一度のカンファレンスで、16人の医師たちが治療計画を話し合っていた。患者は70代の女性。手術ができる程度の膵がんと診断されたが、近くの血管で再発する可能性があった。チームの中心で消化器外科副部長の高橋秀典さんは、放射線治療科主任部長の手島昭樹さんに手術前に照射する場所を相談した。膵がんで亡くなる人は年に約2万9千人。早期発見が難しく、手術でがんを取り去れたと思っても、膵臓の周囲で再発したり、別の場所に転移してしまったりすることが多く、治療成績が全般によくない。(7月23日 朝日新聞)
Jul 26, 2013 08:00

新薬へ臨床研究の質上げる
国産の新薬開発をめざして国が定める臨床研究の拠点施設に、がん分野で選ばれた。その現場トップだ。4月、末期の胃がん患者を対象に「がん幹細胞」を狙った薬の効果を確かめる国内初の臨床研究を始めた。がん幹細胞は、がんの転移、再発に深く関わると注目され、期待が集まる。薬の開発には、人で効果や安全性を確かめる臨床研究が必要だ。日本は実績が少なく、製薬企業はまず欧米で行う。「胃がんや肝臓がんは日本などアジアの人に多い。日本で臨床研究が活発になれば、患者さんに必要な薬をより早く届けられる」と話す。拠点化で重視されるのは、初めて人に投与して安全性をみる「第1相試験」だ。各施設でバラバラでなく、国を挙げて集約的に実施することで一定の患者数を確保し、技術的にも倫理的にも高い質をめざす。海外に先駆ける臨床研究では、有害事象も前例がない。「発熱一つでも自分たちで判断する。富士の樹海で光を探すようなもの」と話す。高まる期待を静めるように「患者さんには、いい薬とも悪い薬とも言えない。安易に勧められないので、信じて参加してもらえる施設にならなければ」。国立がん研究センター 東病院消化管内科長 土井俊彦さん(49)。(7月16日 朝日新聞)
Jul 25, 2013 07:29

就業不能カバー
貯蓄やがん保険で備えていても、働き盛りが病気をきっかけに仕事を失うと、ただちに経済的に困窮してしまう可能性がある。厚生労働省研究班の調査では、がんをきっかけに、3人に1人が仕事を辞めたり解雇されたりしていた。最近注目されているのが、「就業不能保険」と呼ばれるタイプの保険だ。がんだけでなく、病気やけがをきっかけに全く仕事ができない状態が長期間続いた場合、決まった額が支払われる保険だ。プランにもよるが、最長65歳まで月数十万円を受け取れるものが多い。大手生命保険会社での勤務経験がある保険コンサルタントの後田亨さんは、「住宅ローンを抱えている人や貯蓄がない人、一家の大黒柱の場合は加入の検討対象になる」と話す。ただ、実際にがんで働けなくなる確率や、給付金を受け取る期間などの情報を、各社はほとんど開示しておらず、メリットがどれほどあるのかの評価が難しい。後田さんは「現状では保険料を払い続けるリスクの方が高いかもしれない」と指摘する。(7月16日 朝日新聞)

Jul 24, 2013 07:00

プラン様々 がん保険 2
また、がん保険の広告でよく見かける「先進医療特約」も、落とし穴になりがちだ。先進医療に指定されている重粒子線や陽子線という放射線でがんを狙い撃ちする治療は、公的医療保険が使えず、自己負担額は300万円近くに上る。特約は、その負担をカバーしてくれるが、これらの治療を行う医療機関は全国に9カ所しかなく、治療の対象となるがんも限られる。治療を受けた人は年間約2700人で、新たにがんと診断された人の0.4%に過ぎない。ほかの治療法を受けた人もかなり少ない。とはいえ、冒頭の女性のように、長期間にわたり治療が続く例も増えてきた。「がん保険の多くは、診断された時点でまとまった給付金が支払われる。1回だけでなく、治療が続く限り複数回支払われる商品や、自由診療も含め実際にかかった費用を支払う実損補填型の商品もある。自分がどんな保険に入っているのか、人に説明できるシンプルな保険を検討すべきだ」と岩瀬さんは話す。(7月16日 朝日新聞)
Jul 23, 2013 06:59

若いうちメリットも
「がん保険のからくり」の著書があるライフネット生命社長の岩瀬大輔さんは、「がん保険の仕組みを理解し、納得した上で、入るか入らないかを検討すべきだ」と指摘する。日本の手厚い公的医療保険制度を「1階部分」とすると、民間医療保険はその上に載る2階部分、がん保険は3階部分に相当する。民間医療保険はすべてのけがや病気に対応しているのに対し、がん保険は「がん」にしか使えない。また、「がんにならない可能性」も考えたほうがいい。日本人の2人に1人は生涯にうちにがんになるが、多くの場合、がんと診断されるのは高齢になってからだ。がんと診断される確率が低い若いうちは保険料も安く、「万が一」に備えるがん保険は、加入するメリットがある。だが年をとるとがんになる確率が高くなり、それに応じて保険料も上がる。保険会社の利ざやも含むコストから計算される保険料を支払って備えるメリットは少なく、普通に貯蓄して備えるほうが得になることが多そうだ。)7月16日 朝日新聞)
Jul 22, 2013 07:33

1974年 がん保険登場
がん保険が日本に登場したのは1974年。「がんの治療費は高い」という不安を背景に市場は拡大してきた。公益財団法人生命保険文化センターの調査によると、18~69歳の3人に1人ががん保険に入っているという。がん保険で7割以上のシェアを占めるアメリカンファミリー生命保険(アフラック)は3年前、同社イベントに来た約4千人を対象にがんの治療にかかる費用についてアンケートした。すると、がん経験者は「50万円程度」と「100万円程度」が合わせて約7割を占めていた一方で、未経験者は「300万円程度」と「300万円より多い」をあわせると半数を超えるなど、高く見積もる傾向にあった。(7月16日 朝日新聞)
Jul 21, 2013 07:09

新しい抗がん剤 よく効くが高負担に 2
この8年間、3週間に1度のハーセプチン治療に加え、別の抗がん剤やホルモン治療も受けてきた。自己負担した医療費は、高額療養費制度や医療費控除を利用しても、総額700万円を超える。生命保険には入っていたが、がん保険には入っていなかった。加入していれば、診断給付金や通院保障で治療費の負担は軽減されたかもしれない。「自分でもこんなに長く生きられるとは思っていなかった。がんになるとわかっていれば、入っていたほうがよかったのでしょうが・・・・」。女性の主治医を務める虎ノ門病院の高野利実・臨床腫瘍科部長によると、2001年以降、従来の抗がん剤より高価な分子標的薬が次々と発売され、その数は20を超える。薬が劇的に効き、「慢性疾患」として治療が長く続く患者もいる。例えば慢性骨髄性白血病に効くグリベックは、1万円以上の薬を毎日飲み続けなければならない。手術ができない大腸がんにも複数の分子標的薬が登場し、生存期間が延びた。だが、どの薬も効果だ。高額療養費制度を長い間、利用することになる。(7月16日 朝日新聞)
Jul 20, 2013 07:21

新しい抗がん剤 よく効くが高負担に
がんになったときの金銭的負担への備えとして、がん保険は有力な選択肢だ。実際、日本人の3人に1人は、がん保険に加入している。だが日本の公的医療保険制度は手厚く、加入する必要はないという意見も根強い。どんな状況やプランなら、加入するメリットがあるのだろうか。東京都に住む女性(52)は2005年夏、乳がんの手術を受けた。その直後、骨に転移していたことがわかり、抗がん剤ハーセピチンによる治療を始めた。ハーセプチンは「分子標的薬」と呼ばれ、2001年に発売された新しいタイプの抗がん剤だ。特定のがん細胞を狙い撃ちし、増殖するのを抑える。「高いですよ」。主治医からそう聞いていたが、10万円近い請求書を見て驚いた。以来、病院に行く際ま前もって、銀行で金をおろしておくようになった。(7月16日 朝日新聞)
Jul 19, 2013 07:18

ナノカプセルで狙い撃ち
抗がん剤治療には、吐き気や脱毛などつらい副作用が伴う。微小なカプセルに抗がん剤を閉じ込め、がん細胞だけに届けることができれば、「副作用のない抗がん剤」につながる。夢に実現まで、あと一歩に迫った。研究分野は「ドラッグデリバリーシステム」と呼ばれる。球状のカプセルの大きさはわずか30~100ナノメートル。(ナノは10億分の1)がん組織で新たに作られる毛細血管には、通常に比べ大きな隙間がある。カプセルを体内に注入すると、その隙間からこぼれ落ち、がん組織周辺に集まる。がん細胞に取り込まれると、細胞の核の近くで壊れ、抗がん剤を放出する。「通常の抗がん剤は、がん組織以外の正常な細胞も攻撃する上、ほとんどが体外に放出されていまう。ナノカプセルなら必要な量を、必要な場所に届けることができる」。薬に耐性ができたがんにも有効という。カプセルの表面は水になじみやすい膜で覆われており、がん細胞に「薬だ」と気ずかれずに侵入できるためだ。国内外で四つの薬の臨床試験が進む。このカプセルを使った乳がん患者向けの薬は現在、従来の抗がん剤に比べどのくらい生存期間が延びるかなどを調べており、日本でも2年後の承認を目指している。(6月17日 朝日新聞)
Jul 18, 2013 07:08

申請要る場合も
認定証を使わないケースでは払い戻しを受けるが、保険組合によっては支給漏れがないよう自動振込みをしてくれる。厚生労働省の2012年の調べでは、大企業が入る健康保険組合では7割に上る。だが、中小企業の社員や自営業者らは、自分で申請しなければ給付されない。転院や退院、外来通院が混じる場合、病院別、入院・外来別の金額がそれぞれ月2万1千円以上でないと合算できないとか、負担が上限に達したかどうかの計算も複雑だ。高額療養費は、受診した翌月から2年間以内なら申請できる。樋口さんは「領収証は捨てずに必ず残しておいて。申請や計算方法がわからなければ、加入する保険組合や、医療機関の相談支援センターなどで確認を」と話す。(6月17日 朝日新聞)
Jul 17, 2013 07:33

「認定証」が便利
高額療養費制度を使っていても、本来は窓口で3割分を支払う。免除分をいったん立替え、約3カ月後に払い戻しを受ける仕組みだ。だが上限を示す「認定証」を入院前に提示すると、立替えの必要はなく、上限額だけ支払えばいい。昨年4月からは外来でも使えるようになった。名古屋市の男性も、病院からこの制度があることを教えてもらい、加入している国民健康保険組合から認定証を送ってもらった。国立がん研究センター中央病院(東京)の相談支援センターで対応する医療ソーシャルワーカーの樋口由起子さんは「実際の支払額を10割や3割と勘違いしている患者さんもいます。でも、高額療養費制度を知って安心して治療に臨める場合も多い」と話す。全日本病院協会が、各地の24病院で2012年10月~12月に退院した患者の入院医療費を調べたところ、胃がんは平均約99万円、肺がんが同約81万円、乳がんが同約72万円だった。3割の窓口負担だと20万~30万円前後になるが、高額療養費の給付を受ければさらに少なくなる。(6月17日 朝日新聞)
Jul 16, 2013 07:24

お金の不安 2
入退院の繰り返しで、正社員から嘱託になったこともあって800万円ほどだった年収が半減しただけに、この差は大きかった。男性は言う。「持ち出しが最小限に抑えられて良かった。制度のことは何も知らず、病院で教えてくれて助かった」。高額療養費制度は、診療や薬のために、病院の窓口で1カ月間に支払う金額が一定の上限を超えると、その負担が実質的に、「免除」される仕組みだ。公的医療保険を使って治療を受けると、多くの場合、総医療費のうち7割は保険から支給され、残り3割だけを窓口で支払うことになる。総額が100万円なら、支払いは30万円だ。だが70歳未満で月収が53万円未満の人(一般所得者)がこの制度を使うと、実際の支払いは8万7430円で済む。免除された分は保険支給が増える形で補われる。患者の年齢や所得で異なる月々の負担の上限を証明する「限度額適用」という制度も便利だ。(6月17日 朝日新聞)
Jul 15, 2013 07:24

お金の不安
がんになったら、治療がうまくいくかどうかに加え、金銭的負担が心配になる。負担を減らすいろいろな制度が用意されているが、知っていなければそのメリットも生かせない。専門の相談窓口もあるので、情報を集めて最大限活用したい。名古屋市中区に住む男性(62)は、建設会社に勤めていた2009年秋に舌がんが見つかった。0月に自宅で2週間、「TS-1」という抗がん剤を飲み、11月にがんの切除手術を愛知県がんセンター中央病院で受けた。入院前、病院の受付で「高額療養費制度」の説明を受けた。聞いたことはなかったが、高額の治療を受けても、金銭的負担が抑えられる制度だという。結果的には、これを使って大正解だった。翌年8月、胃がんが別に見つかり、胃の3分の2を切った。2011年6月には舌がんがリンパ節に転移して切除し、2011年12月までに7回も入院した。だが、この制度のおかげで、窓口で支払うはずの医療費132万円は、90万円ほどで済んだ。(6月17日 朝日新聞)
Jul 14, 2013 07:35

原因不明 欠かさず検診 2
ただ、三宅さんには慢性膵炎の患者に多い飲酒の習慣がない。糖尿病や中性脂肪の異常もない。原因は不明だ。以前にも増して食事に気を配る。「いつまた痛くなるかもしれない」からだ。相変わらず会食は多いが、肉類にはまず手をつけない。「ひからびないか」とが逆に心配されるほどだ。「自分の体のことは分かっていても、手に負えないことがある。だから定期検診がまず大事。次に医者を信頼しつつ、自分を信じる。治すのは自分なんだという強い意志が大事だ」。がんを患い、入院を繰り返したことでそう再認識した。そして、つないだ命。将来ある若者たちに、夢や希望を持つことの大切さを伝えたい。「私は食うや食わずで生き延び、49年前の東京オリンピックでは、日本のためと思って金メダルをとった」。もう一度金メダリストの生き様を知って欲しいと思う。「当時は敗戦から19年。復旧復興が急ピッチで進んでいる時代だった。今回も東日本大震災が起きた。世界が復興のためと考えてくれはしないか。なんとしても(東京に五輪が)来て欲しい」。9月には2020年の五輪開催地が決まる。(7月6日 朝日新聞 患者を生きる オリンピアン 三宅義信のおなか より)
Jul 13, 2013 07:21

原因不明 欠かさず検診
「もっと足を開け!上がった瞬間に、だ。そうしたらパーンと決まる」。バーベルを上げる選手たちに発破をかける。口調は厳しいが、そのまなざしは優しい。東京、メキシコ両五輪で連覇を果たした重量挙げの三宅義信さん(73)。今年6月、自衛隊体育学校(埼玉県朝霞市)を訪ね、後輩たちを指導した。元校長であり、NPO法人「ゴールドメダリストを育てる会」の理事長でもある。多くの肩書きをまとい、いまなお精力的に活動している。胃がんは2年前に切除手術を受けて以降、再発はない。自衛隊中央病院(東京都世田谷区)での定期検査は、年に1回でよくなった。がんが疑われた膵臓の検診は3カ月に1度。順天堂大学浦安病院(千葉県浦安市)消化器内科の須山正文さん(62)は「経過からみて、良性のものとみて差し支えない」。「慢性膵炎」と診断している。(7月6日 朝日新聞 患者を生きる オリンピアン 三宅義信のおなか より)
Jul 12, 2013 07:20

特注品も使い膵液検査 2
特注のカテーテルを作ってもらい、試すと狭くなった部分まで行き届いた。そこにプラシチック製の筒「ステント」を置いて、管を広げることに成功した。膵液の細胞も採取できた。これで膵液の通りもよくなる。あとは細胞の検査だ。だが、細胞検査の結果は悪性とも良性とも判断がつかない「グレーゾーン」だった。鼻からカテーテルを通したまま留め置き、数日かけて何度か膵液をとって調べた。その結果、良性と判断された。10月2日に退院した。経過はよく、12月に2泊3日の入院でステントを抜いた。そばにあった約1センチの「ふくろの塊」は10分の1に縮んでいた。膵液の細胞検査を良性だった。ただ、58キロほどあった体重は、47キロまで減った。若いころ重量挙げで鍛えた経験がなければ、病気との闘いに押しつぶされていたかもしれない。春の胃がんに始まり、膵炎の再発、膵がんの疑い・・・・・。治療や検査もなかなか進まず、苦しい半年だった。「予期しないがんの宣告。それをどう整理し、乗り越えるか。その精神力を自分に植え付けてぅれたのがスポーツだ」。しみじみ思った。(7月5日 朝日新聞 患者を生きる オリンピアン 三宅義信のおなか より)
Jul 11, 2013 07:34

特注品も使い膵液検査
膵がんが疑われた重量挙げの五輪金メダリスト、三宅義信さん(73)は2011年9月、順天堂大学浦安病院(千葉県浦安市)を訪ねた。前年に本院(東京都文京区)で診てくれた須山正文さん(62)が浦安病院の消化器内科に移っていた。膵臓から十二指腸へ膵液を送る「主膵管」が狭くて、膵炎が再発した。膵液のたまった「ふくろの塊」がそばにあり、膵がんの可能性も否定できないと言われていた。須山さんはこうした治療を多く手がけてきた。管を広げる治療に取りかかった。ところが、管は「とぐろを巻いたよう」で器具が通らなかった。その先の管から膵液を取ることができず、がん細胞の有無を調べる検査もできなかった。須山さんは別の手を考えた。膵臓と十二指腸は「副膵管」と呼ばれるもう一つの細い管でつながっている。副膵管は途中で主膵管と合流している。副膵管の出口(乳頭部)から器具を入れれば、主膵管の検査ができるかもしれない・・・・・。(7月5日 朝日新聞 患者を生きる オリンピアン 三宅義信のおなか より)
Jul 10, 2013 07:16

膵がんの疑いに苦悩 2
さらに心配なことがあった。近くに膵液を含む「ふくろの塊」ができていた。これがあると、膵がんの可能性が完全には否定できない。内視鏡を入れて膵液を取り、細胞を調べる必要があったが、やはり器具が届かなかった。膵がんは難治がんだと知っていた。「楽観的に考えてうまくいくことは、100回に1回くらい。スポーツと同じだ」。「死」も覚悟した。現役時代から耐えることには慣れていた。1964年の東京五輪前にも脱腸やヒザ痛に悩まされた。それでも、「忍耐、努力は希望の力」とバーベルを持ち上げ続けた。「内臓に負担がかかっていたんだよ」。知人や先生からは、よくこう言われる。忍耐と努力の反動が古希を過ぎて現れたのか・・・・。眠れず、苦悩する日々が続いた。しかし、前を向いた。「がんだとしても、残された時間で、できることをしよう」。症状が落ち着くのを待って、1カ月ほどで退院。9月、セカンドオピニオンを兼ねて、順天堂大学浦安病院(千葉県浦安市)に行った。(7月4日 朝日新聞 患者を生きる オリンピアン 三宅義信のおなか より)
Jul 09, 2013 07:38

膵がんの疑いに苦悩
重量挙げの五輪金メダリスト、三宅義信さん(73)は年春、胃がんの切除手術を受けた。経過は順調。月には中国・敦煌へ行く予定だった。その出発3日前。懇親会の夕食は焼肉だった。心配しつつ食べた。翌朝、あなかが激しく痛んだ。知人が紹介してくれたクリニックで鎮痛薬をもらったが、おさまらない。耐えかねて自衛隊中央病院(東京都世田谷区)に連絡した。「すぐ来てください」と言われた。血液を調べた。特定の数値がはね上がっていた。膵臓で作られる膵液に含まれる消化酵素の値だ。膵臓の炎症が再発した可能性が高い。十二指腸へと流れる膵液が管からあふれ、周りの血管に流れ込んだとみられる。内科部長で主治医の箱崎幸也さん(58)は強い鎮痛剤の注射と炎症を抑える点滴をして、入院するよう求めた。敦煌行きはあきらめ、入院した。CTや超音波検査などの結果、膵液が流れる「主膵管」の一部が狭くなっていた。ここを広げ、流れをよくしてやればよさそうだ。ところが、管の形がうねっていて器具が通らない。(7月4日 朝日新聞 患者を生きる オリンピアン 三宅義信のおなか より)
Jul 08, 2013 07:30

胃がん切除すぐ被災地へ 2
「胃に早期のがんが見つかりました」。主治医の箱崎幸也内科部長(58)に告げられた。箱崎さんは以前から三宅さんの胃を注視していた。ピロリ菌に感染していて、胃の粘膜が縮まって薄くなる「萎縮性胃炎」が進んでいた。悪化すると胃の粘膜が変化して、胃がんになりやすくなってしまう。心配が現実になった。ただし、がんは1センチほどの大きさ。切除すれば根治が望めるという。同月20日に入院し、25日に内視鏡手術を受けた。がんは「早期の早期」だった。ほっとする半面、入院中も被災地が気になっていた。手術から1週間そこそこで東北へ。五輪に出場経験があるマラソンの瀬古利彦さんやレスリングの太田章さんらと福島市のあづま総合運動公園を訪ねた。「私もがんと闘っている。みなさんも頑張ってください」と激励した。「役に立ちたい」という思いに突き動かされていた。(7月3日 朝日新聞 患者を生きる オリンピアン 三宅義信のおなか より)
Jul 07, 2013 07:59

胃がん切除すぐ被災地へ
1964年東京五輪の金メダリスト、重量挙げの三宅義信さん(73)は2010年、食べ過ぎるとたびたび、腹痛に襲われるようになった。その年の11月、順天堂大学病院(東京都文京区)で検査を受けると、膵臓に炎症が起きていkた。膵臓を酷使し過ぎたようだった。たんぱく質や脂肪、炭水化物などを分解する膵液を出す臓器。「脂っこいものは控えてください」と言われ、様子を見ることにした。「自分の体は自分が一番分かっている」。現役時代からこう自負してきた。練習で培った「感覚的なもの」だけでなく、健康管理の専門家の助言も、自分を知る助けにしてきた。母と姉を胃がんで亡くしたこともあり、自衛官を退官した後も、毎年のように胃や大腸の検査を欠かさない。周りから「医者好きだな」とからかわれても、「転ばぬ先の杖」だと思ってきた。翌11年3月、いつもどうり自衛隊中央病院(東京都世田谷区)へ定期検診に行った。おなかの具合は落ち着きを取り戻していたが、胃カメラも飲んだ。丁度東日本大震災の直後だった。宮城県村田町の出身。被災した地元の東北地方の様子が心配でやきもきしていた。4月に検診の結果が出た。(7月3日 朝日新聞 患者を生きる オリンピアン 三宅義信のおなか より)

Jul 06, 2013 08:02

闘う勇気、家族がくれた
胆管がんの手術を控えていた4月、清水国明さんの「十二指腸がん」の記事を読みました。十二指腸や胆嚢などを切除する手術は、私が予定しているものと同じでした。19歳の頃から、全身に炎症が起こる難病の「全身性エリテマトーデス(SLE)」を患い、治療を続けてきました。併発した間質性肺炎を昨年悪化させていて、手術の全身麻酔に肺が耐えられるか、SLE自体が悪化しないか、心配はたくさんありました。でも、家族のために頑張る決意をしました。手術後は、痛みと不安で心が押しつぶされそうになりましたが、毎日見舞いに来てくれる夫が支えてくれました。下の子は15歳未満ということで病棟に入れず、ならば私がロビーまで行けるようにと、歩く練習にも励みました。退院は5月中旬。清水さんの「3週間で退院」が目標でしたが、1カ月かかりました。いつか夫と2人でバイクのツーリングに行きたい。元気に活動している清水さんをお手本に、これからも頑張ります。埼玉県 土川千恵 43歳。(6月30日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 読者編より)
Jul 05, 2013 07:46

がんを経験、考え変る
1年9カ月前に大腸がん手術して、転移した肝臓もその4カ月後に手術、半年間の抗がん剤治療も受けました。職場復帰を果たし、体調も良好だったのですが、今年3月に肺への転移が見つかりました。がんが治る人は手術や薬で完全に治り、そうでない人は限られた余命のうちに亡くなってしまうもの、つまり治るか治らないかの2種類だと、以前は考えていました。けれど自分が当事者になり、転移・再発があっても闘い続けて生きる、たとえそれがかなわなくても、がんと付き合いながら自分の人生を全うすることができるのだ、と考えるようになりました。肺の手術は、5月に無事終了し、自宅療養を経て、また元気に職場復帰をしました。自分の体のことですので、投げ出したりできません。自分が全てを引き受けるだけ、です。埼玉県 女性53歳。(6月30日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 読者編より)
Jul 04, 2013 08:00

将来がんに?不安抱え
6年前の人間ドックで膵臓に腫瘍が見つかり、大学病院で検査したところ、「膵管内乳頭粘液性腫瘍」(IPMN)と診断されました。膵臓の消化液を腸に流す「膵管」に、腫瘍細胞ができる病気だそうです。良性の腫瘍から、悪性のがんへと変化する可能性があるとのことで、経過観察を続けてきました。この春、内視鏡を使った膵臓の検査を受けた結果、「がんが疑われるが、確定できないグレーゾーン」とのことでした。今後も定期的な検査が必要になります。時折現れる腹や背中の痛み。膵臓がんになるかもしれないという不安。いつまで続くかわからない検査・・・・。いっそのこと早くがんになってしまえばいいのに、と頭をよぎることもありますが、高校生と中学生の子が社会に出ていくまでは元気でいたい、と願っています。膵臓の病気は一般に知られておらず、患者の不安を理解してもらえないのがつらいです。佐賀県 女性 47歳。(6月29日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 読者編より)
Jul 03, 2013 07:45

「手術不可」でも希望を
昨年のクリスマスの日に、夫が膵臓がんと診断されました。手術できない進行した段階で見つかったので、抗がん剤治療となりました。主治医から「完治には手術が必要で、これは延命治療です」と言われました。最初はジェムザールという薬を3カ月、次にTS1という薬と放射線の照射。つらさと吐き気と痛みに耐えての治療です。がんの大きさも治療の経過も、今月の記事に登場した膵臓がんの患者さんとそっくりでした。ひとつ違ったのは、先月の検査の結果、夫のがんは小さくなっていませんでした。ただ、CTに写る影が少し薄くなり、転移もありませんでした。放射線の効果は、じわじわ表れると主治医は言います。一つの小さな望みが見えました。元気になられた患者さんの写真を紙面で見て、夫もこうなるようにと祈る毎日です。静岡県 女性 61歳。(6月28日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 読者編より)
Jul 02, 2013 07:46

「心配ない」だけでは・・・
3年ほど前に受けた人間ドックで、食道の粘膜が変質し「パレット食道」になっていると言われました。医師から「病気でもないし体質みたいなもの。心配しなくてもよい」と言われたので、気にせず特に食生活を改めることもありませんでした。ところが昨年、生命保険の切り替えの際、保険会社へ告知する際、「パレット食道」を調べていて、がんの前段状態とされていることを知りました。大変ショックでした。ただ、よく調べてみると、必ずがんにつながるわけでなく、確率が高くなるだけということがわかりました。今後は定期的な内視鏡検査を欠かさずに受けようと思いました。残念に思ったのは、人間ドックの医師に「全く心配ない」の一言で片付けられてしまったことです。リスクや生活習慣上の留意点など、きちんと説明してくれれば、いらぬ心配をしなくて済んだように思います。山梨県 男性 46歳。(6月27日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 読者編より)
Jul 01, 2013 07:41


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