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全摘し再建技術向上
がん研有明病院の岩瀬拓士・乳腺センター長は「温存術の切除量が4分の1以上だと技術でカバーしきれず、きれいに仕上がらない。このため温存が可能でも全摘を選ぶ患者がいる」と言う。全摘後の乳房再建はきれいにできることが多くなった。温存も全摘も生存率は同じだが、温存では術後に放射線治療が必要だ。全摘では基本的に要らない。乳房再建は、自分のおなかなどの脂肪を移植する方法に加え、7月からは円形の人工乳房を使う方法も保険が使えるようになった。人工乳房で安全に再建できるよう、関連学会は対象患者の条件などを定めた指針を作り、実施病院の認定を始めた。徳田裕・東海大教授(乳腺外科)は「患者に術式や乳房再建の選択肢を十分に説明し、選んでもらうことが大切だ」と話す。
Aug 11, 2013 07:28
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