アフラックの保険のご紹介と資料請求ができるe保険Shopのホームページブログです

アフラックがん保険 トップページサイトマップ勧誘方針 アフラック
がん保険 ご契約までの流れ 各種手続き よくある質問 会社案内
トップページ > 2013年10月

便潜血検査
検査を繰り返し受ければ、約8割のがんを見つけることができます。便は、特殊な容器に2日分、便の表面をこすって少量を採り、すぐに冷蔵庫で保管してください。陽性となった場合に、がんと診断されるのは5%程度です。日本でも大腸がん検診として、内視鏡検査の方が有効化どうか検証する試験が進行中です。その結果が出るまでは多くの人にお勧めは便潜血検査で、内視鏡は症状がある場合と便潜血検査が陽性の場合に受けるのが良いでしょう。米国で大腸がん検査を受けているのは半数を超えますが、日本では4人に1人に過ぎません。だから日本では大腸がん死亡率が下がらない。便検査は皆さんが思っている以上にいい検査法です。松田一夫 福井県健康管理協会県民健康センター所長 (10月8日 朝日新聞)
Oct 31, 2013 08:01

大腸がんは便検査で
予防とがん検診について、大腸がんで説明します。大腸がんは食生活の欧米化が原因と言われてきました。しかし、米国や英国などでは死亡率が下がっているのに、日本は増え続けています。大腸がんは、加齢とともに増加します。年齢以外のリスクとして飲酒や肥満は、ほぼ確実で、食事はあまり関係がありません。運動するとリスクが減ります。大腸がんは進行しても、ほかの臓器に転移していなければ非常に治りやすく、早期発見が重要です。検診では「便潜血検査」でふるいにかけ、陽性になったら、内視鏡で精密検査を行います。松田一夫 福井県健康管理協会県民健康センター所長 (10月8日 朝日新聞)
Oct 30, 2013 08:02

リスク小さいロボ手術 2
私たちが開発した手術は、1円玉1,2個分の小さな穴一つで、切除した臓器を取り寄せ、二酸化炭素も使いません。抗菌薬もほとんど使わないので耐性菌が出るリスクも小さく、費用も安いのが特徴です。術者自信が顔に3Dディスプレーを着け、手に最新の機器を装着します。手術する部分の拡大画像を立体的に、術者全員が共有して見られる仕組みです。腎臓や前立腺など泌尿器系がんに対する手術として保険適用されています。ディスプレーや機器の改良を続け、より患者さんに優しい手術を目指します。「日本発」の手術として海外にも紹介していきます。木原和徳 東京医科歯科大腎泌尿器外科教授 (10月8日 朝日新聞)
Oct 29, 2013 08:17

リスク小さいロボ手術
高齢化が進むのを念頭に私たちが開発を進めている、患者さんに優しい最新のロボット手術について話します。対象は、腎臓など泌尿器のがんです。従来の手術は、大きく体を切る必要がありました。二十数年前、小さい切開で済む腹腔鏡手術が登場しましたが、立体視ができず、奥行きがわかりませんでした。その後、体への負担がより小さくて済む腹腔鏡手術の支援ロボット「ダヴィンチ」が登場しました。しかし、体の中を膨らますのに二酸化炭素を使うので、呼吸器、循環器に悪影響を与えるリスクが残ります。手術で開ける穴も複数必要です。木原和徳 東京医科歯科大泌尿器科外科教授 (10月8日 朝日新聞)
Oct 28, 2013 08:03

個人に合った抗がん剤 2
大まかに「このがんにはこの薬を」ではなく、「この遺伝子に異常がある人には、この薬を」など細かい薬の使い分けができるようになりつつあります。個人によって効き方に強弱がある薬もあり、患者さんの体調に合わせて投与する量を調整するようになっています。2,3年後には、病院で患者さんのゲノムを網羅的に調べることができるのではないかと期待しています。一人ひとりに合わせた治療ができる時代が来ると思います。古川洋一 東京大医科学研究所教授 (10月8日 朝日新聞)
Oct 27, 2013 08:04

個人に合った抗がん剤
抗がん剤というと、怖いイメージがあると思います。実際、従来の抗がん剤は、がん細胞だけでなく、正常な細胞にも影響を与えてしまう。いわば「絨毯爆撃」のようなものでした。ですが、最近はがん細胞だけターゲットにできる「分子標的治療薬」という新しい薬が出てきています。たとえば、慢性骨髄性白血病という病気があります。遺伝子の一部がおかしくなって、細胞の増殖などに異常が起こる病気ですが、グリベッグという薬が開発されて、多くの患者さんが助かりました。肺がんの抗がん剤であるイレッサもそうです。ある特定の遺伝子異常を持つ人を対象にした薬が使われるようになってきたのです。古川洋一 東京大医科学研究所教授 (10月8日 朝日新聞)
Oct 26, 2013 07:49

ワクチン創薬すぐそこ 2
そこで今度は、7種類のペプチドワクチンを作製し、抗がん剤と組み合わせて30人の患者に使いました。すると全てのワクチンに反応した9人の中には腫瘍が小さくなった人もおり、生存期間も長期にわたりました。次は、7種類のワクチンだけで効果が出るかどうか調べました。すると、全生存期間の中央値は、抗がん剤を併用した人が10.8カ月、ワクチン単独の人が8.3カ月。統計的な差はありませんでした。現在ステージ3の大腸がん手術後の再発予防に対するワクチン効果も検討中です。ワクチンの創薬は、すぐそこまで来ています。奥野清隆 近畿大外科教授 (10月8日 朝日新聞)
Oct 25, 2013 08:02

ワクチン創薬すぐそこ
免疫にかかわる細胞には色々ありますが、キラーT細胞は、がん細胞が出す特定のがん抗原ペプチドという目印を見つけて攻撃します。ペプチドは合成ができるのでワクチンとして投与すると、刺激を受けたキラーT細胞が増殖して、がん細胞を殺します。私たちは、抗がん剤が効かなくなった大腸がん患者21人を対象に2種類のペプチドワクチンと抗がん剤を併用し効果をみました。2種類とも反応し、免疫細胞が増えた人の生存期間は長かったのですが、腫瘍の大きさは変らず、医学的な「効果があった」とはなりませんでした。奥野清隆 近畿大外科教授 (10月8日 朝日新聞)
Oct 24, 2013 08:24

がん患者に希望を
最先端のがん治療から検診・予防についてわかりやすく紹介する市民公開講座(日本癌学会、日本対がん協会主催)が5日、横浜市のパシフィコ横浜であった。「がん患者の希望につながるがん研究」と掲げた日本癌学会学術総会のイベント。4人の専門家の講演に、総会会長の中村裕輔シカゴ大教授は「進行がんの治療に新しい希望を提供し、患者さんと研究者が寄り添い、がん退治の環境をつくりたい」と語った。(10月8日 朝日新聞)
Oct 23, 2013 08:08

10月は乳がん月間
「乳がんは勇気に弱い」。クリーム色の背景に、国語の穴埋め問題を思わせる明朝体の1行コピー。正解の赤丸がピンクリボンの形でアクセントになっています。シンプルながらストレートに訴えかける強さが感じられる作品です。今年のピンクリボンデザイン大賞はポスターデザインに絞って募集し、コピー自体は過去の受賞作品を用いました。応募622点の中から、審査員の全員一致で大阪の大学生がグランプリに輝きました。10月は乳がん月間。今年も各地でさまざまに乳がん征圧のための活動が繰り広げられます。日本対がん協会から。(9月24日 朝日新聞)
Oct 22, 2013 08:10

G47Δ
G47Δは、米国で開発中のウイルスより一歩先を行く。効果が強く、副作用はほとんどないという。脳腫瘍の中で最も治療が難しい膠芽腫の患者を対象に2009年から臨床研究が進む。今年5月から前立腺がん、8月からは嗅神経芽細胞腫での研究が始まった。医学部を卒業後、脳神経外科医として治療に携わりつつ、研究を続けてきた。悪性脳腫瘍は正常な組織との境目がはっきりせず、手術では取り切れない。抗がん剤や放射線治療でも完治は難しく、救えぬ患者を前に悔しい思いをしてきた。今年度中に医師主導による治験を始め、早ければ3年後には製品化を目指したいという。「G47Δは繰り返し投与ができる上、あらゆるがんに効果が期待できる。他に治療法がない患者さんのもとに、一日でも早く届けたい」。東大医科学研究所 先端医療研究センター教授 藤堂具紀さん (9月24日 朝日新聞)
Oct 21, 2013 07:58

万能なウイルス療法 研究
手術、抗がん剤、放射線治療に次ぐ「第4の治療法」になるかもしれない。ウイルスでがんをやっつける「ウイルス療法」の実用化に向け、研究と治療を続ける。治療に用いるのは、2001年に開発した「G47Δ」と呼ばれるウイルスだ。口唇の周りに水ぶくれなどを起こす「単純ヘルペスウイルスⅠ型」の約80個の遺伝子のうち、3個に改変を加えた。「このウイルスを患部に注入すれば、がん細胞の中だけで増殖し、がん細胞を破壊できる」。遺伝子改変ウイルスによる治療法は、1990年代から世界で研究開発が進められている。米国ではまもなく皮膚がんの一種、進行黒色腫患者への臨床試験が終わる。米食品医薬品局に承認されれば、本格的な実用化第1号となる。 東大医科学研究所 先端医療研究センター教授 藤堂 具紀さん(52)。 (9月24日 朝日新聞)
Oct 20, 2013 17:41

対策予算2億円
厚労省研究班の2003年の調査によると、がんと診断された後、31%が依願退職し、4%が解雇されていた。2012年の別の調査では、診断後に24%が退職、13%が違う部署に異動していた。退職した経緯は、52%が自分の希望、40%が会社からの指示。全体の45%が診断時より収入が減っていた。国は昨年度まとめた「がん対策推進基本計画」で、がん患者の就労支援対策について初めて盛り込んだ。今年度は、がん診療連携拠点病院で社会保険労務士の雇用を進めるほか、治療のために退職した人の再就職を支援する専任のナビゲーターを全国5カ所のハローワークに配置。計約2億円の予算を盛り込んだ。定年の延長に伴い、社員にがん患者が増えることが予想される。国立がん研究センターの高橋都・がんサバイバーシップ支援研究部長は「がん患者の就労力は多くの場合回復する。がんだから働けないと決めつけるのは企業にとって損失。個々に応じて配慮することで、その就労力を活用することが可能」と指摘する。(9月24日 朝日新聞)
Oct 19, 2013 08:01

経験生かし助言
CSRの藤田久子理事は「いつ、誰に伝えるのか。就業規則がどうなっているのか。何から手をつけていいのかわからない。悩みを打ち明け、助言を得て、問題をクリアしていく人が多い」と話す。パソナは働き方のモデルを提唱することも検討している。「会社の規模や文化が違うので問題も複雑」と同グループの大森秀夫パソナライフケア副社長。「もう少し皆さんの声を集め、短時間勤務や在宅勤務のあり方など、治療を続けながら働き方を選択できるような仕組みを模索したい」。(9月24日 朝日新聞)
Oct 18, 2013 07:45

サバイバーシップ・ラウンジ
人材派遣大手パソナグループ(東京都)は昨年3月から、治療と仕事の両立に悩むがん患者が語り合う場として、「サバイバーシップ・ラウンジ」を開いている。勤め人が参加しやすいようにと月1回平日の夜、JR東京駅近くのオフィスを使う。今年9月までに延べ186人が参加した。担当の本橋恵里加さんは「がんと診断された人の3割が退職している事実に驚いた。がん経験者同士が話し合い、悩みの解決のつながればと始めた」と話す。ラウンジは、がん患者の就労問題を支援する民間団体「CSRプロジェクト」との共催。「復職のタイミングを会社にどう伝えれば」などの悩みに、各自が経験を話したり、社会保険労務士が助言したりする。(9月24日 朝日新聞)
Oct 17, 2013 07:30

復職・通院を支援 2
江戸川病院(東京都)放射線科は2009年5月、仕事を終えた後に通院できるようにと午後6時~10時の「夜間外来」を開設した。1日約80人の患者の4分の1は、夜間に通院する。放射線照射自体は1回数分で終わるが、通院回数が多い。乳がんの手術を受けた東京都葛飾区の仙波紀子さん(61)は今年7~8月、保育園でフルタイム働いた後、午後7時半からの治療を30回続けた。「園を休むことなく治療を続けられ本当に助かりました」。放射線科部長の浜幸寛さん(41)は28歳のときに脳腫瘍が見つかり、手術後に1カ月ほど休んだ経験がある。復職直後には勤務を軽減して周囲に迷惑をかけたという思いがあり、夜間外来に踏み切ったという。ただ、夜間の外来は診療報酬上は昼間と変らないにもかかわらず、スタッフの人件費は割り増しとなり、病院経営上は厳しい。浜さんは「がん患者の就労を支援するなら、こうした取り組みをする病院の負担が増えない仕組みも必要ではないか」と指摘する。(9月24日 朝日新聞)
Oct 16, 2013 07:50

復職・通院を支援
帝京大病院(東京都)乳腺科では、NPO法人キャンサーリボンズが作成した「『がんと働く』リワークノート」を患者に配布している。職場復帰に向けたチェックリストや治療と仕事の年間見通しを書き込むページがある。1冊300円で同団体のウエブサイト(http://www.ribbonz.jp/)から購入できる。「がんになったら仕事は続けられないと思う人は多い」と看護師の小野智恵美さん。「患者さんの不安を探り、社会復帰が可能だと伝えることが重要です」。(9月24日 朝日新聞)
Oct 15, 2013 07:50

就労リング 2
「ずっと働いてきたので、辞めた当初は心にぽっかり穴があいてしまった。育児も楽しいけど、『仕事って面白い』という姿を子どもにも見せたい」。就労リングは厚生労働省科学研究の一環として始まった。参加者18人にアンケートしたところ、知識が増えただけでなく情緒面も改善したことがわかった。今年6月にあった進行役の養成講座には全国25病院から50人が参加。今後、全国に広がると期待されている。主任研究者の同病院乳腺外科部長・山内英子さんは「これまでは仕事に対する患者の不安が見え隠れしても、どこにボールを投げればいいのか悩んできた。医療者も知識を持つことで、患者と仕事について話題にできる」と話す。(9月24日 朝日新聞)
Oct 14, 2013 07:31

就労リング
「再就職する際に、履歴書や面接で病気のことに触れる必要があるでしょうか」。看護師の橋本久美子さんの問いかけに、各参加者が次々と意見を述べた。聖路加病院(東京)は昨年12月、乳がん患者を対象に治療と仕事の両立を支援する「就労リング」を始めた。1回60分、計3回の集団セッションだ。橋本さんと医療ソーシャルワーカーの牧洋子さんを進行役に、休職中の過ごし方や労働法など様々なテーマについて話し合う。8月下旬のセッションには4人が参加。その1人、東京都内に住む女性(39)は昨年4月、妊娠と同時に乳がんが見つかった。6月に手術を受けた後、出産を控えていたこともあり退職した。可能なら来春には再び勤めたいと考えている。(9月24日 朝日新聞)
Oct 13, 2013 07:51

治療と仕事の両立
がん患者の2人に1人は、20~60代の働く世代だ。経済的な理由だけでなく、生きがいのためにも、治療中やその後も働きたいと考える人は多い。こうした声に応えようと、医療現場や企業で就労を支援する取り組みが始まりつつある。国もようやく、重い腰を上げた。(9月24日 朝日新聞)
Oct 12, 2013 07:53

多くはゆっくりと進行
放射線療法は外からの照射のほか、がんの部位が限定的な患者には放射性物質を封入したカプセルを前立腺に埋め込む永久挿入密封小線源療法などもある。ただ、前立腺がんは比較的ゆっくり進行するものが多く、早期発見した中には、生涯、生命に影響しないものもある。尿漏れなどQOL(生活の質)を損なう治療をせず、PSA値を監視しながら経過観察する方法について、ガイドラインは「有力な選択肢として提示できる段階にきている」と示している。がんが周辺組織に広がっている局所進行がんや、骨に遠隔転移している場合は、男性ホルモンの分泌や作用を抑制する薬を投与し、進行を遅らせるホルモン療法がある。野々村教授は「患者はがんの状態やQOLに応じて、方法を選択してほしい」と話す。(9月29日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 11, 2013 08:20

前立腺がん治療法
治療法は、がんが前立腺内にとどまる限局性の場合は多様で、根治治療法には前立腺の全摘出手術や、放射線がある。全摘出は手術ロボット「ダヴィンチ」による腹腔鏡手術が12年4月から保険適用となった。日本ロボット外科学界によると、ダヴィンチの今年6月末時点の手術実績は泌尿器科で約6千件。日本泌尿器科学界の診療ガイドラインでは、ダヴィンチの適応は開腹手術と同じく限局性がんの患者。出血量や組織障害が比較的少なく、「手術侵襲は小さいと考えられる」。治療効果や手術後に多くの患者が悩む尿漏れや勃起障害の回復については同じ程度だという。(9月29日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 10, 2013 07:43

前立腺がん
前立腺がんは男性では胃、肺、大腸に次いで4番目に多く見つかる。推計の患者数は年間約5万1500人(2008年、国立がん研究センター)。死亡者数は約1万800人(11年、同)で、20年には2万人以上に増えると予測される。早期の前立腺がんは特有の症状がない。進行すると骨に転移しやすく、大阪大病院の野々村祝夫教授は「転移後に腰痛を訴えて初めて前立腺がんだとわかる患者もいる」と話す。早期発見には、血液中のPSA(前立腺特異抗原)という腫瘍マーカーの測定が有効だ。日本泌尿器学界の検診ガイドラインでは人間ドックの場合、40歳からの受診を推奨している。(9月29日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 09, 2013 07:40

術後3カ月、尿漏れ始まる 2
おなかに圧力が加わると尿漏れするため、手術後3カ月間は車の運転は禁止。ただ、それ以外、仕事で困ることはなかった。パッドやトランクスも見た目にはわからない。「漏れたらトイレに行けばいい」と悠然と構えていた。気になるのは、回数が増えることぐらいだった。6月に手術3カ月後の検診を受け、PSA(前立腺特異抗原)の値は、0.1未満に下がっていた。主治医の阪大病院泌尿器科教授の野々村祝夫さん(51)からは「もうなんでもして大丈夫ですよ」と言われた。尿漏れはほとんど治まっており、趣味の山登りを再開するため、ウオーキングをして体力作りに励んだ。ずっと飲む気持になれなかったお酒も、少しずつ口にするようになった。7月13日、登山仲間に誘われて、大阪府高槻市の若山(315m)の軽いハイキングコースを歩いた。午前10時にスタートし、のんびりと4時間程度かけて登り下りした。帰りには温泉施設にも寄り、くつろいだ。念のためパッドを付けていたが、道中、尿漏れはなかった。その日の夜、妻(64)には「行けたよ、大丈夫だったよ」と伝えた。自信が付けば、泊まりがけの登山もしたい・・・・。いまは徐々に日常生活を取り戻す喜びを、かみ締めている。(9月28日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 08, 2013 07:33

術後3カ月、尿漏れ始まる
3月に手術ロボット「ダヴィンチ」による前立腺がんの全摘出手術を受けた団体職員の男性(67)=兵庫県川西市=は手術の約1週間後、尿道カテーテルを外せるほど回復した。ただ全摘出した多くの患者に見られる「尿漏れ」の症状が現れた。尿漏れが起きるのは予想できることなのでパッドを装着した。「止めようとしても、力が入らず止められない」。尿が出ている感触は伝わってきた。お茶や水を飲んだ量を毎日記録。パッドの交換の際には、看護師が重さを量って尿がこちんと出ているかチェックした。「漏れることよりも、ちゃんと量がでているかの方が気になった」。改善のため、肛門を閉める運動をする「骨盤底筋体操」も教わり、3月27日に大阪大病院を退院。尿漏れは日に数回続いていたが、失禁対策用のトランクスをはき、パッドをかばんに入れて、4月8日から仕事にも復帰した。(9月28日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 07, 2013 07:43

ロボットアームで執刀 2
モニターには3次元の立体画像が映るため、前立腺の奥行きを見極めながら切除ができる。男性の様子や器具の状態は、ほかの手術スタッフが直接みて、野々村さんに伝えていく。同日午後4時過ぎ。病室で待っていた妻は、野々村さんから「無事に終わりました。大丈夫ですよ」と告げられた。直後にベッドに乗せられた状態で戻ってきた男性の体にはしわがほとんどない。摘出の作業空間を確保するため、おなかの中に入れた二酸化炭素がまだ残っていた。「ぷにぷにして、若返ったみたい」。ほっとした妻は、男性の体を触ってみた。男性は麻酔から覚めつつあった状態で手術の成功を聞き安心した。摘出して器に置かれた前立腺を見せてもらった。触ると、所々で指の関節ぐらいの硬さがある。「固い部分はがん」と言われた。手術から1週間は尿道にカテーテルを装着して過ごした。歩くのも煩わしかったが、経過は良好。3月22日にカテーテルを外したところ、その日から尿漏れが始まった。(9月27日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 06, 2013 07:57

ロボットアームで執刀
今年1月に前立腺がんと告知された団体職員の男性(67)=兵庫県川西市=は今年3月、手術ロボット「ダヴィンチ」による前立腺の全摘出手術を受けるため、大阪大病院に入院した。手術当日の3月15日朝。手術室に向かおうと車いすの到着を待っていた。昨年末の病理検査の時は看護師が車いすで診察室に連れて行ってくれたからだ。いつまで待っても来ないため、看護師に「自分で歩いていくんですか」と尋ねてみた。すると、看護師からは当たり前のように、「そうですよ」と返事が返ってきた。たわいない会話で、手術の緊張は和らいだ。12階の病室から4階の手術室まで妻(64)と静かに移動した。「頑張ってね」。妻の声に励まされ、手術室に入った。いろいろな機器がある手術室では、どれがダヴィンチなのか、わからない。そうこう考えているうちに麻酔で、意識が遠のいた。ダヴィンチを使った手術では、主治医の泌尿器科教授、野々村祝夫さん(51)が操作。腹部に6カ所に穴を開け、器具やカメラを挿入する。男性が横になっている手術台から1メートルほど離れ、モニターを見ながらロボットアームを動かす。(9月27日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 05, 2013 08:13

手術ひかえ体調崩す
手術時の出血に備え、造血剤を飲むことになった。約1カ月の間に2回で計800ミリリットルの血液を採っておく必要があった。飲んだ後にふらつくこともあったが、鉄分入りのあめをなめるなどして、2月末の1回目の採血は乗り切った。2月末からはおなかの調子が悪くなるなど、体調を崩すことが多くなった。「手術日の延期だけは避けたい」と思い、8月5日から仕事を休み、2回目の採血に備えた。翌6日、2回目の採血では、順番を待つ間に突然、下痢におそわれた。「造血剤と、精神的な影響の両方があったのでは」。特定の菌などの感染はなかったが、採血は手術直前の11日に延期になった。「再延期ともなれば、手術自体もずれ込んでしまう」。体調を整えるために、自宅でずっと過ごし、外出は一切控えた。9日には親戚の結婚式に招待されていたが、長女に代理で出席してもらった。ラストチャンスの11日の採血は無事に済み、13日から手術のために入院した。(9月26日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 04, 2013 07:38

手術ロボット「ダヴィンチ」
今年1月に前立腺がんと告知された団体職員の男性(67)=兵庫県川西市=は、手術ロボット「ダヴィンチ」を使って前立腺をすべて摘出する腹腔鏡手術を受けることになった。前立腺がんは進行が遅いケースもあり、寿命に影響しない場合は積極的な治療をしないこともある。主治医で大阪大病院泌尿器科教授の野々村祝夫(51)さんから「年齢の割りに進行しており、治療したほうがいい」と説明を受け、全摘出を選んだ。「調べるほうが不安になる」と思い、ダヴィンチの詳細や他の治療法の情報は集めていなかった。腹腔鏡手術は手術器具を入れる穴を数カ所開けて行う。開腹手術よりも傷は小さい。ダヴィンチによる手術で健康保険の適用が認められているのは、今のところ前立腺がんのみで、昨年4月に適用になったばかりだった。男性は野々村さんから説明を受け、「ショックだったが、見つかったタイミングだけは良かった」と前向きな気持になれた。今年2月6日には前立腺がんが転移しやすい骨の状態を調べる骨シンチグラフィ検査を受け、転移がないことを確認。手術日は3月15日と決まった。(9月26日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 03, 2013 08:00

「まさか」のロボ手術
1月17日、妻(64)の運転で阪大病院に結果を聞きに行った。妻は「がんと違うでしょう、大丈夫、大丈夫」と、努めて明るく振る舞った。その数時間後、主治医で泌尿器科教授の野々村祝夫さん(51)は二人に「がんが見つかった」と告知した。生検でがんが見つかったのは、14カ所中、計5カ所。がんの進行程度は、前立腺内にとどまっており、ステージBと診断された。妻は「がんなの。うそでしょ」と思った。告知以降の説明や会話は頭に入らなかった。男性は「予想よりも見つかった箇所が多かった」とショックを受けたが、「がんなら全部切ってもらおう」と心に決めていた。前立腺の全摘出を希望した男性に野々村さんは「阪大病院では手術ロボット『ダヴィンチ』を使っています」と説明した。医療に関わる仕事柄、遠隔操作で医師の手と同じように動くロボットアームで手術する「ダヴィンチ」の存在自体は知っていたが、「まさか自分が受けるとは夢にも思っていなかった」。(9月25日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 02, 2013 07:43

確定診断のため生検を
昨年秋のMRI検査で、前立腺がんの疑いを指摘された団体職員の男性(67)=兵庫県川西市=は同年12月26日、確定診断をする「針生検」を受けるため、大阪大病院に入院した。「嫌だけど、なるべく意識しないようにしよう」。だが、思いとは裏腹に、翌27日、普段は最高130程度の血圧値が180台に上がった。血圧が高いままだと、出血を伴う生検を受けられない恐れもあったが、少し気持を落ち着かせると、血圧値は正常に戻った。生検は肛門から器具を入れて針を前立腺に刺し、採った組織ががんかどうか調べる。針は通常12カ所に刺すが、男性は念入りに調べるため、2カ所多く刺した。約30分の検査は麻酔をかけるため痛みはない。刺した部分からの出血も少量で済み、28日に退院した。結果がわかるのは約20日後。正月は例年と同じように長男や長女の家族が自宅に集まった。いつもなら、酒を飲みながらにぎやかに過ごす時期。「気分的にも全然おいしいと思わなくなった」と飲まなかった。確定診断をじっと待つ状態では、「いい話」にはならないから、誰も話題にはしなかった。(9月25日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 01, 2013 07:47


▲このページの上に戻る

カレンダー

2018年7月
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

アフラック がん保険
e保険Shop-blogカテゴリ

エントリー

リスト

資料請求
各種手続き
お電話番号は0120-888-685
アフラック募集代理店
ライフ・ケア有限会社
〒815-0042
福岡市南区若久4-24-18
TEL 092-405-1301
FAX 092-405-1302

<引受保険会社>
アフラック福岡総合支社
〒812-0018
福岡市博多区住吉1-2-25
キャナルシティ・ビジネスセンタービル10F
TEL 092-281-6716
FAX 092-281-7360
プライバシーポリシーサイトマップ勧誘方針
Copyright(C)2005 Life Care Inc, All Rights Reserved.アフラック がん保険