アフラックの保険のご紹介と資料請求ができるe保険Shopのホームページブログです

アフラックがん保険 トップページサイトマップ勧誘方針 アフラック
がん保険 ご契約までの流れ 各種手続き よくある質問 会社案内
トップページ > あの空席は僕の席だ
あの空席は僕の席だ
早期の喉頭がんと診断された林家木久扇さん(77)は2014年7月下旬、7週間の放射線治療を受けることになった。レギュラー番組「笑点」の出演や寄席は休まざるを得なかった。東京慈恵会医科大病院(東京都港区)に月~金曜の週5日通い始めた。治療に使われたのは、「リニアック」と呼ばれる放射線治療装置。放射線を当てる部位がずれないように目印を付けたマスクを、顔の形に合わせて作った。どんな治療かと緊張したが、放射は左右からそれぞれ20秒足らずで、痛くも熱くもない。1回の治療は3分ほどで終わった。治療が午前中に終わると、時間が空いた。治療後に通勤する人も多いというが、思うように声が出ない以上、落語家の商売はできない。予定表にキャンセルのバツ印が並ぶのが情けなかった。落語家になる前、志したのは漫画家だった。腕前を生かし、カレンダーに年賀状、雑誌の表紙のイラストを描く仕事に励んだ。小学生にもわかる本「学校寄席入門」の企画も進めた。電話で制作会社とやり取りする際は、長女でマネージャーの豊田佐久子さんに筆談を交えて伝え、代弁してもらった。妻の武津子さん(68)が「お父さん、病気なんだからゆっくりして」と止めるほどだった。毎週日曜夕方には、笑点のテレビ番組を見た。定位置の座布団は空席のままだったが、「テレビの世界はいくらでも代わりがきく酷な世界」だ。もし代役が出演して定着すれば、出番を失う。45年かけて築いたレギュラーの座。たとえ弟子でも、ほかの人がそこに座るのは嫌だった。「あの空席は僕の席だ」。寄席から笑いが起きていても、全然笑えなかった。8月中旬、内視鏡による検査で目に見える腫瘍は消えていることがわかった。一方、肝心の声は治療開始後、ますます出なくなっていた。放射線の副作用で喉頭や咽頭の粘膜炎が起き、声がれがひどくなった。のどの痛みも出る。「声は元に戻るが、いつ戻るかは個人差がある」と医師から言われた。だが、心配だった。「このまま一生出ないことだってあるんじゃないか」。がんの宣告よりも、絶望的な思いに襲われた。(4月16日 朝日新聞 患者を生きる 木久扇の声より)

May 14, 2015 08:13
▲このページの上に戻る

カレンダー

2018年7月
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

アフラック がん保険
e保険Shop-blogカテゴリ

エントリー

リスト

資料請求
各種手続き
お電話番号は0120-888-685
アフラック募集代理店
ライフ・ケア有限会社
〒815-0042
福岡市南区若久4-24-18
TEL 092-405-1301
FAX 092-405-1302

<引受保険会社>
アフラック福岡総合支社
〒812-0018
福岡市博多区住吉1-2-25
キャナルシティ・ビジネスセンタービル10F
TEL 092-281-6716
FAX 092-281-7360
プライバシーポリシーサイトマップ勧誘方針
Copyright(C)2005 Life Care Inc, All Rights Reserved.アフラック がん保険