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除菌後のリスク探る動き
ピロリ菌の正式名称はヘリコバクター・ピロリ。らせん状にねじれた形で、端に数本のべん毛がある。胃の粘膜に生息する。国内の患者数は約3500万人とも言われ、中高年者が多い。日本ヘリコバクター協会などの調査によると、20代が10%以下、30代は10%前後だが、60代以上では40%以上になる。ピロリ菌は、胃の粘膜の表層を壊し、その下にある上皮細胞に侵入して炎症を起こす。慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんの原因の一つになっている。約4万人を対象にした国立がん研究センターなどの追跡調査では、ピロリ菌の感染者は感染していない人と比べて、胃がんになる確率が約5倍高かった。世界保健機関の国際がん研究機関は、ピロリ菌の感染者が多い地域では除菌などの対策をとるよう各国に検討を勧める報告書を2014年に発表している。除菌方法は、胃酸の分泌を抑える薬と2種類の抗菌薬の合計3種類を、朝夕1回ずつ、7日間飲むのが一般的だ。1回での除菌の成功率は、かつては7~8割程度だったが、新しい薬の登場で近年は9割程度になっている。除菌で公的医療保険が使える対象は、以前は胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者や、早期胃がんの内視鏡切除術を受けた患者などだったが、2013年に慢性胃炎も加わった。2回目まで保険は適用される。東京大学医科学研究所付属病院ピロリ菌外来の松原康郎医師は「早期胃がんの内視鏡治療後に除菌することで、新たな胃がんの発生率が年約2~3%から約1%に減少する。ただ、連載で紹介した千葉県の中沢孝平さん(74)のように除菌後に胃がんが相次いで見つかる人もいる。胃がんのリスクは、ピロリ菌感染の有無と胃粘膜の萎縮度の組み合わせで評価する「ABC分類」という方法もある。国立がん研究センター研究所の牛島俊和・エピゲノム解析分野分野長らは、ABC分類でリスクが高いとされる患者を対象に、ピロリ菌除菌後に胃がんが発生しやすい人と、しにくい人の違いを調べる研究を進めている。「5年をめどに成果を発表したい」と牛島さんは話す。(1月6日 朝日新聞 患者を生きる 感染症 ピロリ菌より)
Jan 16, 2017 20:48

がん続発 内視鏡で切除
千葉県の中沢孝平さん(74)は2004年、再び胃がんが見つかった。2001年に最初のがんを切除し、さらにピロリ菌を除菌した翌年のことだった。主治医の国立がん研究センター中央病院内視鏡科の小田一郎さんは、検査結果を見ながらこう説明した。「ピロリ菌の除菌をしても胃がんになる人はいます。ただ、前回と違う場所で、今回も早期ですから、同じように内視鏡でがんを取ることができます。同じ場所では困難だったかもしれません」。中沢さんは内視鏡による胃がんの切除を受けた。前回と同様に1時間程度で終わり、1週間ほどで退院した。検査の結果、今回もがんは取れていた。「胃がんを2回経験しても、元気に働けて、以前と同じように食事が楽しめている。何の不満があるのか」。中沢さんはそう思った。しかし、その後も胃がんが次々と見つかった。2006年、2007年、2009年、2014年に検査で確認され、いずれも小田さんが内視鏡で取り除いた。この間に下咽頭がん、食道がんも見つかり、これも内視鏡で切除した。これまで内視鏡によるがんの切除は、胃がん6回、下咽頭がん2回、食道がん1回に及んだ。小田さんは「胃がんを2、3回繰り返すことはままありますが、ここまでは珍しいです。すべて早期で見つかったため、内視鏡で治療でき、胃も温存できていることは、本当に良かったです」と振り返った。中沢さんは60歳で公務員を定年退職した後、嘱託として5年間働いた。がんがすべて内視鏡で切除できたことから、業務に支障は出なかった。2008年に嘱託勤務が終わったのをきっかけに太極拳を始めた。近所の教室で週に1回2時間、友人らと練習している。今年の秋には準師範の試験を受けられるレベルまで上達した。「ピロリ菌の除菌をした後も安心せず、今も内視鏡検査を半年ごとに受けています。だから、胃がんが進行するひまはないのです。最近、私は胃がんで死ぬことはない、と自信が出てきました」。中沢さんは笑った。(1月5日 朝日新聞 患者を生きる 感染症 ピロリ菌より)
Jan 14, 2017 10:58

薬飲み 除菌は成功
早期の胃がんを内視鏡で切除した千葉県の中沢幸平さん(74)は2年後の2003年、胃潰瘍とともにピロリ菌の感染が確認された。主治医の国立がん研究センター中央病院内視鏡科の小田一郎さんに除菌を勧められた。「ピロリ菌」という言葉を聞くのは初めてで、戸惑った。胃にすむこの細菌は、胃の粘膜を攻撃するため、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんを起こす原因の一つになっていることを、小田さんに説明された。感染には水の衛生状況が大きく関わっており、上下水道の整備が遅れていた時代に育った高齢者に感染が多いということだった。「お願いします」。中沢さんは迷うことなく、除菌を受けることにした。小田さんから「除菌の成功率は1回では7、8割。失敗しても薬を変えてもう1週間続けることで、成功率は9割以上になります」と言われた。公的医療保険を使うことができた。中沢さんは、胃酸の分泌を抑える薬と2種類の抗菌薬の計3種類を、朝夕1回ずつ、7日間飲むことになった。「この薬で胃が元気になってくれるのなら」。飲み忘れをしないように、飲んだら必ず手帳に記録した。服薬中はアルコールが禁止されるが、食事はふだん通り食べることができた。気分が悪くなるなどの副作用は出なかった。約2カ月後、血液検査で除菌がうまくいったことがわかった。中沢さんは公務員を定年退職し、嘱託として同じ職場で働いていた。「胃がんは早期で治り、ピロリ菌も除菌できた。嘱託勤務が終わる65歳からは、好きな旅行を楽しみながら生きていけるな」と心の中で喜んだ。うれしそうな表情えおしている中沢さんに、小田さんがこう注意をした。「ピロリ菌の除菌によって胃がんになるリスクは減りますが、ゼロになるわけではありません。いままでのように半年か一年に一度、定期的に検査をしなければいけません」。翌2004年、定期検査で新たな胃がんが見つかった。胃の中央部にあり、大きさは約1センチだった。(1月4日 朝日新聞 患者を生きる  ピロリ菌より)
Jan 13, 2017 21:06

胃がんを切除、菌がいた
千葉県に住む中沢幸平さん(74)は半年に一度、胃の内視鏡検査を受けている。定期的な検査のおかげで「生かせてもらっている」と感じている。胃がんが最初に見つかったのは、58歳だった2001年夏。公務員をしていたころだった。職場の健康診断で初めて胃の内視鏡検査を受けてみたら、数週間後、総合病院に呼ばれた。「胃から取った細胞を調べた結果、早期のがんが見つかりました。胃を3分の2ほど、手術で切除するかもしれません」。突然の宣告に、中沢さんは信じられない思いだった。体調に問題はなく、食欲もあった。胃に痛みや違和感もなかった。東京都中央区の国立がんセンター(現・国立がん研究センター)中央病院を紹介され、9月に訪ねた。内視鏡科の医師は、紹介状に同封されていた胃の写真を見て、「この程度のがんならば、内視鏡で取れるかもしれません。内視鏡でできれば入院は1週間くらいです」と話した。改めて内視鏡科の小田一郎医師による内視鏡検査を受けた。小田さんから「ごく早期の胃がんなので、内視鏡での切除が可能です」と説明された。ただ、最初に見つかった胃の出口付近の27ミリのがんのほかに、入口近くにも3ミリのがんがあるということだった。3週間後、胃の粘膜部分を生理食塩水で浮かびあがらせて、内視鏡の先から出した電気メスでがんを切り取る治療を受けた。この方法は、リンパ節に転移がなく、がんが胃の粘膜内にとどまる早期のがんが対象となる。約1時間で終わった。その後、胃が痛むことも、気分が悪くなることもなかった。1週間ほどで退院。検査で、がんは完全に取れていることが確認された。2003年、検査で胃潰瘍が見つかった。胃にピロリ菌がいることもわかった。ピロリ菌は胃にすむ細菌で、中高年者は感染している割合が高い。「胃潰瘍のだけでなく、胃がんの予防につながる効果も期待できるので、除菌しませんか」。小田さんから提案された。(1月3日 朝日新聞 患者を生きる ピロリ菌より)
Jan 09, 2017 14:37

精子凍結 周知に課題
男性は、抗がん剤や放射線の治療で、精子を作る機能が低下し、精子の数や運動率が減ることがある。独協医大越谷病院(埼玉県)は昨年7月、治療前に精子凍結を希望するがん患者のための「リプロダクションセンター」を開設した。射精障害があり精子を採取できない場合は、精巣にメスを入れて受精できる精子を取り出すこともある。岡田弘センター長(泌尿器科)は「目標ができることで、治療に前向きになる人が多い」と指摘する。しかし、こうした情報が十分に伝わっていない。岡田さんが首都圏の血液内科約20施設に尋ねると、9割超が精子凍結の必要性を感じていたが、実施は3割未満。知識を持つ泌尿器科医が少なく、眼の診療科との連携も不十分という。横浜市立大市民総合医療センターも精子凍結をしている。費用は1年目が1万5千円(検査診療費は別)で、1年更新で1万円づつかかる。2012年1月から昨年5月までに165人(13~60歳)が精子を凍結した。血液がん、精巣がんの患者が多く、使った4人のうち、3人が妊娠、2人が出産にこぎつけた。湯村寧・生殖医療センター部長(泌尿器科)は「まずは主治医に希望を伝え、相談してほしい」という。(10月21日 朝日新聞 がんと暮らしより)
Jan 02, 2017 11:16


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