がん続発 内視鏡で切除
千葉県の中沢孝平さん(74)は2004年、再び胃がんが見つかった。2001年に最初のがんを切除し、さらにピロリ菌を除菌した翌年のことだった。主治医の国立がん研究センター中央病院内視鏡科の小田一郎さんは、検査結果を見ながらこう説明した。「ピロリ菌の除菌をしても胃がんになる人はいます。ただ、前回と違う場所で、今回も早期ですから、同じように内視鏡でがんを取ることができます。同じ場所では困難だったかもしれません」。中沢さんは内視鏡による胃がんの切除を受けた。前回と同様に1時間程度で終わり、1週間ほどで退院した。検査の結果、今回もがんは取れていた。「胃がんを2回経験しても、元気に働けて、以前と同じように食事が楽しめている。何の不満があるのか」。中沢さんはそう思った。しかし、その後も胃がんが次々と見つかった。2006年、2007年、2009年、2014年に検査で確認され、いずれも小田さんが内視鏡で取り除いた。この間に下咽頭がん、食道がんも見つかり、これも内視鏡で切除した。これまで内視鏡によるがんの切除は、胃がん6回、下咽頭がん2回、食道がん1回に及んだ。小田さんは「胃がんを2、3回繰り返すことはままありますが、ここまでは珍しいです。すべて早期で見つかったため、内視鏡で治療でき、胃も温存できていることは、本当に良かったです」と振り返った。中沢さんは60歳で公務員を定年退職した後、嘱託として5年間働いた。がんがすべて内視鏡で切除できたことから、業務に支障は出なかった。2008年に嘱託勤務が終わったのをきっかけに太極拳を始めた。近所の教室で週に1回2時間、友人らと練習している。今年の秋には準師範の試験を受けられるレベルまで上達した。「ピロリ菌の除菌をした後も安心せず、今も内視鏡検査を半年ごとに受けています。だから、胃がんが進行するひまはないのです。最近、私は胃がんで死ぬことはない、と自信が出てきました」。中沢さんは笑った。(1月5日 朝日新聞 患者を生きる 感染症 ピロリ菌より)
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