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どう変わる 乳がんの外科治療
保険適用で乳がんの外科治療はどう変わるのか。一度温存手術をして、放射線治療を行うと、その後再建ができにくくなります。保険が適用されれば無理な乳房温存手術が減り、初めから再建を選ぶ方が増えるのではないでしょうか。日本の乳房再建の今後の見通しは。今は人工乳房に関してのデータを厚生労働省で審査している状況です。一刻も早く承認してもらうために、日本の診療で得られたデータを追加で提出し、安全性の保証を高めていきます。シリコンを長時間体内に入れていても大丈夫か。シリコンを入れることでがんが増える懸念もありましたが、2006年にアメリカでその心配はないと判断されました。シリコンの周りが少し硬くなることがありますが、その点は形成外科の医師に相談していただければと思います。(朝日新聞 広告特集 より)
Jan 20, 2012 09:13

米国の乳がん患者 乳房再建の実態
「乳がんであっても私は私、治療を終えても自分らしく生きたい」という「サバイバーシップ」の考え方を持っている人が多いのです。いま、がん治療は次の段階に入っていて、不治の病というより慢性疾患としてとらえ、その後の人生をより良く生きるための治療が求められています。サバイバーシップも患者さん発信の考え方ですが、乳房再建が保険で認められるようになったのも、、ジャネット、フランケットという乳がん患者が国会議員に働きかけ、国を動かしたからです。乳がんになった事実は受け入れていかなければなりません。しかし、私たちも保険適用のように、変えるべきものは勇気を持って変えていきましょう。聖路加国際病院・乳腺外科部長・ブレストセンター長・山内英子先生。(朝日新聞 広告特集より) 
Jan 19, 2012 09:06

米国の乳がん手術患者
アメリカでは今まで主流だった温存手術率が下がり、切除手術率が上がってきています。理由は3つ考えられます。一つは、MRIなどの検査で乳房内の病変がよく見つけられるようになったこと。二つ目に、遺伝性乳がん病巣がん症候群の遺伝的要因が血液検査で分かるようになり、遺伝の可能性が発覚した人が切除を選択すること。そして、再建技術が進んだことで、乳房切除へのハードルが下がったためです。アメリカでは年間約15万人が乳房切除の手術を受け、再建手術率は47%、その大半が人工乳房を選択します。続く・・・・。聖路加国際病院・乳腺外科部長・ブレストセンター長・山内英子先生。(朝日新聞 広告特集 より)
Jan 18, 2012 09:31

人工乳房保険適用の署名活動
検診で乳がんを発見したときには、腫瘍が5センチ近くありリンパ節へ転移していたため、すぐに全摘をしました。手術後、乳がんの「がん友」に再建した胸を見せてもらい、人工乳房での再建手術を決意しました。変わっていく体を「乳がんなんだから」と受け入れたつもりだったのですが、内心では大きな喪失感に襲われていました。しかし、納得のいくきれいな胸を作ることで、乳房再建はがんばった自分へのご褒美、「キャンサーギフト」なのだと実感できました。そして、「きれいに 手術 本音で 再建」の頭文字を取って「KSHS」を立ち上げたのです。私たちは乳房再建が乳がん治療のゴールになるよう、「人工乳房保険適用」を署名活動で訴えています。希望するすべての患者さんに、乳房再建を選択する自由を与えてください。 KSHS代表・溝口綾子氏。(朝日新聞 広告特集 より)
Jan 17, 2012 10:33

乳がん後の乳房再建術の保険適用のお願い
私は15年前に乳がんで左胸を切除しました。乳がんの患者会であるあけぼの会には入院と同時に入会し、患者同士で話したり勉強会に参加したりして助けられました。その後、右胸にもがんが見つかり全摘。両胸がないことで起こる、胸部の強い締め付けがつらかったです。見た目が気になって銭湯に行けず、健康診断が嫌で受診しなかった時期もありました。最初は装着するタイプの人工乳房を作ったのですが、衣料用の接着剤を使って貼るため、肌がかぶれてしまいました。そこで、再建手術に踏み切ることにしたのです。いまでは本当に満足しています。しかし、やはり経済的負担は大きかったので、保険の適用が必要だと思います。乳がんは手術から再建までが治療です。これからも、再建した胸と一緒に長生きしていきたいと思います。あけぼの会広報・鈴木節子氏。(朝日新聞・広告特集 より)
Jan 16, 2012 19:45

「乳がんとともに生きる」対談
日本医科大学乳腺科教授・芳賀駿介先生・女優 倍賞千恵子氏。倍賞・私は10年前、右の腋の下のしこりに気づいて、乳がんの手術をしました。芳賀・腋の近くということは温存手術ですね。一番乳房を残しやすい場所です。なかには乳房切除をせざるえを得ない場所にがんができる場合もあり、医者としてはどうやってきれいに再建するか、というところまで考えて治療に取り組んでいます。でも、そこで立ちはだかるのが費用の問題です。倍賞・私は温存できましたが、全摘したとしても温泉などにいくと思います。人に見られたら「どうか乳がん検査を受けてくださいね」って勧めます。でも、人はそれぞれ受け止め方が違いますから、再建したい方ができないのはおかしいと思います。芳賀・乳房再建が保険適用になって患者さんそれぞれの思いに合わせて選択肢が増えるといいですよね。(朝日新聞・広告特集 より)
Jan 15, 2012 09:43

乳がん手術患者の乳房再建術
乳房の再建には、自分の体の一部を胸に移植する方法と、人工乳房を挿入する方法の2種類があります。自家移植の場合は保険が適用されますが、背中やおなかの筋肉・脂肪を切り取るため大きな傷がつき、手術に2~5時間かかります。人工乳房を挿入する場合は、ティッシュ・エキスパンダー(組織拡張器)という皮膚を伸ばすための装置を半年から1年ほど入れて、人工乳房に入れ替えることになります。手術は30分から1時間ほどで終り、乳房の周辺以外に傷はつきません。がん切除の手術前に再建への意思表示があれば、切除と同時に人工乳房を入れて一度に再建手術も済ませられることもあります。現在の人工乳房は「コヒーシブシリコン」という、粘度が高く固形のようなシリコンインプラントを使うことが多く、さわり心地はやや硬くなりますが、破損して中身が流れ出すようなことはありません。しかし、このインプラントの薬事承認が得られていないため、保険が適用されないのです。アメリカはもちろんのこと、シンガポール、韓国、台湾、タイなどアジアの国々ではすでに人工乳房は薬事承認されており、日本は遅れをとっています。早急に人工乳房が保険適用されることを望みます。昭和大学医学部乳腺外科教授・中村清吾先生 (朝日新聞・広告特集 より)
Jan 14, 2012 09:06

乳がんの現状と治療について
いま日本人女性の罹患率が一、番高いのは乳がんです。乳がんは比較的若い年齢で罹患率のピークがくるため、治療後の生活の質をいかに保つかも重要です。以前は、再発を防ぐために筋肉やリンパ節を切除する手術が主流でしたが、現在では放射線治療が発達したこともあり、乳房温存手術が多く行われています。しかし、無理な温存手術を行うと、再発の可能性は高くなります。乳がん治療は、きちんと治す「根治性」と見た目を整える「整容性」の両立が必要です。「温存か、全摘か」ではなく、「温存か、再建か」の選択肢をすべての患者さんがもてるようになってほしいと思います。がん研有明病院乳腺センター長・岩瀬拓士さん (朝日新聞・広告特集 より)
Jan 13, 2012 08:53

「新薬ハラヴェン」通院治療も可能
ハラヴェンは、エーザイが開発した抗がん剤で、今年7月に発売された。細胞分裂で重要な役割を担う微小管が伸びるのを抑え、がん細胞が増えるのを抑える、という仕組みだ。女性の主治医の高野利美・臨床腫瘍科部長は「乳がんの薬に、また一つ選択肢が増えた」という。国際共同治験では、再発後、ハラヴェン以外の抗がん剤を試した患者762人を、ハラヴェンだけを使う患者と他の抗がん剤やホルモン剤治療を受ける患者に無作為に分けて効果をみた。その結果、生存期間の中央値は、ハラヴェンを使った患者は13.2カ月、他の治療を受けた患者は10.5カ月と、2.7カ月の延命効果が確認できた。日本でも80人を対象に効果や安全性を確認する治験が行われ、同様の結果が出た。(朝日新聞)
Nov 26, 2011 08:53

再発乳がん 広がる選択肢
乳がんが再発した患者向けに、日本発の新しい抗がん剤「ハラヴェン」が登場した。ほかの抗がん剤が効かなくなった後でも、生存期間を延ばす効果が確認された。数分間の点滴で終わるため、通院治療も可能だ。治療の選択肢が広がると期待されている。東京都品川区に住む会社員の女性(54)は9月から、虎の門病院(東京都港区)でハラヴェンによる治療を始めた。乳がんが見つかったのは11年前。全摘手術を受け、ホルモン治療を続けたが、2005年に肝臓に再発・転移した。その後、腹膜にも転移。複数の抗がん剤を使ったが、腫瘍マーカーの値が上がってきたため、薬を切り替えた。週に1回の点滴を2週間続け、3週目は休む、というサイクルで、仕事との両立も可能という。「点滴は3分ほどで終わる。会社に一刻も早く戻りたいので、助かります」と話す。(朝日新聞)
Nov 25, 2011 08:37

乳がん早期発見の大切さ
名古屋では今年初めて開催された。準備段階から携わり、様々な場所で乳がん早期発見の大切さを呼びかけてきたのが、タレントで書道家の矢野きよ美さんだ。久屋大通公園を発着地に10月8日、約1000人が参加したスマイルウオークでは、パワフルな語り口で河村たかし名古屋市長とトークを繰り広げた。壇上にはマンモグラフィーの機械も登場した。「名古屋の女性には『自分のことは後でいいわ』という人が本当に多い。女性だけでなく、お父ちゃんや子どもにも、検診の大切さを知ってもらいたい」と力説する。活動に関わるようになったのは、2008年。その後の検診で、要再検査と診断された。精密検査へ向かった病院の待合室で友だちと出合ったという。彼女は乳がんで、手術もしていた。「診察室で大丈夫だと結果を聞いて出てきたとき、その子が、よかった、って泣いて言ったの」。改めて乳がんは身近な病気だと感じた。以来、どんな服装のときも毎日必ずピンクリボンのバッジを胸元につけている。(朝日新聞)
Nov 24, 2011 08:11

ピンクリボンフェスティバル2011
開催8年目の神戸では、毎年10月1日に実施されるライトアップに今年から神戸海洋博物館が加わり、ピンクに染まった夜景が乳をがん月間の始まりを告げた。15日に開かれたシンポジウムでは、約600人の人が耳を傾けた。16日に東遊園地を発着地として行われたスマイルウオークには、ゲストにアーティスティックシンクロコーチの小谷実可子さん、歌手のアグネス・チャンさんを迎え、約3500人が参加した。仙台の10月1日の街頭キャンペーンには、震災後に本拠地を仙台に移した女子バレーボールチーム「仙台ベルフィーユ」の選手ら仙台推進委員会のメンバーが参加。啓発パンフレットやピンクリボンバッジを配った。ゲストにプロフィギアスケーターの八木沼純子さんを迎えて29日に開催されたスマイルウオークには、約1600人が参加した。(朝日新聞)
Nov 23, 2011 08:03

乳がん検診 希望の輪
乳がん月間の初日である10月1日に東京ミッドタウンで開催されたピンクリボンスマイルウオークには、約5600人が参加。スポーツキャスターの荻原次晴さんらが参加者とともに街を歩いた。タレントの山田邦子さんが団長で、がんの闘病経験がある芸能人ら総勢16人による「スター混声合唱団」のコンサートも開かれた。会場では、乳がん検診無料クーポン券の枚数限定配布が行われた。2日のシンポジウムには約750人が参加。専門医による講演のほか、乳がん経験者でモデルのMAIKOさんが、タレントの中島史恵さんとの対談で家族や周囲の人に支えられて治療を乗り切った経験を話した。(朝日新聞)
Nov 22, 2011 08:18

乳がん早期発見には定期的な検診
各自治体が乳がん検診の受診率アップに向け、様々な事業を進めていますから、そうした助成を活用し、40歳を過ぎたら2年に一度はマンモグラフィ検診を受けるようにしましょう。お風呂上りなどにご自身の乳房を注意深く触り、しこりを自己検診する習慣も身につけていただきたいものです。、乳がんは女性だけの問題ではありません。奥さんや家族、友人や同僚など、大切な人を乳がんで失わないために、男性から乳がん検診の定期的な受診を勧めてあげてください。奥さんが乳がん検診を受ける日には、ご主人がお子さんの面倒を見てあげて、受診しやすい環境を作るような心がけも大切だと思います。(朝日新聞)
Nov 09, 2011 08:03

乳がん早期発見で低侵襲治療
乳がんは、早期発見できれば「治療しやすいがん」だそうですが、ひと昔前まで、乳がんの手術は乳房及び腋窩のリンパ節を大きく、広範囲に切除していたため、腕にひどい腫れが生じたり、運動障害が発生したりしていました。現在、腋窩リンパ節の見張り番である「センチネルリンパ節」を病理学的に検査し、ここに転移が見られなければリンパ節はそれ以上切除しない低侵襲な手術が可能になりました。さらに、腫瘍の大きさが3.0センチ以内であれば、乳房を温存することができます。エストロゲンの分泌を抑え、がんの再発を防ぐ「ホルモン療法」も進歩しています。(朝日新聞)
Nov 08, 2011 08:11

増え続ける乳がん患者数
乳がん患者数の増加が著しいそうですね。初経の低年齢化、閉経の高年齢化、平均初産年齢が遅くなっていることや出産・授乳歴の無い女性が増えていることなどが、乳がん増加の主な原因です。乳がんの発生には、「エストロゲン」という女性ホルモンが深くか関わっているのですが、早い初経、遅い閉経、出産・授乳歴の減少などによって、乳腺の細胞ががん化しやすくなっているのです。タバコを吸い続けると肺がん、紫外線を浴び続けると皮膚がんのリスクが高まるのと同様、エストロゲンに曝露される期間が長いほど、乳がんリスクが高まります。閉経後、卵巣からのホルモン分泌はほぼストップするのですが、その後は脂肪組織で女性ホルモンが産生されるため、閉経後の肥満も乳がんのリスクとなります。その他、過度の飲酒、喫煙習慣も乳がんのリスクファクターです。(朝日新聞)
Nov 07, 2011 08:48

乳がんの1/3再発後に型変化
乳がん患者の3人に1人は、最初に診断された時と再発後では、がんのタイプが変化していることがわかった。がん組織を調べる検査は通常、診断時にしか行われず、再発後に「効かない」治療を受けている患者が相当数いる可能性が出てきた。同様の変化は、他のがんでも起きる可能性があるという。スエーデンのカロリンスカ研究所が26日、欧州集学的がん学会で発表した。乳がんには、女性ホルモン陽性でホルモン療法が効くタイプと、女性ホルモン陰性で抗がん剤のハーセプチンが効くタイプ、いずれも効かないタイプがある。研究チームが、1997年から11年間に再発した119人を調べたところ、3人に1人の割合で女性ホルモン陽性から陰性に変わったり、反対に陰性から陽性に変わったりしていた。また15%が、ハーセプチンの効果に影響するたんぱく質が変化していた。定期的にがん組織を病理検査せず、途中でがんの「性格」が変わったことに気づかない場合、患者は最適な治療を受けられなくなる。(朝日新聞)
Sep 27, 2011 07:38

◆再発乳がんでも落ち着いて 3
このところ、乳がん治療は驚くべき速さで進歩しています。再発がんに効く薬も次々に認可されています。のりこさんは5週間の放射線治療を済ませ、現在は2種類の抗がん剤を組み合わせた化学療法を受けています。免疫が下がって発熱したり、指先がしびれてお皿を取り落としたりしますが、それでも、初発時の抗がん剤の副作用によるすごい吐き気に比べれば楽勝なんだそうです。のりこさんが書いた再発乳がんの詳しい治療経過は「福岡がんサポートセンター」のサイト(http://www.fcsc.jp/)で読むことができます。胸側から照射した放射線が、そのままの形で身体を通り抜けて行き、背中に赤く皮膚炎のあとを残している珍しい?写真もありますよ。(西日本新聞・波多江伸子の続・楽しい患者ライフ より)
Dec 27, 2010 09:55

◆再発乳がんでも落ち着いて 2
のりこさんが最初の乳がん手術をしたのは3年前です。実母を胃がんで亡くし、四十九日の法要もすまない時期に、自分のおっぱいにもしこりが見つかったのです。しこりは8個あり、大きなものは3センチ。抗がん剤で小さくして乳房ごと摘出し、術後はホルモン療法をしていました。2歳の坊やを抱え、今後の生活への不安や再発への恐れで眠れない日々が続いたある日、思い切って西日本新聞サークル「元気が出る患者の集い」に参加したことが、患者として成長するきっかけとなったとか。「ひとりで闘病して再発していたら、今、とても耐えられないと思います」(西日本新聞・波多江伸子の続・楽しい患者ライフより)
Dec 26, 2010 10:35

◆再発乳がんでも落ち着いて
「がん・バッテン・元気隊」の事務局長、とがわのりこさんの乳がん再発と骨転移が分かったのは、今年の夏のことでした。「元気隊」は、博多どんたく港まつりパレードから始まった福岡市のがん患者団体ネットワーク。娘のような年恰好の事務局長に頼っていた代表・波多江は「ど、どうしよう・・・」とうろたえたのですが、本人は落ち着いていました。何でも相談できる親身な主治医がいますし、再発転移しているけれど、元気に生活している先輩患者を何人も知っていましたから。おまけに「元気隊」には乳がん患者代表の運営委員さんたちがたくさんいて、最新の治療情報を居ながらにしてゲットできます。そんな安心感や仲間のおかげで、のりこさんは落ち着いていられるのだそうです。(西日本新聞・波多江伸子の続・楽しい患者ライフより)
Dec 25, 2010 10:59

◆裏方通じ学ぶ
東海大学健康科学部の学生たちは、2007年からスマイルウオーク東京大会で受付や誘導などのボランティアを行っている。今年も保健師、看護師、福祉職などを目指す29人が参加した。同大学の錦戸典子教授(52)が、活動への参加が学生の成長と大学の社会貢献につながればと学生に呼びかけ、参加が始まった。(朝日新聞)
Dec 10, 2010 10:36

◆乳がん 「大丈夫 明日は笑おう」
参加3回目のタレント、山田邦子さん。今年も3都市でのウオークに参加し、シンポジウム神戸会場では講演も行った。2007年に乳がんが見つかり、手術、放射線治療を経て、現在もホルモン剤を飲みながら活動を続けている。山田さんの話す体験談は、「闘病」という言葉からイメージする苦しさとはほど遠い。「乳がんの患者仲間は見てすぐわかるんですよ。美人が多いの。だから私もなるべくしてなったんです」とあくまでも明るい語り口だ。「こんなに明るい私でも、泣く日もあります。でも今日泣いても明日笑えばいい」。乳がんと向き合う経験をしたからこそ、山田さんの言葉は心に響く。(朝日新聞)
Dec 09, 2010 09:09

◆ホテルも協力

神戸ポートピアホテル、ホテルオークラ神戸など神戸の代表的なホテル6社でつくる「KOBEホテル6社会」も協力している。10月には接客にあたる従業員がピンクリボンバッジを付けるほか、宿泊プラン、イチゴやモモなどを使ったピンク色の限定カクテル、ケーキなど、ホテルごとに工夫をこらして乳がん啓発を行っている。(朝日新聞)

 

Dec 08, 2010 09:06

◆女子プロレス団体 ファンの手紙、背中押す
選手の里村明衣子さn(31は入団前の2003年、デビュー当初より応援してくれていた30代前半の女性ファンから、乳がんになったという手紙を受取った。何度か届いた手紙には、闘病の不安や苦しみ、さらには「必ず手術を成功させて、元気になって試合を身にいきたい」という決意や、これ以上つらい思いをする女性を増やさないためにも、乳がん検診率がもっとあがらないものかという思いが書かれていた。里村さん自身、プロレスの世界で年齢を重ね、体への意識が高まるにつれ、ひとごととは思えなくなったという。そんなときにかかわることになったピンクリボン活動。「リングの上から呼びかけることで、女性だけでなく男性にも関心を持ってもらえるのでは」と、乳がん月間の10月には毎年、試合でPRを行う。(朝日新聞)
Dec 07, 2010 11:30

◆乳がん検診 一歩前へ

乳がん早期発見の大切さを伝えるピンクリボンフェスティバルは、趣旨に賛同し、自分たちなりの方法で協力している多くの人々に支えられている。その一つが地方初の女子プロレスの団体、センダイガールズプロレスリングだ。2006年に仙台で旗揚げし、現在所属選手は6人。立ち上げ前から、女性ならではの社会貢献活動ができないかと考えていたところ、フェスティバルを知り、ピンクリボン活動に参加し始めた。(朝日新聞)

Dec 06, 2010 10:24

◆乳がん 自己検診、どういうふうにしたら?
閉経前の人は、月経終了後1週間くらいの時期(排卵から月経終了までは乳房が張るため)に、閉経後の人は毎月、日にちを決めて行うとよいでしょう。方法は①見る:鏡で乳房の左右差、変形がないか ②触る:指を滑らせるように、つままずに全体を触ります。入浴時やあおむけになると触りやすくなります。③搾る:乳頭からの分泌を確認しましょう。(西日本新聞)
Dec 04, 2010 11:29

◆乳がん検診、痛いって聞くけど・・・?
乳房専用のレントゲン検査「マンモグラフィ」のことですね。これは、お乳を上下と左右から板状の器具で挟んで撮影するので、圧迫による多少の痛みを伴います。マンモグラフィは柔らかいお布団の中にある小さなボールを捜すのと同じで、ある程度お乳を平たくしないと小さな乳がんまで見つからないんですよね。でも最近は「思ったより痛くなかった」といわれる方が多くなってきました。(西日本新聞)
Dec 03, 2010 12:17

◆乳がん手術をしないですむ方法は?
大切な乳房を傷つけたくない気持ち、よく分かります。でも、畑に雑草が生えたと考えてください。根っこから引き抜くのが手術、火で焼くのが放射線、除草剤をまいて枯らすのが抗がん剤だとすると、最も土や作物を傷つけないのは、雑草を引き抜く方法ですよね。手術が一番体や乳房への負担が少なく、しかも確実な方法なんです。ただし、がんの大きさによって切除する範囲が違ってきますから、そのためにも早期発見が大切。もし大きくなってから見つかったとしても、抗がん剤やホルモン剤で小さくしてから温存手術する方法もありますから、あまり悲観することはありません。(西日本新聞)
Dec 02, 2010 13:02

◆もし乳がんになってしまったら?
手術が治療の第一選択肢となります。しこりが3センチ以内で乳腺の一部分にとどまっていればお乳を残す温存手術が可能で、リンパ線は取らずにすむことが多く、後遺症や再発の心配も少なくなります。2センチ以内で見つかれば90%は治るし、非浸潤がんという初期であれば100%治ります。手術の後に放射線や抗がん剤やホルモン剤などによる治療を受けることもありますが、いずれにしても、がんが小さなうちに見つかれば負担は少なくてすみます。(西日本新聞)
Dec 01, 2010 10:43

◆乳がん検診の費用は?
受付順だと長く待たされることもありますが、完全予約制のところだったら1時間程度で済むと思います。費用は地域によって多少の違いはありますが、40歳以上であれば市町村が7割ほど負担しますので、本人負担は千数百円ほどです。ランチ1回分ほどの値段ですから、30歳位から1度は受けて、40歳以上になったら定期的に受けていただきたいですね。(西日本新聞)
Nov 30, 2010 10:41

◆乳がんって、どんな病気?
乳がんは、母乳の通り道である乳管にできる悪性の腫瘍で、多くはしこりという症状で見つかります。今、日本では18人に1人がかかる病気になっていて、将来はもっと増えると予想されています。最も多いのは40~50代の女性ですが、若い方や高齢の方、そして少数ですが男性でもなる可能性があります。(西日本新聞)
Nov 29, 2010 21:15

◆乳がん検診、何歳から始めるべき?
マンモグラフィ検診の対象は40歳以上。40歳未満に対する効果に関しては有効だとする報告がありません。まずは自己検診からうやってみましょう。ただし、20代でも乳がんを発病する場合はあるので、(特に家族に乳がんの人がいる場合など) 毎月1回は自己検診を行い、若いころから気をつけておく必要はあります。何か気になる症状がある場合は専門医を受診してください。(西日本新聞)
Nov 28, 2010 16:25

◆超音波(エコー)検査にドキドキ・・・
最初にゼリー状のものを塗られるとき、注射の消毒をされているような気分になってドキドキ・・・。検査中は自分にも画像が見えるので、「あの黒いのって何?」「あの白いのは大丈夫?」と、またドキドキ。そこで先生方の話を思い出し、「ここで見つかっても、きっと早期だから治療すれば大丈夫よね」など、頭の中でいろんな思いが渦巻いていました。(西日本新聞)
Nov 26, 2010 11:55

◆痛くなかった!マンモグラフィ検査
緊張して検査室に入ると、あれ?かわいい!病院らしからぬ室内装飾に、なんだか安心感が。すぐに若い女性の技師さんが来られ、「初めてだったら、ちょっと痛いかもしれませんが」と言いながら、パパッと手早く検査してくださいました。ずっと「大丈夫ですか」と声を掛けられていたので不安を感じる暇もなく、私の返事が「大丈夫です」から「痛い」に変わらないうちに「撮りまーす」という声が聞こえ、あっけなく検査終了。検査着を着たまま前を開けるだけでよかったので、恥ずかしさもあまり感じませんでした。(西日本新聞)
Nov 25, 2010 11:03

◆乳がんになっても 乳房は残せる?
病変の大きさ、広がりによって、術式は決定されます。最近では全体の3分の2方が乳房温存手術(乳房を全部取らず部分的に切除する手術)を受けています。乳房を全部切除した場合でも、後で乳房を作る再建手術もあります。さまざまな治療法がありますので、担当医とよく相談しましょう。
Nov 24, 2010 09:53

◆ハッピーマンマ
「ハッピーマンマ~乳がんから女性を守る会~」は2003年7月①乳がん早期発見のための啓発 ②乳がん患者と家族のケアおよびサポートの充実 を目的に、医師や看護師、そのほかの医療従事者、乳がんに携わるさまざまな職種のメンバーが中心となって発足。2005年にNPO法人となり、2010年4月には国税庁長官認定のNPO法人(認定NPO法人)となった。「マンマ」はラテン語で「乳房」の意味。「ハッパーマンマ」の言葉には「乳がんで悲しい思いをする人を一人でも少なくしたい」「たとえ乳がんになっても本人や家族にハッピーと感じてもらえる時間を持ってほしい」との思いが込められている。(西日本新聞)
Nov 22, 2010 10:55

◆ピンクリボン
乳がんの「早期発見・早期治療」の大切さと検診の必要性を呼びかける世界的なキャンペーン。またはそのシンボル。1980年代の米国で、若くして乳がんで亡くなった女性の母親が、孫に「悲劇が繰り返されないように」と願いを込めてピンクのリボンを手渡したのが始まりといわれている。二本では「乳がん月間」に当たる毎年10月、乳がんを啓発するウオーキング実施など、イベントが多く開かれる。参加者はピンクリボンを掲げたり、ピンクを基調とする色を施したりして周知を促している。(西日本新聞)
Nov 19, 2010 14:24

◆乳がん死の友を思って 2

伊東さんは育児や家事、仕事で忙しい中でも友人の言葉を忘れなかった。そして、ようやく今年7月、NPO法人グリーンリーフ(http://npo-greenleaf.com/)を設立した。活動の柱は乳がん検診の啓発。受診率の低さを何とかしたかった。ただ活動するにもお金がない。着目したのが小中学校。会場として無料で貸してもらい、乳がん講演会を各地の小中学校で催す計画を思いついた。第一弾として9月末、自分の子どもが通う赤坂小でPTA主催で開くことができた。母親ら約80人が集まった。講師は同法人理事で浜の町病院乳腺内分泌外科部長の大城戸正行医師(52)と、乳がん患者で臨床検査技師の中原由美さん(47)。どちらも無償で引き受けてくれた。大城戸医師は「日本では20人に1人が乳がんにかかる」などと語り、検診の重要性を訴えた。中原さんは、乳がんの手術を9年前に受けたことや、乳がん患者の経験を生かそうと、乳がん検診の仕事にも携わる中で「幼いわが子を残して死ねませんから」と毎年受診する30代女性と出会ったことなどを報告した。(西日本新聞・聴診記より)

 

 

Oct 13, 2010 10:01

◆乳がん死の友を思って
福岡市に住む伊東美紀さん(45)は、約5年前に乳がんで亡くなった友人と、その子どもたちのことを思うと、今も涙がこみ上げてくる。2児の母親だった友人が息を引き取ったのは35歳のとき。寒い冬だった。当時、長男は小学2年生で「もうママの声が聞けない」と悲しんでいた。長女はさらに幼く、幼稚園の年長さん。春から小学生だった。友人は赤いランドセルは用意してやれたが、手をつないで一緒に入学式に行くことはできなかった。若かった友人は、自分が病魔に襲われるとはつゆとも思わず、胸のしこりには気付いても、すぐには医療機関にかかからなかった。診察を受けたときには転移が進んでおり手の施しようがなかった。「もっと早く検査を受けていればよかった。私、ばかだった」と悔しがった。伊東さんには「私のようにならないよう、ほかのお母さんたちにちゃんと検査を受けるように伝えて」と訴えた。(西日本新聞)
Oct 12, 2010 15:39

◆がん患者の子どもに奨学金 2
神戸市の一宮典子さん(48)は3年前に乳がんが見つかり、手術と抗がん剤治療を受けた。だが術後の後遺症で左腕にリンパ浮腫が出たため、重い荷物を持てなくなり退職。現在は生活保護を受けながら、医療事務のパートとして働く。「病気が分かったとき、一番心配だったのは子どもたちの将来だった。奨学金は本当にありがたいです」。事務局長の松田寿美子さんによると、年間12万円の奨学金を高校卒業まで支給。昨年は100人以上の応募があったという。応募でが、母親の診断書や死亡診断書、収入証明書が必要だが、ほとんどの家庭が年収200万円台で経済的に困窮しているケースが多いのに驚いたという。奨学金の申請、または支援に賛同する人など、問い合わせはJ・POSH事務局(06-6910-2900)。
Oct 01, 2010 09:22

◆がん患者の子どもに奨学金
母親が乳がんで亡くなったり、闘病中で働けず経済的な理由から就学が難しかったりする高校生のために、ピンクリボン推進団体「J・POSH」(大阪市)が今年度から、月1万円の奨学金を助成している。返済の義務はなく、現在は30人が利用している。来年度以降も対象を広げたいと支援者を募っている。神戸市の高校3年生、一宮風花さん(17)は4月から、奨学金を受取っている。「お母さんが生活に苦労しているのが分かっていたので、生活費を補えてよかった」。母親の典子さん(48)はシングルマザーとして、郵便配達をしながら風花さんと短大生の長女(21)、大学生の長男(19)を育ててきた。続く・・・(朝日新聞)
Sep 28, 2010 09:10

◆検診の受診率向上
空いている時間はほぼすべて、啓発活動で全国に行っています。そこで富山の検診受診率が高いと聞いた。なぜだろうと思ったら、とてもやり手のおばさんたちのグループがいるらしいんです。「あなた、もう行ったの、行ってないの。今日行く?」って。口コミってばかにならないですよね。ボランティアによる個人勧奨ですね。例えば昨年から始まった検診の無料クーポン券。日本対がん協会のデータによると、かなり受診率が上がっているんです。経済的な理由もあるかもしれないけれど、個別の名前あてにくるということが大事です。(朝日新聞)
Sep 25, 2010 17:41

◆検診による早期発見は、経済的にもメリットが
乳がん世代は仕事とか子育てとか、お金も一番大切な時期。進行再発乳がんは、亡くなるまで抗がん剤を使うし、新しい薬は高い。(医療費の負担が一定額を超えると払い戻しが受けられる)高額療養費制度を使っても負担は大きいです。お薬代、高いですよね。がんの患者さんが「苦しい」と闘っているのは、抗がん剤の副作用がほとんどなんです。もちろん延命できることはいいことなんだけれども、その時期が非常につらくなっている。しかも、それが一番お金が必要な時期に起きているという意味では、やはり早期に見つけることが必要なんです。(朝日新聞)
Sep 23, 2010 11:39

◆乳がん治療は長く、仕事との両立も大変 
手術後の放射線治療は、28回通いました。仕事とのやり繰りが大変でした。通っているときには本当につらくて。主人に支えてもらいました。放射線がつらいというイメージは、日本人に刷り込まれています。治療しているときにやけに怒りっぽくなったんです。自分が一生懸命だったんで、一生懸命やっていない人を見つけるたびにイライラした。あ、これは異常だと思って、カウンセリングを受けました。おっぱいの形が変形して、申し訳ないとも思ったので、主人には「離婚しても構わないんだけど」と言いました。そしたら、「いや、僕は全然何とも思わない」て言ってくれたの。サルを含めて、人間以外の動物というのは、授乳期を除いて、女性のおっぱいがこれほど膨らんでいないんですよ。それは気にしすぎです。(朝日新聞)
Sep 22, 2010 16:05

◆早期発見なら9割方治る

早期発見であれば、9割方は完治します。ただ、(放射線被曝や不必要な治療を受ける可能性が高まるので、特に気になることがなければ)20代からのマンモグラフィー検査はするべきじゃない。米国でも実は、40代についてはやらないほうがいいという勧告もでているんです。検診というのは、プラスとマイナスがあり、少なくとも国レベルでも40代からしか勧めていません。(朝日新聞)

Sep 20, 2010 19:48

◆乳がんの検診受診率
乳がんの検診受診率って、20%ぐらい。どうして低いんでしょうね。言っても受診率が上がらない。そこでこの懇談会ができて、呼ばれたんですよ。「検診を受けましょう」「はい」とはならない。がんとはどんな病気かとか、なぜ検診を受けなければならないのかということを、理解してもらわなければいけない。検診が怖いと言っている人は、どうぞご自由ですから。ミュージシャンの川村カオリちゃんも乳がんで亡くなりました。彼女たちは最後の最後に検診を受けるのは大切だというメッセージを残している。本当にそうなんですよね。「がんが見つかったら怖いから行かない」という人には、「自分は死なない」という感覚があるんです。今日も乳がんで亡くなる人がいます。年間、1万人以上が乳がんで亡くなる。でも早期発見できれば死なないですよね。(朝日新聞)
Sep 19, 2010 09:57

◆乳がん 検診のススメ
タレントの山田邦子さんは3年前、テレビ番組への出演をきっかけに乳がんが見つかった。東京大医学部放射線科の中川恵一准教授とは啓発活動の中で知り合い、公私ともに仲がいいという。共に50歳の2人が、「乳がん検診のススメ」を話し合った。山田さんは、中川さんが座長を務める厚生労働省「がんに関する普及啓発懇談会」の委員でもある。(朝日新聞)
Sep 17, 2010 11:07

◆10月、ピンクリボンフェスティバル
早期に発見できれば、治る可能性が高いと言われる乳がん。しかし日本の検診受診率は低く、先進国で唯一、乳がんで亡くなる人は増えている。こうした状況を変えようと、「乳がん月間」の10月、全国でピンクリボンフェスティバルが始まる。街や建物がピンク色に変えられるほか、ウオーキングやシンポジウムなど、早期発見の大切さを訴える催しが開かれる。(朝日新聞)
Sep 14, 2010 19:56

◆食生活改善とがん予防
アメリカなど脂肪摂取の多い国民に乳がんが多いのは事実です。ただその理由は、脂肪を多く摂れば他の栄養素も多く摂ることになり、全体としてカロリーが増えるからです。カロリーバランスが乳がんの真のリスクです。脂肪は悪者視されることが多いのですが、良い脂肪を適切に摂ることはとても大事なことが分かってきています。私たちは何かが体に良くないと聞いたら排除して、いいと聞いたらそればかりに走りがちです。やはり消費者が賢く評価し、選択する必要がありますね。それを取り入れたとき体調がよかったという自分自身の経験値も大事だと思います。(朝日新聞)
Jul 13, 2010 09:22

◆乳がん検診の必要
乳がんは、早く見つければ乳房の形もかわらずきれいに治せます。でも進行がんで見つかると、乳房を全部取る必要があったり、治療による患者の苦痛や費用も大きなものになります。マンモグラフィーという簡単な方法で早期発見できるのですから、ぜひ検診を受けていただきたいですね。家庭の中心である女性ががんになると、家庭崩壊につながるような不幸な事態になりますから。(朝日新聞)
Jul 12, 2010 16:39

◆食生活と乳がんの関係
乳がん予防においては、食生活も重要です。日本ではみそ汁や納豆、豆腐に含まれるイソフラボンと乳がんの関係の研究が盛んに行われています。イソフラボンの摂取が乳がんの発生を抑える可能性を示唆するデータも出ています。さらに青魚に含まれるEPAやDHA、乳酸菌などと乳がんに関する研究も進んでいます。最近では、ビタミンDが乳がんのリスクを減らす可能性があるとの研究報告も出ています。日本人の乳がん発生率や死亡率は、欧米から比べればまだ低いレベルにあります。そこには日本人の食生活も大きくかかわっていることでしょう。今後も、乳がん予防における食生活の重要性について、疫学的、科学的研究を進め、その関係を解明して、予防に役立てることが重要です。(朝日新聞)
Jul 11, 2010 09:12

◆乳がんのリスク因子
乳がんは臨床で見つかるまでに平均で10年かかります。シンガポールでは20代の乳がん発生が増えていますが、10代からのライフスタイルがその後の乳がんの発生に影響を与えることも考える必要があるでしょう。乳がんのリスク因子として一般的に言われているのは、遺伝子異常、女性ホルモン、肥満、運動不足、食事、糖尿病、たばこ、、アルコール、放射線などです。よって乳がんの予防は、これらのリスクを避ける、またはリスクを下げることとなります。例えば乳がんの大きな要因である女性ホルモン。何らかの理由で卵巣を切除した女性の乳がんリスクは、100分の1になるといわれています。女性ホルモンは、乳がんの増殖をサポートするように働くと考えられており、女性ホルモンの受容体に影響を与えるエストロゲン受容体調整薬などの薬剤を投与することで、乳がんの発症を抑えることができるとの研究報告があります。(朝日新聞)
Jul 10, 2010 08:56

◆乳がん予防と食生活
現在、乳がんは非常に増えています。2000年の時点で、女性のがんのトップになりました。日本人の乳がんの発生ピークはおおむね50歳ですが、ほぼすべての年齢層で発生率が増加しています。まずは乳がんが、国民病のひとつになりつつあることを認識していただく必要があると思います。欧米では、検診の普及、薬の進歩により、90年代以降、死亡率が減少しています。しかし日本では残念ながら、死亡率が減少に転ずるまでには至っていません。日本は欧米に比べると発生頻度も死亡数も4割程度と低いのですが、ともに急激に右肩上がりで増えているのが問題です。日本人は元来、欧米人より乳がんになる確率は低いのですが、海外で生まれた日系人の発症率は欧米人とさほど変わりません。子どもの頃海外に移住した人の場合、海外で生まれた日系人の半分ほどの発症率だといわれています。そのことからも、乳がんの発症には、人種そのものよりも、環境やライフスタイルなどが大きくかかわっていると考えられます。(朝日新聞)
Jul 09, 2010 08:38

◆乳がん検診 20~30代やめて
乳がんで24歳で亡くなった女性を取材した番組「余命1カ月の花嫁」をきっかけにTBSが展開している20~30代を女性を対象にした乳がん検診を中止するよう求める要望書を、医師ら38人が9日、同社に提出した。20~30代への乳がん検診の有効性に科学的根拠はなく、不必要な検査につながるなど不利益が大きいと指摘している。要望書を提出したのは、中村清吾・昭和大教授や上野直人・米MDアンダーソンがんセンター教授ら、乳がん治療の第一線で活躍する医師のほか、がん経験者、患者支援団体のメンバーら。「科学的根拠のない検診を、正しい情報を発信すべきテレビ局が行うことは倫理的に問題が大きい」として、検診の中止を含め活動の見直しを求めた。また検診を20~30代女性に限定している理由などを問う公開質問状を送った。国は指針で、乳がん検診は40歳以上を対象にマンモグラフィー(乳房X線撮影)検査と、医師が胸の状態を診る視触診の併用を推奨している。要望書は、20~30代女性への検診は、放射線被曝やストレスを増やし、がんを見逃す場合もあると指摘した。TBSは2008年から検診を実施。これまでに約7千人がマンモ検診を受けた。(朝日新聞)
Jun 11, 2010 11:02

◆乳がんの43人が動画で語る
乳がんの患者43人が動画で語る内容は、病気の経過や生活の変化に合わせて細かく分類されている。一つ一つの時間は1~3分程度。公開されているのは400を超す。動画とは別に内容は文字で読むこともできる。これとは別に、乳がん検診、診断のための検査、病院・医師の選択など、話題ごとに体験者の声を集めて整理もしている。たとえば「病院・医師の選択」を探ると、「自分の場合はこうだった」という語りが紹介される。主治医以外の医師から治療について意見を聞いた後、どちらの病院で手術を受けるかなど、体験者の選択はさまざまだ。闘病生活のあらゆることが語られる。術後の後遺症や脱毛だけでなく、生き方・お金・家族との関係に及ぶ。「抗がん剤が高価で、副作用のないときは費用を稼ぐため仕事に出なくてはならなかった」 「父も入院していた。先の治療を考えて、医療扶助をうけた」などの語りもある。(朝日新聞)
Jun 10, 2010 09:09

◆私のがん、ウエブで語る
がんと診断された。どんな治療が良いか、親や子へどう説明しよう、仕事や治療費は・・・。患者が直面した悩みを集めるウエブサイト「健康と病いの語り」が、乳がん体験者の声を紹介している。多くの患者に共感を得てもらい闘病の支えにしてほしいという思いが込められている。「アレルギー反応がひどくて、(乳房の)皮膚が破れてしまったんです」 パソコンの画面に映る30代の女性は、8年前に受けた乳がん手術や乳房再建の体験を話し始めた。告知直後に一人になったとき、恐怖感に襲われたが、看護師から淡々と入院手続きの説明を受けて拍子抜けした。特定の抗がん剤しか効かず、その後、健康食品や訪問販売の健康機器を購入した。「治療が終わった、よかった、とは思えなくて、自分は何もしないのが不安だった」と、この女性は思いを語る。ウエブサイトは、「健康と病いの語り ディペックス・ジャパン」(http://www.dipex-j.org/)が」運営。昨年12月に20~70代の乳がん体験者43人が語る様子を収めた動画の公開を始めた。1日に200~400人がアクセスし、1人当たりの平均視聴時間も9分と通常の平均とされる視聴時間より3倍ほど長いという。
Jun 09, 2010 09:38

◆お金との闘い

サラリーマンの夫(50)と私立大学に通う娘(18)と、賃貸マンションに住む。治療を始める前は、カード会社の事務パートでつき10万円ほど稼いでいたが、薬の副作用で退職せざるを得なかった。スーパーに行く回数を減らし、旅行にも行かなくなった。本来なら、老後の貯蓄と夫の実家への仕送りをしなければならないが、その余裕がない。「私に老後はないでしょうから、夫一人なら何とかなるでしょうが・・・」 乳がんが見つかったとき、娘は中学1年生だった。大学に通う姿も見られた。「でも、生涯治療が必要で何百万円もかかる。治療をやめたほうがいいのかなあと、罪悪感さえ持ってしまいます」(朝日新聞)

 

May 31, 2010 09:28

◆1万円札に羽が生えたかのように飛んでいく
東京都目黒区に住む転移性乳がん患者の女性(49)は5年間、抗がん剤「ハーセプチン」の点滴を受けている。「この薬があるから生きていられる。でも家族に迷惑をかけて、本当に申し訳ない気持ちです」。年間の治療費は約170万円。うち、自己負担は80万円近くに上る。ハーセプチンは、体内の特定の分子を狙い撃ちする「分子標的薬」と呼ばれる新しいタイプの薬だ。再発・転移した乳がん患者にも効果がある一方、治療に終わりはない。150ミリブラム入り1瓶が約56000円。1カ月あたりの治療費は、従来の抗がん剤治療より2~6倍も高い。女性は週1回、都内の病院に通院し、点滴を受ける。自己負担3割でも毎回、「1万円札に羽が生えたかのように飛んでいく」という。続く・・・。(朝日新聞)
May 30, 2010 11:21

◆乳がんの検診受診率
乳がんは早期発見・治療につながれば9割以上が助かるとされる。しかし検診受診率が7割を超える欧米では、約20年前から乳がんによる死亡率は下がっているのに対し日本の死亡率は上がる一方だ。日本では2004年度から、マンモグラフィー検診の対象年齢が50代以上から40代以上になった。しかし乳がんの検診受診率は20%前後で、国は2011年度までに50%以上に引き上げることを目指している。今年度は40j~60歳を対象に、5歳刻みで検診無料クーポン券を配布。新年度も引き続き配る方針だ。(朝日新聞)
Apr 05, 2010 10:01

◆乳がん検診 日本どうする
高齢になるにつれ乳がんになる割合が上がっていく米国とは異なり、日本では40代後半が最も乳がんになりやすい。国立がんセンターの祖父江友孝がん情報・統計部長は、作業部会の結果をもとに、日本と米国の乳がん死亡率で補正し、1人の乳がん死亡を防ぐのに必要な検診受診舎数を試算した。その結果、39~49歳は2418人、50代は1983人、60代は852人となり、米国に比べ年代別の差は小さかった。米国より死亡率が低いため、人数は多くなった。(朝日新聞)
Apr 03, 2010 11:05

◆乳がん患者の子に奨学金
乳がんで親をなくしたり、闘病中の乳がんの親がいたりする高校生向けに、返済の必要がない奨学金ができた。乳がん患者は年々増えており、就学中の子どもがいる若い人は多いのが特徴だ。高額の医療費のために子どもが中退せざるを得なくなるケースも多く、乳がんの啓発運動をしているNPO法人「J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)」(大阪市)が、「せめてもの支えに」と今年から本格的に始めた。この法人は、姉を乳がんで失った乳腺外科医、田中完児さんが中心になって設立し、2003年に初めてNPOの認証を受けた。検診の呼びかけなどを続けてきたが、多くの患者から「医療費が高く、子どもに勉強を続けさせる余裕がない」という話が寄せられていた。心残りのまま亡くなった母親もいたという。がんや交通事故の遺児向けなど、様々な団体による奨学金はあるものの、「特定の秒にしぼったものは全国初では」と同法人。奨学金は月1万円で、募集人員は30名。親の乳がんにからんだ経済的理由で修学の継続ができない人が対象で、高校卒業まで支給する。(朝日新聞)
Dec 08, 2009 09:47

放射線治療3日~5日で 乳がん摘出後、負担少なく
乳がん治療で、がん部分のみ摘出する「乳房温存手術」を受けた後は、5週間で25回ほど通院する放射線治療が必要だ。だが通院が負担な人も多く、1回当たりの放射線量を増やし、治療を3日~5日で終える「加速乳房部分照射法(APBL)という方式が広まりつつある。乳がん手術を受ける人のうち、半数以上が温存手術を受けている。だが、がん部分を切除しても、周囲にがん細胞が残り再発する可能性がある。そこで、乳房全体に1日1回、2グレイの放射線を計25回ほど当てる「全乳房照射」が標準治療となっている。摘出したがん部分周辺での再発リスクは3分の1に下がる。だが、摘出部分から離れた部位の再発リスクは、放射線を当てても当てなくても、ほぼ変わらない。それならば乳房全体に放射線を当てずに、摘出した部分に集中して当てればいいのでは、・・・というのがAPBIの考え方だ。公的医療保険がきき、入院費用などを含めると、全乳房照射とほぼ同じ同額の十数万円(3割負担の場合)が自己負担となる。九州中央病院(福岡市)では2007年1月から、同じように乳房に小線源を入れる内部照射を実施している。「マンモサイト」と呼ばれるバルーンを胸に挿入するもにで、1日2回、5日間の通院で済み、これまでに3人に実施した。マンモサイトは米食品医薬品局(FDA)が認可しており、米国では約5万人の患者がすでに利用している。だが日本では未承認のため、この組織内照射法は公的医療保険がきかず、治療費約80万円は全額個人負担となる。(3月8日朝日新聞)
Mar 08, 2009 16:49


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