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前立腺がんの治療法4
初期のPSA値が300近いので、がんが全身に広がっている可能性があります。転移性の前立腺がんなら、残念ながら内分泌療法は続けねばなりません。もちろん合併症が出れば休薬するし、治療中止もあり得ます。現在、PSA値の高感度測定では0.005(当院基準)まで測定できるので、0.01ではまだがん細胞が生きていると捉えます。もともと転移がなく1年後に手術をする患者さんがおられました。それまでの1年間内分泌療法をすると、PSA値は0.01以下まで下がりましたが、手術をするとがん細胞は残っていました。内分泌療法だけでがん細胞の全滅は難しいと実感しています。(朝日新聞・広告特集 より)
Dec 15, 2011 08:56

前立腺がんの治療法3
何に重きを置くかで治療は変わります。性機能を残したいなら、放射線の小線源療法を勧めます。神経温存の手術をしても、性機能障害になる可能性があるからです。あるいは、「がんとの共存が考えられない」なら手術でしょう。ただし、手術で根治するとは限りません。PSA値が低くグリソンスコアも高くない。比較的低リスクと思うので、放射線で根治の可能性があります。小線源療法なら2泊3日程度の入院で済み、時間的にも負担が一番少ないでしょう。手術のメリットは術後、顕微鏡レベルでがんの広がり具合がわかること。(がんが)取りきれているという確認ができれば、根治しただろうという感触が得られます。また生検の結果、小さくおとなしい限局がんなら、定期的にPSA検査を受け経過観察するPSA監視療法(無治療経過観察)も考えられます。(朝日新聞・広告特集)
Dec 14, 2011 09:05

前立腺がん、年齢に適した治療法
一般に手術は、術後何年生きられるかという「期待余命」10年以上が適応です。多くの医療施設が、手術は75歳までと基準を設けています。また、高齢者は心臓疾患など合併症があり、手術が難しい場合があります。とはいう、必ずしもこの基準に沿う必要はありません。私自身、80歳の患者さんの手術経験を持ちます。本人のライフスタイルや合併症を考え、最適の治療を選択してください。患者さんの希望が重要です。ただし、その希望が標準的治療とあまりにかけ離れている時は、ていねいに説明してセカンドオピニサードオピニオンオン、をお勧めします。問題は治療中、治療後、自分がどんな人生を送りたいか。色々な選択肢から、最後に決めるのは患者自身です。(朝日新聞・広告特集 より)

Dec 13, 2011 08:48

前立腺がんの治療法2
例えば、腹部に小さな穴を開け内視鏡を使って摘出する鏡視下前立腺全摘除術は、開腹手術より時間がかかりますが、出血量や術後の痛みが少なく、術後回復が早いなどの利点があります。術後の合併症は主に尿漏れと性機能障害です。尿漏れは半年くらいで治るケースがほとんどです。神経を温存する手術では、性機能障害にならない可能性があるものの、がんの場所によっては根治摘除しきれない心配もあります。内分泌療法は、男性ホルモンの働きを抑え、がん細胞の増殖を抑制する治療です。すべての患者さんが対象で、精巣摘出術(去勢術)もありますが、日本では多くの人が外来での皮下注射や経口薬投与を選びます。副作用は性機能障害、筋力低下、腹部脂肪の増加など。手術や放射線を併用することもあります。(朝日新聞・広告特集 より)
Dec 08, 2011 08:17

前立腺がんの治療法
前立腺がんの治療法を決める要素は、がんの病期(進行度)と悪性度、年齢、全身状態や合併症の有無、患者さんの希望です。特に最近は、患者さんの希望を尊重しています。治療の種類は、手術や放射線療法の局所的治療と、内分泌療法(ホルモン療法)などの全身的治療に分かれます。手術(前立腺全摘除術)は、早期では根治の可能性が最も高く、第一選択となります。他の治療に比べて身体的負担が大きいとはいえ、いろいろな手術法が開発され以前ほどの負担ではありません。(朝日新聞・広告特集 より)
Dec 07, 2011 08:38

他の治療との併用も
中リスクの症例では、外照射の場合、線量を上げるほど局所制御率は上がります。一方、高リスク症例では、線量増加だけで治療効果は望めず、内分泌療法(ホルモン療法)が必要です。小線源療法も含めて放射線治療に内分泌療法を併用することで、放射線治療の成績が改善することがわかっています。放射線治療は、早期の前立腺がんに対する根治的治療として確立しています。また再発例では、前立腺全摘除術後のPSA再発に一部の症例で有効な場合があります。ここに挙げた放射線治療の各種は、リスク分類なぢによる適応や合併症の出方が異なり、他の治療との組み合わせ方もさまざまです。専門医と相談の上、治療法を決めてください。(朝日新聞・広告特集 より)
Dec 06, 2011 08:31

前立腺がんの放射線療法
前立腺がんの放射線療法は、体の外から照射する外照射と、放射線を出す線源を前立腺内に埋め込む組織内照射があります。外照射の技術は進歩し、3次元原体照射(3D-CRT)や強度変調放射線治療(IMRT)は、CTとコンピュータを利用して、3次元で病巣の形により正確に合わせた照射が可能です。これらは直腸や膀胱など正常組織への照射を抑えるため、従来の照射より排尿障害など合併症が減少しました。また、より高線量を照射するため、治療成績も向上しています。組織内照射には、高線量の線源を、一時的に前立腺内に留置する高線量率組織内照射(HDR)と、低線量の線源を永久的に埋め込む小線源療法があります。小線源療法は2泊3日程度の入院で治療でき、線源から出る放射線は1年間でほぼ無視しうるレベルになります。2003年に保険適用となった新しい治療法で、PSAが10ng/ml未満で、悪性度が低くがんが前立腺内に限局して転移や浸潤がないような低リスク症例に適応されることが多いです。(朝日新聞・広告特集 より)
Dec 05, 2011 08:40

前立腺がんの早期発見に有効なPSA検査
早期発見には、血液検査のPSA検査が有効です。PSAとは前立腺で作られるたんぱく質の一種で、前立腺肥大症や前立腺炎でも高値になりますが、PSA値が高いほど前立腺がんの発見率は上昇します。診断は、まずPSA検査や直腸診(触診)、経直腸的超音波(エコー)検査などのスクリーニング検査を行います。がんが疑われる場合、MRI検査後、前立腺組織を採取します。採取した組織を顕微鏡検査などから判断します。もしがんであった場合、その際判定されるものが、がんの悪性度を示すグリソンスコアです。数値が大きいほど、悪性度が高く転移する可能性が高くなります。こうしてがんが確定すれば、MRI(CT)や骨シンチグラフィでがんの病期(がんの広がりや進行度)を確認します。治療を決める上で、最近用いられるようになったのが、リスク分類です。病期、グリソンスコア、PSA値によって低・中・高リスク群に分け、治療選択の指針とします。おのおののがんの状態やライフスタイルに合った治療法を、医師の提案のもと選択しましょう。(朝日新聞・広告特集 より)

Dec 04, 2011 08:40

前立腺がん
前立腺は膀胱の下にあり、尿道を取り囲むよう位置する臓器で精液の一部を作っています。前立腺がんは、顕微鏡レベルでしか確認できない潜在がんと、転移して命をおびやかす臨床がんに分かれます。日本人と欧米人では潜在がんの発生頻度は同じですが、臨床がんでは欧米人が高くなります。この数十年で日本の前立腺がんが急速に増えたのは、食事など生活習慣の欧米化が影響していると考えられます。前立腺がんは早期ではほぼ無症状です。進行すると、尿が出にくい、残尿感、排尿時に痛みを伴う、尿や精液に血が混じるなど、前立腺肥大症と似た症状が現れます。さらに進行すると、骨転移に伴い腰痛や四肢の痛みも出ます。(朝日新聞・広告特集より)
Dec 03, 2011 09:01

◆50歳になったらPSA検査を
根治可能な早期がんを発見するには「PSA(前立腺特異抗原)」を測ることが有用です。オーストリアのチロル地方では、PSA検査の無料提供などの積極的介入によって、現在では検診を受ける割合が対象住民の87%にも達し、それに伴って進行がんで発見される前立腺患者は激減しました。2008年時点での死亡率は予測値より64%低くなりました。(朝日新聞)
Dec 17, 2010 12:59

◆前立腺がん検診
日本の前立腺がん検診の受診率はいまだ対象者の10%以下にとどまっています。これが前立腺がん死亡数の増加傾向に歯止めがかからない要因のひとつと考えられています。50歳になったら年に一度はPSA検査を受けていただきたいと思います。前立腺がん検診にも、ほかの検診と同じように不利益があります。まれではありますが、放置しても害を及ぼさないおとなしいがんまで見つかることがあり、治療に伴って尿漏れや性機能障害などの副作用が残るケースがある、と指摘されています。(朝日新聞)
Dec 15, 2010 12:58

◆前立腺がんの検診 
根治可能な早期がんを発見するには、「PSA(前立腺特異抗原)」を図ることが有用です。通常の採血で測定でき、身体にほとんど害を加えることもなく、「前立腺がん」の有無を予測できる優れた検査です。ただ、前立腺肥大症や前立腺の炎症など、がんでなくても値が上がることもあるので注意が必要です。PSAを用いた前立腺がん検診の有効性には賛否両論があります。しかし、前立腺がんが多い米国では50歳以上の男性の約75&がPSA検診を受診するまで普及し、前立腺がん死亡率は1992年を境に減少に転じています。2009年~10年には、前立腺がん検診の有効性をより確定的にした研究結果が、世界的に影響力のある欧米医学誌に相次いで発表されました。(朝日新聞)
Dec 13, 2010 09:27

◆前立腺がん
日本人の前立腺がんが近年急激に増えています。2020年には患者数が肺がんや大腸がんに並び、死亡数も現在の2~3倍になると予測されています。前立腺がんで亡くなる人を減らすには、がんを早期に見つけて、適切な治療につなげることが重要です。前立腺は膀胱のすぐ下にある栗の実ほどの大きさの臓器で、男性だけにあります。前立腺がんは初期の段階では無症状ですが、進行すると尿の出が悪くなったり、血尿が出たり、骨への転移に伴って腰痛が起きたり、といった症状が出てきます。この段階ではすでにがんが進行していることが多く、完全に治す(根治)ことは困難です。
Dec 11, 2010 09:15

◆治療費が課題
がんの治療で勃起不全になった場合でも、治療に公的医療保険は適用されない。東邦大では、男性器への注射は1回あたり約4千円、シリコーンの埋め込み手術は60万円ほどかかる。また、抗がん剤を使うと精子に悪影響を与える場合がある。その場合は精子を凍結保存する必要が出てくる。凍結保存は不妊治療をしている病院などで可能だという。東邦大医療センター大森病院の永尾教授は「治療にあたっては、性機能をどうしたいのか希望をきちんと伝え、影響があった場合はどのような治療方法があるのか、患者と医師がしかっりと話し合う必要がある」と話している。(朝日新聞)
Aug 02, 2010 08:55

◆薬・注射で回復
「性機能を残したいと希望する患者は増えている」と、前立腺がんの治療に当たっている東北大の荒井陽一教授は話す。東北大病院でjは、がんの根治を優先しつつ、勃起神経をできるだけ残すようにしている。放射線治療なら神経は傷つけずに済むが、それでも性機能は数年かけて少しずつ落ちていく。がんの成長を促す男性ホルモンを抑えるホルモン療法では、勃起不全や性欲の減退が起こりやすくなる。同大病院では落ちた性機能を早く回復するために、手術前からバイアグラなどを処方している。「陰茎を刺激することがリハビリになる」と荒井教授は説明する。(朝日新聞)
Aug 01, 2010 16:34

◆機能低下の恐れ 相談を

がんの治療によって、男性でも性機能や生殖能力に影響が出ることがある。治療の後にどんな性生活が送れるのか。患者のQOL(生活の質)にも大きく関係する。デリケートな問題だが、患者や家族は医師にしっかりと希望を伝え、話し合うことが大切だ。横浜市に住む無職の男性(63)は3年前、たまたま受けた検査で前立腺がんが見つかった。医師から「根治させるには、前立腺をすべて摘出する必要がある」と説明された。同時に、男性器の勃起に関係する神経を傷つけることになり、「勃起はしなくなる」と伝えられた。「独り身で、もう必要ないだろう」と手術を決めた。手術は成功した。しかし、性欲は消えなかった。気持ちはあるのに、体がついていかない。アンバランスな状態に気がめいり、軽いうつのような状態にもなった。そんなときに出会った女性(48)と、昨春から付き合い始めた。セックスできないことは知っている。女性は、「腕まくらをして、抱きしめてくれるだけでいい」と言ってくれた。それでも男性は、勃起不全をどうにかしたいと思い始めた。「挿入がすべてではないが、勃起できるかは男としてのプライドにかかわる」と男性は言う。医師から何度も「あきらめて」と言われたが、処方された性機能改善薬のバイアグラを飲むと、少しだけ勃起した。さらに都内の大学病院で、男性器の血液流入を増やす薬を男性器に注射する治療を受けたところ、満足できる硬さにまで勃起させることができた。注射器や薬剤を処方され、性行為の前に自分で1回注射すればいいという。「これからの人生を前向きに考えることができるようになった。がんの手術で性機能を失って、あきらめている男性は多いはずだ」という。(朝日新聞)

Jul 28, 2010 11:23

◆前立腺がんに抗がん剤は?
前立腺がんに抗がん剤は効きますか?一般に進行がんにはホルモン療法が優先しますが、効かなくなってくることが多い。一昨年認可されて新薬は相当効果が期待でき、今まで対処法がなかった人でも延命できるようになりました。PSAの値が4ナノ(1ナノは10億分び1)グラム以下なら安心できますか?4を超えるとがんの発見頻度が高くなるという目安。4以下だからがんがないということではありません。PSAで示しているのは危険の度合いです。抗がん作用がある漢方薬はある?中国では、抗がん作用のある漢方の開発が盛んなようですが、臨床試験をして有効性を検証されたものはまずない。副作用の低減に有効な薬剤があるということは分かっています。(朝日新聞)
Jun 20, 2010 09:39

◆前立腺がん
前立腺は男性にしかない臓器です。膀胱の出口辺りにあり、よく知られている前立腺肥大症は、前立腺の尿道の周囲の部分が大きくなり、排尿障害を起こすものです。肥大症と違ってがんには自覚症状がなく、そのため早期発見の重要性が叫ばれています。患者も増えており、その理由は寿命が延びたことや食生活の欧米化、がんになると分泌が増える蛋白質の量を調べるPSA(前立腺特異抗原)検査の普及も大きい。検査は採血で済みます。肥大症や前立腺の炎症でも数値は上がります。50歳で一度検査をしておいたほうがいいでしょう。がんのなりやすさは遺伝するので、近親者に患者がいる人は40代で検査を。がんが疑われると、肛門から指で調べる直腸診を受け、さらに超音波で観察しながら細い針を刺して組織を採って調べます。がんが見つかるとMRI検査で画像診断をし、骨シンチグラフィーで転移の有無を調べます。前立腺がんは高齢男性に多く、進行は比較的ゆっくり。早期ならばほぼ根治できます。
Jun 19, 2010 09:30

◆前立腺がんの語り 公開に合わせ13日に講演
がん患者が直面した悩みを集めるウエブサイト「健康と病いの語り」で13日に、前立腺がんの語りの公開も始まる。将来は認知症や臨床試験も語りに加える。公開にあわせ13日午後3~5時半、東京大農学部弥生講堂・一条ホールで記念講演がある。一般は千円。申込みは電話050-3459-2059。ディペックスで活動する二人のブログ「患者の語り 医療者の気づき」を朝日新聞の健康・医療サイト「アピタル」で掲載している。http://www.asahi.com/health/ (朝日新聞)
Jun 12, 2010 10:24

前立腺がんと共に生きていくために

PSA(前立腺特異抗原)検査はどこで、どれ位の費用がかかるか?泌尿器科の専門病院で受けられます。血液検査ですから、検査設備がある病院なら2時間前後、検査センターに委託する病院でも1週間前後で結果が出ます。福岡市の検診では自己負担は1000円です。一般の医療機関では、これに受診料などが加算されます。前立腺肥大症とがんの関係は?前立腺肥大症は前立腺の内腺に発生する良性腫瘍で、悪性腫瘍の前立腺がんとは異なり、骨やほかの臓器に転移しません。前立腺肥大症から前立腺がんに進行することはないと考えられています。ただ、症状が似ているので案団に注意が必要ですね。(西日本新聞)

May 24, 2009 10:17

前立腺がんの初期治療
実際の治療は、早期には手術や放射線照射などの局所療法、進行していれば男性ホルモンを抑えるホルモン療法が一般的です。がんの病期や悪性度、年齢、全身の状態などを基に、単独か組み合わせで治療方針を決めます。根治の可能性が最も高いのは、前立腺と精のう腺を切り取り、ぼうこうと尿道を縫い合わせる手術療法。3~4時間で手術でき、入院期間は2~3週間です。最近はおなかに小さな穴をあけてカメラや超音波メスを挿入する腹腔鏡下の手術もあります。いずれも手術の負担に耐えられる体力が必要なことから、適応年齢に限りがあります。また前立腺の横の神経を痛めて勃起障害に陥ったり、尿漏れなどの合併症が起こるリスクもあります。一方、体への負担が少なく、年齢を問わず受けられるのが、がん細胞を死滅させる放射線治療。体の外と中から当てる二通りがあり、体の外から当てる外部照射は週5回、1回につき5分から10分程度の放射線照射を7週間実施。通院だけで済むのがメリットです。(西日本新聞)
May 20, 2009 10:33


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