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便漏れ起きる場合も 3
専門医らでつくる大腸癌研究会は、4年ぶりに改訂した14年版のガイドラインで、この手術法を始めて紹介した。技術的に難しいうえ、根治や機能回復についてのデータがまだ十分ではないとして、患者の状態や医師の経験・技量もふまえて実施するかどうか判断するよう求めている。ガイドライン作成委員長の東京大学病院の渡辺聡明副院長は「希望する患者は、病院のホームページなどで専門医の有無や実施件数を確かめてみると参考になる。医師とよく相談して決めて欲しい」と語る。(11月11日 朝日新聞)
Nov 19, 2014 08:20

便漏れ起きる場合も 2
熊本市にある高野病院は、術後の機能訓練に力を入れている。肛門から訓練用のバルーン(風船)を入れて、肛門を閉める間隔を覚えてもらおうとしている。ただ、もともと排便機能が落ちていた人など、機能が十分に回復しないこともあるという。山田一隆院長は「がんの状態とともに、どれだけの排便機能があるのかを手術前にきちんと評価し、その後の生活をよく考えて選択すべきだ。人工肛門のほうが適している場合がある」と指摘する。(11月11日 朝日新聞)
Nov 18, 2014 08:08

便漏れ起きる場合も
肛門を残す手術法でも、排便機能は術前とまったく同じとはいかない。筋肉や直腸が減った分、便漏れは起きやすくなってしまう。便をためておけずに、排便の回数が極端に増えることがある。排便障害に困って、再び人工肛門をつくる人もいる。東病院など全国7施設では、2005年~08年にこの手術を受けた110人を対象に経過を調べた。便漏れの頻度や便漏れ用パッドの使用頻度などから排便機能を評価する指標でみると、「とても良い」と判定された患者の割合は人工肛門を閉じる手術の3カ月後では14%だったが、2年後には30%に増えていた。一方、「とても悪い」とされた患者は3カ月の時点でも24%おり、2年後でも7%いたという。(11月11日 朝日新聞)
Nov 17, 2014 07:59

大腸がん 肛門残す手術法4
この手術法は、日本では2000年ごろから実施され始めた。直腸や肛門は骨盤の奥にあり、手術の際に見えづらい。神経を傷つけずに外肛門括約筋を残しながらがんを切り取るには、高い技術が求められる。東病院では、がんの再発率が肛門ごと摘出した場合とほとんど変らなかったという。伊藤雅昭・大腸外科医科部長は「自分の肛門から排泄を望む患者の満足感につながる」と話す。(11月11日 朝日新聞)
Nov 16, 2014 09:24

大腸がん 肛門残す手術法3
新しい手術法では、内外の二つの括約筋の間にメスを入れ、外肛門括約筋を残してがんを切り取る。腸の状態が落ち着くまで手術から数カ月ほど人工肛門にする必要があるが、再手術で閉じれば、残った括約筋を使って自分の肛門から排泄できる。内肛門括約筋を切り取る範囲はがんの位置や深さなどによって違い、この手術法ができないとこがある。女性も人工肛門を約半年間経験した後、再手術を受けて再び自分の肛門で排泄できるようになった。「肛門を残せてよかった」。(11月11日 朝日新聞)
Nov 15, 2014 08:19

大腸がん 肛門残す手術法2
がんが肛門から約5センチ以内にあった場合、手術で直腸と肛門を一緒に切り取るのが一般的。術後は腸の一部を脇腹から出して人工肛門を作り、小さな袋を常時つけてそこに排泄する。女性は、医師から「肛門を残せる手術がある」と言われ、柏市内にある国立がん研究センター東病院を紹介された。3カ月の抗がん剤治療の後、括約筋間直腸切除術(ISR)という手術を受けた。肛門には便がもれないようにしている括約筋がある。腸に近い内側にある「内肛門括約筋」は自分の意思でコントロールできないが、外側の「外肛門括約筋」はできる。(11月11日 朝日新聞)
Nov 14, 2014 08:10

大腸がん 肛門残す手術法
大腸がんの手術で、新しい方法が広がりつつある。肛門近くのがんは、これまで人工肛門が選択されてきたが、筋肉の一部を切り取って肛門を残す試みだ。ただ、排便機能が落ちる場合もあり、手術後の生活への影響を考えて選ぶ必要がある。千葉県柏市の女性(36)は2012年4月、ひどい貧血と腹痛で県内の病院を受診した。夏に大腸がんの一種の直腸がんと診断された。直腸の筋肉に及ぶ進行がんで、肛門から4センチの位置にあった。(11月11日 朝日新聞)

Nov 13, 2014 07:57

がん幹細胞を人工作製3
細胞の性質を調べたり、薬の効果を確かめたりするのに十分な量だという。さらに、作製したがん幹細胞をマウスに皮下注射すると、ヒトの大腸がんと特徴が似たがん組織が再現できた。研究チームで京都大iPS細胞研究所の大嶋野歩研究員は「他の臓器のがん幹細胞を作成する研究も進めたい」と話している。(7月10日 朝日新聞)

Jul 15, 2014 08:12

がん幹細胞を人工作製2
研究チームによると、大腸がんの組織には、がん幹細胞が含まれ、転移や再発を引き起こすとにられている。微量でがん組織から取り出すのは、技術的に難しく、がん幹細胞だけでは培養できず、治療研究を進める際の壁となっていた。チームは、ヒトの大腸がん細胞に、iPS細胞の作製に使う遺伝子を入れて、がん細胞を増やすのと同じ条件で培養。10日後には、2~5%ががん幹細胞になった。(7月10日 朝日新聞)

Jul 14, 2014 08:08

がん幹細胞を人工作製
大腸がん細胞から、再発や転移の原因となる「がん幹細胞」を作り出すことに、神戸大と京都大の研究チームが成功した。iPS細胞を作る技術をがん細胞に応用した。治療困難ながんの「親玉」のがん幹細胞を標的にした薬の開発などに役立つと期待される。(7月10日 朝日新聞)

Jul 13, 2014 08:35

リスク回避へまず検診 3
国立がん研究センターがん予防・検診研究センターの斉藤博・検診研究部長は「便の検査だからといって軽く考えず、陽性の結果が出たら必ず内視鏡検査を受けてほしい」と話す。胃がんの検査では、バリウムや発泡剤を飲んで胃を膨らませて行うX線検査が推奨されている。内視鏡検査も精度が高いとされているが、現状では有効性の根拠が不十分とされる。(5月19日 朝日新聞)
Jun 03, 2014 07:28

リスク回避へまず検診 2
厚生労働省研究班の大腸がん検診ガイドライン作成委員の松田一夫・福井県健康管理協会県民健康センター所長は「体に負担が少なく、安価で簡単にできる」と説明する。大腸がんは進行が遅く、早期に見つければ治癒できる可能性が高い。しかし、便潜血検査で陽性になって内視鏡による精密検査が必要になっても、実際に受けたと確認できたのは6割程度。精密検査を受けなかった人は受けた人に比べ、大腸がんでの死亡リスクが4倍程度高まるとの報告もある。(5月19日 朝日新聞)
Jun 02, 2014 08:02

リスク回避へまず検診
がんの疑いのある人ではなく、健康な人を対象にするのが、がん検診だ。がん検診には、国全体でがん死亡率を下げることを目的とする「対策型」と、個人が自分の死亡リスクを下げるための「任意型」がある。対策型は主に自治体で実施し、任意型には人間ドックなどがある。対策型は公費が使われるため、国の指針で検査項目を推奨している。大腸がん検診で推奨されているのは、便潜血検査。便に血液が混じっていないかを調べる。死亡率を下げる十分な根拠があるとされる。(5月19日 朝日新聞)
Jun 01, 2014 07:53

体の負担少なく安心感 2
また、ポリープなどが見つかった場合、通常の内視鏡検査ではそのまま切除できるが、カプセル内視鏡では改めて肛門から内視鏡を入れる必要がある。下剤も通常の内視鏡検査の倍にあたる計4リットルほど飲まなければならない。費用は約10万円。公的医療保険が使えるようになり、患者は1~3割の負担で済むようになった。保険が認められるのは、大腸に病変があることが疑われ、かつ管の内視鏡が奥まで通らない人に限られている。(5月19日 朝日新聞)
May 31, 2014 07:45

体の負担少なく安心感
肛門からの大腸内視鏡検査は「恥ずかしい」「痛いのでは」などと嫌がる人もいる。国立がん研究センター中央病院消化管内視鏡科の角川康夫室長は「カプセル内視鏡は、飲み込むだけなので安心感がある」と語る。ただ、医療機関の承認を受けるための臨床試験(治験)では、通常の内視鏡検査で病変の見つかった66人を調べた結果、カプセル内視鏡で病変を確認できたのは62人だったという。(5月19日 朝日新聞)
May 30, 2014 08:06

大腸がん「のんで」発見 3
カプセル内視鏡は長さ3.1セント、直径1.1センチ。二つのカメラとLEDライトが内臓されている。ゆっくり進むときは35枚の画像を撮影できる。画像は腹などに貼った電磁を通して、肩から提げたレコーダーに記録される。カプセルを飲む前後にそれぞれ下剤を服用し、平均4時間ほどで体の外に出てくるという。カプセルは1回使い捨てだ。男性は「痛みがなく、通常の内視鏡では入らない大腸の奥まで調べられて、よかった。できればこれからも受けたい」と話す。(5月19日 朝日新聞)
May 29, 2014 08:09

大腸がん「のんで」発見 2
東京都内に住む会社員の男性(44)は、高校生のときに大腸ポリープが見つかり、切除した。それから、2、3年おきに病院で肛門から内視鏡を入れる大腸内視鏡検査を受けていた。しかし、痛みがひどいうえ、管が途中までしか入らなかった。今年1月、カプセル内視鏡を紹介され、翌月、国立がん研究センター中央病院を受診した。(5月19日 朝日新聞)
May 28, 2014 08:00

大腸がん「のんで」発見
大腸がんと胃がんは、日本人のがんによる死者数で上位を占める。大腸の検査で、口から飲み込むタイプのカプセル内視鏡が1月から公的医療保険の対象になった。肛門から細い管を入れる通常の内視鏡検査より体への負担は少ないが、精度はやや落ちる面もある。(5月19日 朝日新聞)
May 20, 2014 07:54

大腸がん検診 4
渡辺さんは「50代を過ぎたら内視鏡検査を個人的に1度は受けることをお勧めします。もし大腸内にポリープがあったら、3年連続で内視鏡を受けてください」と言う。ポリープのある人のほうが、大腸がんになりやすい傾向があるからだ。ただし、ポリープがあってもがん化しない人が半数はいるし、ポリープがなくてもがんができる人は大勢いる。大腸内視鏡検査の場合、平均的には3年ごとの検査で、ポリープやがんの発生の見逃しをほぼ避けられるという。(2011年7月28日 朝日新聞)
Apr 23, 2014 08:08

大腸がん検診 3
大腸の内視鏡検査は便潜血検査よりも精度が高い。国立がん研究センターは、死亡率を下げるという科学的根拠も相応にある、と評価している。ただし、地域や職場の検診には推奨されていない。まれではあるが、検査中に大腸に穴があくことなどがあるからだ。胃の内視鏡同様、費用や人手がjかかりすぎるという課題もある。(2011年7月28日 朝日新聞)
Apr 22, 2014 08:45

大腸がん検診 2
「大腸がんは、胃がんと比べてゆっくり進行するので、1年以内に急激に悪化することはほとんどありません。便潜血検査を毎年受ければ、前年、見落としがあっても翌年、見つけられる可能性が高い」と北里大の渡辺昌彦教授(消化器外科)は説明する。(2011年7月28日 朝日新聞)
Apr 21, 2014 08:04

大腸がん検診
大腸がん検診で厚労省から推奨されているのは、便に血液が混じっていないかどうか調べる便潜血検査だ。専用キットを使って自宅で採便し、それぞれ検査会社に送ることもできる。便潜血検査では2割前後、がんの見落としがあったり、がんではないのにがんの疑いという結果が出たりすることがあるという。(2011年7月28日 朝日新聞) 


Apr 20, 2014 08:35

便潜血検査
検査を繰り返し受ければ、約8割のがんを見つけることができます。便は、特殊な容器に2日分、便の表面をこすって少量を採り、すぐに冷蔵庫で保管してください。陽性となった場合に、がんと診断されるのは5%程度です。日本でも大腸がん検診として、内視鏡検査の方が有効化どうか検証する試験が進行中です。その結果が出るまでは多くの人にお勧めは便潜血検査で、内視鏡は症状がある場合と便潜血検査が陽性の場合に受けるのが良いでしょう。米国で大腸がん検査を受けているのは半数を超えますが、日本では4人に1人に過ぎません。だから日本では大腸がん死亡率が下がらない。便検査は皆さんが思っている以上にいい検査法です。松田一夫 福井県健康管理協会県民健康センター所長 (10月8日 朝日新聞)
Oct 31, 2013 08:01

大腸がんは便検査で
予防とがん検診について、大腸がんで説明します。大腸がんは食生活の欧米化が原因と言われてきました。しかし、米国や英国などでは死亡率が下がっているのに、日本は増え続けています。大腸がんは、加齢とともに増加します。年齢以外のリスクとして飲酒や肥満は、ほぼ確実で、食事はあまり関係がありません。運動するとリスクが減ります。大腸がんは進行しても、ほかの臓器に転移していなければ非常に治りやすく、早期発見が重要です。検診では「便潜血検査」でふるいにかけ、陽性になったら、内視鏡で精密検査を行います。松田一夫 福井県健康管理協会県民健康センター所長 (10月8日 朝日新聞)
Oct 30, 2013 08:02

大腸がん
食生活の欧米化を背景に増加している大腸がんは、40代後半の働き盛りの世代から増加傾向を見せ、50代後半に男女とも急増している。このペースで増加し続ければ10年後日本人最多のがんになると予測されているが、胃がんと同様、早期発見・早期治療でほぼ治癒が可能。特に便潜血検査が陽性だった方、40歳を過ぎた方は定期的に大腸内視鏡検査を受けることが重要で、国は増加に歯止めをかけるべく40歳から5歳刻みで検診無料クーポン券を配布する政策を導入している。こうした機会を利用し定期的な検診を受けることでがん予防につなげたい。
Sep 11, 2013 08:06

陽性反応、10年間も放置
昨年2月、大腸がんが見つかりました。定期健康診断で便の潜血反応が陽性と出て、内視鏡の精密検査を受けたところ、手術が必要だと言われました。実は過去10年ほど、検診で毎年のように潜血反応は出ていたのですが、精密検査を受けずにきました。20年以上前、初めての人間ドックで結腸にポリープが見つかり、それを機に何度か内視鏡検査を受けたとき、苦しいし痛いしで、いつしか敬遠するようになっていたのです。最近の内視鏡検査は鎮痛剤の使用で楽に済むと聞いたことから、今回は、思い切って受けることにしました。実際、全く苦痛がなく驚きました。手術も、へその下とその脇に小さな穴を2カ所あけ、内視鏡と器具を入れての、「腹腔鏡手術」でしたが、術後の経過がよく、病人らしいのは当日と翌日ぐらい。これなら心配することなく、精密検査も早く受けておれば、と思いました。神奈川県 中村浩 67歳。(6月25日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 読者編より)
Jun 28, 2013 08:01

肝転移 難しい手術判断 2
ただし、効果が高い抗がん剤は副作用も強い。組み合わせも基本型だけで5パターンあり、薬の選択肢が多すぎて「どの組み合わせを、いつ使うか」という基準はまだ確立していない。「患者の病状に合わせて抗がん剤や手術のタイミングを見極めるには、経験や知識が必要だ」と、国立がん研究センター中央病院(東京都)大腸外科の金光幸秀科長。もう一つの課題が、再発を予防すること。がんは手術から5年たって再発しなければ根治とされるが、肝転移がんの再発率は7~8割にのぼる。主に、手術のときに見えなかった微小がんが増殖を始めたものだ。大腸がんでは手術後の化学療法で再発率が下がることがわかっている。一方、抗がん剤を使い続けると、いずれ効き目がなくなる。すべての薬の組み合わせで効果がなくなると、お手上げだ。肝転移がん手術後の化学療法に「延命効果があるか。どんな患者に使うべきか」を確かめる臨床研究が続いている。都立駒込病院の高橋慶一・大腸外科部長は「腫瘍マーカーの変化などを綿密に調べ、再発を早期発見するほうが重要でないか」と話す。(4月14日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 27, 2013 12:48

肝転移 難しい手術判断
大腸がんで亡くなる人は年に約4万6千人(2011年)。がんの中では肺がん、胃がんに続き3番目に多い。大腸にできた元の「原発がん」から離れたがん細胞が血流に乗り、肝臓で増殖するのが「肝転移」。患者の10%以上に起きるという。このがんがさらに、肺や全身に転移することも多い。肝転移がんの治療は、原発がんと同等に重要になる。根治が見込めるのは、手術による「切除」。大腸癌研究会の「治療ガイドライン(10年版)」によると、肝転移がんを切除する主な基準は、検査で発見したがんをすべて切り取れることと、手術のあとも肝機能が十分に残せることだ。がんの数が多すぎたり、肝臓を大きく損なう場所にがんがあったりした場合、手術はできない。しかし、新しい抗がん剤が次々に開発され、数種類の抗がん剤を組み合わせる「補助化学療法」でがんが小さくなり、手術できるようになった例が最近増えている。(4月14日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 26, 2013 08:34

「見えるがん」なくなった 2
35年前、最初で最後の人間ドックを受けた。バリウムで便が詰まってひどい便秘になり、指でほじってやっと出した。そのあと1年間、じんましんの症状が残った。しかし、もはや「まな板の鯉」。検査もちゃんと受ける。妻の清子さん(66)は「先生のいうことをよく聞いてますよ」。8月初めには、手術で人工肛門をふさぎ、大腸をつなぎ直した。1年半ぶりに、自分の肛門から排便した。2回ほど下痢をしたが、あつは普通にもどった。「体っちゅうのは、よく覚えているもんだね」と妙に感心した。昨年11月に届いたスポーツ車をたまに走らせる。走行距離は3千キロを超えた。大好きな運転ができるのがうれしい。50代になってサイドカーつきの大型オートバイを買い、清子さんらを乗せて毎年のように北海道をツーリングした。だが、7年前に下血が始まってからは、乗っていない。サイドカーの運転には、技術と体力が必要だ。「もう少し体力がつけば大丈夫。すぐに乗れますよ」。頭の中ではもう、北海道の山道を攻めている。(4月13日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 25, 2013 08:49

「見えるがん」なくなった
愛知県豊川市の金光良昌さん(70)は昨年8月17日、直腸から肝臓に転移したがんの手術を同県がんセンター中央病院(名古屋市)で受けた。肝臓の右奥、全体の3分に1ほどが切り取られた。「検査で見えるがん」はなくなった。5年たっても再発がなければ根治となる。「治癒切除」と呼ばれる状態だ。手術の翌日にはもう、集中治療室の中をすたすた歩いた。「こっちが元気で歩いていると、先生の顔も和らいでいた」。11日後に退院。おなかに力が入らない状態が続いたが、我慢して朝晩2キロぐらいの散歩を続けた。「何度もおなかを切ったので、腸閉塞はつきもの。運動、運動」という、看護師の言いつけをちゃんと守っている。「がんで死ぬかもしれない、と悩んだことはないが、腸閉塞はつらかった・・・・・」。家族や昔なじみから「ちゃんと検査を受ければ、もっと早くわかったのに」と言われる。でも、病院も検査も、本当に嫌だった。理由がある。(4月13日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 24, 2013 08:28

今しかない 手術を決断
手術を妨げていた肝機能と血小板の問題が解決しつつある一方で、2種類の腫瘍マーカーが高くなり始めた。過去の抗がん剤治療で、いったん下がっていたがんの指標だ。「いよいよがんの勢いが上がってきた」。8月。最終的な判断を迫られた。肺や腹膜、リンパ節などに、新たながんはできていない。「冷や冷やものだったが、これはいけるかもしれない」。肝臓に転移したがんの手術は今しかないと、千田さんは判断した。「8月15日に入院してください。切りましょう」。(4月12日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 23, 2013 08:36

続く血小板の破壊
5月中旬。「乗れるかどうかもわからんのに」、若い頃から欲しかったスポーツ車を買った。納車は年末だ。治療を頑張るいい目標ができた。まもなく小腸の入り口付近で腸閉塞が起き、20日間入院したものの、肝機能は少しずつよくなった。ところが血小板の数はさらに減り続けた。抗がん剤の影響で血液が「渋滞」して脾臓が腫れ、血小板を壊し続けていた。新しい抗がん剤を使った人に、ときどきある副作用だ。このままだと出血が止まりにくく、手術ができない。治療チームで検討し、脾臓の働きを止めるため、血流を遮断することにした。全体が腐らないよう、下半分の血行だけを止める。細い管を通して金属のバネを脾臓の血管に詰めると、血栓ができて血が通わなくなった。やがて、血小板の破壊は止まり、ほぼ正常値に戻った。(4月12日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 22, 2013 07:56

抗がん剤は両刃の剣
抗がん剤は両刃の剣だ。愛知県豊川市の金光良昌さん(70)の直腸がんと、肝臓に転移したがんを抑え込んだ。その代わりに、肝機能を下げ血液中の血小板を減らしてしまった。肝臓の手術を検討していた同県がんセンター中央病院(名古屋市)の千田嘉毅さん(44)は昨年4月、大きな矛盾に悩んだ。肝臓のがんを手術で取りきれば根治も望める。そのためには抗がん剤をやめて、肝機能などを回復させることが必要だ。ただし、がんが勢いを取り戻す恐れがある。もし全身に広がれば、根治は不可能だ。「抗がん剤をやめ、手術の方向でお願いします」。千田さんの説明を受け、金光さんはこういった。(4月12日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 21, 2013 08:30

副作用で肝手術を断念
ところが、手術から1カ月以上たっても、おなかにたまった水が消えない。主治医の金光幸秀さん(47)は、「検査で見えない微小がんが、腹膜炎を起こしている可能性がある」とみた。昨年2月中旬、抗がん剤治療を再開。効果があり、4月初めの検査では、腹水が消えていた。金光医師は抗がん剤担当の内科医らと相談し、肝胆膵グループの千田嘉毅医師(44)に肝臓の手術を打診した。手術の条件は主に2つ。「目に見えるがん」がすべて切り取れること。それと、切った後でも肝臓の機能が十分に残せることだ。抗がん剤の効果でがんは小さくなった。切り取ることができそうだ。4月中旬に入院し、さまざまな肝機能検査を受けた。しかし、有害物などを処理する代謝機能がとても悪く、血液を固める血小板もかなり減っていた。抗がん剤の副作用だった。「この数字では、手術ができません」。千田さんは手術を断念した。(4月11日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 20, 2013 08:14

消えた直腸がん
4カ月の抗がん剤治療で、愛知県豊川市の金光良昌さん(70)の直腸と肝臓のがんは小さくなった。2011年12月15日、まず直腸のがんを切り取る手術を受けた。直腸の上半分を埋めていたがんのほか、転移が分かっていたリンパ節なども取った。幸い、腹膜などへの新たな転移はなかった。手術は成功した。ただ、がんの治療を始める前に起きた腹膜炎の影響で、直腸とおなかの内側の膜が癒着していた。これをはがすのに時間がかかり、2時間ほどで終わる手術が6時間1分かかった。手術後しばらくおなかに力が入らなかったが、リハビリのため愛知県がんセンター中央病院(名古屋市)の中を懸命に歩いた。2週間ほどで退院した後も、自宅周辺をよく散歩した。ただ、病院に行くのを拒んでまで続けた仕事を再開することはできなかった。おなかの傷より、急にひまになったことが一番の苦痛だった。「なにせ、普通の日に外へ出て、歩いているのが恥ずかしいんですよ」。贅沢な悩みだ。直腸がんは消えた。次は肝臓に転移したがんだ。1、2カ月待って、新たながんがない場合、手術を検討する。(4月11日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 19, 2013 08:42

抗がん剤治療を計4回
担当の内科医は「6年前だったらできなかった。今はいい薬がある。頑張りましょう」と言った。よくわからず「他人の話をしているのかと思った」が、2週間おきに通院し、抗がん剤治療を続けた。副作用で手がしびれた。陶器の冷たさが痛いので、食器をすべて木の器にかえた。抗がん剤治療を計4回行ったことろで、がんの状態を検査した。すると、直腸のがんと、肝臓に転移したがんは、ともに小さくなっていた。ほかに気になる症状や体調の変化もなかった。「直腸と肝臓の両方とも、がんは確実に取れるようになっている」。10月25日。内科医と相談した金光医師は「完治」を目指し、手術で取りにいくことを決断した。(4月10日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 18, 2013 08:34

複数の薬使いがん縮小 2
当面の治療の主眼はがんではなく、腹膜炎や敗血症との闘いに切り替わった。強い抗生物質を使って悪化を抑えた。胆嚢手術のついでに、おなかの上部にある「横行結腸」を左のわき腹につなぎ、人工肛門を作った。弱った直腸を休ませつつ、食事も普通にできる。腹膜炎のダメージが加わり、がんの手術は先送りになった。代わりに、手術前に抗がん剤でがんを小さくし、切り取りやすくする「術前補助化学療法」を試みる時間ができた。複数の抗がん剤を組み合わせる治療が8月中旬、始まった。(4月10日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 17, 2013 08:10

複数の薬使いがん縮小
大腸のうち肛門に近い「直腸」にがんができ、肝臓へも転移した愛知県豊川市の金光良昌さん(70)は、同県がんセンター中央病院(名古屋市)で、まず直腸がんの手術を受けることになった。ところが、手術を1週間後に控えた2011年7月末、突然、激しい腹痛と発熱に見舞われた。「これまで腹の痛みはなかった。いったい何が・・・・」。訳がわからないまま、ベッドでうなるしかなかった。消化器外科の主治医、金光幸秀さん(47)=現在は国立がん研究センター中央病院(東京都)勤務=は腹膜炎を疑った。8月1日に緊急手術。胆嚢が炎症を起こし、腐っていた。胆嚢を取った後、金光医師は妻の清子さん(66)に説明した。「非常に危なかった。間一髪でした」。(4月10日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 16, 2013 08:28

下血5年 ようやく受診
大きくなったがんは直腸をふさぎ、腸閉塞を起こしていた。便がうまく排出されない。大腸全体に詰まっているようだ。「こうなると自分では手に負えん」。肛門科医院の医師はその場で紹介状を書いた。宛先は愛知県がんセンター中央病院(名古屋市)の消化器外科、金光幸秀医師(47)。「金光」という姓は珍しい。「同姓の大腸がん専門医がいるんだ」と運命的なものを感じた。3日後にセンターを受診し、翌日入院。がんは近くのリンパ節などのほか、肝臓にも転移していることがわかった。がんは「切りとれるものは、手術で取りにいく」のがセンターの治療方針。直腸のがんも、それが肝臓に転移したがんも、「頑張れば何とか切除できる」と決断。閉塞した部分の先に管を差込み、残った便を取り出した上で、8月5日に手術することが決まった。ところが、予想もしない激しい腹痛が起きた。緊急手術に追い込まれ、がんの切除は先送りとなった。(4月9日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 15, 2013 08:27

大腸がん
「こりゃいかん。大きながんがある」。肛門から入れた内視鏡のカメラが映し出す画像を見るなり、医師は思わず声を上げた。肛門近くの直腸の壁が、ボコボコした無数のこぶで埋め尽くされていた。2011年7月、愛知県豊川市の金光良昌さん(70)は、便器全体が真っ赤に染まるほどの下血に悩み、近くの肛門科医院を受診した。下血は断続的に5年ほど続いていた。「こりゃあ、がんに違いない」。自分でもそう感じていた。父が胃がんで、母は直腸がんで亡くなっていたからだ。多いときで74キロあった体重は48キロに減った。顔色もどんどん悪くなっていく。家族だけでなく、近所の人や友人からも「病院に行きなよ」と諭された。しかし、「病院で縛られるなら、死んだも同じだ」と受診を拒んできた。父から継いだ金属スクラップ回収会社の仕事を、休みたくなかった。それが1,2時間ごとにトイレに立つようになり、いよいよ仕事どころではなくなった。(4月9日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 大腸がん より)
Apr 14, 2013 08:50

正確で確実な内視鏡検査 40歳を過ぎたら定期検診を
内視鏡治療で大腸がんを根治するためには、早期発見が必要です。大腸がんの罹患率が上昇カーブを描き始めるのは40歳を過ぎてからになります。40歳になったら、定期的に大腸がん検診を受け、早い段階でがんを発見することが重要です。大腸がん検診では、最初に便潜血検査を受けることが勧められています。便潜血が陽性であれば、精密検査として大腸内視鏡検査を行いますが、実際に便潜血陽性の人で大腸がんの発見率は約3%。また、早期の大腸がんがある人でも便潜血検査は約50%で陰性となります。あくまでも便潜血検査の位置づけはふるい分けで、早期発見にはやはり大腸内視鏡検査が欠かせません。(5月31日 朝日新聞 広告)
Jun 14, 2012 08:10

早期大腸がんに可能な低侵襲の内視鏡治療EMRとESD 2
ESDは、内視鏡の先端から特殊な高周波ナイフを出して、がんの周囲の粘膜を切り開き、粘膜下層にもぐりこんで、がんをはがし取る方法です。ESDは早期胃がんや早期食道がんでは既に保険適用となっていましたが、大腸は胃や食道に比べて壁が薄く、技術的に困難であるとして、なかなか保険適用になりませんでした。そのため、保険適用になった現在も、①緊急手術が可能であること、②胃や食道などのESDを年間20件以上実施していること、などの基準を満たす施設でしか施行できません。大腸ESD が保険適応になったことで、確実な大腸がんの切除が可能となり、これまでは大きいために外科手術をしていたような病変も切除でき、患者さんの負担を減らして、入院期間も短縮できるようになりました。(5月31日 朝日新聞)
Jun 13, 2012 07:57

早期大腸がんに可能な低侵襲の内視鏡治療EMRとESD
通常の内視鏡検査では、病変の下層部に生理食塩水などを注入して病変を浮き上がらせてから、内視鏡を通してスネアと呼ばれる輪状の細いワイヤ(針金)で病変を含む粘膜を締め、高周波電流で病変を含む粘膜を焼き切ります。これを内視鏡的粘膜切除術(EMR)といいます。2センチ以上の病変になるとスネアの中に入りきらないため、これまでは何回かにわけて切除していましたが、切除したものを顕微鏡で調べるときに、がんが完全に切除できたかどうかの判定が困難で、局所再発が問題でした。しかし、今年4月に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が保険適用となりました。(5月31日 朝日新聞 広告)
Jun 12, 2012 07:54

年々増え続ける「大腸がん」
大腸がんは、かつて日本では少ないがんとされていましたが、戦後から1990年代までに急速に増加してきたがんの一つです。現在では、日本の女性のがん死亡原因の第1位、男性では肺がん、胃がんに次いで3位となっており(厚生労働省平成22年人口動態統計月報年計)、生活習慣の欧米化が大腸がん増加の一つの要因と考えられています。大腸がんは粘膜の表面から発生し、大腸の壁に次第に深く侵入していきます。粘膜の下の層(粘膜下層)にもぐり、リンパ管に入るとリンパ節、血管に入ると肝臓や肺など別の臓器に転移します。粘膜内がん(表面にとどまっているがん=ステージ0)であれば、転移の可能性がなく、その部分だけの切除で根治することができ、内視鏡治療の適用になります。粘膜下層やもっと深くもぐっている大腸がん(ステージⅠ、Ⅱ)になるとリンパ節転移の可能性があるため、大腸の周りのリンパ節も一緒に切除しなければならず、外科手術の適応になります。最初からリンパ節転移がある大腸がん(ステージⅢ)も外科手術適応ですが、術後に化学療法(抗がん剤治療)が必要です。もし、診断時に肝臓や肺に転移している大腸がん(ステージⅣ)であれば、主に化学療法の適応になります。(5月31日 朝日新聞 広告)

Jun 11, 2012 08:33

大腸がん おならで検査
おならのガスの成分から大腸がんの有無を調べる手法を、名古屋大大学院工学研究科の八木伸也准教授(量子工学)らの研究チームが開発した。大腸がん患者のおならには硫黄分が多く含まれていて、原理を応用して息から肺がんも調べられるという。研究の概要は、英科学誌ネイチャーの関連誌10月号で紹介された。八木准教授は2005年~07年、歯科医師の山岸一枝さんが代表を務める美白歯科研究会(東京都目黒区)と共同で、大腸がんの手術前の患者22人のおならの成分を調べた。採取する袋の内側に、金属の微粒子を付けた1センチ角の基盤を取り付けてガス成分を吸着させ、広島大の放射光科学研究センターで成分を分析した。大腸がん患者のおならと、健康な学生ら38人のおならを比べたところ、大腸がん患者には硫黄原子を持つメチルメルカプタンが平均して10倍程度多く含まれていた。食べ物の影響を見るため、学生6人に硫黄分が多いゆで卵を1日10個づrつ3日間食べさせたが、メチルメルカプタンは健康な人の範囲内だった。同様に、肺がん患者10人の呼気を調べると、健康な人より硫化水素が多かった。がん細胞には、グルコースと呼ばれる糖と、硫黄を含むアミノ酸のメチオニンが多く集まるとされる。(朝日新聞)
Oct 14, 2011 08:05

大腸がんの予防法
食生活の見直しと適度な運動による肥満防止を心がけることが、大腸がんの1次予防となります。さらに大腸がんを早期発見する「2次予防」も非常に重要。粘膜内にとどまっている状態で発見できれば、開腹手術や腹腔鏡手術で大腸を切除する必要はありませんし、切除手術が必要な場合も、早期に発見するほどより高い確率で治癒するからです。大腸がんは60歳代をピークに、70歳代、50歳と続きますので、50歳代以上の方には、年に一度の便潜血検査と3年に1回程度の内視鏡検査をお勧めします。(朝日新聞)
Apr 28, 2011 09:32

がん集学的治療とは?
術前・術後の化学療法により、切除不能な状態の患者さんが完治するのもまれではありません。さらに肝臓に転移しているがんをラジオ波やマイクロ波で焼灼する方法を併用し、切除率をさらに向上させることも可能になりました。内科・外科・放射線科といった診療科の枠組みを超えた「集学的治療」が、大腸がんの治療成績を確実に向上させているのです。ですから、仮に末期がんという診断を受けてもあきらめず、最新治療を行う医療機関に相談してみてください。(朝日新聞)
Apr 27, 2011 10:00

大腸がんは抗がん剤治療は行わない?
大腸がんの場合、外科手術でがんを切除する方が確実だったため、化学療法はあまり用いられていませんでした。しかし近年、新しい抗がん剤や分子標的治療薬が開発されたことで、切除不能な進行再発大腸がん患者さんの延命や、手術時に発見できなかった微小ながん細胞の再発を防ぐ補助療法として、化学療法も積極的に取り入れられています。また術前に化学療法を行うことでがんを縮小させ、それから切除手術を行うケースも増えています。(朝日新聞)
Apr 26, 2011 09:27

大腸がんには腹腔鏡手術?
カメラの画面を見ながら行う腹腔鏡手術は、手術箇所の周辺を広く見ることができません。そのため、がんがあちこと転移している可能性がある患者さんの場合、また大腸以外のほかの臓器に浸潤している場合や、強い癒着のため腹腔内に手術空間を作れない場合、開腹手術の方が安全かつ確実に病変部を切除できるのです。ただし、腹腔鏡手術の技術や機器、安全性も急速に進歩しており、以前は開腹手術でしか対応できなかった進行がん、下部直腸がんなども治療できるようになりました。低浸襲で感染の危険性が少ないというメリットも見逃せません。術部の拡大視ができることで神経を確実に残せるなど非常に精緻な手術が可能となり、人工肛門を造らずにすむ肛門温存術も確立されています。(朝日新聞)
Apr 25, 2011 09:51

大腸がんの治療法
がん細胞が粘膜表層の一部だけに止まっている状態や、粘膜表層より奥に達しているものの、リンパ節転移の可能性が非常に低い状態なら、電気メスの付いた内視鏡で粘膜を切除・剥離する「EMR」や「ESD」が可能です。しかし、がんが粘膜下層まで浸潤し、リンパ節転移の可能性がある場合、あるいは転移の可能性は低いが粘膜上の広い範囲にがんが存在する場合は、腹腔鏡手術または開腹手術で、がん細胞や周辺のリンパ節を取り除く手術を行います。(朝日新聞)
Apr 24, 2011 09:06

大腸がんの検査・診断法
便潜血検査や大腸内視鏡検査を行い、がんの広がりや転移の状態を診断するための超音波検査、CT、MRI検査などを行います。最近では、CTの画像データを3次元的に構築した「バーチャルコロノスコピー(擬似的大腸内視鏡)」が、患者さんに苦痛を与えない診断方法として臨床現場で活用され始めました。(朝日新聞)
Apr 23, 2011 10:20

増加する大腸がん
現在、大腸がん患者はどれくらいいるのですか。「結腸がんと直腸がんを合わせた大腸がん患者数は、2005年の段階で10万5千人と推計されています。この患者数は男女ともに第2位で、このままだと日本人に最も多いがんとされる胃がんを抜き、第1位になると予想されています。死亡者数に関しても、2009年の推計は4万3千人で、肺がん、胃がんに次いで第3位。これもやはり増加傾向にあります。食生活の欧米化が、大腸がん増加の原因として指摘されています」(朝日新聞)
Apr 22, 2011 09:16

◆負けないで
すぐにがんの切除手術を受けて、その2週間後には退院して仕事に復帰した。がんのことは周囲に隠していた。かわいそう、と同情されたくなかった。切った腹部が痛んで走ることができなかったが、「足の調子が悪い」などと言ってごまかした。がんは切っても、再発、死への恐怖感はなかなか消えない。走ることで、病気に打ち勝とうとした。フルマラソンを走りきって、「完全復活」を目指した。落ちた体力を取り戻そうと、少しずつ走る練習を続けた。2,007年7月、平らで走りやすいオーストラリア・ゴールドコーストのコースを選んだ。左足が痛んで後半の約12キロは走れず、5時間42分かかってゴールした。記録は自己ワースト。しかし、心は充実していた。「生きていることを実感できた。痛みすら、生きている証だとうれしかった」。昨年11月つくばマラソンで3時間を切って完走できたことで、がんの公表を決めた。「自分の経験を通じて、多くのがん患者に勇気を持ってもらいたい」。(朝日新聞)
Aug 04, 2010 09:15

◆走ることで弱気に打ち勝つ

元マラソン選手・金哲彦さん(46)は、マラソンにかけた半生を振り返りながら、がんとの闘いを記した「走る意味ー命を救うランニング」(講談社)を今年2月に出版した。大学・社会人でマラソンランナーとして活躍した。しかし、2006年夏、長野県であったマラソン大会にゲストで参加した帰り、新幹線のトイレで大量に下血した。すぐに千葉県の自宅近くの病院で内視鏡検査を受けた。自分の腸を映していたモニター画面に、どす黒い塊が現れた。大腸がんだった。毎年、人間ドックで便潜血が見つかっていたが、「痔だろう」と気にしていなかった。「なぜ自分が」と一次は落ち込んだが、「40代で死んでたまるか」と生来の負けん気が出てきた。続く・・・・・。(朝日新聞)

Aug 03, 2010 10:42

◆悩み言えず 2
2004年12月に結腸がんの手術を受けた東京都立川市の安田洋一さん(48)は昨夏、主に働き盛りの男性を対象にした患者会「大腸がんの輪」を立ち上げた。仲間たちに話しを聞くと、勃起不全や排泄傷害がある人がいることを知った。安田さんも腹部の痛みから、セックスに二の足を踏むことがあったという。「手術で他人にはなかなか言えない影響が出ることを知ってほしい」。「男性が思うほど、女性は人生にセックスを求めているとは限らない。人生のパートナーとして、互いの思いを伝え合うことが何よりも大事」。こう助言するのは、社会保険中央総合病院(東京都新宿区)の看護科長伊藤美智子さんだ。人工肛門を付けた男性から「妻を誘ったら断られた。こんな体だから、妻は拒否しているんだ」と愚痴を聞いた。人工肛門では排泄物が入る袋を腹部に付けるが、性行為に支障はない。伊藤さんは「がんの治療で体の一部が変化しただけで、人格が変わったわけではない。一人で思い悩まずにパートナーとしっかり話しをして乗り越えてほしい」と話す。(朝日新聞)
Jul 31, 2010 08:22

◆悩み言えず
がんの治療で、性生活に影響が生じた人は決して少なくないようだ。腸などの手術で人工肛門になった患者らでつくる日本オストミー協会が2000年、人工肛門や人工膀胱がある約700人にアンケートをすると、性生活に不満を感じている人は約7割に上った。しかし、「男同士でも、なかなか性機能の話しはしにくい」と兵庫県加古川市の男性会員(45)は明かす。「性の相談は男性にとってもデリケートな問題。質問をしやすい雰囲気を病院側が作ってくれれば」と同協会は注文する。(朝日新聞)
Jul 30, 2010 09:00

◆大腸手術でも機能障害

兵庫県内の会社役員、豊秀之さん(47)は2008年8月に直腸がんが見つかり、手術を受けた。がんと一緒に腸を切除することで、人工肛門を作る必要があるといわれた。人工肛門を作らずに手術ができる病院を探して回り、4カ所目で手術を受けた。しかし、どの病院も、性機能については教えてくれなかった。手術で勃起神経を傷つけ、性機能に影響が出る可能性があると知ったのは手術の直前だった。豊さんは「がん患者には死への恐怖心があり、性機能まで考える余裕はないかもしれない。しかし、大事なこと。医師も患者にしっかり伝えてほしい」と話す。手術後、中途半端にしか勃起せず、射精もできなくなった。性行為への執着も薄まった。「その代わり、気持ちのふれあいが大事だと思うようになった」 手術後に麻酔から覚め、強い寒気に襲われた豊さんを、妻と娘が腕をまわして温めてくれた。2人の体温に涙が出た。「セックスはできなくても、妻との心のふれあいを感じられる。心のないセックスをしている人よりも充実している気がする」。(朝日新聞)

Jul 29, 2010 10:48

◆高額な医療費が課題
国立がん研究センター東病院(千葉県)消化器内科の吉野孝之医師が保険適用前に実施した調査では、アービタックスの使用前に遺伝子検査をしていた医療機関は12%に過ぎなかった。「これまでには抗がん剤が効かない人にも投与されていたが、保険適用により、こうした無駄がなくなる」と吉野さんは指摘する。ただ分子標的薬には高額な医療費という問題もある。例えば、慎重165センチ体重60キロの患者が「FOLFIRI療法」と呼ばれる従来の治療法を行うと、月約18万円(3割負担で約5万3千円)に上る。これにアービタックスを上乗せすると月約91万円(同約27万円)で、治療期間は数ヶ月から時には1年以上になる。大腸がんにはこのほか、アバスチンという分子標的薬もあり、ベクティビックスも含めいずれも高額だ。医療費の負担が多い場合、後で払い戻しを受けられる「高額療養費制度」が利用できる。一般所得世帯(おおむね年収600万円以下)の人が約27万円を負担した場合、この制度を利用すれば、約19万円が払い戻される。しかし月約8万円でも負担は思い。(朝日新聞)
Jul 20, 2010 10:56

◆個別化治療
これらの抗がん剤が注目されるもう一つの理由が、大腸がんで初めて遺伝子検査で効果を事前に判定する「個別化治療」が可能になったことだ。目印のがん細胞の遺伝子が変異している人はアービタックスもベクティビックスも効かず、大腸がん患者の3~4割はこのタイプだという。この研究結果は2008年に米国の学会で発表され、その後欧米では、抗がん剤を使う前の遺伝子検査が必須となった。日本でも4月にようやく、公的医療保険で検査が認められた。3割負担の場合は6千円の自己負担となる。(朝日新聞)
Jul 19, 2010 09:11

◆分子標的薬の副作用
愛知県がんセンター中央病院の室圭薬物療法部長は「アービタックスは短期間で腫瘍が小さくなるので、全身状態が悪い人にも使える。転移した腫瘍が縮小し切除できれば、治癒の可能性も出てきた」と説明する。6月15日には、同じ作用で働く分子標的薬「ベクティビックス」も発売され、患者の治療の選択肢が広がった。「効果に差はほとんどない」(室さん)が、アービタックスの点滴間隔が週1回なのに対し、2週間で1回で済む。いずれの薬も重い副作用はないが、発疹や乾燥によるひび割れなど、皮膚障害が約9割に出る。豊田市の男性も、顔や胸など全身に発疹が表れたほか、手のひび割れもひどく、ばんそうこを巻いて過ごしたという。アービタックスでは、気管支けいれんや意識消失などの「急性輸注反応」が、5%未満の確率で出る可能性がある。また市販後、因果関係が否定できない心不全により死亡した事例が2件報告され、添付文書の「重大な副作用」に、心不全と重度の下痢がつけ加えられた。治療前に医師から十分説明を受けて理解しておくことが重要だ。(朝日新聞)
Jul 18, 2010 11:18

◆分子標的薬
大腸がんの患者数は年間約10万人にのぼり、高齢化や食生活の変化に伴い、年々増えている。アービタックスは、手術できない進行・再発大腸がん患者向けの抗がん剤で、2008年9月に発売された。「分子標的薬」と呼ばれる新しいタイプの薬で、がん細胞の増殖にかかわるたんぱく質を標的に攻撃する。従来の抗がん剤が正常な細胞もたたくのに比べ、分子標的薬は的をしぼって攻撃するため、副作用が少ないとされる。従来の化学療法に上乗せして使ったほうが、効果が大きい。当初は、初回の治療に試す「1次治療」では認められず、ほかの抗がん剤を試しても効き目がない場合のみ、使用が認められていた。しかし海外での大規模臨床試験により、1次治療でアービタックスを使った患者の生存期間は平均23.5カ月と、使わなかった患者より3.5カ月延びることが分かった。また、腫瘍が大きくならず安定している期間も平均9.9カ月と、使わなかった患者にくらべ1.5カ月長かった。この結果を受け3月から1次治療での使用が公的医療保険で認められた。(朝日新聞)
Jul 17, 2010 10:23

◆短期間で腫瘍縮小
愛知県豊田市に住む男性(65)は6年前、人間ドックで大腸がんが見つかった。「余命2年」と告げられ、手術を受けたがその後、肝臓への転移がわかった。抗がん剤療法も効かず、がんの目印(マーカー)となる血中の物質を調べる腫瘍マーカーの値はぐんぐん上がっていった。そこで主治医に勧められたのが「アービタックス」という抗がん剤だった。2008年12月、1回の点滴で、腫瘍マーカーの値が急降下した。3カ月後には、転移した肝臓の腫瘍も小さくなり、切除することができた。昨秋には両肺への転移も見つかったが、手術で取った。最近は毎日、近所のゴルフ場に通い、元同僚たちとプレーを楽しむ。2カ月に1度の経過観察は欠かせないが、「新しい抗がん剤のお陰で、命を救われた」と喜ぶ。(朝日新聞)
Jul 16, 2010 21:40

◆変わる大腸がん治療
大腸がんの抗がん剤治療が今春、大きく変わった。新しい作用の抗がん剤が、初期の治療で使えるようになり、その人ごとの効果を事前に調べる「個別化治療」もできるようになった。大腸がんは10年後には胃がんや肺がんを抜いて最も患者数が多くなる見込み。新たな薬の登場は朗報だが、高額な医療費の負担という問題も生んでいる。大腸がんの個別化治療の仕組は、がん細胞は勝手に増えたり、周りに新たな血管をつくり栄養を取り込もうとしたりする。分子標的薬は、この増殖にかかわる伝達経路を遮断する仕組の抗がん剤。この伝達経路で重要な役割を担う遺伝子が変異していると、いくら遮断しても効果がなく、勝手にがん細胞が増殖してしまう。(朝日新聞)
Jul 14, 2010 17:12


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