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2020年2月25日 (火)
カテゴリ:小児がん 長期フォロー
子どものころに受けたがんの治療の影響が大人になってから出る「晩期合併症」を予防したり、早期に見つけたりするための「長期フォローアップ外来」の取り組みが全国で広がってきた。一方、何十年も前に治療を受けた一定以上の世代の人は自分ががんだったことや治療の内容を知らされていないことも多い。東京都内に住む大学生の田辺はるかさん(20)は5歳の頃、左の副腎にがんが見つかった。全身に転移しているステージ4で、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)に入院し、約1年間かけて抗がん剤治療、造血幹細胞移植、手術、放射線治療を受けた。退院後は小学生の頃まで3か月に1回の通院を続けたが、頻度は徐々に減った。高校1年生の時、田辺さんは治療記録をまとめた「サマリー」を受け取った。抗がん剤の種類と使った量、放射線を当てた場所や強さ、手術法など、受けた治療の全てがわかる。清谷千賀子医師が、入院当時の検査結果などを示しながら説明した。治療の影響が何年も経った後に現れるかもしれないという。今後は年1回、「長期フォローアップ外来」で必要に応じて心臓や肺などを調べることになった。田辺さんは「病気を理解する手助けになった」と話す。小児がんの治療経験者は数万人に上り、20~39歳の若年成人の500~1千人に1人とされる。厚生労働省の調査によると、2016年の1年間に小児がんと診断された0~14歳の患者は2144人に上る。米国の調査では、小児がんの5年生存率は15年には85%を超えた。一方、小児がん経験者668人について医師を対象にした厚労省研究班の調査では、治療から平均13年後に41%に晩期合併症の症状があり、その中の37%に複数の症状があった。内分泌障害と骨や筋肉の症状が最も多かった。同センターの松本公一・小児がんセンター長は「小児がんは治ってからが重要。医療者がかかわりながら自分の健康を管理していくことが必要だ」と話す。2月19日 朝日新聞 医療より
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