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  • 2021年3月1日 (月)

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    出産・摘出 準備のさなか

    新鮮なジュースを飲もうと、オレンジを搾りはじめた瞬間、激しい横揺れが福島市の女性(42)を襲った。2011年3月11日午後2時46分。ジュースは床に飛び散った。妊娠中のおなかをかばいながら外に出ると、鳥が異様な声で鳴き一斉に飛び立った。前年の秋、初めての妊娠の幸せに浸ったのもつかの間、子宮頸がんの疑いを指摘された。クリニックの紹介状を手に12月、福島県立医大病院産婦人科を受診した。「絶対に産みたいんです」。診察室に入るなり、目2の前の藤森敬也教授(56)に訴えた。「お母さんの命が大事。赤ちゃんは諦めましょう」と言われたら、最初のクリニックに戻ろう。そう考えるほど思い詰めていた。藤森さんは一拍おいて言った。「わかりました。僕が面倒をみましょう」 女性の訴えに耳を傾け、笑顔で応じた藤森さんに、女性は「すべて任せよう」と思った。がんの進行度は、切除しないとわからない。12月下旬に子宮頚部をぐるりと切り取る円錐切除出を受けた。翌年1月、病理診断の結果はステージ1B1期で、がんは子宮頚部にとどまってるようだった。「このまま妊娠を続けますか?」藤森さんの意思確認の問いに、女性は大きくうなづいた。藤森さんらは、帝王切開での出産の際に、同時に子宮を摘出する方針を立てた。女性は介護の仕事を辞め、出産準備に入った。「この出産にかける」という思いが強まった。震災はそんなさなかに起きた。テレビでは連日、被災した沿岸地域や、東京電力福島第一原発の様子が映し出された。「ここにいて大丈夫かな」。病院への電話はなかなかつながらなかった。3月17日。次の予約日を待てず車で病院に出向くと、運よく藤森さんに会えた。被災地の混乱と目に見えない放射能が不安だった。親類は福島県内にしかいない。心細くないといえばうそになるが、心は決まっていた。「全国どこへでも行きます。先生が信頼するお医者さんを紹介してください」
    2月22日 朝日新聞 患者を生きる がんになった妊婦より

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