早く見つかれば、高い確率で治るといわれる乳がん。一方で、検診を受けなかったばかりに発見や治療が遅れ、毎年1万人を超える人が亡くなっている。そんな状況を変えようと、「乳がん月間」の10月、全国でピンクリボンフェスティバルが始まる。皮切りの10月1日夜には、街や建物がシンボルカラーのピンク色に彩られ、ウオーキングやシンポジウムなど、早期発見の大切さを訴える催しが開かれる。乳がんが見つかったら、患者は何を思い、医師はどう治療に当たるのだろう。2007年10月、乳がんの手術を受けたアグネス・チャンさんと、主治医で聖路加国際病院ブレストセンターの矢形寛さんに、この2年を振り返ってもらった。以下・次号 (朝日新聞)