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前立腺がん 6
前述のように、定期的なPSA検査は、前立腺がんを早期発見する唯一の方法です。PSA値が1ng/ml以下なら、検査も3~4年に1回で十分ですが、それ以上なら毎年検査を受け、異常値が出れば速やかに、泌尿器科専門医を受診してください。また、治療後の状態を知るためにも、PSA検査は有用なので、治療終了後も専門医とかかりつけ医が連携して患者さんを見守ることが重要です。高齢者比率の高まりで、前立腺がんの患者数がさらに増加するであろうこれからの時代、地域における病診連携の重要性が、ますます高まってくるでしょう。(11月22日 朝日新聞 広告)
Nov 30, 2014 08:36

前立腺がん 5
一方、前立腺全摘手術は、根治率が高いものの、性機能障害や尿失禁が発生しやすいという術後の問題がありました。しかし近年、非常に高性能な「腹腔鏡手術支援ロボット」が開発されております。これは医師が操作台に座り、3D画像を見ながら多関節アームを遠隔操作します。アームは人間の手以上の可動域が得られ、手先の振るえを補正してくれるため、極めて高精度な手術が可能となり、術後の障害の心配も軽減しております。(11月22日 朝日新聞 広告)
Nov 29, 2014 08:24

前立腺がん 4
前立腺がんは、男性ホルモンによって成長します。そのため、がんが前立腺外に浸潤したり、リンパ節や骨への転移が見られる場合はまず、男性ホルモンの分泌を薬で抑える「ホルモン療法」を行います。ただ、この治療法を長期間続けると、がんが薬に反応しなくなり、「去勢抵抗性前立腺がん」として再燃する難点があります。しかし、今年に入り「エンザルタミド」「アビラテロン」という2種類の新しい薬が使用できるようになり、今後の去勢抵抗性前立腺がんの治療成績向上が期待されています。(11月22日 朝日新聞 広告)
Nov 28, 2014 08:14

前立腺がん 3
悪性度の低い早期がんで、PSA値10ng/ml以下の患者さんなら、治療期間が短くからだへの負担が少ない、小線源療法を選択できます。しかし、ある程度まで進行しているがんには、手術か、放射線外照射が適しています。外照射療法は、前立腺以外の正常組織にまで放射線が当たることで、直腸炎や膀胱炎などのリスクが伴っていましたが、近年は前立腺に集中的に照射できる高精度は装置が開発され、前立腺摘出手術と同等の根治効果が期待できるようになりました。(11月22日 朝日新聞 広告)
Nov 27, 2014 08:25

前立腺がん 2
PSAは前立腺がん「目印」となるタンパク質ですが、前立腺炎などでも検査値が上昇するため、PSA値が基準値(多くは4ng/ml)以上だった場合、エコー検査や組織生検などでがんの有無を確認します。前立腺がんの標準治療には、前立腺を全摘出する「手術療法」のほか、放射線を体外から当てる「外照射療法」、放射線源を微細なカプセルに入れ、前立腺に埋め込む「小線源療法」の3種類があり、腫瘍の悪性度と大きさ、PSA値によって治療法を決定します。(11月22日 朝日新聞 広告)
Nov 26, 2014 08:18

前立腺がん
男性特有の臓器である「前立腺」は、尿道を取り巻く形状で膀胱の下に位置し、通常は栗の実ほどの大きさです。50歳を過ぎたあたりからがんが発生する可能性が高まり、年齢を重ねるほど罹患率も高くなります。前立腺がんは現在、男性のがんとしては4番目に多いのですが、現状の増加ペースが続くと、2020年頃には男性最多のがんになると予測されています。増加要因としては、食生活の欧米化と高齢者比率の高まり、そして「PSA(前立腺特異抗原)検査」が普及してきたことで、早期がん発見の機会が増えたことが挙げられるでしょう。前立腺がんはかなり進行するまで自覚症状がありません。PSA検査は、採血だけで済む簡単な検査なので、50歳を過ぎたら自治体や職場の検診あるいは人間ドックなどで、検査を受けるようにしましょう。(11月22日 朝日新聞 広告)

Nov 25, 2014 08:29

手術支援ロボット
前立腺がんの手術は当初、開腹して前立腺などを摘出する術式が一般的でした。その後、患者さんの肉体的ダメージをできるだけ少なくするため、「腹腔鏡手術」が増えてきたのですが、数センチの穴から内視鏡や関節のない手術器具を挿入する手術法なので、難易度が高く、手術の習熟に時間がかかるという難点がありました。そうした腹腔鏡手術の難点を解決するのが、先ごろ登場した最新型の手術支援ロボットです。医師は、コンソールと呼ばれる操作台に座り、拡大表示される3D画像を見ながら多関節アームを遠隔操作します。3本のアームには様々な形状の釪子を装着できるため、人間の手以上の可動域が得られる上、手先の微細な震えも補正してくれるので、非常に精密な腹腔鏡手術が可能なのです。(10月28日 朝日新聞 広告)
Nov 06, 2013 08:02

前立腺がんの治療法 2
放射線療法には、放射線を体外から当てる「外放射」と、放射線を出す密封小線源を前立腺内に挿入する「組織内照射」の2種類があり、がんの悪性度や広がり具合に応じて治療方針を決定します。一方、前立腺がんの増殖と深く関わっている男性ホルモンの分泌を、薬などで抑えるのが内分泌療法(ホルモン療法)。がんの根治療法ではなく、がん細胞の増殖を抑制する治療法なので、患者さんが高齢の場合や、手術や放射線療法の適応でない転移がある症例などに選択します。なお、PSA検査やCTや骨シンチグラフィーによる検査で、内分泌療法が効かなくなってきたことが判明した場合、抗がん剤による全身療法を併用します。(10月28日 朝日新聞 広告)
Nov 05, 2013 08:06

前立腺がんの治療法
前立腺がんの治療は、手術療法、放射線療法、内分泌療法の3種類に大別されます。がんが前立腺の組織内にとどまっている場合、根治療法の適応となります。根治療法の代表は前立腺を全適出する手術療法。普通に手術を行うと性機能が消失する可能性が高いですが、最近は性機能を温存する手術も普及しつつあります。患者さんが手術を望まない場合や体力的に問題がある場合は、手術はより低侵襲で、性機能温存の可能性も高い放射線療法を選択します。(10月28日 朝日新聞 広告)
Nov 04, 2013 08:34

前立腺がん早期発見法
現在のところ、「PSA(前立腺特異抗原)検査」の受診が、早期発見のための唯一の方法だと言えます。これは血液に含まれる前立腺がん特有の「目印」(腫瘍マーカー)を調べる検査で、PSAが4.0ng/ml以上だと、前立腺がんの可能性があります。tだし、前立腺の炎症や前立腺肥大症でも"グレーゾーン"の検査結果が出るため、まずはPSA検査を行い、PSA4.0ng/ml以上だった場合は直腸診やエコー検査を実施。その結果、前立腺がんが強く疑われれば、前立腺組織の一部を採取し、病理診断を行います。あくまで前立腺がんである可能性を調べるための検査ですが、がん発症初期でもかなりの精度で発見できますから、50歳を過ぎたらぜひ一度、検査を受けるようにしましょう。(10月28日 朝日新聞 広告)
Nov 03, 2013 09:29

前立腺がんの特徴
前立腺は、尿道を取り巻く形状で膀胱の下に位置しており、通常はクルミほどの大きさです。この組織の外腺(周辺)部に悪性腫瘍が生じる疾患が前立腺がん。他のがんと比較して進行が遅く、発症期には自覚症状がないため、発見が遅れることも少なくないのです。進行例では骨転移や隣接する膀胱への浸潤、リンパ節転移を起こしやすく、発見されたときには随所に転移しているケースが多い点も、前立腺がんの厄介なところです。(10月28日 朝日新聞 広告)


Nov 02, 2013 08:14

前立腺がんが急増
要因の一つは、高齢者比率の高まりです。前立腺がんは、50歳過ぎて発症するケースがほとんどで、年齢を重ねるごと罹患率も高まります。そのため、高齢者人口が増えるほど患者数が増えることになります。もう一つの理由として指摘されているのは、食生活の欧米化。もともと日本では、前立腺がんの患者さんはそれほど多くなかったのに対し、アメリカでは以前から、男性に最も多いがんとして警戒されていました。欧米型の食生活が定着し、さらに高齢化が進んでいる現在、前立腺がんは右肩上がりで増え続けており、2020年頃までには男性のがんとして2番目、最終的には最多になると予想されています。(10月28日 朝日新聞 広告)
Nov 01, 2013 09:30

多くはゆっくりと進行
放射線療法は外からの照射のほか、がんの部位が限定的な患者には放射性物質を封入したカプセルを前立腺に埋め込む永久挿入密封小線源療法などもある。ただ、前立腺がんは比較的ゆっくり進行するものが多く、早期発見した中には、生涯、生命に影響しないものもある。尿漏れなどQOL(生活の質)を損なう治療をせず、PSA値を監視しながら経過観察する方法について、ガイドラインは「有力な選択肢として提示できる段階にきている」と示している。がんが周辺組織に広がっている局所進行がんや、骨に遠隔転移している場合は、男性ホルモンの分泌や作用を抑制する薬を投与し、進行を遅らせるホルモン療法がある。野々村教授は「患者はがんの状態やQOLに応じて、方法を選択してほしい」と話す。(9月29日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 11, 2013 08:20

前立腺がん治療法
治療法は、がんが前立腺内にとどまる限局性の場合は多様で、根治治療法には前立腺の全摘出手術や、放射線がある。全摘出は手術ロボット「ダヴィンチ」による腹腔鏡手術が12年4月から保険適用となった。日本ロボット外科学界によると、ダヴィンチの今年6月末時点の手術実績は泌尿器科で約6千件。日本泌尿器科学界の診療ガイドラインでは、ダヴィンチの適応は開腹手術と同じく限局性がんの患者。出血量や組織障害が比較的少なく、「手術侵襲は小さいと考えられる」。治療効果や手術後に多くの患者が悩む尿漏れや勃起障害の回復については同じ程度だという。(9月29日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 10, 2013 07:43

前立腺がん
前立腺がんは男性では胃、肺、大腸に次いで4番目に多く見つかる。推計の患者数は年間約5万1500人(2008年、国立がん研究センター)。死亡者数は約1万800人(11年、同)で、20年には2万人以上に増えると予測される。早期の前立腺がんは特有の症状がない。進行すると骨に転移しやすく、大阪大病院の野々村祝夫教授は「転移後に腰痛を訴えて初めて前立腺がんだとわかる患者もいる」と話す。早期発見には、血液中のPSA(前立腺特異抗原)という腫瘍マーカーの測定が有効だ。日本泌尿器学界の検診ガイドラインでは人間ドックの場合、40歳からの受診を推奨している。(9月29日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 09, 2013 07:40

術後3カ月、尿漏れ始まる 2
おなかに圧力が加わると尿漏れするため、手術後3カ月間は車の運転は禁止。ただ、それ以外、仕事で困ることはなかった。パッドやトランクスも見た目にはわからない。「漏れたらトイレに行けばいい」と悠然と構えていた。気になるのは、回数が増えることぐらいだった。6月に手術3カ月後の検診を受け、PSA(前立腺特異抗原)の値は、0.1未満に下がっていた。主治医の阪大病院泌尿器科教授の野々村祝夫さん(51)からは「もうなんでもして大丈夫ですよ」と言われた。尿漏れはほとんど治まっており、趣味の山登りを再開するため、ウオーキングをして体力作りに励んだ。ずっと飲む気持になれなかったお酒も、少しずつ口にするようになった。7月13日、登山仲間に誘われて、大阪府高槻市の若山(315m)の軽いハイキングコースを歩いた。午前10時にスタートし、のんびりと4時間程度かけて登り下りした。帰りには温泉施設にも寄り、くつろいだ。念のためパッドを付けていたが、道中、尿漏れはなかった。その日の夜、妻(64)には「行けたよ、大丈夫だったよ」と伝えた。自信が付けば、泊まりがけの登山もしたい・・・・。いまは徐々に日常生活を取り戻す喜びを、かみ締めている。(9月28日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 08, 2013 07:33

術後3カ月、尿漏れ始まる
3月に手術ロボット「ダヴィンチ」による前立腺がんの全摘出手術を受けた団体職員の男性(67)=兵庫県川西市=は手術の約1週間後、尿道カテーテルを外せるほど回復した。ただ全摘出した多くの患者に見られる「尿漏れ」の症状が現れた。尿漏れが起きるのは予想できることなのでパッドを装着した。「止めようとしても、力が入らず止められない」。尿が出ている感触は伝わってきた。お茶や水を飲んだ量を毎日記録。パッドの交換の際には、看護師が重さを量って尿がこちんと出ているかチェックした。「漏れることよりも、ちゃんと量がでているかの方が気になった」。改善のため、肛門を閉める運動をする「骨盤底筋体操」も教わり、3月27日に大阪大病院を退院。尿漏れは日に数回続いていたが、失禁対策用のトランクスをはき、パッドをかばんに入れて、4月8日から仕事にも復帰した。(9月28日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 07, 2013 07:43

ロボットアームで執刀 2
モニターには3次元の立体画像が映るため、前立腺の奥行きを見極めながら切除ができる。男性の様子や器具の状態は、ほかの手術スタッフが直接みて、野々村さんに伝えていく。同日午後4時過ぎ。病室で待っていた妻は、野々村さんから「無事に終わりました。大丈夫ですよ」と告げられた。直後にベッドに乗せられた状態で戻ってきた男性の体にはしわがほとんどない。摘出の作業空間を確保するため、おなかの中に入れた二酸化炭素がまだ残っていた。「ぷにぷにして、若返ったみたい」。ほっとした妻は、男性の体を触ってみた。男性は麻酔から覚めつつあった状態で手術の成功を聞き安心した。摘出して器に置かれた前立腺を見せてもらった。触ると、所々で指の関節ぐらいの硬さがある。「固い部分はがん」と言われた。手術から1週間は尿道にカテーテルを装着して過ごした。歩くのも煩わしかったが、経過は良好。3月22日にカテーテルを外したところ、その日から尿漏れが始まった。(9月27日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 06, 2013 07:57

ロボットアームで執刀
今年1月に前立腺がんと告知された団体職員の男性(67)=兵庫県川西市=は今年3月、手術ロボット「ダヴィンチ」による前立腺の全摘出手術を受けるため、大阪大病院に入院した。手術当日の3月15日朝。手術室に向かおうと車いすの到着を待っていた。昨年末の病理検査の時は看護師が車いすで診察室に連れて行ってくれたからだ。いつまで待っても来ないため、看護師に「自分で歩いていくんですか」と尋ねてみた。すると、看護師からは当たり前のように、「そうですよ」と返事が返ってきた。たわいない会話で、手術の緊張は和らいだ。12階の病室から4階の手術室まで妻(64)と静かに移動した。「頑張ってね」。妻の声に励まされ、手術室に入った。いろいろな機器がある手術室では、どれがダヴィンチなのか、わからない。そうこう考えているうちに麻酔で、意識が遠のいた。ダヴィンチを使った手術では、主治医の泌尿器科教授、野々村祝夫さん(51)が操作。腹部に6カ所に穴を開け、器具やカメラを挿入する。男性が横になっている手術台から1メートルほど離れ、モニターを見ながらロボットアームを動かす。(9月27日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 05, 2013 08:13

手術ひかえ体調崩す
手術時の出血に備え、造血剤を飲むことになった。約1カ月の間に2回で計800ミリリットルの血液を採っておく必要があった。飲んだ後にふらつくこともあったが、鉄分入りのあめをなめるなどして、2月末の1回目の採血は乗り切った。2月末からはおなかの調子が悪くなるなど、体調を崩すことが多くなった。「手術日の延期だけは避けたい」と思い、8月5日から仕事を休み、2回目の採血に備えた。翌6日、2回目の採血では、順番を待つ間に突然、下痢におそわれた。「造血剤と、精神的な影響の両方があったのでは」。特定の菌などの感染はなかったが、採血は手術直前の11日に延期になった。「再延期ともなれば、手術自体もずれ込んでしまう」。体調を整えるために、自宅でずっと過ごし、外出は一切控えた。9日には親戚の結婚式に招待されていたが、長女に代理で出席してもらった。ラストチャンスの11日の採血は無事に済み、13日から手術のために入院した。(9月26日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 04, 2013 07:38

手術ロボット「ダヴィンチ」
今年1月に前立腺がんと告知された団体職員の男性(67)=兵庫県川西市=は、手術ロボット「ダヴィンチ」を使って前立腺をすべて摘出する腹腔鏡手術を受けることになった。前立腺がんは進行が遅いケースもあり、寿命に影響しない場合は積極的な治療をしないこともある。主治医で大阪大病院泌尿器科教授の野々村祝夫(51)さんから「年齢の割りに進行しており、治療したほうがいい」と説明を受け、全摘出を選んだ。「調べるほうが不安になる」と思い、ダヴィンチの詳細や他の治療法の情報は集めていなかった。腹腔鏡手術は手術器具を入れる穴を数カ所開けて行う。開腹手術よりも傷は小さい。ダヴィンチによる手術で健康保険の適用が認められているのは、今のところ前立腺がんのみで、昨年4月に適用になったばかりだった。男性は野々村さんから説明を受け、「ショックだったが、見つかったタイミングだけは良かった」と前向きな気持になれた。今年2月6日には前立腺がんが転移しやすい骨の状態を調べる骨シンチグラフィ検査を受け、転移がないことを確認。手術日は3月15日と決まった。(9月26日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 03, 2013 08:00

「まさか」のロボ手術
1月17日、妻(64)の運転で阪大病院に結果を聞きに行った。妻は「がんと違うでしょう、大丈夫、大丈夫」と、努めて明るく振る舞った。その数時間後、主治医で泌尿器科教授の野々村祝夫さん(51)は二人に「がんが見つかった」と告知した。生検でがんが見つかったのは、14カ所中、計5カ所。がんの進行程度は、前立腺内にとどまっており、ステージBと診断された。妻は「がんなの。うそでしょ」と思った。告知以降の説明や会話は頭に入らなかった。男性は「予想よりも見つかった箇所が多かった」とショックを受けたが、「がんなら全部切ってもらおう」と心に決めていた。前立腺の全摘出を希望した男性に野々村さんは「阪大病院では手術ロボット『ダヴィンチ』を使っています」と説明した。医療に関わる仕事柄、遠隔操作で医師の手と同じように動くロボットアームで手術する「ダヴィンチ」の存在自体は知っていたが、「まさか自分が受けるとは夢にも思っていなかった」。(9月25日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 02, 2013 07:43

確定診断のため生検を
昨年秋のMRI検査で、前立腺がんの疑いを指摘された団体職員の男性(67)=兵庫県川西市=は同年12月26日、確定診断をする「針生検」を受けるため、大阪大病院に入院した。「嫌だけど、なるべく意識しないようにしよう」。だが、思いとは裏腹に、翌27日、普段は最高130程度の血圧値が180台に上がった。血圧が高いままだと、出血を伴う生検を受けられない恐れもあったが、少し気持を落ち着かせると、血圧値は正常に戻った。生検は肛門から器具を入れて針を前立腺に刺し、採った組織ががんかどうか調べる。針は通常12カ所に刺すが、男性は念入りに調べるため、2カ所多く刺した。約30分の検査は麻酔をかけるため痛みはない。刺した部分からの出血も少量で済み、28日に退院した。結果がわかるのは約20日後。正月は例年と同じように長男や長女の家族が自宅に集まった。いつもなら、酒を飲みながらにぎやかに過ごす時期。「気分的にも全然おいしいと思わなくなった」と飲まなかった。確定診断をじっと待つ状態では、「いい話」にはならないから、誰も話題にはしなかった。(9月25日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Oct 01, 2013 07:47

針生検
「影が写っている。がんの疑いがあります」。泌尿器科の医師に、おなかの輪切りを写した画像を見せられ、はっきした口調で告げられた。見込みとはまったく逆の結果。「頭の中が真っ白になった」。その後、前立腺に細い針を刺して組織を採取し、確定診断をする「針生検」の説明を受けた。「やったこともない検査で嫌だなあ」と思った。大腸のポリープ切除から1年後に受けることになっている再検査も控え、そのときは針生検をいつ受けるか、決められなかった。帰宅し、妻に結果を伝えた。妻(64)は「えーっ」と驚きを隠さなかった。「まだ確定じゃない。頻尿のような症状もないし、実は何ともないのでは」と不安を押し込めた。医師をしている長男の強い勧めもあり、大腸の再検査よりも、針生検を優先させることにした。勤務先には数年前に前立腺がんを患った後、元気に復帰した同僚もいた。「前向きに考えよう」。同僚が通院していたこともあり、まずは大阪大病院(大阪府吹田市)で針生検を受けることにした。(9月24日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Sep 30, 2013 07:45

第二の人生満喫してたが
「精密検査を受けてください」。兵庫県川西市の団体職員の男性(67)は2012年9月、自宅に届いた人間ドックの結果を知らせる文面に目がとまった。血液中のPSA(前立腺特異抗原)値が11年は3.5だったのが4.7に上がっていた。もう一度検査を受けておしまいだろう・・・・。風邪もほとんど引かず、大病を患ったこともなかった。11年に大腸ポリープが見つかったが、結果は良性。大阪市内の病院で1泊2日入院して、切除した。だから、今回も「どうってことないだろう」と軽くみていた。製薬会社を定年退職し、キャリアが生かせる独立行政法人に再就職してから数年後。「老後に楽しめる趣味を持ちたい」と昨年1月に登山クラブに入り、充実したセカンドライフを送っていた。通知を受け取った約1カ月後の10月半ばには、クラブの仲間とともに大阪府能勢町の前尾山(784m)に上った。11月13日、精密検査を受けるため、大阪市内の病院でMRI検査を受けた。約2週間後に検査結果を聞くため、1人で病院を再訪した。(9月24日 朝日新聞 患者を生きる 前立腺がん より)
Sep 29, 2013 07:44

注射で「症状は安定」
男性は、治験後も注射を続けている。同病院(久留米大病院)は条件を満たせば、治験とは別に、公的保険が部分的に使える先進医療や全額自費の自由診療で同じ注射が打てる。主治医によれば現在は「軽度安定状態」という。希望がわく一方、心配事もできた。費用だ。治験は無料だったが、先進医療として受けている男性の場合、ワクチン関連費用は自己負担だ。1回あたり6万円。愛用カメラを何台も売り、当面の費用を工面する。「お金が続く限り、行けるところまで行きたい」。(1月15日 朝日新聞)
Jan 18, 2013 08:59

ワクチン治験に参加した74歳
佐賀県に住む男性(74)が前立腺がんの宣告を受けたのは6年前。進行していて、すでに手術は難しかった。昨年6月、がんの痛み具合の目安となる腫瘍マーカーの数値が急上昇。抗がん剤治療を始めたが、副作用のひどい吐き気と思いアレルギー症状に襲われた。そんなとき、通院先の久留米大病院(福岡県久留米市)の主治医から、がんワクチンという免疫療法について知らされた。薬の承認申請を前提とした、臨床試験(治験)への参加の打診だった。「賭けてみよう」。8月から週1回、自分のがん細胞に合わせてつくられたペプチドワクチンを注射した。2カ月後に規定回数の注射を終えたとき、腫瘍マーカーの値は半分に下がった。(1月15日 朝日新聞)
Jan 17, 2013 08:30

前立腺がん啓発資料配布
泌尿器科学の分野において最も歴史ある国際会議「第32回国際泌尿器科学会総会」の開催地となった福岡県福岡市。前立腺がんへの関心が高まる学会期間中に、同市内で啓発資料を配布しました。その場所となった西鉄福岡(天神)駅構内は、週末というこもあり、列車到着ごとにたくさんの人が改札を抜け、ブース前を横切ります。そんな中でも、特に前立腺がんのリスクが高まる50歳以上の男性をはじめ、その周囲の女性や子どもたちに向けて、キャンペーンスタッフがPSA検査の受診や、現在の日本で急増する前立腺がんの実態を知ってもらおうと、キャンペーンの小冊子ほか情報ツールを手渡しました。(11月25日 朝日新聞 広告)
Dec 12, 2012 08:42

PSAスクリーニングキャンペーン
多くの自治体が、前立腺がんの早期発見に有効なPSA検査を取り入れているものの、日本人男性の受診率は10%前後と低い数字にとどまっています。ブルークローバー・キャンペーンは、そんな状況を打破しようと、9月17日~24日を「前立腺がん啓発週間」と設定。複数の医療機関と協力し、無料PSA検査実施のほか、前立腺がんの基本的知識を広く発信しました。昨年、昭和大学で実験的に始まった働きかけですが、今年は着実にその協力施設が増えているのは何よりも心強いこと。PSA検査受診率の伸び悩みに一石を投じようと、草の根レベルからの動きが始まっています。(11月25日 朝日新聞 広告)
Dec 11, 2012 08:43

50歳以上のシニアイレブンに情報提供
6月30日~7月2日に大阪市堺市で開催された「第11回全国シニア(50歳以上)サッカー大会(主催・公益財団法人日本サッカー協会)」の場において、前立腺がんの情報を提供。前立腺がんやPSA検査について紹介した冊子やピンバッジを全選手に配布し、50歳以上からそのリスクが高まる前立腺がんの早期発見、適切治療の大切さを訴えました。(11月25日 朝日新聞 広告)
Dec 10, 2012 08:50

理解の輪を、ゴルフ界に広げ続ける
ゴルフ愛好者とその周囲の方々に、前立腺がんの実態とPSA検査について知ってもらい、末永く健康でゴルフを楽しんでもらいたい。そんな願いのもと、ブルークローバー・キャンペーンは2009年からゴルフトーナメント「BLUE CLOVER JOYX OPEN」に協力しています。2012年の今年も、キャンペーンカラーの青ベースで統一されたブースから、たくさんの来場者にメッセージを発信しました。(11月25日 朝日新聞 広告」
Dec 09, 2012 09:23

PSA検査 4
当初の僕のように、前立腺がんという言葉さえ知らない人もいるでしょう。しかしブルークローバー・キャンペーンがますます広がれば、助かる患者さんや周りの人もたくさんいると思います。どんどん浸透させてほしいし、僕も応援します。ゴルフは高齢になっても楽しめるスポーツですから、心配事は早めに取り除いて、いつまでも元気いっぱいにプレーしてほしいですね。親父が亡くなってからは、残してくれた教えをかみしめながらいつもラウンドしています。今以上に活躍して、ブルークローバー・キャンペーンへのサポートもアピールできればいいですね。プロゴルファー杉原敏一さん。(11月25日 朝日新聞 広告)
Dec 08, 2012 09:26

PSA検査 3
親父が前立腺がんになったとき、僕は書籍を読むなどして理解を深めました。それまではどんながんかも知りませんでしたが、今ではPSA検査によって早期発見できると治療の選択肢が増え、根治可能ながんだと認識しています。大切な人の元気がなくなっていくのは、何よりもつらいですよね。親父の闘病生活で実感したことですが、大切な人を支えるには、やはり家族がつながっていることが大事。そうすれば、精神的にもきっと和らぐでしょうから。親父は口には出しませんでしたが、きっとそう思っていたと信じています。プロゴルファー杉原敏一さん。(11月25日 朝日新聞 広告)
Dec 07, 2012 08:41

PSA検査 2
前立腺がんの闘病経験を公表したのも、私と同じような"病院嫌い"の男性に、少しは"自分ごと"のように感じていただければとの思いから。「自分は健康だから、前立腺がんにはかからないよ」と思う人も多いでしょう。私もそうでした。でもそれは大変な間違いかも知れません。がんが判明してあわてるよりも、前もって検査すべきです。早期発見できれば十分に助かることは、私が身をもって証明しました。血液検査だけでがんの可能性がわかるんですから。PSA検査、私はおすすめします。タレント 稲川淳二さん (11月25日 朝日新聞 広告)
Dec 06, 2012 08:46

PSA検査
病院嫌いだった私ですが、周囲の心配や強い勧めもあって、しぶしぶ病院へ精密検査に行ったんです。実施した血液検査項目の中に、前立腺がんの早期発見につながるPSA検査もたまたま含まれており、偶然にも前立腺がんが見つかりましてね。発見されたがんは幸いにも早期のもの。早期発見の場合は、様々な治療の選択肢がありますから、私も医師から複数の治療法を提示されました。そこで選択したのが、今話題の手術支援ロボットによる前立腺全摘出。術後の回復も順調で、入院中は夜な夜なナースステーションまで歩いていき、看護師さんに怪談話を披露するくらいでした(笑)。タレント 稲川淳二さん。(11月25日 朝日新聞 広告)
Dec 05, 2012 08:56

ブルークローバー・キャンペーン
前立腺がんの早期発見・適切治療の大切さを伝えるブルークローバー・キャンペーン。「がん・統計白書2012」の中で、年間の前立腺がん死亡者数は1万1600人(2010年)、2025年には1万5千人を超えると予想されています。前立腺がんで命を落とす人を一人でも少なくしていきたい。そのためにも早期発見につながるPSA検査を受けてほしい。「50歳になったら年に一度はPSA検査を」を合言葉に活動を続けています。そんな思いを込めた活動の芽は、少しずつ、しかし着実に。わが国に根づき始めています。(11月25日 朝日新聞 広告)
Dec 04, 2012 08:58

前立腺がんの治療法4
初期のPSA値が300近いので、がんが全身に広がっている可能性があります。転移性の前立腺がんなら、残念ながら内分泌療法は続けねばなりません。もちろん合併症が出れば休薬するし、治療中止もあり得ます。現在、PSA値の高感度測定では0.005(当院基準)まで測定できるので、0.01ではまだがん細胞が生きていると捉えます。もともと転移がなく1年後に手術をする患者さんがおられました。それまでの1年間内分泌療法をすると、PSA値は0.01以下まで下がりましたが、手術をするとがん細胞は残っていました。内分泌療法だけでがん細胞の全滅は難しいと実感しています。(朝日新聞・広告特集 より)
Dec 15, 2011 08:56

前立腺がんの治療法3
何に重きを置くかで治療は変わります。性機能を残したいなら、放射線の小線源療法を勧めます。神経温存の手術をしても、性機能障害になる可能性があるからです。あるいは、「がんとの共存が考えられない」なら手術でしょう。ただし、手術で根治するとは限りません。PSA値が低くグリソンスコアも高くない。比較的低リスクと思うので、放射線で根治の可能性があります。小線源療法なら2泊3日程度の入院で済み、時間的にも負担が一番少ないでしょう。手術のメリットは術後、顕微鏡レベルでがんの広がり具合がわかること。(がんが)取りきれているという確認ができれば、根治しただろうという感触が得られます。また生検の結果、小さくおとなしい限局がんなら、定期的にPSA検査を受け経過観察するPSA監視療法(無治療経過観察)も考えられます。(朝日新聞・広告特集)
Dec 14, 2011 09:05

前立腺がん、年齢に適した治療法
一般に手術は、術後何年生きられるかという「期待余命」10年以上が適応です。多くの医療施設が、手術は75歳までと基準を設けています。また、高齢者は心臓疾患など合併症があり、手術が難しい場合があります。とはいう、必ずしもこの基準に沿う必要はありません。私自身、80歳の患者さんの手術経験を持ちます。本人のライフスタイルや合併症を考え、最適の治療を選択してください。患者さんの希望が重要です。ただし、その希望が標準的治療とあまりにかけ離れている時は、ていねいに説明してセカンドオピニサードオピニオンオン、をお勧めします。問題は治療中、治療後、自分がどんな人生を送りたいか。色々な選択肢から、最後に決めるのは患者自身です。(朝日新聞・広告特集 より)

Dec 13, 2011 08:48

前立腺がんの治療法2
例えば、腹部に小さな穴を開け内視鏡を使って摘出する鏡視下前立腺全摘除術は、開腹手術より時間がかかりますが、出血量や術後の痛みが少なく、術後回復が早いなどの利点があります。術後の合併症は主に尿漏れと性機能障害です。尿漏れは半年くらいで治るケースがほとんどです。神経を温存する手術では、性機能障害にならない可能性があるものの、がんの場所によっては根治摘除しきれない心配もあります。内分泌療法は、男性ホルモンの働きを抑え、がん細胞の増殖を抑制する治療です。すべての患者さんが対象で、精巣摘出術(去勢術)もありますが、日本では多くの人が外来での皮下注射や経口薬投与を選びます。副作用は性機能障害、筋力低下、腹部脂肪の増加など。手術や放射線を併用することもあります。(朝日新聞・広告特集 より)
Dec 08, 2011 08:17

前立腺がんの治療法
前立腺がんの治療法を決める要素は、がんの病期(進行度)と悪性度、年齢、全身状態や合併症の有無、患者さんの希望です。特に最近は、患者さんの希望を尊重しています。治療の種類は、手術や放射線療法の局所的治療と、内分泌療法(ホルモン療法)などの全身的治療に分かれます。手術(前立腺全摘除術)は、早期では根治の可能性が最も高く、第一選択となります。他の治療に比べて身体的負担が大きいとはいえ、いろいろな手術法が開発され以前ほどの負担ではありません。(朝日新聞・広告特集 より)
Dec 07, 2011 08:38

他の治療との併用も
中リスクの症例では、外照射の場合、線量を上げるほど局所制御率は上がります。一方、高リスク症例では、線量増加だけで治療効果は望めず、内分泌療法(ホルモン療法)が必要です。小線源療法も含めて放射線治療に内分泌療法を併用することで、放射線治療の成績が改善することがわかっています。放射線治療は、早期の前立腺がんに対する根治的治療として確立しています。また再発例では、前立腺全摘除術後のPSA再発に一部の症例で有効な場合があります。ここに挙げた放射線治療の各種は、リスク分類なぢによる適応や合併症の出方が異なり、他の治療との組み合わせ方もさまざまです。専門医と相談の上、治療法を決めてください。(朝日新聞・広告特集 より)
Dec 06, 2011 08:31

前立腺がんの放射線療法
前立腺がんの放射線療法は、体の外から照射する外照射と、放射線を出す線源を前立腺内に埋め込む組織内照射があります。外照射の技術は進歩し、3次元原体照射(3D-CRT)や強度変調放射線治療(IMRT)は、CTとコンピュータを利用して、3次元で病巣の形により正確に合わせた照射が可能です。これらは直腸や膀胱など正常組織への照射を抑えるため、従来の照射より排尿障害など合併症が減少しました。また、より高線量を照射するため、治療成績も向上しています。組織内照射には、高線量の線源を、一時的に前立腺内に留置する高線量率組織内照射(HDR)と、低線量の線源を永久的に埋め込む小線源療法があります。小線源療法は2泊3日程度の入院で治療でき、線源から出る放射線は1年間でほぼ無視しうるレベルになります。2003年に保険適用となった新しい治療法で、PSAが10ng/ml未満で、悪性度が低くがんが前立腺内に限局して転移や浸潤がないような低リスク症例に適応されることが多いです。(朝日新聞・広告特集 より)
Dec 05, 2011 08:40

前立腺がんの早期発見に有効なPSA検査
早期発見には、血液検査のPSA検査が有効です。PSAとは前立腺で作られるたんぱく質の一種で、前立腺肥大症や前立腺炎でも高値になりますが、PSA値が高いほど前立腺がんの発見率は上昇します。診断は、まずPSA検査や直腸診(触診)、経直腸的超音波(エコー)検査などのスクリーニング検査を行います。がんが疑われる場合、MRI検査後、前立腺組織を採取します。採取した組織を顕微鏡検査などから判断します。もしがんであった場合、その際判定されるものが、がんの悪性度を示すグリソンスコアです。数値が大きいほど、悪性度が高く転移する可能性が高くなります。こうしてがんが確定すれば、MRI(CT)や骨シンチグラフィでがんの病期(がんの広がりや進行度)を確認します。治療を決める上で、最近用いられるようになったのが、リスク分類です。病期、グリソンスコア、PSA値によって低・中・高リスク群に分け、治療選択の指針とします。おのおののがんの状態やライフスタイルに合った治療法を、医師の提案のもと選択しましょう。(朝日新聞・広告特集 より)

Dec 04, 2011 08:40

前立腺がん
前立腺は膀胱の下にあり、尿道を取り囲むよう位置する臓器で精液の一部を作っています。前立腺がんは、顕微鏡レベルでしか確認できない潜在がんと、転移して命をおびやかす臨床がんに分かれます。日本人と欧米人では潜在がんの発生頻度は同じですが、臨床がんでは欧米人が高くなります。この数十年で日本の前立腺がんが急速に増えたのは、食事など生活習慣の欧米化が影響していると考えられます。前立腺がんは早期ではほぼ無症状です。進行すると、尿が出にくい、残尿感、排尿時に痛みを伴う、尿や精液に血が混じるなど、前立腺肥大症と似た症状が現れます。さらに進行すると、骨転移に伴い腰痛や四肢の痛みも出ます。(朝日新聞・広告特集より)
Dec 03, 2011 09:01

◆50歳になったらPSA検査を
根治可能な早期がんを発見するには「PSA(前立腺特異抗原)」を測ることが有用です。オーストリアのチロル地方では、PSA検査の無料提供などの積極的介入によって、現在では検診を受ける割合が対象住民の87%にも達し、それに伴って進行がんで発見される前立腺患者は激減しました。2008年時点での死亡率は予測値より64%低くなりました。(朝日新聞)
Dec 17, 2010 12:59

◆前立腺がん検診
日本の前立腺がん検診の受診率はいまだ対象者の10%以下にとどまっています。これが前立腺がん死亡数の増加傾向に歯止めがかからない要因のひとつと考えられています。50歳になったら年に一度はPSA検査を受けていただきたいと思います。前立腺がん検診にも、ほかの検診と同じように不利益があります。まれではありますが、放置しても害を及ぼさないおとなしいがんまで見つかることがあり、治療に伴って尿漏れや性機能障害などの副作用が残るケースがある、と指摘されています。(朝日新聞)
Dec 15, 2010 12:58

◆前立腺がんの検診 
根治可能な早期がんを発見するには、「PSA(前立腺特異抗原)」を図ることが有用です。通常の採血で測定でき、身体にほとんど害を加えることもなく、「前立腺がん」の有無を予測できる優れた検査です。ただ、前立腺肥大症や前立腺の炎症など、がんでなくても値が上がることもあるので注意が必要です。PSAを用いた前立腺がん検診の有効性には賛否両論があります。しかし、前立腺がんが多い米国では50歳以上の男性の約75&がPSA検診を受診するまで普及し、前立腺がん死亡率は1992年を境に減少に転じています。2009年~10年には、前立腺がん検診の有効性をより確定的にした研究結果が、世界的に影響力のある欧米医学誌に相次いで発表されました。(朝日新聞)
Dec 13, 2010 09:27

◆前立腺がん
日本人の前立腺がんが近年急激に増えています。2020年には患者数が肺がんや大腸がんに並び、死亡数も現在の2~3倍になると予測されています。前立腺がんで亡くなる人を減らすには、がんを早期に見つけて、適切な治療につなげることが重要です。前立腺は膀胱のすぐ下にある栗の実ほどの大きさの臓器で、男性だけにあります。前立腺がんは初期の段階では無症状ですが、進行すると尿の出が悪くなったり、血尿が出たり、骨への転移に伴って腰痛が起きたり、といった症状が出てきます。この段階ではすでにがんが進行していることが多く、完全に治す(根治)ことは困難です。
Dec 11, 2010 09:15

◆治療費が課題
がんの治療で勃起不全になった場合でも、治療に公的医療保険は適用されない。東邦大では、男性器への注射は1回あたり約4千円、シリコーンの埋め込み手術は60万円ほどかかる。また、抗がん剤を使うと精子に悪影響を与える場合がある。その場合は精子を凍結保存する必要が出てくる。凍結保存は不妊治療をしている病院などで可能だという。東邦大医療センター大森病院の永尾教授は「治療にあたっては、性機能をどうしたいのか希望をきちんと伝え、影響があった場合はどのような治療方法があるのか、患者と医師がしかっりと話し合う必要がある」と話している。(朝日新聞)
Aug 02, 2010 08:55

◆薬・注射で回復
「性機能を残したいと希望する患者は増えている」と、前立腺がんの治療に当たっている東北大の荒井陽一教授は話す。東北大病院でjは、がんの根治を優先しつつ、勃起神経をできるだけ残すようにしている。放射線治療なら神経は傷つけずに済むが、それでも性機能は数年かけて少しずつ落ちていく。がんの成長を促す男性ホルモンを抑えるホルモン療法では、勃起不全や性欲の減退が起こりやすくなる。同大病院では落ちた性機能を早く回復するために、手術前からバイアグラなどを処方している。「陰茎を刺激することがリハビリになる」と荒井教授は説明する。(朝日新聞)
Aug 01, 2010 16:34

◆機能低下の恐れ 相談を

がんの治療によって、男性でも性機能や生殖能力に影響が出ることがある。治療の後にどんな性生活が送れるのか。患者のQOL(生活の質)にも大きく関係する。デリケートな問題だが、患者や家族は医師にしっかりと希望を伝え、話し合うことが大切だ。横浜市に住む無職の男性(63)は3年前、たまたま受けた検査で前立腺がんが見つかった。医師から「根治させるには、前立腺をすべて摘出する必要がある」と説明された。同時に、男性器の勃起に関係する神経を傷つけることになり、「勃起はしなくなる」と伝えられた。「独り身で、もう必要ないだろう」と手術を決めた。手術は成功した。しかし、性欲は消えなかった。気持ちはあるのに、体がついていかない。アンバランスな状態に気がめいり、軽いうつのような状態にもなった。そんなときに出会った女性(48)と、昨春から付き合い始めた。セックスできないことは知っている。女性は、「腕まくらをして、抱きしめてくれるだけでいい」と言ってくれた。それでも男性は、勃起不全をどうにかしたいと思い始めた。「挿入がすべてではないが、勃起できるかは男としてのプライドにかかわる」と男性は言う。医師から何度も「あきらめて」と言われたが、処方された性機能改善薬のバイアグラを飲むと、少しだけ勃起した。さらに都内の大学病院で、男性器の血液流入を増やす薬を男性器に注射する治療を受けたところ、満足できる硬さにまで勃起させることができた。注射器や薬剤を処方され、性行為の前に自分で1回注射すればいいという。「これからの人生を前向きに考えることができるようになった。がんの手術で性機能を失って、あきらめている男性は多いはずだ」という。(朝日新聞)

Jul 28, 2010 11:23

◆前立腺がんに抗がん剤は?
前立腺がんに抗がん剤は効きますか?一般に進行がんにはホルモン療法が優先しますが、効かなくなってくることが多い。一昨年認可されて新薬は相当効果が期待でき、今まで対処法がなかった人でも延命できるようになりました。PSAの値が4ナノ(1ナノは10億分び1)グラム以下なら安心できますか?4を超えるとがんの発見頻度が高くなるという目安。4以下だからがんがないということではありません。PSAで示しているのは危険の度合いです。抗がん作用がある漢方薬はある?中国では、抗がん作用のある漢方の開発が盛んなようですが、臨床試験をして有効性を検証されたものはまずない。副作用の低減に有効な薬剤があるということは分かっています。(朝日新聞)
Jun 20, 2010 09:39

◆前立腺がん
前立腺は男性にしかない臓器です。膀胱の出口辺りにあり、よく知られている前立腺肥大症は、前立腺の尿道の周囲の部分が大きくなり、排尿障害を起こすものです。肥大症と違ってがんには自覚症状がなく、そのため早期発見の重要性が叫ばれています。患者も増えており、その理由は寿命が延びたことや食生活の欧米化、がんになると分泌が増える蛋白質の量を調べるPSA(前立腺特異抗原)検査の普及も大きい。検査は採血で済みます。肥大症や前立腺の炎症でも数値は上がります。50歳で一度検査をしておいたほうがいいでしょう。がんのなりやすさは遺伝するので、近親者に患者がいる人は40代で検査を。がんが疑われると、肛門から指で調べる直腸診を受け、さらに超音波で観察しながら細い針を刺して組織を採って調べます。がんが見つかるとMRI検査で画像診断をし、骨シンチグラフィーで転移の有無を調べます。前立腺がんは高齢男性に多く、進行は比較的ゆっくり。早期ならばほぼ根治できます。
Jun 19, 2010 09:30

◆前立腺がんの語り 公開に合わせ13日に講演
がん患者が直面した悩みを集めるウエブサイト「健康と病いの語り」で13日に、前立腺がんの語りの公開も始まる。将来は認知症や臨床試験も語りに加える。公開にあわせ13日午後3~5時半、東京大農学部弥生講堂・一条ホールで記念講演がある。一般は千円。申込みは電話050-3459-2059。ディペックスで活動する二人のブログ「患者の語り 医療者の気づき」を朝日新聞の健康・医療サイト「アピタル」で掲載している。http://www.asahi.com/health/ (朝日新聞)
Jun 12, 2010 10:24

前立腺がんと共に生きていくために

PSA(前立腺特異抗原)検査はどこで、どれ位の費用がかかるか?泌尿器科の専門病院で受けられます。血液検査ですから、検査設備がある病院なら2時間前後、検査センターに委託する病院でも1週間前後で結果が出ます。福岡市の検診では自己負担は1000円です。一般の医療機関では、これに受診料などが加算されます。前立腺肥大症とがんの関係は?前立腺肥大症は前立腺の内腺に発生する良性腫瘍で、悪性腫瘍の前立腺がんとは異なり、骨やほかの臓器に転移しません。前立腺肥大症から前立腺がんに進行することはないと考えられています。ただ、症状が似ているので案団に注意が必要ですね。(西日本新聞)

May 24, 2009 10:17

前立腺がんの初期治療
実際の治療は、早期には手術や放射線照射などの局所療法、進行していれば男性ホルモンを抑えるホルモン療法が一般的です。がんの病期や悪性度、年齢、全身の状態などを基に、単独か組み合わせで治療方針を決めます。根治の可能性が最も高いのは、前立腺と精のう腺を切り取り、ぼうこうと尿道を縫い合わせる手術療法。3~4時間で手術でき、入院期間は2~3週間です。最近はおなかに小さな穴をあけてカメラや超音波メスを挿入する腹腔鏡下の手術もあります。いずれも手術の負担に耐えられる体力が必要なことから、適応年齢に限りがあります。また前立腺の横の神経を痛めて勃起障害に陥ったり、尿漏れなどの合併症が起こるリスクもあります。一方、体への負担が少なく、年齢を問わず受けられるのが、がん細胞を死滅させる放射線治療。体の外と中から当てる二通りがあり、体の外から当てる外部照射は週5回、1回につき5分から10分程度の放射線照射を7週間実施。通院だけで済むのがメリットです。(西日本新聞)
May 20, 2009 10:33


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