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2019年3月26日 (火)
カテゴリ:大きく複雑ながんにも対応 スキャニング照射
<末藤>骨軟骨部腫瘍は、骨肉腫など骨や筋肉などに発生するがんで、幅広い年齢層で罹患するのが特徴です。重要な臓器がある体幹部の場合は治療が困難ですが、重粒子線はその治療効果が認められて、公的医療保険の適用になっています。照射は4週間で16回行います。新たに保険適用となった頭頸部腫瘍は、主に耳鼻咽喉科領域のがんです。骨軟部腫瘍と同じく幅広い年齢層に発症します。治療では、目や耳、鼻などの機能をできるだけ温存できるように配慮しています。切らずに治療する重粒子線は有効な選択肢になり得ると思います。なお、照射は、4週間で16回です。<戸山>前立腺がんは、食の欧米化や高齢化などが原因と言われており、徐々に罹患者数が増えています。サガハイマットで最も治療実績が多く65%を占めています。照射回数についてみると、通常の放射線治療では30~40回(約2カ月間)となりますが、重粒子線治療は12回(3週間)と約3分の1です。短期間で通院治療できることが選択される理由の一つだと思っています。<野元>治療室は3室あります。2つの治療室では「パッシブ照射」という従来から用いられている技術で、重粒子線を水平と斜め45度、水平と垂直の2方向から照射します。これに加えて18年3月、新技術である「スキャニング照射」を行う治療室が稼働し、がんを一筆書きで塗りつぶすようにして
、複雑な形のがんに、より精密な照射が可能になりました。また、パッシブ照射で必要となる患者さんのがんの形に合わせたオーダーメイドの治療器具を作成しなくてよいため、照射までの準備期間を約1週間短縮できるようになりました。一方で、呼吸で動く臓器等への照射には「パッシブ照射」が向いている場合もあることから、サガハイマットでは、この2つの照射方法の特長を使い分けて、患者さんに適した治療法を提供しています。3月21日 朝日新聞 広告特集より
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