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2021年2月8日 (月)
カテゴリ:家庭内の受動喫煙が心配
インタビュー3 長谷川一男さん 50歳。2010年にステージ4の肺腺がんと診断される。肺がん患者会「ワンステップ!」を設立し、医療者に働きかけて患者提案型の治験を実現させた。マスクや手洗いの励行、感染の恐怖との闘い。えたいの知れない恐怖と向き合うことを、私たちがん患者は一度味わっています。がんの告知や闘病生活では、悲観的になったり、自暴自棄になったりした分、「自分の体験がコロナ下で生きる。正しく恐れよう」と、皆で励まし合いました。私自身は、肺がんと宣告されて10年が過ぎました。私が作った患者会は全国に約1500人の会員がいて、定期的に情報交換をしています。昨年の春頃と異なり、医療事情はどんどん悪化してきました。私が暮らす横浜市でも、コロナ患者を受け入れるために病棟や病室をやりくりしている病院があり、旧知の医師は対応に駆り出されています。私たちがん患者は、副作用や闘病の過程でしばしば熱が出ますが、コロナ下では、主治医にたどりつくまで時間がかかることが気がかりです。高齢者だと、医師の顔を見て安心することができるのに、それがやりにくくなっている現状もあります。電話もつながりにくい。治療の遅れを招きかねない状況が、ひたひたと近づいているのかもしれません。年末から首都圏は「第3波」に襲われています。年末年始は高齢の親が暮らす実家への帰省を諦めました。これから何回、一緒に正月を過ごせるのかと考えるとき、とてつもなく貴重な1回のチャンスを失ったと思います。つながりを、関係を持たないことが、対ウイルス的にはいいとされる。本当に嫌なウイルスですね。昨年4月は、受動喫煙防止法が全面施行された時期でもありました。屋外喫煙所が閉鎖されるなど、喫煙者を外で目にする機会がめっきり減りました。でも、喫煙者の皆さんは家の中で吸っているんですよね。子どもたちなど家族に、外に見えにくい形で受動喫煙の広がっていたら悲しいです。一方で新型コロナ感染症では、喫煙による重症化リスクが指摘されています。この1年で国内の喫煙率が減っているのか。データに注目しています。2月3日 朝日新聞 がんとともにより
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