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  • 2020年2月9日 (日)

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    全摘後すぐ復職のはずが

    名古屋市に住む女性(47)は2018年1月、左乳房にがんの疑いがあるとわかった翌日、すぐに上司の副支店長にこう伝えた。「ちょこちょこお休みをいただくことがあるかもしれません」。1カ月ほど前、妹の左右の乳房にがんが見つかった。それをきっかけに、赤羽乳腺クリニック(名古屋市)で検査を受けていた。マンモグラフィー、超音波検査に加え、追加でCTも撮影した。画像を見た赤羽和久院長(48)から「ほぼ乳がんですね」と告げられた。「そうですか・・・・」。女性は「妹と二人で闘病していけばいい。これで妹の気持ちに寄り添うことができる」とぼんやり考える一方、「すぐに上司に伝えなければ」と思った。銀行の営業職。若手の指導など、リーダー的な役割も果たしていた。治療で休むことが増えれば、職場にも影響が出る。伝えないわけにはいかなかった。クリニックから紹介された愛知県がんセンター中央病院(同市)で改めて検査を受け、4月に手術を受けることになった。その時点では「リンパ節への転移はなく、それほど悪質ながんではないようだ」と伝えられていた。仕事へもすぐに復帰できるかもしれない、と思っていた。手術日まではがむしゃらに営業しよう。直属の上司のほかには細かいことは伝えず、周囲にがんと気付かれないように、成績も上げたうえで休みに入ろう。そしてなるべく早く職場に戻ろう。そう心に決めていた。年度末の最終営業日となる3月30日は午前中まで出勤。4月1日にがんセンター中央病院に入院した。2日後、左乳房を全摘出する手術を受けた。医師から思いがけない言葉を告げられたのは、その翌朝だった。「リンパ節に転移がありました」。手術で取り除いたがん組織の詳しい検査結果を受け、その後の治療の方針を決めていくことになるという。手術が終わったら、すぐに仕事に戻るつもりだった。その予定にどんな影響が出るのだろう・・・。じわじわと不安が襲ってきた。2月3日 朝日新聞 患者を生きる がんと仕事1より

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