-
2020年2月19日 (水)
カテゴリ:「今は・・・」切らないという選択
がんになる前の乳房や卵巣を手術でとる。そんな選択肢もあるなか、選ばない人は多い。東京都内の女性(38)は2016年、左乳房にがんが見つかった。19年秋には反対側の右乳房もがんと診断された。母親が乳がんで亡くなっていたこともあり、医師から遺伝性腫瘍の可能性を指摘された。遺伝子検査を受けると、BRCA2遺伝子に変異があり、HBOCとわかった。がんの進行度は超早期のステージ0で、一般的には部分切除になる。だが遺伝性のため、がんがない部分を含めた全ての乳腺を切除する「全摘」を、医師から勧められた。「進行していて治療として必要ならば生きるほうを選ぶ。早期で見つかったのに、なぜ全部とらなければいけないの」。女性は温存手術を選んだ。卵管・卵巣の予防切除についても、医師から説明を受けた。卵巣がんは初期の段階で見つけるのが難しい。「リスクは下がるとわかっていても、とったら妊娠できなくなってしまう。独身だし、今はとりたくない」と答えた。ただ、将来的には切除も検討するという。「子どもを産んでいるかとか、状況にもよるかもしれない」。HBOCとわかり、予防切除をした人の割合は、国内の最新データでも3割に満たない。聖路加国際病院で遺伝子カウンセリングをする看護師の大川恵さんは「切除してもしなくても、遺伝性腫瘍の人の体質は一生変わらない。自分の体とどう向き合うか、皆が悩んでいる。百人いれば百通りの選択がある」と話す。2月2日 朝日新聞 プレミアムAより
-
2023年1月28日
クリスマスに告知
2023年1月28日
クリスマスに告知 -
2023年1月19日
検診ためらわないで ヒーローの叫び 歌手・麻倉未稀さん 乳がん発覚から6年
2023年1月19日
検診ためらわないで ヒーローの叫び 歌手・麻倉未稀さん 乳がん発覚から6年 -
2022年11月8日
6カ月 腎臓に大きな腫瘍 小児がんのドラッグ・ラグ①
2022年11月8日
6カ月 腎臓に大きな腫瘍 小児がんのドラッグ・ラグ① -
2022年9月17日
きつい治療越え大学生に 17歳で子宮をとる④
2022年9月17日
きつい治療越え大学生に 17歳で子宮をとる④ -
2022年9月11日
手術は成功したけれど 17歳で子宮をとる③
2022年9月11日
手術は成功したけれど 17歳で子宮をとる③ -
2022年8月28日
目合わせ「わかりました」 17歳で子宮をとる②
2022年8月28日
目合わせ「わかりました」 17歳で子宮をとる② -
2022年8月26日
2カ月続いた不正出血 17歳で子宮をとる①
2022年8月26日
2カ月続いた不正出血 17歳で子宮をとる① -
2022年8月11日
抗がん剤で心臓病 補助人工心臓という提案
2022年8月11日
抗がん剤で心臓病 補助人工心臓という提案
Copyright 2022 ライフ・ケア有限会社 All right reserved.