-
2019年8月23日 (金)
カテゴリ:「子宮頸がん 治るはずだった」遺族
死亡した女性は九州労災病院で「陰性」と告げられた後も、数日に一度は不正出血が続いた。女性と、30代の長女は月数回の通院の度に、「おかしい」「産婦人科に伝えてほしい」と訴えたが、「年齢的なホルモン異常ではないか」などと言われ、再検査はされなかったという。長女自身も2012年、子宮頸がんになった。だから、女性が14年に不正出血を訴えた時、すぐにがんを疑った。細胞診検査は地域の開業医でも受けられたが、別の病気で通っていた九州労災病院を選んだ。長女も「大きな病院のほうが安心」と勧めた。がんとわかった後、女性は抗がん剤や放射線の副作用に加え、取り違えの精神的ショックからうつ病の薬も飲むようになった。ふくよかでおしゃれが大好きだった女性は、「悔しい」と言いながら痩せ細っていった。亡くなる約5カ月前、別の病院で「打つ手がない」と告げられた後、帰宅中の車内から労災病院を見つめる無念そうな横顔を、長女は忘れられない。「こんなつらい思いをしたのが親の自分でよかった」と言い残し、亡くなった。長女は細胞診検査でがんが見つかり、レーザー治療を受けて今は健康に過ごしている。「早く見つかれば治るはずだったのに」。そう繰り返し、唇をかんだ。8月22日 朝日新聞
-
2021年1月23日
SNSでの交流に励まされ
2021年1月23日
SNSでの交流に励まされ -
2020年12月22日
ゲノム医療 治験に参加
2020年12月22日
ゲノム医療 治験に参加 -
2020年12月19日
ゲノム検査に望みかけ
2020年12月19日
ゲノム検査に望みかけ -
2020年12月17日
防護徹底し診療続ける
2020年12月17日
防護徹底し診療続ける -
2020年12月14日
働く患者向け 診療時間を延長
2020年12月14日
働く患者向け 診療時間を延長 -
2020年12月12日
アダプティブ照射
2020年12月12日
アダプティブ照射 -
2020年12月11日
陽子線 正常組織守りつつ集中攻撃
2020年12月11日
陽子線 正常組織守りつつ集中攻撃 -
2020年12月9日
進化する放射線治療
2020年12月9日
進化する放射線治療
Copyright 2020 ライフ・ケア有限会社 All right reserved.