-
2019年3月6日 (水)
カテゴリ:歌手の夢 追うきっかけに
<木山裕策さん> 36歳のとき、会社の健康診断で「のどにしこりがある」と言われ、精密検査を受けた。甲状腺に3センチほどの悪性腫瘍が見つかり、手術をすることになった。のどの部分を切る手術だったので、「もしかしたら声がかすれたり、最悪の場合は声がでなくなったりするかもしれない」と医師から説明を受けた。その頃は会社員で課長になったばかり。歌手の仕事はしていなかったが、子どもの頃から歌が好きで、息をするように歌っていた。医師のこの説明を聞き、人生で一番落ち込んだ。幼稚園から高校まで無遅刻無欠席。自分は病気にならないと思っていた。漠然とだが、長く生きられるとも思っていた。でもがんと診断された時から、心の中でタイマーが鳴り始めた。「子どもたちに自分が生きた証しを何か残したい」と思うようになった。手術の前の晩、「術後に声が残っていたら歌にチャレンジしよう」と決意した。4時間の手術を終え、麻酔から目覚めて最初に声を出した。「良かった、声が出た」。最初はビブラートをかけると痛くてうまく歌えなかったが、練習を重ねた。病気になることは決していいことではないが、がんになったことで、自分と向き合い、自分が何をしたらいいのか考えるようになり「home」というデビュー曲に出会えた。これからも歌を通して生きている喜びを伝えていきたい。2月27日 朝日新聞 ネクストリボンより
-
2023年1月28日
クリスマスに告知
2023年1月28日
クリスマスに告知 -
2023年1月19日
検診ためらわないで ヒーローの叫び 歌手・麻倉未稀さん 乳がん発覚から6年
2023年1月19日
検診ためらわないで ヒーローの叫び 歌手・麻倉未稀さん 乳がん発覚から6年 -
2022年11月8日
6カ月 腎臓に大きな腫瘍 小児がんのドラッグ・ラグ①
2022年11月8日
6カ月 腎臓に大きな腫瘍 小児がんのドラッグ・ラグ① -
2022年9月17日
きつい治療越え大学生に 17歳で子宮をとる④
2022年9月17日
きつい治療越え大学生に 17歳で子宮をとる④ -
2022年9月11日
手術は成功したけれど 17歳で子宮をとる③
2022年9月11日
手術は成功したけれど 17歳で子宮をとる③ -
2022年8月28日
目合わせ「わかりました」 17歳で子宮をとる②
2022年8月28日
目合わせ「わかりました」 17歳で子宮をとる② -
2022年8月26日
2カ月続いた不正出血 17歳で子宮をとる①
2022年8月26日
2カ月続いた不正出血 17歳で子宮をとる① -
2022年8月11日
抗がん剤で心臓病 補助人工心臓という提案
2022年8月11日
抗がん剤で心臓病 補助人工心臓という提案
Copyright 2022 ライフ・ケア有限会社 All right reserved.