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2019年8月10日 (土)
カテゴリ:がん3年生存率 昨年比微増 喉頭・胆のうなど4部位 新たに集計
国立がん研究センターは8日付けで、がんと診断された人が3年、5年後に生存している割合を示す「3年生存率」と「5年生存率」の最新データを公表した。全てのがんの平均の3年生存率は72.1%で、初めて公表した昨年より0.8ポイント上昇した。患者の要望を受けて今回、喉頭、胆のうなど4部位を加え、計15部位のステージ(病期)別に集計した。3年生存率は、どの治療法が有効かを早く評価できる目安となる。全国のがん治療の拠点となる施設のうち、2012年にがんと診断されたがん患者の9割以上の生存率を把握できている286施設の約34万人のデータを解析した。進行がゆっくりな前立腺は99.2%、40~50代の比較的若い患者が多い乳房が95.2%など9割を超す。一方で膵臓16.9%、胆のう33.4%と部位によって差が見られた。1~4の病期別にみると、あらたに集計したがんでは、喉頭は1、2期が90%を超えた。放射線治療が効く、比較的早期だと生存率が高い傾向だった。胆のうは1期、91.1%、2期77.4%。手術で根治できる早期だと、生存率が高い。治癒の一つの目安となる5年生存率は、09~10年の2年間にがんと診断された約57万人のデータを集計。全てのがん平均で66.1%(前回65.8%)だった。施設ごとにがんの部位と病期ごとでも公表している。3年生存率で出した4部位の5年生存率は未集計。全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長は「生存率の公表は、医療の質を見るために大切なこと。多くの情報を公開してほしい。ただしデータは少し前のもので、新しい治療法により大きく進歩しているがんもある。一喜一憂しないでほしい」と語る。また、17年にがんと診断された842施設の約102万人について、部位や病期、治療法別に施設ごとの患者数も公表。白血病などの血液がんについては今回、WHO(世界保健機関)の分類に基づき、10種以上に分けて集計した。詳細はウエブ(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_registry.html)で検索できる。8月8日 朝日新聞
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