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2020年1月20日 (月)
カテゴリ:がんの悩み 話せるカフェ 早良区に開設 患者・家族ら集う場に
「がん患者やその家族が気軽に集える場所を」という願いから、在宅ホスピスボランティアの女性がカフェ「マーノマーノ」(福岡市早良区野芥2丁目)を開いている。大きなガラス窓を開け、明るく開放的な造り。傾聴の心得があるスタッフがそろう、やすらぎの場だ。「今日はあなたと話ができてよかった」 高齢の女性が、カフェ代表の峰平あけみさん(61)に声をかけた。2人は7年前、デイホスピスで知り合った。この日は体調が良くて訪れた女性に「またいつでもどうぞ」と峰平さんは見送った。峰平さんは終末期を自宅で過ごす患者の見守りや移動の介助、話し相手などを務める在宅ホスピスボランティアの会「手と手」の副代表。会では患者と家族が集まって交流するデイホスピスを、在宅の終末期医療に取り組む「にのさかクリニック」(早良区)で月2回開いている。開催日に体調が悪くて参加できない人もいる。「常設ならば体調がいい日に来てもらえる」と考えた峰さんが昨年5月にカフェを開いた。マーノマーノはイタリア語で「手と手」の意味だ。峰平さんは2009年に夫を中皮腫で亡くした。当時、周囲には介護のつらさや将来の不安などを聞いてくれる人も、息抜きできる場所もなかった。このカフェは患者家族に安らいでもらう場所でもある。店内からは大きな窓を通して桜の木を植えた前庭やその先の道路も見渡せる。壁や床、中央の大きなテーブルは木製で温かさを醸し出す。「患者さんと話していて暗い話題にならないんですよ」と峰平さん。バリアフリーで車いすやベビーカーのまま入れる。参考にしたのは、がんの無料相談施設「マギーズ東京」(東京都江東区)の建物だ。峰平さんと店長の林和恵さん(63)のほか、「手と手」の会員ら約20人が交代で店に入る。傾聴の経験があるスタッフが悩みを聞いたり終末期医療の情報を紹介したりする。カフェ営業のほか地域サロン、レンタルスペースとしての活用もできる。がん患者やその家族だけでなく一般客も歓迎している。メニューはコーヒー、紅茶、ジュース(いずれも350円)のほかおにぎりやオープンサンドなどの軽食がある。営業は水曜~土曜の午前11時~午後6時。問い合わせはマーノマーノ(092-407-9588)。1月16日 朝日新聞
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