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  • 2023年3月2日 (木)

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    ユウならどうする?母は今も

    2月はつらい思い出ばかりだ。竹森重子さん(53)の次女、夕海さんは中学1年で急性リンパ性白血病と診断された。2年後の再発、寛解後の3度目の再発、その翌年の4度目の再発・・・・。すべて宣告は2月だった。「春まで持たない、と桜は見られない」。何度もそう覚悟した。2019年2月、4度目の再発からほどなく、夕海さんは治療をやめる決断をした。「ママ、もういいよね」。これまでの治療で左目の視力を失い、治療には激しい痛みを伴った。医師が両親に厳しい状況を伝える前に、自身で「人生の終え方」を決めた。「夕海ちゃんがそう決断したのなら、私たちはそれに応えたい」。医師たちは重子さんに伝えた。最期をどこで迎えるか。訪問看護なども提案した。「ユウはどこで最期を迎えたい?お家で迎えることもできるよ」。尋ねる重子さんに、夕海さんは「ユウは病院でいいや」と答えた。当時、常に貧血状態で、頻繁に輸血が必要だった。鼻血が出たら、場合によっては医師に粘膜を焼いてもらわなければならず、重子さんは「全力で支えるけど、苦しまずに逝かせてあげられるのか」と不安だった。処置を早く受けて、周りが困らないよう、夕海さんは冷静に判断していた。3月下旬、東京ディズニーランドへの外出後が、最後の自宅滞在となった。4月20日の朝、旅立った。18歳だった。4年近くたったが、、千葉市にある自宅の夕海さんの部屋はそのままだ。かなり前から部屋を一人で片付けていた。大好きなアーティスト「GReeeeN」のCDやグッズもきれいに並ぶ。夕海さんは「映画やお店、コンサートにどんどん行ってね」とたびたび口にしていた。重子さんは一人で車を運転するとき、「助手席に座ってくれているんだろうな」と感じる。BGMはGReeeeNだ。入院中に知り合った闘病仲間のママの何人かとは、いまもつながっている。その一人の6歳の男の子、りんちゃんの昨年10月の七回忌、命日にりんちゃんママと一緒に観覧車に乗った。余命宣告を受けた翌日に家族で乗った観覧車だった。青が大好きだったりんちゃん。「絶対、青に乗りたいはずだ」と、青色のゴンドラを大人二人で待った。「(生きていれば)小学6年生。今は何が好きなのかなあ」とりんちゃんママ。重子さんも「ユウは22歳になっても、『くまのプーさん』のピグレットが好きなのかな」。小児科の医療事務をやりたいと言っていたな・・・。一緒に出かけたり旅行したり、好きな歌や趣味、色々残してもらったはずだった。それなのに、「あれをやりたかった」「ここに行っておけば」と、後悔することがある。迷ったとき、心の中で声をかける。例えば月命日、「ユウは何が食べたいのか教えてよー」と。次の4月が来たら、見送って5年目に入る。でも、夕海さんがいつも横になっていたリビングのソファやテーブルをようやく新調したのは昨秋のこと。3歳上の長女が「手放したくない」と、反対していた。「もしユウがこの場にたら・・・」と家族で考えた。「『なんで早く買い替えないの?』ってきっと言うよね。結論が出た。意見がはっきりしている夕海さんだった。「ユウだったら、こう言うだろうな」と想像できる。そうやって夕海さんが近くにいることを感じている。2月27日 朝日新聞 がんとともに より

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