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2018年12月28日 (金)
カテゴリ:高額な薬 世界的に不足
厚生労働省は今年になり、廃棄を減らすため、ひとつのバイアルの抗がん剤を、2人の患者に分けて使うことを認める指針を出した。多発性骨髄腫の治療を続けている東京都のテノール歌手の矢萩敦さん(47)は、抗がん剤を次々と切り換えながら使ってきた。余った分が捨てられていることに疑問を感じていたという。「高額な薬を一生使い続けねばならない。医療制度が崩壊したら、結局自分の身に返ってくるのだから、細かい節約は必要」。紀南病院の栗原さんは、ある国際会議で、アラブ首長国連邦の薬剤師からこんな話を聞いた。乳がんや胃がんなど複数のがんの治療に使われる「パクリタキセル」。日本でも大量に使われている抗がん剤だが、発注してもいつ来るかわからず、届いたときしか治療できない。今度いつ手に入るかわからないのに、捨てることなどできない。慶応大の岩本さんも、DVOに熱心な米国の教授に「日本で抗がん剤を捨てているとはなにごとか。捨てるくらなら我々にくれ」と、とがめられた。高額な薬は世界的に不足し、余って捨てる国があるのは国際常識では信じがたいことという。今後、さらにDVOを広めるには「閉鎖式器具などの費用負担の軽減策、残った薬をいつまで保存できるかの研究などが必要」と岩本さんらは指摘する。11月21日朝日新聞 医療欄より
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