乳がん撲滅の一助にと、福岡商工会議所とキリンビバレッジ九州地区本部が協力して11日、福岡市博多区の同会議所ビル1階ロビーに「ピンクリボン支援自動販売機」を置いた。同会議所が清涼飲料水メーカー4社に、アイデアを凝らした自販機の設置を持ちかけたところ、乳がん撲滅の推進を手がけるキリンビバレッジ側がこの販売機を提案した。市内では始めての設置という。同会議所総合企画本部の藤川課長は「今年はちょうど創立130周年。社会貢献をしたいという、こちらの思いとマッチした」と語る。自販機はピンク色で統一され、リボンがデザインされている。「日本では女性の20人に1人が乳がんになるといわれています・・・・大切な人のため、男性にだってできることがあります」と記したプレートがはめこまれている。売上金の2%を同会議所と同社が半分ずつ、日本対がん協会に寄付。150円のジュースで計3円になる。同社九州地区本部の稲田課長は「ジュース類を買っていただく皆さんに、社会貢献をしているんだと思ってもらえたらうれしい」と話した。(朝日新聞)