すべての薬には副作用があります。副作用は、薬がもたらす光に対する影でもあります。それでも薬を使う理由は、副作用より好ましい作用の方が勝っているからです。インターフェロン治療を受けるときは、自分の病気をよく理解し、これから受ける治療について十分説明を受けるべきです。専門医は副作用の予測と心構えをお伝えすることができます。昨年よりインターフェロン治療の副作用に対する治療費も、医療費助成の対象になりました。肝炎ウイルスは肝臓病以外の病気を引き起こすことがあり、その一つに扁平苔癬があります。C型肝炎の方がインターフェロン治療前から扁平苔癬を合併していると、扁平苔癬の症状が悪化することがあります。口の粘膜がただれて、痛みがひどくなり、食事ができないこともあります。治療を始めてから新たに扁平苔癬があらわれることもあります。症状によっては治療を最後までうけられない場合もあります。口の中の痛みを感じたら、治療うぃ受けている医療機関に早目に相談するよう心がけましょう。(朝日新聞)