標準的治療の背景には、海外の医療現場で使われている抗がん剤などが日本では承認されていない「ドラッグラグ」の問題がある。国内でも、ある病気の治療で承認された薬が、患者数が少なく医薬品メーカーの採算が取りにくい病気では公的医療保険の適応外とされることも、患者を苦しめてきた。こうした情報は、患者が自ら調べて自費で使用することも多かったが、センターとしてホームページでの公開を始めた。(朝日新聞)