肺がんと喫煙との関連は言うまでもなく、我が国で最も罹患者数が多い胃がん、罹患者数が顕著に増えている大腸がん、乳がん、前立腺がんなども、食生活との密接な関連が指摘されている。喫煙の習慣は、肺がんばかりでなく咽頭がんや食道がんの危険因子でもあり、「がんを招く原因の30%は喫煙」とする説もあるほど。それら生活習慣を改善し、がんの一次予防を図るため、日本対がん協会は生活習慣の改善やがん検診の重要性を、講演会や啓発ビデオを通じて訴え続けている。(朝日新聞)