いろんながんがあるけど「心臓がん」という言葉は聞かないね。ごくまれに見つかる。亡くなった後に解剖する例のなかで、心臓に腫瘍が見つかるのはわずか0.1%。このうち多くは良性で、がんは3割しかない。腫瘍はどこにできるの。多くは心臓の壁の内側にできる。多いのは粘膜腫と呼ばれるゼリー状でおできのようなものだ。腫瘍ができると、胸が痛くなったり、苦しくなったりするの。症状がないこともあるが、心臓の筋肉がきちんと動かなくなったり、脈が乱れたりする場合もある。腫瘍が心臓の弁をふさぎ、血液がスムースに流れなくなることもある。(朝日新聞)