周囲の理解、就労のかぎ
人工肛門は、腸の一部をおなかの外に引き出して作る便の出口だ。出口は「パウチ」と呼ばれる袋でしっぽり覆い、便が漏れないようにする。パウチの中に排泄物がたまると、トイレの便器に捨てる。人工肛門や人工膀胱は、「オストミー」とも呼ばれる。約1万1千人の正会員がいる公益社団法人日本オストミー協会によると、人口肛門を作った人は全国で約12万人。パウチには、粘着力があるリング状の「面板」がついていて、この部分を人工肛門の周囲に密着させて使う。「面板部分がうまく密着するか、周囲の皮膚の状態をうまく管理できるかが、生活の質を左右する。パウチの改良も進み、普通の仕事で支障が出ることはほとんどない」と同協会の竹内恒雄事務局長はいう。だが協会が昨年実施した調査では、生活上、抱える悩みとして、大腸に人工肛門をつけた回答者約350人のうち、41%が便の漏れやにおい漏れを挙げていた。装着部の皮膚のただれやかぶれを選んだ人も45%にのぼった。仕事への制限もまったくないわけではない。トイレに自由に席を外すことが難しい職種や職場では、負担が大きい。人工肛門の周りの皮膚の状態が悪くなれば通院も必要になる。周囲の理解が得られるかが就業へのかぎをにぎるが、職場の仲間に知られてもいいと答えた人はわずか3%しかいなかった。飲食業や食品業につく人は、顧客からの誤解を恐れたり、異性からの印象を気にしたりして、職場で話せない人も多い。20~40代の女性を中心に集まる「ブーケ」(若い女性オストメイトの会)代表の工藤裕美子さんは「職場でも支援が必要なことを伝え理解させることが必要だが、その環境はまだまだ整っていない」と話す。さらに「人工肛門をつけた人がどんな場面で困り、助けを必要とするのか、まず経営者や人事担当者が正確な情報を知り、支援する姿勢を示すことが職場の理解を深める」と訴えている。(朝日新聞・患者を生きる・がんと就労・人工肛門・情報編 より)
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