海外で使える薬の承認 早くなった?
海外で使える薬が日本で使えるようになるまでの時差「ドラッグラグ」。解消を求めるがん患者の声が、2007年のがん対策基本法やがん対策推進基本計画づくりの原動力だった。大詰めを迎えている基本計画の改定議論でも、この問題がやはり患者の最大の要望だ。5年間で時差はどれだけ縮まり、まだどんな壁が残っているのだろうか。厚生労働省のがん対策推進協議会で、会長代理を務める天野慎介さん(38)が血液がんの仲間のリンパ腫の一種と診断されたのは2000年のことだった。治療は複数の薬を組み合わせる化学療法が中心だ。診断の3年前、米国ではリツキサン(一般名リツキシマブ)がリンパ腫で承認されていた。診断5年後の生存率を従来より約2割上げる画期的な薬だが、日本では承認されておらず、天野さんは使えなかった。別の薬で何とか安定状態になったのもつかの間、2002年に再発した。リツキサンは2001年に日本でも一部のリンパ腫で承認されたが、天野さんのタイプのリンパ腫への承認はまだで医療保険がきかない。使うなら原則、全額自己負担だった。当時、主治医が海外の文献などをそろえて社会保険事務所に申請し、医療保険が使えた患者も一部にはいた。しかし、全額自分で負担するか、医者に処方を断られた患者が大半だった。天野さんは「例外的に保険が使えることがありますが、医師や病院、地方によって格差があるのが問題です」と指摘する。国内で天野さんのタイプのリンパ腫でもリツキサンが承認され、医療保険が適用になったのは2003年のことだ。天野さんは「私が最初の治療でリツキサンを使えていたら、再発しなかったかも知れません。ドラッグラグの解消は、命がかかった切実な問題です」と言う。(2月22日 朝日新聞)
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