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2019年1月14日 (月)
カテゴリ:ピロリ菌
「胃がんは感染症です。除菌と検診で大幅に減らすことができます」 毎年、約5万人が胃がんで死ぬ。でもにこやかにこう断言されると、がん征圧の希望が見えてくる。胃の粘膜にすみついて胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍をおこす細菌、ヘリコバクター・ピロリの研究で日本を代表する1人だ。北海道大病院長として新型インフルエンザ対策など多忙な中、研究の第一線に立つ。この細菌にとりつかれたのは1987年。シカゴの学会で米国の友人がこの細菌の最新検査法を発表。講演が絶賛されるのを目の当たりにし、「日本でも調べよう」と、感染状況や病気との関連を調査した。中高年層では約8割もの人が感染していることなど、実態を明らかにした。それでも、胃がんや潰瘍との関係に疑問を持つ医師は多かった。潰瘍の原因はストレスと言われていた。そんな逆風の当時、忘れられない男性患者がいる。7年前、十二指腸潰瘍の再発を繰り返して苦しんでいた。遠くの村から2時間かけて治療に通っていた。ピロリ菌を薬で除菌したらぴたりと治った。では除菌をすれば胃がんを防げるもカ。全国の仲間に呼びかけて研究の検討を始めたのが2000年。胃がんの内視鏡治療を受けた患者が除菌した場合と除菌しない場合を比べ、除菌をすれば胃がんの発生が3分の1になると、昨年発表した。「続けてきてよかった。ピロリ菌でこんなに成果が出るとは思っていませんでした」 (朝日新聞)
DATE: 09/07/2009 08:28:02 AM
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