たばこ<気道のがんに大きく影響>
たばこを吸う習慣は、世界のどの国においても、肺がんの主な原因になっています。そればかりか、自分はたばこを吸わないのに、喫煙者の周囲にいて煙を吸う人(受動喫煙者)にも、発がんの危険性を高めます。たばこを吸う人は吸わない人の4倍以上も肺がんになりやすく、そのリスクは、1日に吸う本数と、喫煙年数に比例して大きくなります。
食生活<影響が大きいと考えられている>
がんの発生に最も大きいと考えられているのは栄養、つまり食生活です。国立がんセンターの「がんを防ぐ12カ条」でも、そのうちの8カ条が、飲食物に関連しているほどです。胃がんや大腸がんなどの消化器のがんはもちろん、乳がんや肺がん、子宮体がん、卵巣がんにも食生活の影響が大きいことが分かってきました。