遺伝<家族性のがんもある>
乳がん、結腸がん、卵巣がん、子宮がんなど、欧米で大変多く発症する種類のがんの多くは、一部の家族の間で世代ごとに繰り返されており、これを家族性のがんと呼んでいます。但し、こうして特定の家族に繰り返されるからといって、そのがんが遺伝によるものとは限りません。わが国ではいまのところ、遺伝子異常による乳がんや卵巣がんは、それらにかかった人の1%以下とされています。
ウイルス<子宮頸がん・胃がん・肝がん・白血病の危険因子>
ウイルスは細胞を侵し、遺伝に関わる物質を変化させる性質を持っているため、いくつかのがんは、ウイルス感染に関係しています。
- ヒト乳頭腫ウイルスと子宮頸がん
- 肝炎ウイルスと肝がん
- ヒトT細胞白血病ウイルスと白血病