若い女性に増えている子宮頸がんについて正確な知識や予防の大切さを知ってもらおうと、専門医や市民団体が4月9を「子宮(しきゅう)の日」として、啓発活動を繰り広げる。(Love49プロジェクト) 産婦人科医や小児科医らで作る「子宮頸がん征圧をめざす専門家会議」、NPO「子宮頸がんを考える市民の会」、女性特有のがん患者団体などで作る「ティール&ホワイトリボンプロジェクト」、「日本対がん協会」の4団体は共同メッセージを発表、「20歳を過ぎたら1年に1回検診を受けよう」と呼びかけた。子宮頸がんの主な原因とされるHPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)への感染を防ぐワクチンの早期導入や、検診制度の充実なども提言した。子宮頸がんは早期に発見すれば手術で治り、妊娠、出産もできる。日本では20~30代の女性のがんのうち、子宮頸がんの発生率が最も高いが、検診受診率は全体で24%程度と欧米に比べて低い。(朝日新聞)