胃X線検査
胃X線検査では、炭酸ガスを出す発泡剤と高濃度造影剤のバリウムを受診者に飲んでもらう。ガスで胃を膨らませ、胃壁にバリウムを付着させ、炭酸ガスは黒く、バリウムは白く写るようにコントラストをつける。受診者がバリウムを飲み終えて胃のぜん動運動が起こるまでの数分間に、様々な角度から写真を8枚撮らなければならない。胃がんは胃壁の粘膜にできる。早期だと、ひだとひだの間の模様の乱れが写真に写る。検査時にげっぷをしたり、食物が胃に残っていたり、検査前のたばこやガムで胃液の分泌が促進されたりすると、胃壁の凸凹がみえにくくなり、検査の効果が半減しかねない。受診者の自覚が求められる。胃内視鏡検査で見えにくい部分が、胃X線検査でわかることもある。(朝日新聞)
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