治験には1~3相の三つの試験がある。製造販売元の日本イーライリリー社によると、男性が参加した3相試験には、日本の140人を含む世界の665人が参加。薬の効果を厳密に評価するため、665人を新薬を使うグループと、使わないグループに分けて行なわれた。どちらに振り分けられるのかは、患者本人も医師も分からない仕組みになっている。3相試験は参加者の規模が大きく、全国の医療機関で比較的受けやすい。ただ、新薬を使わないグループに入る可能性も理解した上で参加する必要がある。(3月22日 朝日新聞 患者を生きる 胃がん より)