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◆お金との闘い

サラリーマンの夫(50)と私立大学に通う娘(18)と、賃貸マンションに住む。治療を始める前は、カード会社の事務パートでつき10万円ほど稼いでいたが、薬の副作用で退職せざるを得なかった。スーパーに行く回数を減らし、旅行にも行かなくなった。本来なら、老後の貯蓄と夫の実家への仕送りをしなければならないが、その余裕がない。「私に老後はないでしょうから、夫一人なら何とかなるでしょうが・・・」 乳がんが見つかったとき、娘は中学1年生だった。大学に通う姿も見られた。「でも、生涯治療が必要で何百万円もかかる。治療をやめたほうがいいのかなあと、罪悪感さえ持ってしまいます」(朝日新聞)

 

May 31, 2010 09:28

◆1万円札に羽が生えたかのように飛んでいく
東京都目黒区に住む転移性乳がん患者の女性(49)は5年間、抗がん剤「ハーセプチン」の点滴を受けている。「この薬があるから生きていられる。でも家族に迷惑をかけて、本当に申し訳ない気持ちです」。年間の治療費は約170万円。うち、自己負担は80万円近くに上る。ハーセプチンは、体内の特定の分子を狙い撃ちする「分子標的薬」と呼ばれる新しいタイプの薬だ。再発・転移した乳がん患者にも効果がある一方、治療に終わりはない。150ミリブラム入り1瓶が約56000円。1カ月あたりの治療費は、従来の抗がん剤治療より2~6倍も高い。女性は週1回、都内の病院に通院し、点滴を受ける。自己負担3割でも毎回、「1万円札に羽が生えたかのように飛んでいく」という。続く・・・。(朝日新聞)
May 30, 2010 11:21

◆過剰に抗がん剤 重態 医師が誤指示
九州大学病院・別府先進医療センター(大分県別府市)は27日、食道がんの治療で入院していた70代男性に抗がん剤を過剰に投与し、意識不明の重態になる医療事故があったと発表した。久保千春院長や牧野直樹センター長らの説明によると、男性は県外在住で4月12日から入院していた。40代の男性医師が治療を担当し、4月15日~5月1日に放射線治療をし、4月19~23日と26日カら30日に2種類の抗がん剤を点滴で投与する治療をした。5月6日の血液検査で白血球や血小板の数が異常だったため、この医師が調べたところ、いずれも低い濃度で与えるべき抗がん剤を、誤って1.5倍と2.8倍の濃度で与えていたことが分かった。医師が思い違いで薬剤室への指示を誤ったという。男性は14日に腎障害やけいれん発作を伴う意識障害と多臓器不全を併発し、意識不明の重態となっている。同センターは医療事故が起きたことを男性の家族に謝罪した。(朝日新聞)
May 29, 2010 09:03

◆病名を隠したい方へ

お父さまがお母さまの病気を皆さんに言ったのは、お父さまがすごく不安だったからだと思います。大切な人のために少しでも情報が欲しいし、少しでも共有して欲しい、そんな思いだったと思います。私が乳がんになったとき、夫もそう言っていましたし、いろんな人に経験を聞いていたので、お父さまの気持ちがすごく分かるような気がします。私自身は、若いお母さんたちに気をつけてほしいという思いから、退院後、たくさんの人に自分の経験を話しました。入院中、病院にお見舞にくる小さな子どもたちの不安そうな顔が目に焼きついています。私も場合は子どもたちが成人してたので気分的にまったく違いました。しかし病気のことは病気になった人にしか分からないこともあり、デリケートな問題です。何げない言葉に傷つくこともありました。2年間いろいろ経験して心に決めたことは、病気は恥ずかしくないと自分自身が強く思うこと。役に立ちそうな情報は人に知らせていくこと。私の病気のことを分かろうとしてくれる人たちを大切にしていくこと、です。(福岡県筑紫野市、武井ミエコさん、55歳・異見/医見より、西日本新聞)

May 28, 2010 11:04

◆がん治療の進化で負担増す
がん患者は病だけでなく、「お金」の問題とも闘わなければならない。新しい薬や治療法の登場で生存率は上がったが、金銭的な負担は重くなった。転移・再発がんでは、高額な治療費を生涯、払い続けなければばならない場合もある。医療費が戻される国の制度もあるが、使いづらく、患者団体は見直しを求めている。(朝日新聞)
May 27, 2010 10:00

◆病名隠したい

母が乳がんになったとき、私は周囲の人々に「血圧が高くなって入院した」と言っていました。でも父は、母の病名をみんなに知らせていたのです。ショックでした。私は病名を隠したいです。知られて気分のよいものではありませんから。皆さんはいかがですか。(福岡県、37歳女性) 西日本新聞・異見/医見より

 

May 26, 2010 10:06

◆悪い知らせの良い伝え方
確かにインフォームドコンセントは医療の前提だと思うのですが、このごろ、ちょっと首を傾けたくなることがあります。それは、標準治療では打つ手がなくなった末期がん患者への説明です。余命を含めシビアな事実が伝えられたあと、緩和ケア病棟への転院や在宅ホスピスケアが勧められます。そのときの若いドクターたちのあまりにも場にそぐわない態度に驚くことが多いのです。事務的な説明の途中に携帯電話に出て笑いながら話をする、打ちひしがれた患者や家族が代替医療のことを尋ねると「あ、それ効きません。エビデンス(科学的根拠)ないですから」と余韻もなく切り捨てる。しかも緩和ケア病棟を勧めながら、どんなところかも知らないみたい。余命6カ月のインフォームドコンセントは、伝える側にも聞く側にも、人間としての力量が要求されます。「悪い知らせの良い伝え方」を医療者は学んでほしいものです。(波多江伸子の楽しい患者ライフより・西日本新聞)
May 25, 2010 09:13

◆インフォームドコンセント
当時は、情報を十分に与えられ、患者が納得して上で初めて治療が開始されるという「インフォームドコンセント」の考え方は日本の医療の中にはありませんでした。病名や治療方針について医師に問いただしたりせず、黙って従うのが良い患者だったのです。20年後に甲状腺がんが再発して手術を受けたときは、初回とな打って変わって治療のリスクや後遺症など事前の詳細な説明があり、時代の変化に感慨を催した次第です。続く・・・。(波多江伸子の楽しい患者ライフより・西日本新聞)
May 24, 2010 10:21

◆当時は、医師にだまって従うのが良い患者

最初の甲状腺がん手術をしたのは1981年、出産したばかりの30年も昔の話です。赤ん坊の1カ月検診のついでに受けたエコー検査で疑いを指摘され、精密検査を受けることになったのですが、医師はどんな検査か教えてくれません。放射線技師にしつこく尋ねて、甲状腺に集まる性質の放射線物質(ラジオアイソトープ)を体内に注入し、CTでその分布を調べる検査だと知りました。知った瞬間に私は断乳する決心をしました。放射線物質入りのお乳を我が子に飲ませるわけにはいきません。いまかんがえても断乳は正解だったと思います。後に息子の甲状腺が腫れたことがあったのですが、あのときの放射線物質のせいではないか・・・と余計な心配をしなくてすみましたから。その後まもなく、放射線検査の待合室に「妊娠中・授乳中の方はお申し出ください」との張り紙を見かけるようになりました。続く・・・。(波多江伸子の楽しい患者ライフより・西日本新聞)

 

 

May 23, 2010 10:58

◆闘病記 ネットで販売 全国の患者へ
注文の内容も様々だ。「膵臓がん関連を10冊ほど」との要望もあれば、「助かった人の闘病記は抜いて」という在宅治療する肺がんの男性からのメールもあった。「死へ向かう心構えを知りたかったのでしょう」 プライバシーには決して立ち入らない。「同じ病でも性別や年代、既婚か未婚、子どもの有無や住む地域によって本のニーズは変わります」と星野さんは話す。本のリストをネットで公開し、定価のほぼ半額で売る。送料は全国一律380円だ。3月発売の単行本「病気になったときに読むがん闘病記読書案内」(三省堂)には共同編者の一人として、真っ先に呼んで欲しい本を紹介した。人生の岐路に直面した名もなき人が、わが身をさらした魂の告白。その闘病記を「埋もれさせるわけにはいかない」と、今日も街を歩く。パラメディカのHPはhttp://homepage3.nifty.com/paramedica/ (朝日新聞)
May 22, 2010 14:44

◆妻の病死きっかけ 専門の古本屋
東京・代々木の大手予備校職員だった1993年夏、同い年の妻の乳がんが見つかった。「体験者も多いから心配ないよ」と言い、休日に一人、都心の大型書店で「情報」を集め始めた。でも陳列棚には、難解な医学書か有名人の手記ばかりだった。再発し、妻は4年後に他界した。唯一の家族を失って、仕事を辞めた。親が残した古いビルを管理しながらの失意の日々にあって、ふと、「闘病記を残そう」と思い立った。「同じ立場の人はどう考えていたのか。妻は再発後、知りたがっていたんです」毎日午後になると電車に乗り、首都圏の古本チェーン店や商店街の小さな古本屋を巡った。闘病記は発行部数が少なく、絶版も目立つ。最初の数年は大みそかも正月も、本の発掘に励んだ。田舎町で道に迷い、暗闇の国道を本を背負って歩いたこともある。ある日、東京の八王子郊外にある大きな古本屋で、一冊を手に取った。レックリングハウゼン病の患者の声を紹介した単行本。国内の患者は約4万人という、まれな難病で、体にできるこぶで外見が変わってしまった写真もあった。差別で苦しむ人の心の叫びに、涙があふれた。発行日は20年近く前。「必要な人に渡さねば」と買った。続く・・・。(朝日新聞)
May 21, 2010 10:36

◆闘病記 届けたい
突然、医者から妻の病を告げられ、すがるように書店へ。でも同じ患者の気持ちがわかる本はなかなか見つからない。そんな経験から闘病記専門の古本屋を営む人がいる。星野史雄さん(58)。ネット販売する約2500点は、自ら買い集めた。「名もなき人の希少な記録を、必死で探す人に届けたい」と。さいたま市のJR浦和駅前、雑居ビルの一室に「古書パラメディカ」はある。1998年10月に創業し、8年前からオンライン専門にした。取り扱う闘病記の病気の種類は361に上る。うち、がんは部位別に細かく分けて122種類、約1200点。自宅を兼ねた14坪のフロアの半分を本が埋め尽くす。日々の病院食や点滴の薬剤名まで克明に書かれたもの、麻酔後の幻覚を細かに記すもの、残していく子への思い、夫婦のすれ違い、医療過誤の告発・・・。文章の完成度もスタイルが違う。そして大半は、病気にならなければ本を書くこともなかった人たちだ。続く・・・。(朝日新聞)
May 20, 2010 09:03

◆ヒト幹細胞指針改正案
ヒトの幹細胞を使った臨床研究に関する指針の改正案を、厚生労働省の専門委員会がまとめた。人工多脳性幹細胞(iPS細胞)を使った臨床研究を認める一方で、移植後にがん化する懸念もあることから、安全性への配慮を求めた。現在の指針は、骨髄中の造血幹細胞など、もともと体にあった幹細胞を利用する場合を想定している。しかし2006年にに山中伸弥京都大教授が世界で始めて体細胞からiPS細胞を作った。研究は急速に進んでいるが、指針はiPS細胞を使った臨床研究に対応しておらず、見直しが求められたいた。指針案では、目的の細胞に分化していないiPS細胞を移植すると、がん化の恐れがあるため、目的外の細胞の混入を防いだり、長期的に経過観察をしたりと安全性への配慮を求めた。(朝日新聞)
May 19, 2010 09:17

◆パーソナルゲノム がんなど病気解明に熱い期待
4月15日、理研、国立がん研究センターは、70代の肝臓がん患者2人のゲノムを解読し、遺伝子の異常計100カ所を見つけたと発表した。11カ国以上が参加して、50種のがんで遺伝子の異常を調べる共同研究「国際がんゲノムコンソーシアム」(ICGC)の成果の一つだ。がんは、ゲノムに異常が起こり、細胞が無秩序に増えてできる。正常な細胞とがん細胞のゲノム配列をすべて比較すれば、がんになる原因が突き止められるかも知れない。ICGCは、がん患者計2万5千人のゲノムを解析し、データベースを作る計画だ。個人のゲノムを大量に解読できるようになった背景には、読み取り装置「シークエンサー」の進歩がある。解析スピードは去年の10倍、2000年の1万倍以上だ。コストも大幅に下がった。ゲノムの解読が進めば、様々な病気の原因が分かるかも知れない。これまでゲノムの「点」を調べる研究が主流だったが、今後は「線」を読めるようになるからだ。(朝日新聞)
May 18, 2010 13:42

◆チェルノブイリ被曝者調査
遺伝情報を解析した結果、患者は9番目の染色体上の遺伝子に、特定のDNA配列のわずかな個人差(遺伝子多型)のある割合が多いことがわかった。この遺伝子多型は、被曝と関係ないアイスランドの患者集団についての研究でも甲状腺がんの発症のしやすさにかかわると報告されており、被曝の有無にかかわらず患者の多くに共通していることが裏付けられた。また、被曝したがん患者だけに関連する別の遺伝子多型を9番目と12番目の染色体上に見つけたという。これらの発見で、放射線の引き起こすがん発症のメカニズム解明につながることが期待される。(朝日新聞)
May 17, 2010 08:46

◆甲状腺がん関与 遺伝子発見
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で放射線を浴びた住民らの遺伝子情報を調べた長崎大や京都大などのチームが、甲状腺がんの発症に結びつきやすい遺伝子を見つけた。1986年4月26日の事故発生から24年がたつ今月、英国の科学雑誌の電子版に発表した。長崎大大学院医歯薬学総合研究科長の山下俊一教授らは京大の松田文彦教授(ゲノム医学)らと共同で、チェルノブイリ事故当時0~18歳で放射線を被曝した人のうち、甲状腺乳頭がんを発症した667人と発症していない620人の遺伝情報を解析した。続く・・・。(朝日新聞)
May 16, 2010 09:46

◆九州・沖縄の90団体紹介
がん患者同士が励まし合う活動は全国的に盛んになりつつあり、2007年には大手出版社から全国の患者団体のガイド本が出版されたが、小さな団体まで網羅したきめ細かな本はまだ少ない。波多江さんは「治療や闘病体験などを共有できれば、患者や家族の支えになる。患者の相談に乗る医療関係者にも利用してほしい」と話している。全国規模で活動するNPO「がん患者団体支援機構」(東京)の三浦秀昭副理事長は「地域ごとのガイド本があると、一から団体の情報を探す必要がなくなり、患者の気持ちや負担がものすごく楽になる」と評価する。「そばにいるね」は500円。問い合わせは「元気隊」事務局の十河紀子さん(090-8356-1751)へ。(朝日新聞)
May 15, 2010 11:30

◆がん 一緒に乗り切ろう
九州・沖縄8県のがん患者団体の情報を網羅したガイド本「そばにいるね」が話題になっている。命にかかわることもあるがん患者は、闘病でも孤立しがち。励ましあって病を盛りきろうと、福岡市の患者団体が1年がかりで調べ、約90団体を収めた。昨年10月に刷った初版1千部は売り切れ、さらに充実させた改訂版2千部を増刷した。本をまとめたのは福岡市の「がん・バッテン・元気隊」代表の波多江伸子さん(61)。自身も約30年前に甲状腺がんになり、手術やリハビリで乗り越えてきたがん患者。その経験を生かし、患者の相談に乗ったり、「死生学」を大学で教えたりする活動に取り組んできた。がん患者は再発や転移の不安、死の恐怖など深刻な問題に直面する。患者団体は医療機関ごとの小さな患者会や全国組織の支部など様々な形があるが、横のつながりが弱かった。波多江さんは2008年春、福岡市で開かれる「博多どんたく港まつり」のパレードに、がん患者の参加を呼びかけたのを機に「元気隊」を設立。毎年どんたくパレードに参加しながら、団体のネットワーク作りを進めてきた。(朝日新聞)
May 14, 2010 10:45

◆がん修学的治療を支える免疫栄養療法

がん細胞は、増殖する際に多くの栄養を奪うほか、たんぱく質の一種「サイトカイン」という物質を過剰に産生して血液中に放出します。このサイトカインは全身を慢性的に炎症状態とし、低栄養を招いたり、抗がん剤の副作用を増大させたりして、がん治療の続行を困難にします。最近の研究で、魚油に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)という物質が、サイトカインの産生を抑えることが分かってきました。EPAでサイトカインをを抑制しながら、栄養を十分摂取してがん治療を続けていくことが望まれます。(朝日新聞)

May 13, 2010 10:27

◆嘔気・嘔吐への対応
嘔気や嘔吐は、がん治療薬の最も代表的でつらい副作用の一つです。女性であればつわりが、男性であれば、ひどい二日酔いが続く状態を想像してもらえば、そのつらさが分かるでしょう。これをうまくコントロールしなければ、がん治療を快適に続けることができません。現在は消化器に作用する薬のほか、嘔気を感じる脳の部分に直接働きかける新型の吐き気止めもあり、ガイドラインに添って正しく使えば効果的に症状を抑えることができます。(朝日新聞)
May 12, 2010 09:45

◆皮膚障害への対応
分子標的治療薬では、副作用として皮膚に発疹や赤みが出たり、手足に湿疹や亀裂が現れたりすることがあります。これは薬が合っていないのではなく、こうした皮膚症状が強く出る人ほど薬ががんにたいしてよく効いているので、治療を続けることで効果を得ることができます。また症状はステロイドやスキンケアで抑えることができますが、それだけに頼らず、日常生活でも皮膚を清潔にし、皮膚障害が出ないような生活習慣を心がけることも大切です。(朝日新聞)
May 11, 2010 08:58

◆分子標的治療薬が患者さんに届くまで
分子標的治療薬は、適切に使用されると大きな治療効果をもたらすため、近年は世界中で盛んに開発が行われています。しかし日本では従来、薬の承認に諸外国より長い時間がかかったため、分子標的治療薬や術後補助化学療法などの効能追加に関しても約4年ほど遅れている状況が続いてきました。薬の開発にかかる時間とコストの両面で効率化を図るには、国際共同治験への参加が欠かせませ。ひとつの国だけでは非常に困難で、無駄も多くなるからです。新薬の登場は、がん治療の歴史の要所で治療を大きく前進させるインパクトを与えてきました。今後も国際共同治験を積極的に活用し、我が国の患者さん本位の創薬に取り組んでいくことが大切だと思います。(朝日新聞)
May 10, 2010 09:17

◆分子標的治療薬はなぜ効くのか 

分子標的治療薬が従来の抗がん剤と違う点は、文字通り標的となる分子を定めて、そこにピンポイントで働きかける薬であることです。がん細胞は自分自身の細胞が変異したもので、いってみれば遺伝子の「けが」のようなものですが、そのけがをした特定の遺伝子やたんぱく質だけを狙って作用するという特長があります。がん細胞そのものを狙い撃ちするタイプと、がん細胞に栄養を与える血管に作用するタイプの二つがあり、いずれのタイプも事前に患者さんの遺伝子検査をすれば、薬が効くか効かないかが正確に予測できる可能性があります。そのため、これからのがん治療の「オーダーメイド化」を進めていく上では、分子標的治療薬がその中心的役割を担うものと期待されています。(朝日新聞)

May 09, 2010 14:39

◆検証体制の整備必要
食べ物にがんを抑える効果があるかどうかを科学的に調べようという試みも進められている。厚生労働省の研究班は、キノコ類の健康食品にがんを抑制する力があるか調べた臨床試験の結果をまとめた。四国がんセンターや北海道大、京都大学病院など7施設で実施。早期の前立腺がんで、すぐ治療を始める必要がない患者74人(平均年齢73.5歳)に1日4.5グラム、6カ月間、キノコの抽出物から作った食品「AHCC」を食べ続けてもらった。がんの進行度の指標となる前立腺特異抗原(PSA)でみると薬と同様の効果があったのは74人のうち1人だけ。4カ月後にPSAが54%下がったという。研究班は「AHCCに抗がん剤のような効果はないことが分かった。ただ病気の進行が緩やかになる可能性は示唆されるので、さらなる検討が必要だ」と話す。(朝日新聞)
May 08, 2010 10:18

◆生活習慣とがん予防法 3

これからの季節は、紫外線も気になる。世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関は発がんリクスが特に高いものとして、たばこやアスベスト、X線、太陽光などを挙げる。昨夏には日焼けマシン(タンニングマシン)を追加した。皮膚がんや眼球の色素細胞にできるがんのリスクが高まるとしている。ただ、日本セーフティ・タンニング協会は「日本人のような黄色人種に、紫外線への耐性が低い白色人種のデータがあてはまるとは言い難い」と反論。「長時間使えばやけどなどのリスクが上がるのは当然。長くても30分程度、次は1日以上おいて、という使い方を利用者も知ってほしい」と話す。がん予防の効果をうたう健康食品などを使ってみたい。そんなときは、「情報をうのみにしない心がけが必要」と埼玉医科大の大野講師は指摘する。例えば、使った人の体験談や専門家のコメントだけで効果をアピールしているものは信頼性に欠ける。実験データを提示していても、マウスや細胞での実験だけでは科学的根拠としては不十分だ。(朝日新聞)

国立健康・栄養研究所のウエブサイト http://hfnet.nih.go.jp/

May 07, 2010 11:01

◆生活習慣とがん予防法 2
飲酒もがん発症のリスクを高める。大腸がんや食道がん、乳がんなど。飲酒量が増えるに従ってリスクは増加していく。しかし一定量を超えなければ心筋梗塞や脳梗塞など、ほかの病気のリスクを下げる効果があるという。飲む場合、1日あたり日本酒1合、ビール大瓶1本、焼酎は1合の3分の2、ワインはボトルの3分の1ほどに。がん予防のために気をつけることとして、国立がん研究センターは6項目を挙げている。①喫煙 ②飲酒 ③食事 ④身体活動 ⑤体形 ⑥感染 (朝日新聞)
May 06, 2010 08:50

◆生活習慣とがん予防法
厚生労働省研究班は昨年10月、生活習慣とがん予防法について研究成果をまとめた。日本人を対象にした数万から十数万人規模の疫学調査だ。「まずたばこをやめること」と国立がん研究センターの津金がん予防・検診研究センター部長はいう。喫煙は肺がん、胃がん、食道がんの発症リスクを確実に上昇させ、肝がんや膵臓がんでもほぼ確実。喫煙者の発がんリスクは、吸わない人に比べて男性で1.6倍、女性で1.3倍高まる。特に肺がんへのリスクは高く、男性で4.4倍、女性で2.8倍に上昇する。がんで死亡した日本人の20~30%は喫煙が原因とされる。(朝日新聞)
May 05, 2010 09:18

◆がん予防 科学的根拠確かめて
「この食品は、がん予防に効くんでしょうか」 こんな質問を、埼玉県を中心に活動する「がん患者会シャローム」代表の植村めぐみさんは患者や家族らから何度も受ける。その度に同じ質問を返す。「科学的根拠はあるものなんですか?」 がん予防をうたうさまざまなサプリメント(補助食品)がある。通常のがん治療以外の健康食品や民間療法は、補完代替療法といわれる。植村さんは10年前にがんの治療を受け、現在も再発を防ぐために薬を飲み続けている。以前はがんの再発防止に効果があると聞き、アガリクスや漢方薬などを毎月4万~5万円ほど買っていた。「患者自身も何かをしなければいけないという気持ちになる」と植村さんは振りかえる。そんな気持ちを主治医が抑えてくれた。「がんの進行を抑えたり、再発を防いだりという効果が科学的に証明された健康食品はないんです」(朝日新聞)
May 04, 2010 10:01

◆支援 民間が先行
厚生労働省研究班の2008年調査では、がんと診断された時点で働いていた約2600人のうち、31%が依願退職し、4%が解雇されたというデータがある。東大医療政策人材養成講座の研究班が2008年に行った調査でも、仕事の継続を希望していた人の31%が、診断後に仕事が変わっていた。だが、国が2007年から進める「がん対策推進基本計画」では、がん患者の就労支援については触れられていない。国の対策が進まない中、一部の民間企業が動き出した。医療事務大手の日本事務センターは5月、がん経験者らが設立した「キャンサー・ソリューションズ」(CANSOL 東京都)の取り組みに賛同し、ウエブを使った就業マッチングを始める。医学的知識を身につけたがん経験者を雇用したい企業と、社会とつながりたい経験者がお互い、条件を登録する。すでに企業側からは、薬の臨床試験を受ける患者への電話対応や、医師秘書などの依頼がある。乳がん経験者の桜井なおみ・CANSOL社長(43)は「薬や医療行為で多くのがん患者の命は助かる。でも仕事を奪われれば社会的な死に等しく、全国に広げたい」と話す。(朝日新聞)
May 03, 2010 11:26

◆前例ないと言われ
勤務先では、勤続10年以上の社員は、最長3年の休職が認められていた。休職から2年がたち、このまま休み続けるかどうか悩んでいた頃。患者仲間の友人から聞かれた。「今、一番したいことってなあに?」「仕事」と答えた。スーツ姿で歩いている人たちがかっこよく見え、自分が社会から取り残されたように感じていた。会社から1時間以上かかる親元の家を出て、会社にも病院にも近い都心のマンションで一人暮らしを始めた。復職時、産業医に時短勤務ができるか相談した。だが「あなたのようなケースで前例はない」と言われた。抗がん剤の治療の日は朝、病院に行き、採血や問診を受け、出勤。仕事を終えて夕方、病院に駆け込んできた。「会社は、一番、自分らしくいられる場所。やりたかった海外とかかわりを持つ仕事ができ幸せだなって思ってきた。でも病気になり、以前のようには働けない。同じように働き続けられなければ辞めるしかないのかな」 脳や骨にも転移している。治療のために入院が必要で今少し、会社を休んでいる。入院の前日は午前9時から午後11時半まで働いた。また、近く復職するつもりという。(朝日新聞)
May 02, 2010 18:39

◆がん診断後、依願退職3割
大手メーカーに勤める乳がん患者の女性(38)=東京都=は、2年の休職をはさみ働き続けている。がんと分かったのは2002年、30歳の頃。がんは小さく転移はなかった。当時、念願だった海外の客に商品を売り込む部署で実績を上げ始めていた。上司2人に病名は告げたが、「普通に働くから他の人には言わないでください」と懇願した。手術後、半年の抗がん剤治療は金曜夜に受け、副作用で土日は寝込んだが月曜からフルに働いた。年に4、5回は海外出張。残業もこなした。主任への昇格試験も通り「治ったと思い込んでいた」。だが2006年、首にしこりができ、はれてきた。リンパ節への転移だった。心膜にも転移し、心不全となり通勤途上に倒れた。休職し、抗がん剤治療の日々。病院に通う以外は、家で泣いてばかりいた。 続く・・・ (朝日新聞)
May 01, 2010 15:45


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