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C型肝炎の最適な治療 2
さらに、抗ウイルス治療は、治療費が軽減される国の助成制度を活用することもできます。肝がんや肝硬変の発症を防ぐために、肝炎ウイルスの検査を受けたことのない方は、この機会にぜひ検査を受けていただくことをお勧めします。さらに肝炎の治療は時代とともに進歩しているので、感染が確認されているにもかかわらず、治療を受けることをためらっている方がいらしたら、一度肝臓専門医を受診し、最適な治療法をご相談ください。(12月25日 朝日新聞 広告)
Apr 08, 2014 08:33

C型肝炎の最適な治療
C型肝炎の治療は、まず患者さんの状態によって最適な治療法を選択することが重要です。新しい治療薬が登場するたびに最適な治療法も変るので、C型肝炎の治療方針は肝炎治療に豊富な知識と経験を有する肝臓専門医が決定します。治療が開始されれば、患者さんの状態に応じて、普段は地域のかかりつけ医の先生に薬を投与してもらいながら、定期的に専門医を受診することも可能です。(12月25日 朝日新聞 広告)
Apr 07, 2014 08:41

C型肝炎治癒を目指し
さらに新しい治療法である第2世代プロテアーゼ阻害薬を用いた3剤併用療法ではSVR率は約90%となりました。このように抗ウイルス治療が難しいと考えられてきた高齢の患者や、従来のインターフェロンによる2剤併用療法が効きにくいタイプの患者でも、有効な治療選択肢ができ、より多くの患者がC型肝炎の治癒を目指した治療を行うことができるようになりました。(2013年12月25日 朝日新聞 広告)

Mar 10, 2014 08:45

プロテアーゼ阻害薬
インターフェロンなどは他のウイルスにも効果を発揮しますが、2011年にC型肝炎ウイルスに直接作用するプロテアーゼ阻害薬が登場しました。それまでの2剤にプロテアーゼ阻害薬を加えた半年間の3剤併用療法によりSVR率(持続的ウイルス陰性化率)は約70%に向上しました。(2013年12月25日 朝日新聞 広告)
Mar 08, 2014 09:31

抗ウイルス治療
C型肝炎は、C型肝炎ウイルスの感染をもとに進行していく病気であるため、治療はウイルスを体内から排除する「抗ウイルス治療」が基本になります。抗ウイルス治療は、20年以上前にインターフェロン単独療法から始まりました。当時は慢性肝炎が活動期にある一部の患者にのみ適用していました。その後、飲み薬の抗ウイルス薬であるリバビリンが登場し、インターフェロンとの2剤併用療法が行われるようになり、治療期間が1年あるいはそれ以上になることはあるものの、ウイルスを排除できる確率は40~50%になりました。(2013年12月25日 朝日新聞 広告)
Mar 07, 2014 08:45

肝炎ウイルス検査
無料でウイルス検査を実施している医療機関や保健所を利用したり、希望すれば会社の健康診断や人間dドックでもウイルス検査を受けることができます。まずは、ご自身が肝炎ウイルス検査を受けたことがあるかどうか、またその結果がどうであったかを確認していただくことが重要です。(2013年12月25日 朝日新聞 広告)
Mar 06, 2014 08:57

肝炎ウイルス検査
また1992年以前に輸血や手術を受けたことがある方は感染している可能性が高いと言われています。ですから、一度はご自身で肝炎ウイルス検査を受ける機会を作っていただくことをお勧めいたします。肝炎ウイルス検査は血液検査のため、非常に簡単な検査です。また、C型肝炎は現在では頻繁に感染する病気ではないので、一度検査を受けて感染していないことが確認されれば、何度も検査を受ける必要はありません。(12月25日 朝日新聞 広告)
Jan 15, 2014 08:39

HCV抗体検査
C型肝炎ウイルスに感染しても、肝臓の状態を評価する血液検査 AST、ALTの値が悪くならない方もいます。そのため、まずはHCV抗体検査という血液検査(肝炎のウイルス検査)でC型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べます。日本では高齢になるほどC型肝炎ウイルスに感染している率が高いと言われています。しかし、C型肝炎の患者さんの約半数以上の方がどのように感染したかが不明でsることからも、年齢が若ければ感染していないという保証はありません。 (12月25日 朝日新聞 広告)
Dec 28, 2013 08:57

C型肝炎治療
日本は肝がんで亡くなる人が多く、年間で約3万人を上回っています。さらに、肝硬変で亡くなる人も加えると、約4万人にのぼります。肝がんの原因の約7割はC型肝炎ウイルスによるものです。ですから、肝硬変や肝がんの発症を防ぐためには、C型肝炎ウイルスの感染がわかった時点で適切な治療を受けていただくことが非常に大切です。(12月25日 朝日新聞 広告)
Dec 27, 2013 08:57

C型肝炎
C型肝炎は、C型肝炎ウイルスに感染することで引き起こされる肝臓の病気です。C型肝炎ウイルスは血液を介して感染しますが、症状が少ないことから感染に気づかないということが大きな特徴です。血液検査でC型肝炎ウイルスへの感染が確認されない限り、気づいたときには肝硬変や肝がんに進行していることがあります。最近では、高齢の患者さんで、慢性肝炎から肝硬変を経ずに肝がんを発症してしまうけーすも多く見られます。 (12月25日 朝日新聞 広告)
Dec 26, 2013 08:57

「私が助ける」妻の決断
その瞬間、妻の中でスイッチが入った。「子どもたちには父親が必要だ。絶対に私が助ける」。診察室を出るとすぐに電話をした。1年半前に生体肝移植の話を聞いた東京大病院。自分の肝臓が移植できるのか、検査を受けたい、と。「私、移植するって決めたよ」。妻は唐突に言った。「えっ、本当にいいの・・・・」。そう返すのが精一杯だった。東京大病院で検査した。移植を受ける夫の血液型はB型だ。臓器提供者の条件は拒絶反応が起こりにくいB型かO型。妻はO型なので適合していた。残る問題は、妻から必要な大きさの肝臓を取り出すことができるのか、ということだった。身長176センチの夫に対し、妻は154センチ。当然、肝臓も妻のほうが小さい。移植には、最低でも標準的な容積の40%にあたる肝臓が必要だ。妻の肝臓をCT撮影し、大きさを測定した。すると、十分な肝臓を残した上でギリギリの40%に相当する分を取り出せることがわかった。「移植できそうだよ」。妻の言葉に、光が差し込むような気持だった。「ひょっとしたら、元気だった頃のように戻れるかもしれない」。(6月6日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝移植 より)
Jun 12, 2013 07:48

肝機能が急激に悪化
B型肝炎が進行し、肝硬変から肝臓がんを発症した神奈川県西部の男性(55)は、都内の商社に勤めながら、がんの再発と闘っていた。2006年1月、風邪をひいて39度の熱が続いた。すると、眼球の白目や全身の皮膚が黄色くなっていた。強い黄疸の症状が現れた。肝臓の治療を受けていた大西内科(埼玉県)を受診した。院長の大西久仁彦さん(66)は顔色を見るなり、「帰すわけにはいかない」。すぐに入院することになった。風邪が引き金となって肝機能が急激に悪化し、肝不全に陥っていた。意識障害が起こる「肝性脳症」になってもおかしくない状態だった。これまでに感じたことのない疲労感に包まれ、病室のベッドから動けなくなった。「子どもたちの成人した姿を見届けることは、もう無理なんだ・・・・」。中学生と高校生の娘を思い浮かべて、そう覚悟した。妻(51)は大西さんに呼ばれ、こう告げられた。「今までとわけが違う。下手をすると、余命はわずか1カ月しかない」。(6月6日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝移植 より)
Jun 11, 2013 07:39

移植も選択肢
これといって痛みやだるさがあるわけでなく、仕事には出かけていた。ただ、いつまでこの生活が続けられるのか、先が見えない。不安だった。「根本的に治すには、生体肝移植という選択肢もあります」。ある時、大西さんからそう提案された。健康な人の肝臓の一部をもらう治療法だ。どんなものか知っておきたいと思い、2004年6月、紹介された東京大病院(東京都文京区)で診察を受けた。「移植の適応はありそうです」。担当した人工臓器移植外科准教授の菅原寧彦さん(47)は、肝臓のCT画像を見てこう説明した。「なるべく体の状態が良いときに移植をしたほうが、術後の経過もいいですよ」ときっぱり言った。妻(61)は「私はやらない」ときっぱり言った。肝臓を切り取る大きな手術は、想像しただけで怖かった。「それはそうだよな・・・・・」。妻の言葉は当然だと思った。夫とはいえ、他人に肝臓を分けるということは、簡単なことではない。それに自分自身、移植が必要なほど重症だとは、まだ思っていなかった。(6月5日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝移植 より)
Jun 10, 2013 07:51

がん再発
B型肝炎ウイルスの感染を知ってから13年後・・・・。神奈川県西部の男性(55)は2001年、慢性肝炎、肝硬変を経て、肝臓がんを発症した。だが、肝機能の低下が著しいという理由で、行く先々の病院で治療を断られ続けた。1.5センチで見つかったがんは、約1年後に3.5センチになっていた。「もう、時間がない」。2003年2月、肝臓病の治療に実績があるという大西内科(埼玉県鶴ヶ島市)を訪ねた。血液検査で、血小板の数が極端に少ないことが分かった。治療中に出血して、さらに肝機能が悪くなる恐れもある。院長の大西久仁彦さん(66)は、リスクが最小限になるよう、複数の治療法を組み合わせた。肝臓の血管をゼラチン粒などで詰まらせ、がんを秤量攻めにする「肝動脈塞栓術」や皮膚の上から肝臓に針を刺して酢酸を入れ、がん細胞を死滅させる「酢酸注入療法」。1カ月半の治療後、がんは消えていた。しかし、喜びもつかの間だった。1年も経たずに再発。その後は治療と再発を繰り返した。(6月5日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝移植 より)
Jun 09, 2013 08:13

肝炎から13年 がん発見
10年後。医師の懸念通り、慢性肝炎から肝硬変になっていることがわかった。肝臓が硬くなって機能が低下し、肝不全や肝臓がんになるリスクが一段と高まっていた。県内の病院を何軒か訪ねたが、「インターフェロンが効かなければ、ほかに有効な治療法はない」と言われた。「せめて、いまの状態を維持できれば」。好きだった酒もやめた。それから、3年が経った2001年。定期検査を受けていた病院で、肝臓に1.5センチのがんが見つかった。しかし、「うちでは治療できない」と主治医に告げられた。手術に耐えられないほど肝機能が落ちており、治療が引き金になって肝不全を起こし、命取りになるかもしれない、という説明だった。肝臓病の治療施設を、自分で探して回った。大学病院、がん専門病院、放射線の最先端施設・・・・。しかし、どこも同じ理由で門前払いされた。自分には妻と、小学生と中学生の2人の娘がいる。「死ぬわけにはいかない。せめてこの子たちが成人するまでは・・・・」。(6月4日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝移植 より)
Jun 08, 2013 07:54

B型肝炎ウイルスが陽性
「B型肝炎ウイルス『陽性』です。医療機関を受診してください」。1988年、神奈川県西部の男性(55)の自宅に、1通の通知が届いた。数週間後、自宅の最寄り駅で献血をした。検査の結果、ウイルスの感染が判明したという内容だった。当時30歳。ソフトウエアを開発する技術者だった。残業が続くこともあったが、学生時代に登山で鍛えた体力には自信があった。ひとまず、地元の総合病院に行くことにした。診察した医師が言った。「ちゃんと治療しましょう。肝炎が慢性化すると、肝硬変や肝臓がんになることもある」。肝炎ウイルスは主に血液を介して感染するが、原因は特定できなかった。あまり実感がわかないまま、指示された通り、ウイルスの増殖を抑えるインターフェロンの治療を受けた。しかし、ウイルスは体から消えなかった。次にできることは、肝機能を改善する薬で進行を遅らせることを期待するくらいだった。漠然とした不安を抱えつつ、毎日を過ごしていた。(6月4日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝移植 より)
Jun 07, 2013 08:22

治療に新たな選択肢 3
肝細胞がんは抗がん剤が効きにくいと考えられてきたが、分子標的薬「ソラフェニブ」はがんの増殖を抑える効果が確認され、2009年に公的医療保険が適用された。杏林大の古瀬純司教授(腫瘍内科)は「がんを根治する薬ではないが、切除不能の患者さんにとって希望となる」と話す。また、放射線の一種である陽子線や重粒子線を当て、がんの遺伝子を破壊する「粒子線治療」も、先進医療として導入され、研究が進められている。がんが肝臓内の重要な血管を塞いでいる場合や、大きすぎて切除できない場合、ほかの持病があって手術を受けられない場合などに有効とされている。(4月28日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 31, 2013 07:46

治療に新たな選択肢 2
切除を検討するのは、肝硬変の程度が軽度か中程度で、がんの数が3個以内、などの条件が満たされる場合。がんの根治が期待できる方法だが、該当する患者は3割ほどだ。熱擬固療法を選択するのは、がんの大きさが3センチ以下で、3個以内にとどまっている場合。がんのある場所の皮膚の上から電極針を差し込み、熱でがん細胞を死滅させる。がんが4個以上あり、切除できない場合には、肝動脈塞栓療法が適応になる。がんにつながる肝動脈にカテーテルでゼラチン粒を流し込み、血管を詰めて栄養を絶つ。再発しても繰り返し治療できるのが利点だ。これらの3大治療に加え、新しい選択肢も増えている。(4月28日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 30, 2013 07:15

治療に新たな選択肢
肝臓がんで亡くなる人は年間約3万2千人で、肺がん、胃がん、大腸がんに次ぐ。大部分は「肝細胞がん」というタイプが占める。治療しても肝臓の中でしばしば再発を繰り返す。患者の多くはB型、C型肝炎ウイルスの感染が原因。しかし近年、いずれのウイルスにも感染していない患者が増えている。日本大の高山忠利教授(消化器外科)は、「糖尿病や肥満、高血圧症などが関連している」と指摘する。治療の柱は、手術による切除、熱擬固療法、肝動脈塞栓療法の三つ。日本肝臓学界の「肝癌診療ガイドライン(2009年版)では、肝機能の状態やがんの大きさ、がんの数によって治療方針を決める。(4月28日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 29, 2013 07:52

粒子線治療、望みかける 2
今月25日、肝臓のがんに陽子線を、背骨に重粒子線を当てる治療が始まった。治療台に体を固定し、CT画像で確認したがんの形や大きさに合わせ、放射線を照射する。治療は数分間で、熱も痛みも感じなかった。肝臓と背骨に各20回、治療は5月下旬まで続ける予定だ。体調はよく、食事も今まで通り。「一日でも長く、この生活を」。そう思いながら、治療結果に望みをかける。分かるのは早ければ3カ月後だ。かつて消防士として、数々の火災現場に飛び込んだ。助けられない命を前に、何度も悔しい思いをしてきた。だからこそ、この信念は揺らがない。「諦めたらおしまい。だから最後まで闘い続ける」。(4月27日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 28, 2013 07:37

粒子線医療センターを受診
「できることがあれば、僕は応援しますよ」。森口さんはそう言うと、紹介状を目の前で書いた。和歌山へ戻る電車の中でその言葉を思い出し、夫婦二人、涙を流した。3月15日、兵庫県立粒子線医療センターを受診した。肝臓のがんは、すでに5センチを超えるものなど複数あった。後日、精密検査をすると、背骨にもがんが見つかった。初めての転移だった。放射線科医師の橋本直樹さん(33)に「すべてを治療することは難しいですが、それでもよいですか」と問われ、頭を下げた。「できる限りのことをお願いします」。(4月27日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 27, 2013 07:45

粒子線治療、望みかける
肝臓がんは、再発を何度も繰り返すことが多い。和歌山市の豊田富史さん(69)は、約6年で2度の手術、15回の肝動脈塞栓療法を受けたが、がんの再発は止まらなかった。「先生、この治療を受けたいんです」。今年3月6日、意を決して日本大板橋病院(東京都板橋区)の主治医、森口正倫さん(53)に相談した。手元には、持参した兵庫県立粒子線治療センター(兵庫県たつの市)の資料があった。放射線の一種、陽子線や重粒子線を使い、ピンポイントでがん細胞の遺伝子を破壊する「粒子線治療」の施設だ。自分の病状が治療の対象になるのかどうかわからない。部分的に公的保険が使える先進医療の一つだが、治療費約300万円は自己負担。それでも、「たとえ家を売っても、命には代えられない」という思いだった。(4月27日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 26, 2013 07:35

治療に限りがある塞栓療法
しかし、それもつかの間の喜びだった。見えるがんをたたいても、また別の場所から再発する。いたちごっこになった。塞栓療法は治療に限りがある。繰り返しているうちに、血管が細くなって縮んでしまうからだ。今年2月、森口さんは16回目の治療を検討したが、残っている血管をこれ以上詰めると肝不全を起こすリスクがあると判断。中止を決めた。「やれることはすべてやろう」。森口さんと話し合い、がんの進行を抑える分子標的薬「ソラフェニブ」の服用も新たに始めた。頻繁に下痢に襲われる。副作用はつらいが、それでも効果を信じ、毎日飲み続ける。手術、塞栓療法、新薬・・・・・。いろいろな方法を試した。残された治療法はまだあるのか。(4月26日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 25, 2013 07:44

おびただしいがんは消えたが・・・
切除手術で入院した際は、妻の嘉子さん(69)に付き添ってもらった。でも、嘉子さんの血圧が高いのが気がかりだったので、今回は負担をかけないよう自宅に残した。代わりに朝昼晩と携帯電話で体調を伝えた。入院生活で知り合った都内の「がん友達」らが、しばしば煮物を持って見舞いに来てくれた。郷里を遠く離れ、治療を受ける身を案じてのことだ。病室は、いつもにぎやかだった。8月、5回目の塞栓療法で入院した。約半年前の血管造影で写っていたおびただしい数のがんが、ほぼ消えていた。森口さんは「効果が出ていますね」と言った。うれしかった。診療後すぐ、嘉子さんへ電話をかけた。「このまま治ってしまえばええなあ」。(4月26日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 24, 2013 07:14

血管塞ぐ治療も手詰まり
小さながんが肝臓の全体に散らばり、切除できない状態になった和歌山市の豊田富史さん(69)は、2011年1月から、「肝動脈塞栓療法」を受け始めた。太ももから管(カテーテル)を通し、がんの近くの肝動脈に抗がん剤を入れた後、ゼラチン粒を詰める。がん細胞に栄養と酸素を運ぶ血管を塞ぐことで、がんを兵糧攻めにして死滅させる治療だ。日本大板橋病院(東京都板橋区)の担当医、森口正倫さん(53)は、検査画像で見えるがんを、この方法で一つひとつたたいていった。約1週間の入院を毎月のように繰り返し、そのつど、再発がんをつぶした。(4月26日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 23, 2013 08:02

肝動脈塞栓療法
自身も甲状腺がんが見つかり、治療を受けたばかり。幸い手術で摘出できたが、夫の気持を思うと胸が潰れそうだった。「この状態では手術はできません。でも、別の治療法があります。そちらで頑張りましょう」。高山さんが選んだのは「肝動脈塞栓療法」。がんに栄養を送っている血管に、抗がん剤とゼラチン粒を入れる。抗がん剤でがんを攻撃しつつ、血管を詰まらせることで、その先のがんを死滅させる治療だ。「くよくよしても仕方ない。別の方法でもいいから早く、がんをたたいてもらおう」。がんとの闘いを諦めるつもりは毛頭なかった。(4月25日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 22, 2013 07:51

全肝多発
それから約1年後・・・・・・。CT検査で肝臓に1カ所、がんがまた見つかった。「3度目の手術」が検討された。「また先生に取ってもらえば大丈夫だろう」と思いながら入院した。ところが、がんは一つではなかった。血管造影をしてみると、肝臓に小さな影が20個以上点在していた。肝臓全体にがんが散らばっている「全肝多発」という状態だった。「お父さん、もうあかんかもしれん・・・・・・・」。今までの再発とは違う。妻の嘉子さん(69)は画像を目にして思った。(4月25日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 21, 2013 07:57

再発、手術、なのにまた
「がんは治ったんや」。2007年8月、早期の肝臓がんを手術で取った和歌山市の豊田富史さん(69)は順調に回復した。退院から数カ月後には、夫婦で食べ歩きや旅行にも出かけられるようになった。3カ月に一度、手術を受けた日本大板橋病院(東京都板橋区)まで検査に通い続けた。「今回も大丈夫ですよ」という安心の一言をもらうため。いわば、「お守り」のようなものだった。手術から2年5カ月たった10年2月。思いがけない検査結果が出た。肝臓に約1.5センチのがんが2個見つかった。「肝臓がんって、再発するのか・・・・・」。手術前の体重に戻り、がんを忘れるほど体調が良かった。それだけに動揺した。「きっちり決めた日に検査に来てくれるから見つかったんですよ」。主治医の高山忠利さん(57)の言葉が救いだった。まもなく2度目の手術を受け、がんは取り除かれた。(4月25日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 20, 2013 08:03

手術後、順調に回復
「この先生にすべてを任せよう」。人生で初めての手術だったが、覚悟が固まった。がんの大きさは3センチ。肝臓の右下のほうにあった。メスで肝臓を切り開きながら、細かい血管を1本づつ絹糸で縛る地道な作業を繰り返す。がんの部位を取り除き、手術は約4時間で終わった。家族控室でじりじりと待っていた妻の嘉子さん(69)は、手術室から出てきた高山さんに「ちゃんととれましたよ」と言われ、一気に力が抜けた。病室のベッドの脇には、「ヴィーナ」の写真。見るたびに「早く戻って散歩してやろう」と自分を励ました。点滴台を引っ張って院内を歩き、リハビリに努めた。回復は順調で、約2週間後に退院を迎えた。しばらくすると持病の腰痛が悪化して、長時間歩くことができなくなった。思い切って腰の手術を受けると、見違えるようにスタスタ歩けるようになった。食事も外出も、日常生活はこれまで通りに戻った。「がんは一度切ったらそれで終わり」。そのときはまだ、そう思っていた。(4月24日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 19, 2013 08:06

手術に備え4キロ減量
和歌山市の豊田富史さん(69)は2007年8月、日本大板橋病院(東京都板橋区)で肝臓がんと診断された。肝臓がんの患者に多いB型、C型肝炎ウイルスには感染しておらず、原因はわからなかったが、比較的早期の段階だった。「がん」と言われることは覚悟していた。それよりも「手術できる」という診断に、ようやくほっとした。ただ、消化器外科教授の高山忠利さん(57)に「脂肪が多いと手術が難しくなるので、2週間後の手術までに、最低3キロはやせてください」と告げられた。検査で「脂肪肝」であることが分かった。脂肪があると肝臓の組織がもろくなり、手術中に出血を起こしやすい、という。わかりやすい言葉での説明だった。「そういうことなら、自分でできることをやろう」と納得した。さっそく主食をキャベツに換え、約束の期限までに65キロあった体重を4キロ落とした。「明日は僕も頑張りますので、豊田さんも頑張ってくださいね」。手術前夜、病室に来た高山さんにこう声をかけられ、握手を交わした。(4月24日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 18, 2013 08:09

診療科たらい回しに焦り 2
「ひょっとして『がん』なんじゃないか」。自分でも思い始めていた。ならば一日も早く取ってしまいたい。それなのに、医師からは「2,3カ月おいても問題なし」とあしらわれた。治療はおろか、検査も進まない。いらだちが募った。ヴィーナがいつも以上にこちらの目をのぞき込む。下痢もするようになった。「この子も心配してくれるんやな」と申し訳なく思った。「早く手術ができるところにお願いしよう」。結婚して実家を離れていた2人の娘たちにも手伝ってもらい、日本大板橋病院(東京都板橋区)を見つけた。8月、すがる思いで病院の外来へ電話をすると、3日後の予約がすんなり取れた。特急や新幹線を乗り継いで片道5時間。慣れない大都会に行く負担は大きいが、「信頼できる先生に診てもらいたい」という一心だった。診察した消化器外科教授の高山忠利さん(57)は、検査画像を示しながら、落ち着いた声で言った。「肝臓のここ、3センチのがんがありますが、手術できますよ」。(4月23日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)
May 17, 2013 08:07

診療科たらい回しに焦り
「待て!」「よし!」。体の引き締まった黒のラブラドールレトリバーが、かけ声に合わせてきびきび動く。2007年5月。和歌山市の豊田富史さん(69)は「息子」の活躍に上機嫌だった。オスの「ヴィーナ」は当時5歳。京都であった家庭犬の訓練競技会に出場し、初めて1位を獲得した。消防士だった。定年の2年前に持病の腰痛が悪化して退職。その後は、愛犬を車に乗せて競技会を回るのが趣味だった。ヴィーナが初優勝した翌月、近所の診療所で成人病の検査を受けた。体調に不安はなかったが、妻の嘉子さん(69)が検査するというので、「自分もついでに」という気持だった。血液検査で肝機能が悪いことがわかり、翌週、超音波検査を受けた。医師は器具をおなかに当て、画像を見ながら言った。「肝臓にややこしい影がある」。MRIで調べると、肝臓に1カ所、腫瘍があった。「良性か悪性かは分からないが、精密検査を受けたほうがいい」。県内の総合病院を紹介され、すぐに向かった。ところが、診療科をたらい回しにされ、検査の日程すら決まらない。(4月23日 朝日新聞 患者を生きる 消化器 肝臓がん より)

May 16, 2013 08:21

高齢化社会へ向けて
超高齢社会をむかえつつある中、高齢者の方も多くインターフェロン治療を受けられています。しかしながら、高齢者のためのインターフェロン治療ガイドは、残念ながらまだ策定されていないのが現状です。KULDSで集計される多数の高齢者の臨床データが、我が国だけでなく、今後高齢社会をむかえる他の国々でも活用されることが期待されます。多くの新薬は欧米メーカーが開発していますから、使用ガイドラインも欧米人を基準に作られています。高齢の日本人の場合、薬の量をどれくらい加減すべきかといった『さじ加減』も重要で、実臨床データを集めることで明らかになるはずです。肝炎治療の成績が向上し、肝がんの発症が確実に減少するのに加え、画像診断技術の向上で肝がんの早期発見も可能になり、早期に発見であればあるほど患者さんの予後も良好です。
Apr 09, 2013 08:37

今後の課題
治療成績や副作用の現れ方などは、より多くのデータを集めなければ正確な情報が得られません。複数の病院が臨床データを共有することで、色々な点が分かるようになったのが意義深いですね。情報を共有することで、検査段階での正確さも生まれます。例えば、治療を開始してC型肝炎ウイルスが早く血液から消えた患者さんが有効である確率が高いこと、副作用のため薬剤を減量する場合、効果には影響を及ぼさない減量はどこまでなのかなど、私ども治療を行う医師にも、また患者さんにとっても重要な情報を得ることができました。そうした情報をもとに、C型肝炎ウイルスの消失が遅れている患者さんには、治療期間を延長したり、副作用で減量が必要な場合の量を決定することができました。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 08, 2013 08:50

副作用が問題視
3剤併用療法は、C型肝炎に対する治療成績が非常に良好である一方で、副作用が問題視されています。複数の副作用が報告されている中で、貧血、皮膚症状、腎障害などが、特に注意すべき副作用と言えます。そこで現在、3剤併用療法を適用する場合は、皮膚科や腎臓内科などの複数の診療科が連携し、副作用への迅速で適切な対応を図る医療体制が整えられています。高齢の患者さんに3剤併用療法を行う場合、感染症を誘発する危険性を指摘する報告もあります。そのため、患者さんの身体状態を慎重に観察しながら、何らかの副作用が現れたら薬の量を減らしたり、皮膚炎に対する治療も早めに行っていますので、私ども「KULDS」への参加施設では重篤な副作用は経験していません。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 07, 2013 08:03

C型肝炎ウイルス
有効という意味は、C型肝炎ウイルスが患者さんの体から完全に無くなるということです。その結果痛んでいた肝臓もほぼ正常に回復しますし、肝がんの発症もきわめて少なくなります。ですので、C型肝炎に悩んでいる多くの患者さんにこの治療をお勧めしたいのですが、まだまだ受けようとする方は少ないようです。やはり自覚症状の乏しさが、肝炎検査受診率の伸び悩みに結びついているのでしょう。C型肝炎は20~30年の経過で肝硬変へ、そして肝がんへと進行します。しかし慢性肝炎は高度に進行するまで自覚症状が乏しいため、「健康だから大丈夫」と考える人が多いようです。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 06, 2013 08:48

C型肝炎への3剤併用療法
慢性肝炎の治療法は着実に進歩しています。新しい治療薬も開発され、臨床応用されています。C型肝炎の治療は、ウイルスの増殖を抑えるインターフェロンが第一選択なのですが、10年ほど前、インターフェロンと抗ウイルス薬「リバビリン」を組み合わせる「2剤併用療法」が承認され、治療成績が向上しました。しかし、C型肝炎ウイルスの遺伝子2型に感染している場合、80%有効ですが、1型に感染している場合は50%とその有効性は満足できるものではありませんでした。一昨年末から、このインターフェロンが効きにくい遺伝子1型に感染している患者さんに対しては「テラプレビル」という新薬を加えた「3剤併用療法」が行われています。その結果、有効率は85%まで向上しました。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 05, 2013 08:46

肝がんを減らすために 2
B型肝炎についてはもう一つ新たな問題が起こっています。近年、強力リウマチ治療薬や抗がん剤が開発され、その効果には目を見張るものがあります。しかし、その強力性のためそれらを投与された患者さんの中で、いったん治癒したB型肝炎が再活性化することが判明しました。ですので、そのような治療を受けるときは、過去にB型肝炎に感染したかどうか血液検査を受けることが大切です。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 04, 2013 08:39

肝がんを減らすために
肝がんの原因の大半が、C型及びB型肝炎であることは、かなり前から知られていました。しかし、まだ的確な治療を受けていないウイルス性慢性肝疾患の患者さんは多いようです。C型肝炎は血液を介して感染しますので、血液中にウイルスが存在していることが分かっていなかった時代の輸血などの医療行為が、主な感染ルートとされています。現在では、十分な予防対策がされていますので、医療行為による感染はほとんどなくなりました。一方のB型肝炎ウイルスは、出産時の母子感染を中心とする家庭内感染が主な感染ルートで、乳幼児期に感染すると慢性化することが知られています。成人では性交渉による感染の危険があります。従来、成人が感染した場合は慢性化せずに完治するというのが定説でした。ところが近年、欧米に多い遺伝子型を持つB型肝炎ウイルスの感染者が国内でも増えています。この欧米型ウイルスは成人が感染しても慢性化することがあり問題となっています。(3月30日 朝日新聞 広告)
Apr 03, 2013 08:46

手術・抗がん剤改良 2
大腸がん以外でも、卵巣がんや乳がん、胃がんで肝臓以外に目に見える転移がない場合は生存期間を延ばすために、肝転移を手術することもある。手術では、抗がん剤治療は短期間に集中的に行うなど、最初から手術を想定した治療計画が必要だ。抗がん剤治療を長期間続けると肝臓の働きが悪くなり、切除できる肝臓の量が限定される恐れもあるからだ。かかっている病院に肝臓外科医がいなければ、別の病院でセカンドオピニオン(別の医師の意見)を聞くのもいい。日本肝胆膵外科学会が指定する修練施設には、肝臓手術に詳しい医師がいる。学会のサイト(http://www.jshbps.jp/retrieval.html)で検索できる。(12月11日 朝日新聞)
Dec 18, 2012 08:58

手術・抗がん剤改良
手術の増加や手術成績の向上、新しい抗がん剤の登場により、生存率も高くなっている。国土典宏東京大教授(肝胆膵外科)によると、15年前に比べて、肝臓に転移した大腸がん患者の5年生存率が15ポイント近く上がったという。手術成績の向上は、手術方法の改良が一因だ。がんのある側にいく血管を縛って血流を止め、切る側の肝臓を縮めてから切除する方法や、一部切除した後、肝臓の再生を待って再度切除する「多段階切除法」もそのひとつだ。がんのある部分だけをくりぬく切除法もある。穴のあいたチーズにちなんで「スイスチーズ」と呼ばれる。抗がん剤も進歩している。10年ほど前には、抗がん剤でがんが縮小する患者が2割程度だったが、最近は5割以上に達する。抗がん剤で転移がんを縮小させ、手術が可能になることもある。(12月11日 朝日新聞)
Dec 17, 2012 08:54

大腸から転移なら根治期待も 2
横浜市立大病院の田中邦哉准教授(消化器外科)は「大腸がんの肝転移なら、手術で根治する可能性もあるし、根治しなくても生存期間を長くする効果も期待できます」と話す。ただし、大腸がんの肝転移が全て、手術できるわけではない。肝臓以外の転移がなく、開腹手術に耐えられる体力が必要だ。肝臓は再生するとはいえ、必要な量を残さないと生命に危険が及ぶため、転移がんの大きさやできた場所、個数によっても手術できない場合がある。(12月11日 朝日新聞)
Dec 16, 2012 09:00

大腸から転移なら根治期待も
がんは、肝臓や骨、腹膜などに転移しやすい。肝臓への転移は、膵臓がんの7割、卵巣がんは6割、大腸・肺がんは4割に起こるとのデータがある。大腸がんが肝臓に転移する人は年約2万人に上る。がん細胞は血流に乗って全身に広がり、転移が起こる。このため一般的には、一つの臓器の転移だけ切除しても、他の臓器にもがん細胞のある可能性が高く、転移がんは治りにくい。大腸がんの肝転移は例外だ。大腸から直接、がん細胞が肝臓に流れていると考えられ、他の臓器に転移のある可能性が低いからだ。(12月11日 朝日新聞)
Dec 15, 2012 08:40

2度切除し職場復帰
千葉県の小原大輔さん(34)は3年前、腰の激痛がきっかけで大腸がんが見つかった。S字結腸や周辺のリンパ節を手術で切除したが、肝臓にも5センチ超の転移がんが12個あった。医師からは「転移がこんなにあったら、肝臓の手術は無理です。抗がん剤で進行を抑えましょう」と言われた。約1年後、横浜私立大病院で別の抗がん剤治療を受けた後、肝臓に転移したがんを手術で切除することができた。手術から2カ月後、職場に復帰した。昨年6月、肝臓に転移がんが再発したが、再度、手術で切り、また職場に復帰した。「5年生存率が5割と聞いているけれど、だからって、へこみたくない」と小原さんは言う。(12月11日 朝日新聞)
Dec 14, 2012 08:40

肝転移がん 治療進歩
がんが、最初にできた臓器から別の臓器に広がる「転移」。手術が難しく、治りにくいというイメージが強い。しかし、大腸がんなどが肝臓に転移した場合は、手術ができ、根治できる例も増えている。手術方法の改良や新しい抗がん剤の登場で、治療成績も上がっている。(12月11日 朝日新聞)
Dec 13, 2012 08:43

年齢や体格見極め処方 2
治験を中心になって進めた虎の門病院分院(神奈川県)の熊田博光分院長は、66歳以上、体重50キロ以下、ヘモグロビン値が低いなどの条件が当てはまる患者には、添付文書の用量に比べ750ミリグラム少ない1日1500ミリグラムで処方している。用量を減らしても効果に差はない上、副作用は大幅に減ったという。「医師のさじ加減が重要な薬だ」と指摘する。テラプレビルはプロテアーゼ阻害薬の「第1世代」で、現在、国内では複数の「第2世代」の治験が進んでいる。第2世代では、副作用はほとんどないと期待され、早ければ来年末にも承認される見通しだ。関西ろうさい病院(兵庫県)の林紀夫院長は「肝炎が進んだ指標である肝臓の繊維化がなければ、次世代の薬を待つという選択肢もある。インターフェロンを使わずに済む新たな治療薬の開発も進んでおり、肝炎治療は数年で大きく変るだろう」と話す。(5月29日 朝日新聞)
Jun 07, 2012 07:42

年齢や体格身極め処方
テラプレビルは、発売前から従来の治療法に比べ、重い副作用が課題となっていた。治験では、約9割に貧血、約4割に発疹などの重い皮膚障害がみられた。発売元の田辺三菱製薬は、薬の納入先を肝臓専門医が常勤し、皮膚科専門医と連携できる医療機関に限っている。厚生労働省も承認条件として、患者3千人を対象に市販後に新たな副作用が出ないかどうかの調査を求めた。その結果、5月8日時点で520施設、3358人が使ったが、透析が必要など、17人に重い腎機能障害が出ていた。当初、想定されていなかった副作用だ。同社は使用開始から1週間以内は少なくとも週2回、腎機能検査を行うほか、腎機能の状態が悪化した場合、薬の中止も検討するよう求めた。日本肝臓学会は18日に発表した指針で、66歳以上には原則、テラプレビルを使わないよう求めた。(5月29日 朝日新聞)
Jun 06, 2012 08:00

つらい・・・・でも効果確認
治療開始から2週間でウイルスは消えた。湿疹や貧血、食欲不振などの副作用に悩まされたが、5月中旬にテラプレビルによる治療が終わった。今もペグインターフェロンなどの治療は続くが、体調はだいぶ改善したという。女性は「副作用がこんなにつらいとは思わなかったが、今後もずっとウイルスが消えてほしい」と話す。テラプレビルは、C型肝炎ウイルスの増殖にかかわる、たんぱく分解酵素プロテアーゼの働きを阻害し、ウイルスが増えるのを抑える。C型肝炎ウイルスには、1型と2型の遺伝子タイプがあり、日本人感染者では1型が約7割を占める。テラプレビルは、1型でウイルス量が多く、まだ感染していない患者か、従来の治療法では完治しなかった患者が対象となる。国内で行われた臨床試験(治験)では、三つの薬の併用治療で未治療患者の73%、従来の治療後、再びウイルスが増えた再燃患者については88%に、6カ月間、ウイルスが消える効果が確認できた。(5月29日 朝日新聞)
Jun 05, 2012 07:27

肝炎新薬、重要な「さじ加減」
肝臓がんの原因となるC型肝炎の患者は、国内で150万~200万人に上る。昨年11月に新薬「テラプレビル」が登場し、従来の治療法で完治しなかった患者にも効果が期待できるようになった。しかし、市販後の調査で重い腎機能障害が発覚した。専門家は、慎重な使用を呼びかけている。C型肝炎に感染している千葉県松戸市の女性(63)は2007年から、ウイルスを排除する薬「ペグインターフェロン」と「リバビリン」による治療を48週間続けた。しかしウイルスは完全に消えず、再び同じ治療を受けた。2010年2月には肝臓に約3センチのがんが見つかり、ラジオ波から出る熱でがんを壊死させる治療を受けた。完治を目指し、今年2月、主治医の新松戸中央総合病院の島田紀朋・消化器肝臓科部長の勧めで新薬「テラブレビル」による治療を始めた。(5月29日 朝日新聞)
Jun 04, 2012 07:44

先を見通して治療受けて
しかし抗ウイルス薬のリバビリンと組み合わせた療法が登場した2002年には20%に、ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法が始まった2005年には48%~55%と、成績が上昇した。2009年に治療期間が1年から最長1年半の延長が認められ、さらに10%ほど成績が上がると見込まれている。新薬のプロテアーゼ阻害剤「テラプレビル」も25日に保険適用された。従来の治療法と併用した治験では73%と、さらに成績が上がると期待されている。治療期間も半年と短い。ただ皮膚症状などの副作用が出やすく、熊田博光・虎の門病院分院院長は「皮膚科医の協力が得られる肝臓の専門医がいる施設での治療に限定される」という。こうした治療が効かなかったり、高齢で副作用に耐えられない場合は、グリチルリチン製剤やウルソデオキシコール酸など、肝機能の改善薬で肝硬変や肝がんへの進行を遅らせる対症療法が選ばれる。溝上さんは「今後、新しい薬が出ても、肝硬変まで進むと治りにくい。現在自覚症状がない場合も専門医にかかり、先を見通した治療を受けてほしい」としている。(朝日新聞・患者を生きる・感染症・C型肝炎・情報編 より)

Dec 02, 2011 09:21

肝がん発症を防ぐため
国内では年間3万人以上が肝がんで亡くなり、約8割がC型肝炎ウイルスが原因とされる。血液を通じて感染するため、輸血や血液製剤、注射器の使い回しなどの医療行為で感染が広がった。感染者は150万~200万人いるとみられている。国立国際医療研究センター肝炎・免疫研究センター長の溝上雅史さんによると、ウイルスに感染すると、約7割の人が約10~20年で肝硬変に、さらにその約7~8割が約10年で肝がんに進行する。慢性肝炎の治療の中心となっているインターフェロンは、体内からウイルスを排除することで炎症を抑え、肝硬変やがんへの進行を防ぐ効果がある。ただ、この効果はウイルスの型によって異なる。日本の患者の約7割が1b型という効きにくいタイプだ。そのため1b型でウイルス量が多い患者のうち、単独治療でウイルスを排除できたのは、インターフェロンが登場した1992年当時は約9%と低かった。(朝日新聞・患者を生きる・感染症・C型肝炎・情報編 より)
Dec 01, 2011 09:21

肝臓がんの全ゲノム解析
肝臓がんの全遺伝情報(ゲノム)を、国立がん研究センターと東京大先端科学技術研究センターが解読した。「国際がんゲノムコンソーシアム」の一環。C型肝炎に感染後、がんになった男性を調べた。今後は約500人の患者のゲノムを解析、肝臓がんに特有な異常を特定し、診断や治療の開発に役立てる。手術で摘出したがん組織のDNAを解析。白血球のDNAと比べると、がん組織の遺伝子の63カ所でDNAの構造や配列に異常が見つかった。細胞が異常に増殖してがんになるのを抑える遺伝子にも異常があった。(朝日新聞)
May 11, 2011 08:59

進化する肝臓がん治療
肝動脈にカテーテルを挿入し、抗がん剤をダイレクトに肝臓に送り込む「肝動注療法」ならば、肝機能がよければソラフェニブより高い確率での延命が可能と考えられます。さらに、従来の肝動注療法に改良を加えた「NEW-FP療法」を行った場合、平均生存期間は27ケ月、7割以上の患者さまで腫瘍の縮小が見られ、縮小後一時治癒まで得られる例も4割あります。肝動注療法、NEW-FP療法とも高度な技術と専門知識が必要なため、どこの病院でも受けられるわけではありません。しかし着実に普及していますので、かかりつけの病院で「治療不可能」と診断されても、決してあきらめていけません。肝臓がんと診断された場合は、専門医とじっくり相談し、最適な治療法を選択してください。(朝日新聞)
Mar 31, 2011 09:07

肝臓がん治療法
肝臓がんの治療法として、外科手術による腫瘍の切除、ラジオ波による焼灼(しょうしゃく)など、いくつかの選択肢があります。ただ、腫瘍が一定以上に大きくなり血管のなかにがんが入り込む「進行肝細胞がん」の場合、切除や焼灼、肝動脈塞栓は困難。そのため、分子標的薬の「ソラフェニブ」が欧米では標準の治療薬になっていますが、この薬は「がんの進行を抑える薬」であって、「治す薬」ではないとされており、患者さまの平均生存期間は10カ月前後です。(朝日新聞)
Mar 30, 2011 09:19

インターフェロン療法
C型肝炎感染が確認された場合、インターフェロンによる治療を行います。日本人に多いのは、従来のインターフェロンが効きにくいとされたC型肝炎ですが、治療ガイドラインや治療薬が年々進歩しており、5割以上の患者さまでウイルスを排除できるようになりました。また効きやすいタイプでは8割の患者さまがウイルスを排除できています。現在はインターフェロン治療に対する助成金制度もあり、経済的負担も軽くなっています。(朝日新聞)
Mar 29, 2011 09:28

肝臓がんを防ぐ方法
肝臓がんを防ぐ最善の方法は、肝硬変やがんに移行する前に肝炎を発見し、適切な治療を受けることです。肝炎ウイルスへの感染は簡単な血液検査で調べることができますから、30歳以上の方は、各地域の保健所やかかりつけの医療機関等で肝炎の検査を受けるようにしてください。(朝日新聞)
Mar 28, 2011 09:21

肝臓がんの主原因 2
B型肝炎は母子感染が慢性化の主な原因(ワクチン投与で最近は多くの患者さまで予防されています)、健康な大人が感染しても、一部の例外を除き慢性化するケースは少数です。肝臓がんの原因としては全体の10%程度ですが、肝硬変に移行することなくがん化することもあるため警戒が必要です。最近は脂肪性肝炎など肝炎ウイルス以外の原因も増えてきています。(朝日新聞)
Mar 27, 2011 09:16

肝臓がんの主原因
肝臓がんの主な原因は、C型・B型肝炎の持続感染です。日本では、C型肝炎が20~25年ほどかけて肝硬変に移行し、がん化するケースが全体の約75%を占めています。C型肝炎ウイルスは、25年前に発見されたウイルスでそれ以前に行われた輸血などの医療行為、その後も薬物乱用による注射器の使い回し、入れ墨などが感染ルートに考えられていますが、明らかな原因が分からないこともあります。筑後地方にC型肝炎が多い原因の一つとして、日本住血吸虫(現在は存在しません)の多棲も指摘されています。(朝日新聞)
Mar 26, 2011 11:20

併用療法での完治とは
ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法で治療を終えて24週後に、血液検査でC型肝炎ウイルスが消えていれば、完治と考えます。完治すると、硬くなっていた肝臓はゆっくりと元の柔らかい状態に戻り、肝がんを発症する確率も大幅に低下します。ただし、治療前に小さながんができている場合もあります。そこで完治後も定期的に血液検査やエコーなどの画像検査を受けて、肝がんを発症していないかチェックしてもらうことが大切です。(朝日新聞)
Feb 13, 2011 11:13

医療費助成制度
C型肝炎の根治を目指すインターフェロン治療を受ける場合、入院費、薬剤費、診察費などの自己負担の上限額が、原則1万円(所得の多い人の世帯は2万円)となります。この制度を利用するためには、所定の書類をそろえて保健所に申請する必要があります。申請が認められると、受給者証が交付され、治療の際にそれを医療機関の窓口に提出する仕組です。医学的に有効な場合は、再治療でも助成を受けることができます。(朝日新聞)
Feb 10, 2011 09:54

インターフェロン治療

C型慢性肝炎の人は、肝硬変や肝がんにならないうちに、インターフェロン(注射薬)を使った治療でC型肝炎ウイルスを排除することが原則です。インターフェロン治療は1992年に始まりましたが、治療法は大きく進歩しています。まずリバビリン(飲み薬)と併用すると効果が高まることが分かりました。その後、それまで週3回必要だった注射が週1回ですむペグインターフェロンも使われるようになりました。現在ではペグインターフェロンとリバビリンの併用療法が、標準の治療法として定着しています。(朝日新聞)

 

Feb 09, 2011 09:57

C型肝炎ウイルスの感染経路
C型肝炎は血液を介して感染します。1992年以前に輸血を受けた人、大きな手術を受けた人、出産時に大量出血した人などは、感染の可能性があるので、感染の有無を調べる血液検査を受けましょう。なお、現在は対策が取られたので、輸血での感染は心配いりません。母子感染はゼロではありませんが、少ないと考えられます。夫婦間の感染もまれです。食器の共用や入浴など、日常生活で感染することはありません。(朝日新聞)
Feb 07, 2011 09:48

肝がん 線維化の程度
線維化の程度は血小板が目安で、10万以下なら肝硬変の可能性が高いと考えられます。線維化の進んだ人、高齢者、お酒をたくさん飲む人、ALTの高い人、肥満や糖尿病のある人、肝臓に鉄分がたまっている人などは、C型肝炎の中でも肝がんを発症しやすい人です。C型肝炎の人は肝臓に鉄分がたまりやすいので、鉄分を控えめにした食事が適しています。肝がんの治療法はいろいろありますが、肝臓やがんの状態によって使い分けます。よく使われるのは、切除手術、ラジオ波焼灼術、肝動脈塞栓術、分子標的治療薬です。(朝日新聞)
Feb 05, 2011 11:10

肝硬変、肝がんへと進む危険
近畿各県は肝がんで亡くなる人の多い地域です。肝がんの原因となるC型肝炎の人が多いと考えられています。C型肝炎ウイルスに感染すると、約3割の人は自然にウイルスが排除されて治りますが、約7割の人は慢性肝炎となります。慢性肝炎になると次第に肝臓が悪くなります。これを線維化といいます。線維化の程度が進むにつれて肝がんを発症しやすくなり、肝硬変にまで進むと年間約8%の割合で肝がんを発症します。これは10年で80%の人が肝がんになることを意味する数字です。(朝日新聞)
Feb 04, 2011 09:52

肝がん医療巡り専門医が講演
「きっとかなう夢のために肝がんの不安がなくなる世の中を目指して」と題した「肝臓医療講演」が5日、福岡市博多区博多駅前2丁目の福岡ファッションビルである。無料。北海道の医師を中心とする「肝がん検診団」などの主催で、B型肝炎訴訟の九州原告団の後援。当日は午前9時半開場。第一部は午前10時から、札幌緑愛病院の川西輝明・肝臓センター所長が「ウイルス性肝炎の最新治療と肝炎対策の現状について」と題して講演する。第二部は「歌の集い」。ギターの弾き語りなども予定する。(朝日新聞)
Feb 03, 2011 10:11

肝がんの7~8割はC型肝炎が原因
肝がんは原因の7~8割をC型肝炎が占めています。C型肝炎を治療してC型肝炎ウイルスを排除すれば、肝がんになる確率を大幅に下げることができます。治療法が進歩し、多くの人がC型肝炎ウイルスの排除に成功しています。C型肝炎ウイルスに感染しても自覚症状はありません。そこで、感染の有無を血液検査で確かめることが大切です。この検査は保健所や多くの医療機関において無料で受けることができるので、ぜひ利用していただければと思います。(朝日新聞)
Feb 02, 2011 09:48

200万人弱がC型肝炎ウイルスに感染
日本では150~200万人の人がC型肝炎ウイルスに感染していると考えられています。C型肝炎は治療しないで放置すると、肝硬変、肝がんへと病気が進む危険があります。しかし、治療方法も進歩し、多くの人が治るようになりました。厚生労働省もC型肝炎を大きな社会問題として捉え、医療費助成制度を充実させています。C型肝炎ウイルスを排除し、肝がんを予防することが大切です。(朝日新聞)
Jan 30, 2011 11:07

肝炎・肝臓がんはどんな検診態勢?
多くの自治体がB型、C型肝炎ウイルスの検査の公費助成をしています。40歳や45歳で必ず1回はチェックしましょう。C型は普通の生活をしている限り感染しないので、その後は調べる必要はありません。B型はタイプによって慢性化しやすいものがあるので、時々調べてもいいかもしれません。(朝日新聞)
Jan 25, 2011 09:40

体内のウイルスはなくなる?
20代のB型肝炎のキャリアの女性からの質問です。体内ウイルスは自然になくなりますか。C型肝炎は体内から完全に排除できますが、B型は完全に排除できません。ただし、薬でウイルスを抑えて、血液中から検出できなくなるまでに減らすことはできます。90%の人は、肝機能の数値が正常のまま何も起こらないことが多いです。ただ、発がんの危険性があるので、年に1回は検査を受けましょう。(朝日新聞)
Jan 23, 2011 10:16

C型肝炎ウイルス
C型肝炎ウイルスのキャリアは200万人と言われています。1989年にC型肝炎が見つかって以降対策が採られ、20歳以下のキャリアは激減。C型肝炎は急性肝炎を起こすと約8割が慢性化します。C型肝炎はウイルスを完全に排除するためインターフェロンとリバビリンを併用して治療します。無治療だと15年で30~40%以上の確率でがんになりますが、治療の効果が出れば2%以下に抑えられます。キャリアと分かったら、治療をしておくと肝臓がんを防げます。(朝日新聞)
Jan 18, 2011 09:49

B型肝炎ウイルス
B型肝炎ウイルスの成人後の感染は以前は輸血が主な原因でしたが、今は検査しているのでなくなっています。ほかには性交渉や注射針刺し事故などがありますが、成人で感染してもキャリアにはなりません。ただし、最近日本でも増えてきた外国種のB型肝炎ウイルスはまれに成人でも慢性化するので注意が必要です。急性肝炎と違いキャリアの場合は通常、産道で感染する母子感染が主体となります。しかし、B型肝炎ウイルス陽性の妊婦から生まれる子どもへのワクチン接種が1986年から公費で行われ、母子感染もほとんどなくなりました。世界保健機関はすべての新生児にワクチン接種をすすめています。しかし英国と日本だけが行っていません。この点が若干まだ残された課題と思われます。(朝日新聞)
Jan 17, 2011 09:30

◆肝臓がん 肝炎の血液検査が重要
キャリアになると10~30年の間に炎症、線維化が進み、肝硬変、肝がんへと進みます。B、C型肝炎の患者さんを数ヶ月ごとに超音波と腫瘍マーカーで検査することで肝臓がんが早期で見つかります。早期がんは切除したりラジオ波を当てたりして根治的に治療できます。さらに再発予防の治療で肝臓がんによる死者を減らせます。日本の肝臓がんでの死者はわずかに低下傾向にありますが、まだまだ急には減りません。今後も対策が必要です。(朝日新聞)
Jan 13, 2011 09:48

◆肝臓がん
ウイルス性の慢性肝炎は肝臓がんになり、最終的に命を奪うということがわかっています。肝臓がんの患者のうち80%がC型、15%がB型肝炎ウイルスを持っています。肝臓がんになる危険性はC型肝炎はそうでない人の約500倍、B型では100倍高くなります。血液検査で肝炎ウイルス陽性の人を見つけ、がんを予防することが重要です。ウイルスは持続的に感染しているキャリアかを調べ、キャリアならC型はインターフェロンとリバビリンの併用療法、B型は核酸アナログというウイルスを抑える薬で治療します。(朝日新聞)
Jan 12, 2011 11:12

◆肝がんに腹腔鏡手術 5
東邦大学医療センター大森病院(東京都)の金子弘真教授は1993年に腹腔鏡手術を始めた。「患部を拡大して見ることができる。出血量や合併症も少ないことがわかってきた。患者の体に負担が少ない医療が保険適用で広まれば」と期待する。しかし必ずしも安全が完全に約束されているとは言えない。国立がん研究センターがん対策情報センターによると、肝がんの手術全体の死亡率は1~2%とされる。腹腔鏡は新しい技術で医師の力量が問われるだけに保険適用に慎重な意見もある。肝がん治療が専門の川﨑誠治順天堂大教授は「経験豊富な施設は問題ないだろう。ただ、経験の浅い医師と医療機関が準備不足のまま取り組んで事故を起こすことを懸念する」と話す。2002年に東京慈恵医大付属青戸病院(東京都)の患者死亡事件は前立腺がんの腹腔鏡手術で起こった。東京地裁は医師の経験の浅さや準備不足を指摘し、業務上過失致死罪に問われた3医師に有罪判決を下している。(朝日新聞)
Jun 28, 2010 09:15

◆肝がんに腹腔鏡手術 4

腹腔鏡手術は、モニターの映像を頼りに、腹腔内という狭い空間で器具を動かすため、大量出血の場合などでは高い技量が求められる。さらに肝臓には、動脈の一種で「門脈」と呼ばれる独特の血管が巡っている。そのため長年、肝臓を切る際は出血に備え、おなかを大きく切って開けて医師がよく見えるようにすべきだとされてきた。そうした中、2000年に左葉の「外側区域切除」と、それより小さくがんを切る「部分切除」が、入院や検査などは健康保険でカバーできる先進医療制度に認められてきた。止血器具も進歩。九州大、新潟大、大阪大、広島大、群馬大、琉球大など13施設に先進医療の取り組みが広がり、手術自体への保険適用に至った。(朝日新聞)

Jun 27, 2010 10:17

◆肝がんに腹腔鏡手術 3

腹腔鏡手術は、おなかを少し切って開けた複数の穴から管を入れてワイヤの先についたカメラや切除器具で肝臓を切除する。おなかに開けるのは1カ所が5ミリ~1センチほどで3~5カ所。中の様子を映し出すモニターの画面を見ながら医師が遠隔操作する。東京都内の40代の女性が受けたのは「腹腔鏡補助下手術」。穴のほかに、器具の動きを医師が目で確かめるため焼く7センチ切ったが、それでも15~20センチを3カ所切るような通常の手術より傷は小さく済んだ。また、がんが大きいと、切除する肝臓も大きくなり取り出すために7センチほどの傷跡が残る場合もある。執刀した若林剛教授は「女性にとって体の傷は大きな悩み。腹腔鏡手術はそうした悩みにこたえられる」と話す。

 

Jun 26, 2010 14:40

◆肝がんに腹腔鏡手術 2
東京都内の40代の女性は健康診断で受けた肝臓の検査で異常が見つかり、精密検査で2センチほどの肝内胆管がんと分かった。医師は肝臓の一部を切り取る手術を受けるよう勧めた。女性は手術が必要だと納得はしたが、「ボディービルが趣味で、おなかの筋肉を大きく切ることに抵抗があった」という。悩みながらインターネットで調べるうちに、腹腔鏡手術があるのを知った。国内有数の実績がある岩手医大を受診。途中で通常の外科手術に変更する場合があることを説明された上で入院し、肝臓の左葉と胆管を切除した。続く・・・・。(朝日新聞)
Jun 25, 2010 09:22

◆肝がんに腹腔鏡手術
肝がんの治療で、おなかに開けた小さな穴から入れたカメラや器具でがんを切る腹腔鏡手術が注目されている。血管が複雑に走る肝臓は安全面から、、おなかを大きく開けてよく見ながら手術するのが一般的だった。腹腔鏡手術は傷が小さく患者の負担が少ないのが魅力で4月から一部が保険適用された。器具の開発が普及を促したが、技術力が問われるだけに実績を確かめて慎重に病院を選ぶ必要がある。東京都内の40代の女性は一昨年に、肝内胆管がんで腹腔鏡手術を受けた。手術から11日目に退院。その2カ月後にはスポーツジム通いもできるようになった。いまは検査値も落ち着いてきているという。おなかの傷も「想像以上に小さかった」と喜ぶ。続く・・・。(朝日新聞)
Jun 24, 2010 18:10

◆苦渋伝えるのが使命
夜、部屋の明かりをつけたまま眠る。明かりを消せば、二度と目覚めないのではないかという恐怖からだ。2007年にミニドックで肝がんが見つかった。2001年の間に再発、再々発した。肝臓の3分の1を切除、がんに針を刺しラジオ波で焼く治療を続けた。二人の子どもが巣立ち、妻の薫さん(62)とのんびり暮らすつもりだったが、かなわなかった。枕に顔を押し付け泣く妻に「最後までやすらぎを与えることすらできない」と心の中で詫びた。「まさか自分が国を相手に裁判をするとは思わなかった」。昨年、余命3年と宣告された。病気を押して抗議行動の先頭に立つ。雨の中の厚生労働省前の座り込みでは、体調を崩してうずくまり、妻や仲間に介抱された。「患者の苦渋を伝えることが、国に命を区切られた自分の使命だと思う」。(朝日新聞)
Jun 08, 2010 09:11

◆息子の死、なぜ。 国との訴訟 解決待つ原告ら
11年前、32歳の長男毅さんが突然血を吐いた。「B型肝炎による肝がんで余命1週間」と診断され、25日後に亡くなった。夫はほどなく、うつ病になり入院した。「母子感染が原因と考えられる」と医師に説明された。毅さんもそう思い込んだまま亡くなった。「取り返しのつかないことをしてしまった」と自分を責めた。その後の検査で、自分も夫も感染していないことが分かった。息子はなぜ死ななければならなかったのか。苦しみながら、手探りで調べ、訴訟に加わった。墓参りのたび、「早く解決するよう後押ししてね」と話かける。「国の責任だったと息子に報告したい。裁判が長期化し、解決を見ずに亡くなる人がこれ以上増えないで欲しい」。提訴後死亡した原告は10人になる。
Jun 07, 2010 09:23

◆B型肝炎と闘う 国との訴訟 解決待つ原告ら
「勇気を持って明るく生きる」。昨年1月、がんの疑いが高いと診断され、日記に記した。翌月の手術の朝、「がんとの長い闘いが始まるが、決して負けない」と書いた。大学生協の専務理事として就職支援などを担当し、充実した日々だった。そんな生活が一変した。がんは再発し、1年間に84日間入院した。東京から横浜への通勤が難しくなり、転勤を願い出た。妻と2人の娘、愛犬との時間を大切にしたい。訴訟の解決を見届けたいと思う。国は、原告らが予防接種を受けたことの証明のため、母子手帳の提示を求める。「手帳の有無で命の線引きをしようというのか。大臣、あなた方は持っていますか」。5月18日、面談した長妻厚生労働相らに問うた。(朝日新聞)
Jun 06, 2010 09:40

◆C型肝炎とインターフェロン治療

C型肝炎にインターフェロンが承認され治療が始まったのは1992年。それまでは肝炎の症状を抑え肝臓をいたわる治療が主流だったが、インターフェロンが登場して、体からC型肝炎ウイルスを排除する「完治」が目標になった。しかし、当初はウイルスが消える患者の割合(著効率)が低かった。Aさんはウイルス遺伝子が治りにくいタイプでウイルス量も多い難治例。この場合の著効率は5%程度だった。ところが2004年に改良型のペグインターフェロンと抗ウイルス薬のリバビリンとの併用療法が承認され、治療成績が改善された。Aさんのような難治例でも著効率は50%程度になった。(朝日新聞)

 

Mar 26, 2010 08:38

◆インターフェロン治療
「肝がんになるのが怖かったので治療を続けました」 C型肝炎患者で三重県に住む60代の主婦Aさんは1年前までペグインターフェロンの注射と抗ウイルス薬による治療を受けた。治療後の検査で無事、C型肝炎ウイルスが消えたことが確認された。ここまでの道のりは長かった。肝炎ウイルス感染の原因と考えられるのが30年前に受けた輸血。1990年代前半からインターフェロン治療を受けてきたが、ウイルスは消えなかった。治療が改良されるごとに挑戦し、今回が8回目の治療だった。昔のインターフェロン治療は副作用が苦しかった。体がだるく、熱も出た。「つわりとインフルエンザが同時にきたみたい」と感じた。ただ、今回のペグンターフェロンは副作用はひどくなく、治療を終えることができた。(朝日新聞)
Mar 25, 2010 10:47

◆C型肝炎
全国で年間3万人余が亡くなる肝がん。その8割がC型肝炎ウイルス感染が原因とみられている。肝がんを予防するには、肝炎ウイルス検診を受け、感染していたら適切な治療を受けることが重要だ。1月には肝炎対策基本法が施行され、対策は国の責任と明示された。しかし、治療にはまだ課題も多い。(朝日新聞)
Mar 24, 2010 09:00

◆肝がん、移植の垣根低く
「移植を受けたことで、それまで沈みがちだった気持ちも前向きになった」 2年前に生体肝移植を受けた滋賀県の女性(60)はこう話し、11月に迫った娘(31)の出産を楽しみにしている。女性は2007年8月、京都大学病院で娘から肝臓の提供を受けた。2003年にC型肝炎と分かり肝硬変が悪化、肝がんにもなり、医師から「移植のほかに助かる道はない」と言われた。何も考えられない自分に代わって、娘が提供を申し出た。「お母さんにはまだやることが残っているでしょ」 いま肝がんの再発はない。C型肝炎ウイルスも消えた。ただ、最初は、迷いもあった。「自分の条件が、基準から外れていたので、大丈夫なのか不安はあった」という。肝がんに対して生体移植をするかどうかは「ミラノ基準」と呼ばれる世界基準をもとにする。基準では「がんは5センチ以下が1つ、あるいは3センチ以下が3個以内」という状態でなければ移植できない。ところが女性のがんは、大きさが4.9センチと1.2センチの2つで、基準外だった。幸い移植経験の豊富な京都大が、ミラノ基準から外れた患者も移植の対象にしようと、独自基準(京都基準)をつくった年だった。主治医の説明に納得して手術を受けたという。(朝日新聞)
Oct 18, 2009 09:19

肝炎の早期発見・早期治療が肝がん防止に
ウイルス性肝炎は、肝炎ウイルスによって肝臓の細胞が壊れていく病気で、悪化すると肝硬変、肝がんになることもあります。肝炎は気づかないうちに進行する病気で、B型・C型ウイルスの患者・感染者数は300万人を超えると推定され、国内最大の感染症とも言われています。肝炎ウイルス検査は、都道府県等の保健所や委託医療機関で原則、無料で受けられます。検査は、採血のみですから短時間で簡単に終わります。一生に一度は必ず検査を受けましょう。なお、すでに肝炎ウイルスに感染している方へは、国と都道府県が、肝炎の有力な治療法であるインターフェロン治療の負担額を軽減する助成を行っています。詳しくはお近くの保健所へお問い合わせください。
Apr 13, 2009 09:48

C型肝炎で飲酒 がんになりやすく 仕組み解明
飲酒でC型肝炎から肝臓がんがおこりやすくなるメカニズムが、米南カリフォルニア大の町田圭吾助教授らの研究グループによるマウス実験でわかった。C型肝炎とアルコール性肝障害を兼ねると、細菌毒素を引き寄せる体内の受容体が活発に働き、がん化を促した。米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。この受容体は、白血球などの細胞表面にあるTLR4 。アルコール性肝障害の患者はこの受容体にくっつく細菌毒素(エンドトキシン)が血液中に増える。C型肝炎の患者は肝臓でもこの受容体が増えることが知られていた。国内のC型肝炎の患者は約200万人。大量の飲酒を続けると、飲酒をしていない人に比べて数十倍、肝臓がんになりやすいという報告もある。(朝日新聞)
Mar 08, 2009 10:10


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