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先を見通して治療受けて
しかし抗ウイルス薬のリバビリンと組み合わせた療法が登場した2002年には20%に、ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法が始まった2005年には48%~55%と、成績が上昇した。2009年に治療期間が1年から最長1年半の延長が認められ、さらに10%ほど成績が上がると見込まれている。新薬のプロテアーゼ阻害剤「テラプレビル」も25日に保険適用された。従来の治療法と併用した治験では73%と、さらに成績が上がると期待されている。治療期間も半年と短い。ただ皮膚症状などの副作用が出やすく、熊田博光・虎の門病院分院院長は「皮膚科医の協力が得られる肝臓の専門医がいる施設での治療に限定される」という。こうした治療が効かなかったり、高齢で副作用に耐えられない場合は、グリチルリチン製剤やウルソデオキシコール酸など、肝機能の改善薬で肝硬変や肝がんへの進行を遅らせる対症療法が選ばれる。溝上さんは「今後、新しい薬が出ても、肝硬変まで進むと治りにくい。現在自覚症状がない場合も専門医にかかり、先を見通した治療を受けてほしい」としている。(朝日新聞・患者を生きる・感染症・C型肝炎・情報編 より)

Dec 02, 2011 09:21

肝がん発症を防ぐため
国内では年間3万人以上が肝がんで亡くなり、約8割がC型肝炎ウイルスが原因とされる。血液を通じて感染するため、輸血や血液製剤、注射器の使い回しなどの医療行為で感染が広がった。感染者は150万~200万人いるとみられている。国立国際医療研究センター肝炎・免疫研究センター長の溝上雅史さんによると、ウイルスに感染すると、約7割の人が約10~20年で肝硬変に、さらにその約7~8割が約10年で肝がんに進行する。慢性肝炎の治療の中心となっているインターフェロンは、体内からウイルスを排除することで炎症を抑え、肝硬変やがんへの進行を防ぐ効果がある。ただ、この効果はウイルスの型によって異なる。日本の患者の約7割が1b型という効きにくいタイプだ。そのため1b型でウイルス量が多い患者のうち、単独治療でウイルスを排除できたのは、インターフェロンが登場した1992年当時は約9%と低かった。(朝日新聞・患者を生きる・感染症・C型肝炎・情報編 より)
Dec 01, 2011 09:21

肝臓がんの全ゲノム解析
肝臓がんの全遺伝情報(ゲノム)を、国立がん研究センターと東京大先端科学技術研究センターが解読した。「国際がんゲノムコンソーシアム」の一環。C型肝炎に感染後、がんになった男性を調べた。今後は約500人の患者のゲノムを解析、肝臓がんに特有な異常を特定し、診断や治療の開発に役立てる。手術で摘出したがん組織のDNAを解析。白血球のDNAと比べると、がん組織の遺伝子の63カ所でDNAの構造や配列に異常が見つかった。細胞が異常に増殖してがんになるのを抑える遺伝子にも異常があった。(朝日新聞)
May 11, 2011 08:59

進化する肝臓がん治療
肝動脈にカテーテルを挿入し、抗がん剤をダイレクトに肝臓に送り込む「肝動注療法」ならば、肝機能がよければソラフェニブより高い確率での延命が可能と考えられます。さらに、従来の肝動注療法に改良を加えた「NEW-FP療法」を行った場合、平均生存期間は27ケ月、7割以上の患者さまで腫瘍の縮小が見られ、縮小後一時治癒まで得られる例も4割あります。肝動注療法、NEW-FP療法とも高度な技術と専門知識が必要なため、どこの病院でも受けられるわけではありません。しかし着実に普及していますので、かかりつけの病院で「治療不可能」と診断されても、決してあきらめていけません。肝臓がんと診断された場合は、専門医とじっくり相談し、最適な治療法を選択してください。(朝日新聞)
Mar 31, 2011 09:07

肝臓がん治療法
肝臓がんの治療法として、外科手術による腫瘍の切除、ラジオ波による焼灼(しょうしゃく)など、いくつかの選択肢があります。ただ、腫瘍が一定以上に大きくなり血管のなかにがんが入り込む「進行肝細胞がん」の場合、切除や焼灼、肝動脈塞栓は困難。そのため、分子標的薬の「ソラフェニブ」が欧米では標準の治療薬になっていますが、この薬は「がんの進行を抑える薬」であって、「治す薬」ではないとされており、患者さまの平均生存期間は10カ月前後です。(朝日新聞)
Mar 30, 2011 09:19

インターフェロン療法
C型肝炎感染が確認された場合、インターフェロンによる治療を行います。日本人に多いのは、従来のインターフェロンが効きにくいとされたC型肝炎ですが、治療ガイドラインや治療薬が年々進歩しており、5割以上の患者さまでウイルスを排除できるようになりました。また効きやすいタイプでは8割の患者さまがウイルスを排除できています。現在はインターフェロン治療に対する助成金制度もあり、経済的負担も軽くなっています。(朝日新聞)
Mar 29, 2011 09:28

肝臓がんを防ぐ方法
肝臓がんを防ぐ最善の方法は、肝硬変やがんに移行する前に肝炎を発見し、適切な治療を受けることです。肝炎ウイルスへの感染は簡単な血液検査で調べることができますから、30歳以上の方は、各地域の保健所やかかりつけの医療機関等で肝炎の検査を受けるようにしてください。(朝日新聞)
Mar 28, 2011 09:21

肝臓がんの主原因 2
B型肝炎は母子感染が慢性化の主な原因(ワクチン投与で最近は多くの患者さまで予防されています)、健康な大人が感染しても、一部の例外を除き慢性化するケースは少数です。肝臓がんの原因としては全体の10%程度ですが、肝硬変に移行することなくがん化することもあるため警戒が必要です。最近は脂肪性肝炎など肝炎ウイルス以外の原因も増えてきています。(朝日新聞)
Mar 27, 2011 09:16

肝臓がんの主原因
肝臓がんの主な原因は、C型・B型肝炎の持続感染です。日本では、C型肝炎が20~25年ほどかけて肝硬変に移行し、がん化するケースが全体の約75%を占めています。C型肝炎ウイルスは、25年前に発見されたウイルスでそれ以前に行われた輸血などの医療行為、その後も薬物乱用による注射器の使い回し、入れ墨などが感染ルートに考えられていますが、明らかな原因が分からないこともあります。筑後地方にC型肝炎が多い原因の一つとして、日本住血吸虫(現在は存在しません)の多棲も指摘されています。(朝日新聞)
Mar 26, 2011 11:20

併用療法での完治とは
ペグインターフェロンとリバビリンの併用療法で治療を終えて24週後に、血液検査でC型肝炎ウイルスが消えていれば、完治と考えます。完治すると、硬くなっていた肝臓はゆっくりと元の柔らかい状態に戻り、肝がんを発症する確率も大幅に低下します。ただし、治療前に小さながんができている場合もあります。そこで完治後も定期的に血液検査やエコーなどの画像検査を受けて、肝がんを発症していないかチェックしてもらうことが大切です。(朝日新聞)
Feb 13, 2011 11:13

医療費助成制度
C型肝炎の根治を目指すインターフェロン治療を受ける場合、入院費、薬剤費、診察費などの自己負担の上限額が、原則1万円(所得の多い人の世帯は2万円)となります。この制度を利用するためには、所定の書類をそろえて保健所に申請する必要があります。申請が認められると、受給者証が交付され、治療の際にそれを医療機関の窓口に提出する仕組です。医学的に有効な場合は、再治療でも助成を受けることができます。(朝日新聞)
Feb 10, 2011 09:54

インターフェロン治療

C型慢性肝炎の人は、肝硬変や肝がんにならないうちに、インターフェロン(注射薬)を使った治療でC型肝炎ウイルスを排除することが原則です。インターフェロン治療は1992年に始まりましたが、治療法は大きく進歩しています。まずリバビリン(飲み薬)と併用すると効果が高まることが分かりました。その後、それまで週3回必要だった注射が週1回ですむペグインターフェロンも使われるようになりました。現在ではペグインターフェロンとリバビリンの併用療法が、標準の治療法として定着しています。(朝日新聞)

 

Feb 09, 2011 09:57

C型肝炎ウイルスの感染経路
C型肝炎は血液を介して感染します。1992年以前に輸血を受けた人、大きな手術を受けた人、出産時に大量出血した人などは、感染の可能性があるので、感染の有無を調べる血液検査を受けましょう。なお、現在は対策が取られたので、輸血での感染は心配いりません。母子感染はゼロではありませんが、少ないと考えられます。夫婦間の感染もまれです。食器の共用や入浴など、日常生活で感染することはありません。(朝日新聞)
Feb 07, 2011 09:48

肝がん 線維化の程度
線維化の程度は血小板が目安で、10万以下なら肝硬変の可能性が高いと考えられます。線維化の進んだ人、高齢者、お酒をたくさん飲む人、ALTの高い人、肥満や糖尿病のある人、肝臓に鉄分がたまっている人などは、C型肝炎の中でも肝がんを発症しやすい人です。C型肝炎の人は肝臓に鉄分がたまりやすいので、鉄分を控えめにした食事が適しています。肝がんの治療法はいろいろありますが、肝臓やがんの状態によって使い分けます。よく使われるのは、切除手術、ラジオ波焼灼術、肝動脈塞栓術、分子標的治療薬です。(朝日新聞)
Feb 05, 2011 11:10

肝硬変、肝がんへと進む危険
近畿各県は肝がんで亡くなる人の多い地域です。肝がんの原因となるC型肝炎の人が多いと考えられています。C型肝炎ウイルスに感染すると、約3割の人は自然にウイルスが排除されて治りますが、約7割の人は慢性肝炎となります。慢性肝炎になると次第に肝臓が悪くなります。これを線維化といいます。線維化の程度が進むにつれて肝がんを発症しやすくなり、肝硬変にまで進むと年間約8%の割合で肝がんを発症します。これは10年で80%の人が肝がんになることを意味する数字です。(朝日新聞)
Feb 04, 2011 09:52

肝がん医療巡り専門医が講演
「きっとかなう夢のために肝がんの不安がなくなる世の中を目指して」と題した「肝臓医療講演」が5日、福岡市博多区博多駅前2丁目の福岡ファッションビルである。無料。北海道の医師を中心とする「肝がん検診団」などの主催で、B型肝炎訴訟の九州原告団の後援。当日は午前9時半開場。第一部は午前10時から、札幌緑愛病院の川西輝明・肝臓センター所長が「ウイルス性肝炎の最新治療と肝炎対策の現状について」と題して講演する。第二部は「歌の集い」。ギターの弾き語りなども予定する。(朝日新聞)
Feb 03, 2011 10:11

肝がんの7~8割はC型肝炎が原因
肝がんは原因の7~8割をC型肝炎が占めています。C型肝炎を治療してC型肝炎ウイルスを排除すれば、肝がんになる確率を大幅に下げることができます。治療法が進歩し、多くの人がC型肝炎ウイルスの排除に成功しています。C型肝炎ウイルスに感染しても自覚症状はありません。そこで、感染の有無を血液検査で確かめることが大切です。この検査は保健所や多くの医療機関において無料で受けることができるので、ぜひ利用していただければと思います。(朝日新聞)
Feb 02, 2011 09:48

200万人弱がC型肝炎ウイルスに感染
日本では150~200万人の人がC型肝炎ウイルスに感染していると考えられています。C型肝炎は治療しないで放置すると、肝硬変、肝がんへと病気が進む危険があります。しかし、治療方法も進歩し、多くの人が治るようになりました。厚生労働省もC型肝炎を大きな社会問題として捉え、医療費助成制度を充実させています。C型肝炎ウイルスを排除し、肝がんを予防することが大切です。(朝日新聞)
Jan 30, 2011 11:07

肝炎・肝臓がんはどんな検診態勢?
多くの自治体がB型、C型肝炎ウイルスの検査の公費助成をしています。40歳や45歳で必ず1回はチェックしましょう。C型は普通の生活をしている限り感染しないので、その後は調べる必要はありません。B型はタイプによって慢性化しやすいものがあるので、時々調べてもいいかもしれません。(朝日新聞)
Jan 25, 2011 09:40

体内のウイルスはなくなる?
20代のB型肝炎のキャリアの女性からの質問です。体内ウイルスは自然になくなりますか。C型肝炎は体内から完全に排除できますが、B型は完全に排除できません。ただし、薬でウイルスを抑えて、血液中から検出できなくなるまでに減らすことはできます。90%の人は、肝機能の数値が正常のまま何も起こらないことが多いです。ただ、発がんの危険性があるので、年に1回は検査を受けましょう。(朝日新聞)
Jan 23, 2011 10:16

C型肝炎ウイルス
C型肝炎ウイルスのキャリアは200万人と言われています。1989年にC型肝炎が見つかって以降対策が採られ、20歳以下のキャリアは激減。C型肝炎は急性肝炎を起こすと約8割が慢性化します。C型肝炎はウイルスを完全に排除するためインターフェロンとリバビリンを併用して治療します。無治療だと15年で30~40%以上の確率でがんになりますが、治療の効果が出れば2%以下に抑えられます。キャリアと分かったら、治療をしておくと肝臓がんを防げます。(朝日新聞)
Jan 18, 2011 09:49

B型肝炎ウイルス
B型肝炎ウイルスの成人後の感染は以前は輸血が主な原因でしたが、今は検査しているのでなくなっています。ほかには性交渉や注射針刺し事故などがありますが、成人で感染してもキャリアにはなりません。ただし、最近日本でも増えてきた外国種のB型肝炎ウイルスはまれに成人でも慢性化するので注意が必要です。急性肝炎と違いキャリアの場合は通常、産道で感染する母子感染が主体となります。しかし、B型肝炎ウイルス陽性の妊婦から生まれる子どもへのワクチン接種が1986年から公費で行われ、母子感染もほとんどなくなりました。世界保健機関はすべての新生児にワクチン接種をすすめています。しかし英国と日本だけが行っていません。この点が若干まだ残された課題と思われます。(朝日新聞)
Jan 17, 2011 09:30

◆肝臓がん 肝炎の血液検査が重要
キャリアになると10~30年の間に炎症、線維化が進み、肝硬変、肝がんへと進みます。B、C型肝炎の患者さんを数ヶ月ごとに超音波と腫瘍マーカーで検査することで肝臓がんが早期で見つかります。早期がんは切除したりラジオ波を当てたりして根治的に治療できます。さらに再発予防の治療で肝臓がんによる死者を減らせます。日本の肝臓がんでの死者はわずかに低下傾向にありますが、まだまだ急には減りません。今後も対策が必要です。(朝日新聞)
Jan 13, 2011 09:48

◆肝臓がん
ウイルス性の慢性肝炎は肝臓がんになり、最終的に命を奪うということがわかっています。肝臓がんの患者のうち80%がC型、15%がB型肝炎ウイルスを持っています。肝臓がんになる危険性はC型肝炎はそうでない人の約500倍、B型では100倍高くなります。血液検査で肝炎ウイルス陽性の人を見つけ、がんを予防することが重要です。ウイルスは持続的に感染しているキャリアかを調べ、キャリアならC型はインターフェロンとリバビリンの併用療法、B型は核酸アナログというウイルスを抑える薬で治療します。(朝日新聞)
Jan 12, 2011 11:12

◆肝がんに腹腔鏡手術 5
東邦大学医療センター大森病院(東京都)の金子弘真教授は1993年に腹腔鏡手術を始めた。「患部を拡大して見ることができる。出血量や合併症も少ないことがわかってきた。患者の体に負担が少ない医療が保険適用で広まれば」と期待する。しかし必ずしも安全が完全に約束されているとは言えない。国立がん研究センターがん対策情報センターによると、肝がんの手術全体の死亡率は1~2%とされる。腹腔鏡は新しい技術で医師の力量が問われるだけに保険適用に慎重な意見もある。肝がん治療が専門の川﨑誠治順天堂大教授は「経験豊富な施設は問題ないだろう。ただ、経験の浅い医師と医療機関が準備不足のまま取り組んで事故を起こすことを懸念する」と話す。2002年に東京慈恵医大付属青戸病院(東京都)の患者死亡事件は前立腺がんの腹腔鏡手術で起こった。東京地裁は医師の経験の浅さや準備不足を指摘し、業務上過失致死罪に問われた3医師に有罪判決を下している。(朝日新聞)
Jun 28, 2010 09:15

◆肝がんに腹腔鏡手術 4

腹腔鏡手術は、モニターの映像を頼りに、腹腔内という狭い空間で器具を動かすため、大量出血の場合などでは高い技量が求められる。さらに肝臓には、動脈の一種で「門脈」と呼ばれる独特の血管が巡っている。そのため長年、肝臓を切る際は出血に備え、おなかを大きく切って開けて医師がよく見えるようにすべきだとされてきた。そうした中、2000年に左葉の「外側区域切除」と、それより小さくがんを切る「部分切除」が、入院や検査などは健康保険でカバーできる先進医療制度に認められてきた。止血器具も進歩。九州大、新潟大、大阪大、広島大、群馬大、琉球大など13施設に先進医療の取り組みが広がり、手術自体への保険適用に至った。(朝日新聞)

Jun 27, 2010 10:17

◆肝がんに腹腔鏡手術 3

腹腔鏡手術は、おなかを少し切って開けた複数の穴から管を入れてワイヤの先についたカメラや切除器具で肝臓を切除する。おなかに開けるのは1カ所が5ミリ~1センチほどで3~5カ所。中の様子を映し出すモニターの画面を見ながら医師が遠隔操作する。東京都内の40代の女性が受けたのは「腹腔鏡補助下手術」。穴のほかに、器具の動きを医師が目で確かめるため焼く7センチ切ったが、それでも15~20センチを3カ所切るような通常の手術より傷は小さく済んだ。また、がんが大きいと、切除する肝臓も大きくなり取り出すために7センチほどの傷跡が残る場合もある。執刀した若林剛教授は「女性にとって体の傷は大きな悩み。腹腔鏡手術はそうした悩みにこたえられる」と話す。

 

Jun 26, 2010 14:40

◆肝がんに腹腔鏡手術 2
東京都内の40代の女性は健康診断で受けた肝臓の検査で異常が見つかり、精密検査で2センチほどの肝内胆管がんと分かった。医師は肝臓の一部を切り取る手術を受けるよう勧めた。女性は手術が必要だと納得はしたが、「ボディービルが趣味で、おなかの筋肉を大きく切ることに抵抗があった」という。悩みながらインターネットで調べるうちに、腹腔鏡手術があるのを知った。国内有数の実績がある岩手医大を受診。途中で通常の外科手術に変更する場合があることを説明された上で入院し、肝臓の左葉と胆管を切除した。続く・・・・。(朝日新聞)
Jun 25, 2010 09:22

◆肝がんに腹腔鏡手術
肝がんの治療で、おなかに開けた小さな穴から入れたカメラや器具でがんを切る腹腔鏡手術が注目されている。血管が複雑に走る肝臓は安全面から、、おなかを大きく開けてよく見ながら手術するのが一般的だった。腹腔鏡手術は傷が小さく患者の負担が少ないのが魅力で4月から一部が保険適用された。器具の開発が普及を促したが、技術力が問われるだけに実績を確かめて慎重に病院を選ぶ必要がある。東京都内の40代の女性は一昨年に、肝内胆管がんで腹腔鏡手術を受けた。手術から11日目に退院。その2カ月後にはスポーツジム通いもできるようになった。いまは検査値も落ち着いてきているという。おなかの傷も「想像以上に小さかった」と喜ぶ。続く・・・。(朝日新聞)
Jun 24, 2010 18:10

◆苦渋伝えるのが使命
夜、部屋の明かりをつけたまま眠る。明かりを消せば、二度と目覚めないのではないかという恐怖からだ。2007年にミニドックで肝がんが見つかった。2001年の間に再発、再々発した。肝臓の3分の1を切除、がんに針を刺しラジオ波で焼く治療を続けた。二人の子どもが巣立ち、妻の薫さん(62)とのんびり暮らすつもりだったが、かなわなかった。枕に顔を押し付け泣く妻に「最後までやすらぎを与えることすらできない」と心の中で詫びた。「まさか自分が国を相手に裁判をするとは思わなかった」。昨年、余命3年と宣告された。病気を押して抗議行動の先頭に立つ。雨の中の厚生労働省前の座り込みでは、体調を崩してうずくまり、妻や仲間に介抱された。「患者の苦渋を伝えることが、国に命を区切られた自分の使命だと思う」。(朝日新聞)
Jun 08, 2010 09:11

◆息子の死、なぜ。 国との訴訟 解決待つ原告ら
11年前、32歳の長男毅さんが突然血を吐いた。「B型肝炎による肝がんで余命1週間」と診断され、25日後に亡くなった。夫はほどなく、うつ病になり入院した。「母子感染が原因と考えられる」と医師に説明された。毅さんもそう思い込んだまま亡くなった。「取り返しのつかないことをしてしまった」と自分を責めた。その後の検査で、自分も夫も感染していないことが分かった。息子はなぜ死ななければならなかったのか。苦しみながら、手探りで調べ、訴訟に加わった。墓参りのたび、「早く解決するよう後押ししてね」と話かける。「国の責任だったと息子に報告したい。裁判が長期化し、解決を見ずに亡くなる人がこれ以上増えないで欲しい」。提訴後死亡した原告は10人になる。
Jun 07, 2010 09:23

◆B型肝炎と闘う 国との訴訟 解決待つ原告ら
「勇気を持って明るく生きる」。昨年1月、がんの疑いが高いと診断され、日記に記した。翌月の手術の朝、「がんとの長い闘いが始まるが、決して負けない」と書いた。大学生協の専務理事として就職支援などを担当し、充実した日々だった。そんな生活が一変した。がんは再発し、1年間に84日間入院した。東京から横浜への通勤が難しくなり、転勤を願い出た。妻と2人の娘、愛犬との時間を大切にしたい。訴訟の解決を見届けたいと思う。国は、原告らが予防接種を受けたことの証明のため、母子手帳の提示を求める。「手帳の有無で命の線引きをしようというのか。大臣、あなた方は持っていますか」。5月18日、面談した長妻厚生労働相らに問うた。(朝日新聞)
Jun 06, 2010 09:40

◆C型肝炎とインターフェロン治療

C型肝炎にインターフェロンが承認され治療が始まったのは1992年。それまでは肝炎の症状を抑え肝臓をいたわる治療が主流だったが、インターフェロンが登場して、体からC型肝炎ウイルスを排除する「完治」が目標になった。しかし、当初はウイルスが消える患者の割合(著効率)が低かった。Aさんはウイルス遺伝子が治りにくいタイプでウイルス量も多い難治例。この場合の著効率は5%程度だった。ところが2004年に改良型のペグインターフェロンと抗ウイルス薬のリバビリンとの併用療法が承認され、治療成績が改善された。Aさんのような難治例でも著効率は50%程度になった。(朝日新聞)

 

Mar 26, 2010 08:38

◆インターフェロン治療
「肝がんになるのが怖かったので治療を続けました」 C型肝炎患者で三重県に住む60代の主婦Aさんは1年前までペグインターフェロンの注射と抗ウイルス薬による治療を受けた。治療後の検査で無事、C型肝炎ウイルスが消えたことが確認された。ここまでの道のりは長かった。肝炎ウイルス感染の原因と考えられるのが30年前に受けた輸血。1990年代前半からインターフェロン治療を受けてきたが、ウイルスは消えなかった。治療が改良されるごとに挑戦し、今回が8回目の治療だった。昔のインターフェロン治療は副作用が苦しかった。体がだるく、熱も出た。「つわりとインフルエンザが同時にきたみたい」と感じた。ただ、今回のペグンターフェロンは副作用はひどくなく、治療を終えることができた。(朝日新聞)
Mar 25, 2010 10:47

◆C型肝炎
全国で年間3万人余が亡くなる肝がん。その8割がC型肝炎ウイルス感染が原因とみられている。肝がんを予防するには、肝炎ウイルス検診を受け、感染していたら適切な治療を受けることが重要だ。1月には肝炎対策基本法が施行され、対策は国の責任と明示された。しかし、治療にはまだ課題も多い。(朝日新聞)
Mar 24, 2010 09:00

◆肝がん、移植の垣根低く
「移植を受けたことで、それまで沈みがちだった気持ちも前向きになった」 2年前に生体肝移植を受けた滋賀県の女性(60)はこう話し、11月に迫った娘(31)の出産を楽しみにしている。女性は2007年8月、京都大学病院で娘から肝臓の提供を受けた。2003年にC型肝炎と分かり肝硬変が悪化、肝がんにもなり、医師から「移植のほかに助かる道はない」と言われた。何も考えられない自分に代わって、娘が提供を申し出た。「お母さんにはまだやることが残っているでしょ」 いま肝がんの再発はない。C型肝炎ウイルスも消えた。ただ、最初は、迷いもあった。「自分の条件が、基準から外れていたので、大丈夫なのか不安はあった」という。肝がんに対して生体移植をするかどうかは「ミラノ基準」と呼ばれる世界基準をもとにする。基準では「がんは5センチ以下が1つ、あるいは3センチ以下が3個以内」という状態でなければ移植できない。ところが女性のがんは、大きさが4.9センチと1.2センチの2つで、基準外だった。幸い移植経験の豊富な京都大が、ミラノ基準から外れた患者も移植の対象にしようと、独自基準(京都基準)をつくった年だった。主治医の説明に納得して手術を受けたという。(朝日新聞)
Oct 18, 2009 09:19

肝炎の早期発見・早期治療が肝がん防止に
ウイルス性肝炎は、肝炎ウイルスによって肝臓の細胞が壊れていく病気で、悪化すると肝硬変、肝がんになることもあります。肝炎は気づかないうちに進行する病気で、B型・C型ウイルスの患者・感染者数は300万人を超えると推定され、国内最大の感染症とも言われています。肝炎ウイルス検査は、都道府県等の保健所や委託医療機関で原則、無料で受けられます。検査は、採血のみですから短時間で簡単に終わります。一生に一度は必ず検査を受けましょう。なお、すでに肝炎ウイルスに感染している方へは、国と都道府県が、肝炎の有力な治療法であるインターフェロン治療の負担額を軽減する助成を行っています。詳しくはお近くの保健所へお問い合わせください。
Apr 13, 2009 09:48

C型肝炎で飲酒 がんになりやすく 仕組み解明
飲酒でC型肝炎から肝臓がんがおこりやすくなるメカニズムが、米南カリフォルニア大の町田圭吾助教授らの研究グループによるマウス実験でわかった。C型肝炎とアルコール性肝障害を兼ねると、細菌毒素を引き寄せる体内の受容体が活発に働き、がん化を促した。米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。この受容体は、白血球などの細胞表面にあるTLR4 。アルコール性肝障害の患者はこの受容体にくっつく細菌毒素(エンドトキシン)が血液中に増える。C型肝炎の患者は肝臓でもこの受容体が増えることが知られていた。国内のC型肝炎の患者は約200万人。大量の飲酒を続けると、飲酒をしていない人に比べて数十倍、肝臓がんになりやすいという報告もある。(朝日新聞)
Mar 08, 2009 10:10


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